ドラゴン娘を侍らせる!?   作:気まぐれな富士山

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2023/3/15 コメントでご指摘いただいた内容を変更いたしました。


第三話 生徒会長の座をかけて

 

前回、なんやかんやで侵略者を撃退した勝太郎!

 

新しいヒロイン、メガとギャイが決闘者生徒会に加わり、本格的に生徒会が動き始めていた!

 

が、しかし!

 

「流星アーシュ!キサマに決闘を申し込む!」

「え、えぇーーーっ!?」

 

一体、何があったのか!?

 

 

 

 

事の発端は、メガの暴走事件があった三日後のこと。

 

「それじゃあ改めましてよろしくお願いします。地封院さん、真久間さん。」

「ギャイでええで。」

「ボクもメガでいいよ!」

「じゃ、じゃあ、ギャイちゃんとメガちゃんで……………」

 

すっかりみんな名前で呼ぶようになり、生徒会の仕事をしようとしたその時だった。

 

「頼もーーーう!」ガララッ!

「うおっ!?な、なんだ!?」

「流星アーシュ!キサマに生徒会長は務まらん!」

 

いきなり生徒会室に入ってきた、どう見ても高校生には見えない少女。

 

「おっと、自己紹介がまだだったな。わらわの名は……………」

「知ってるよ。熊田さん…………だよね?」

「なっ!?キサマ、なぜわらわの名前を知って…………!?」

「クラスメイトの名前くらい覚えてるよ。俺、切札勝太郎。よろしく。」

「く、熊田すずだ!よろしく…………ってそうではない!」

 

生徒会室の前で仁王立ちし、アーシュに指を指すすず。

 

「流星アーシュ!キサマに決闘を申し」

「アラ〜?どうしてチビッコがココにいるの?」

 

唐突に現れた褐色肌の高身長女子。

 

「な、なんだキサマ!」

「あ、アラ?ニホンゴを間違えちゃったワ。ロリっ子?クソガキ?ガキンチョ?あ!小学生!」

「な、ななな…………!キサマ!わらわを侮辱するかーーー!」

「フフフ、子猫みたいネ〜♪」

「っ!このっ…………!!」

 

頭を撫でられ、プッツンしてしまったすずは、その低身長を活かした素早い動きで目潰しを決めようとする。

が、しかし。

 

「オラァッ!!」

「ぷぎゃっ!?うぅううう…………がくっ。」

「く、熊田さん!?大丈夫!?」

「アラ?ゴメンナサイ!……昔の癖が抜けなくて。」

「昔?もしかして転校生とか?」

「ソウデス!朕はサーヴァ・K・ゼオス。少し遅れてニュウガクすることになった、リュウガクセイよ。まだ日本語に慣れてなくて、学校で迷子ダッタの。一年二組はどこカシラ?」

「私たちの同じクラスですね。でしたら、案内します。」

「助かるワ〜!」

「てか、予鈴なったしそろそろ行こーよ。」

 

予鈴を聞き、床でプルプルと震えるすずを放っていこうとする4人。

 

「熊田さん立てる?大丈夫?」

「っ!キサマの手は借りぬ!」

 

勝太郎の差し伸べた手を振り払い、走っていくすず。

 

「あ……………行っちゃった。ん?これ、生徒手帳?後で届けてあげるか。」

 

 

 

 

一限後、すずの元に寄る勝太郎。

 

「熊田さん。ちょっといい?」

「……………何だキサマ。馴れ馴れしいぞ。」

「同じクラスメイトだから仲良くしたいってだけなんだけどな……………はいこれ。さっき落としてたよ。」

「あっ、わらわの生徒手帳……………ふ、フン!感謝しておこう。」

「なんか、熊田さんって不器用だけど真面目だよね。ノートもすごい綺麗だし。」

「手を抜くのが嫌いなだけだ。」

「なんで流星さんに敵対してるか、聞いてもいい?」

「……………わらわのプライドの問題だ。わらわを超えて主席、おまけに生徒会長の座まで奪われるなんて、天才美少女たるわらわが許せるはずなかろう!」

「でも、次席だってすごいと思うよ。俺はギリギリだったし、それに比べたら熊田さんはすごいよ。」

「笑わせるな!キサマにとってはすごくても、わらわにとっては重要な問題なのだ!って、また流星アーシュに渡しそびれた!」

「俺渡しとこうか?席隣だし。次の移動教室も同じだからさ。」

「フム………まぁそれもいいだろう。ほら、ちゃんと渡しておけよ。」

 

別の教室に移動し、アーシュにすずからの果たし状を渡す。

 

「流星さん、これ。熊田さんから果たし状だって。」

「果たし状!?わ、私何されちゃうの!?」

「大丈夫じゃない?熊田さんも悪い人じゃないから。」

「で、でもぉ………………」

 

あっけらかんとしてる勝太郎をよそにアーシュは果たし状を不安そうに鞄にしまうのだった。

 

 

 

 

「命令通り来たようだな。」

「あの………それで、勝負って何をするんですか?」

「決まっている!白黒はっきりつけるのにちょうどいい方法……………デュエマで勝負だ!」

「え?デュエマ?」

「流星アーシュ!貴様に決闘(デュエル)を申し込む!」

「え、えぇーーーっ!?」

「わらわが勝ったら、生徒会長の座をいただくぞ!」

 

デッキケースを見せつけ、高らかに宣戦布告をするすず。しかし……………………

 

「あの……………ごめんなさい!私、デッキ持ってなくて………………………」

「なっ…………!?キサマ!それで本当に生徒会長をやる気があるのか!?」

「やる気なんて無いですよ!生徒会長の仕事だって押し付けられただけだし……………生徒会長がやりたいならお譲りします!私はちっともやりたくなんて無いんだから!」

「は!?そ、それではなんだか釈然としない気が……………!」

「おーい流星さーん。先生が呼んで……………何してるの?」

「き、切札くん!」

「む、何でキサマが……………そうだ!キサマが流星アーシュの代わりにデュエルしろ!」

「へ!?いやだから、生徒会長がやりたいなら譲るって……………………」

「デュエルならいくらでもいいよ!俺もちょうど今朝完成したデッキがあるから!」

「ならば、早速勝負だ!」

「私の意思はーーーー!?」

 

    特攻め!ハチ公!

         先行 切札勝太郎

 

          v s

 

 

    侵略のデッドダムド!

         後攻 熊田すず

 

 

そして始まったすずvs勝太郎のデュエル!

序盤。すずは《天災 デドダム》で墓地とマナのリソースを確保する!

 

勝太郎 4ターン目

 

「俺のターン!ドロー!4マナで《特攻の忠犬 ハチ公》を召喚!」

『やってやるぜ!アオーーン!!』

 

《特攻の忠犬 ハチ公》

火文明 クリーチャー 4コスト

フレイム・コマンド/フレイム・モンスター/ハンター

パワー 3000

 

「ハチ公でシールドをブレイク!」

『噛み砕く!ガウゥッ!』

 

すず

シールド5→4

 

「シールドチェック!無しだ。」

「攻撃の終わりにハチ公の効果を発動!攻撃の終わりにガチンコ・ジャッジだ!」

 

「「ガチンコ!ジャッジ!」」

 

すず

天災 デドダム 3コスト

 

勝太郎

轟く侵略 レッドゾーン 6コスト

 

「ガチンコ・ジャッジに勝ったからデッキからもう一体ハチ公を呼び出すぜ!」

「なんだと!?」

『アオーーーン!!』

「行けハチ公その2!シールドブレイクだ!」

 

すず

シールド4→3

 

「し、シールドチェック!な、無い!」

「もう一度ガチンコ・ジャッジ!」

 

「「ガチンコ!ジャッジ!」」

 

すず

フェアリー・Re・ライフ 2コスト

 

勝太郎

熱血龍 バトクロス・バトル 8コスト

 

「もう一体ハチ公だ!ハチ公その3でシールドブレイク!」

 

すず

シールド3→2

 

「頼む頼むS・トリガー………!無い…………」

「ガチンコ・ジャッジだ!」

 

「「ガチンコ!ジャッジ!」」

 

すず

S級不死 デッドゾーン 6コスト

 

勝太郎

閃光の守護者 ホーリー 9コスト

 

「もう一体ハチ公を召喚だ!ハチ公その4でシールドを攻撃!」

 

すず

シールド2→1

 

「シールドチェック…………来た!デーモン・ハンドで、今攻撃が終わったハチ公を破壊!これでガチンコ・ジャッジはできまい!」

「止められたか…………やるね。」

 

すず 4ターン目

 

「わらわのターン!わらわは虹速ザ・ヴェルデを召喚!ヴェルデでハチ公を攻撃!その時、マナのデッドダムドの効果を発動!マナから侵略する!」

「マナから侵略だって!?」

 

種族・侵略者がもつ特殊能力《侵略》。

自身のクリーチャーが攻撃する時に重ねて進化することができる。

基本的に侵略は手札のみで発動できるが、デッドダムドの特殊能力《SSS級侵略『天災』》により、マナ、墓地、手札、フィールドのどこからでも侵略できるのだ。

 

「次元を超えて現れよ!世界を破壊する天災よ!これがわらわの切り札!SSS級天災 デッドダムド!」

『世界よ…………恐れよ!!』

 

《SSS級天災 デッドダムド》

多色:水・自然・闇文明 進化クリーチャー 8コスト

トリニティ・コマンド/S級侵略者

パワー 11000

W・ブレイカー

 

「デッドダムドでハチ公を破壊!ディザステクションアタック!!」

 

勝太郎フィールド

ハチ公 4→3

 

「デドダムでハチ公を攻撃!その時、フィールドの《SSS級天災 デッドダムド》のSSS級侵略を再び発動!」

「ぐっ……………!だけど、ハチ公は1体残る!」

「まだわらわの宣言は終わってないぞ!墓地にいるデッドダムドのSSS級侵略を重ね掛けだ!」

「何!?デドダムに2体のデッドダムドが侵略だと!?」

「これで効果待機が発生する!ハチ公2体を墓地に送る!そしてデッドダムドでハチ公を破壊!」

 

これでフィールドにハチ公はいなくなる。

 

「これでわらわはターンエンド。どうだ!逆転したぞ!ハチ公はもう4体倒したから、キサマはもうハチ公を出せない!わらわの勝利は決まったな!」

「フフフ…………それはどうかな?」

「何だと……?この後に及んで何ができる!」

「勝負は最後までわからない。このドローで、全部がひっくり返るかもしれない!」

 

その狂気的なまでの笑みに圧倒されるすず。

 

(な、流されるな!ただのブラフだ。この状況がわらわに有利なのは間違いない!)

「俺のターン!ドロー!!」

 

ここを間違えれば次はない。

間違いなくラストターンになる予感が両者に走る。

 

「俺は手札から、《特攻の忠犬 ハチ公》を召喚!」

「なんだと!?ルール違反だぞ!デッキに入れれるカードは一種類につき4枚まで!デュエマのき基本だ!」

「ハチ公の効果をよく見な!」

 

《特攻の忠犬 ハチ公》

・このカードは4枚より多くデッキに入れることができる。

 

「俺のデッキには、10枚のハチ公が入ってるんだぜ!」

「な、何だって!?」

「シールドブレイク!!」

 

すず

シールド1→0

 

「さぁ行くぜ!ガチンコ・ジャッジだ!」

「ぐぬぬ………!!しかし!ここで勝てばいいだけだ!」

 

運命のガチンコ・ジャッジの幕が、落とされた!

 

「「ガチンコ!ジャッジ!!」」

 

すず

SSS級天災デッドダムド 8コスト

 

勝太郎

逆転王女プリン 5コスト

 

「や、やった!ガチンコジャッジに勝ったぞ!これでわらわの勝ち!」

「それはどうかな?」

 

ニヤリと笑う勝太郎。

その顔には、勝ちを確信した笑みがあった。

 

「逆転王女プリンの効果!このカードがガチンコ・ジャッジによって捲られた時、自分、または相手フィールドのクリーチャーの表示形式を変更する!大逆転トリック!」

『ここから逆転するのじゃ!』

『アオーーーン!!何度でも立ち上がってやるぜ!』

「俺はフィールドのハチ公をアンタップしてダイレクトアタック!特攻ビーストファング!!」

「そ、そんな………!そんなバカなぁ〜〜〜!!」

 

 

    決     着!!

 

 

「熊田さん!いいデュエルだったよ!」

「ぐぬぬぬぬ……………!!わらわがデュエマで負けたことなんて無かったのにぃ………………!」

「す、凄いデュエルだった……………ってあれ?これ、私生徒会長続行?」

「負けたからな……………二言は無い。ただし!キサマが生徒会長に向いていないと判断した時は、その時こそわらわが生徒会長になってやるからな!」

「いやいやいや!?私は生徒会長なんてやりたく…………」

「それじゃあ、熊田さんも生徒会入ろうよ。そうすればいつでもデュエルできるし、ずっと流星さんのこと見てられるよ!」

「む、キサマ中々名案を出すな。よかろう。わらわも生徒会に入ってやろうではないか!」

「な、なんでぇぇ〜〜〜〜!?」

 

頑張れアーシュ!君の犠牲で、新たな生徒会メンバーが加入したぞ!

 

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