シャダイソフィア   作:If_i_were_you

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ウマ娘 プリティーダービーの二次創作です。

『100万ドルのウマ娘』シャダイソフィアと、そんな彼女をどのウマ娘よりも愛した父の、存在しない会話の一部分。
史実準拠ですが死にません。

「もしも競走馬のシャダイソフィアがウマ娘だったら」という空想のもと書かせていただいています。死ネタではありませんが概ね史実準拠となります。
書きたいシーンの書きなぐりですので今回は会話文のみです。
空気感を感じ取っていただけますと幸いです。

⚠️メインは元ネタありのオリジナルウマ娘/オリジナルキャラクターにつき、苦手な方はご注意ください。
⚠️デリケートな題材なため、問題が発生した/発生しそうな空気感を察知した場合、予告無く削除させていただく可能性がございます。
⚠️トレーナーは登場いたしませんが、「シャダイグループ」という元ネタありきの有名家系や元ネタの総帥をモチーフとした「お父様」など、ウマ娘以外のオリジナルキャラクター/要素が登場いたします。

◇マークで囲まれた部分につきましては、ダイナカール(オリジナルウマ娘)の独白となります。
こちらの話に合わせる場合、エアグルーヴの育成イベント等で描かれているものと異なる姿も見せるのではないかと妄想した結果の完全オリジナルキャラクターとなっております。

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ウマ娘にドゥラメンテが出てきてダイナカール牝系だ……となり、ダイナカールを負かしてそのまま遠くへ行ってしまった大好きなシャダイソフィアに思いを馳せるのがやめられなくなり、書きなぐってしまいました。

多数の名馬を抱えながら、所有馬に執着を見せることは少なかったと語られる社…の総帥が最も愛した馬が彼女だったと仮定すればするほど、同期のダイナカールが現在も名馬を多数輩出し続ける牝系を維持していることも相まって夭折に無念さを感じるばかりです。



Sophia -Million Dollar Girl-

 

「さあ皆の者、しっかりと目に焼き付けてくれたまえ。まだ荒削りのそれではあるが、しかしこの娘には、――ソフィアの脚には、走りには! 一〇〇万ドルの価値がある!!」

「まあ! ……うふふ、一〇〇万ドルだなんてさすがに言い過ぎですわ、お父様。ですが……そうですわね。『トゥインクル・シリーズ』の舞台に立つ、その際には。お父様のお言葉に恥じぬ姿を、走りを、皆様にしかと示し続ける所存でございます。ですから以後、シャダイグループを、そして私のことをぜひ、お見知り置きくださいませ」

 

 

『ゴォォォルイン!! 一着は僅差でシャダイソフィアか!! 泥だらけの真っ黒け!! シャダイソフィア、北国へようやく春を告げました!!』

「ああ、春だ、桜だ……桜がやっと、やっと咲いたんだ……――ッ、ソフィアが、桜の女王になったんだ!! ソフィア、よくやった……よくやってくれたよ、ソフィア……!!」

「お父様! 私、これからもこうして……いいえ、これ以上に! もっとお父様に、シャダイグループに恥じないウマ娘に、シャダイソフィアになって見せます!」

 

 

「――次走は『オークス』ではなく『ダービー』へ、ですか?

 ……いえ、決して異議がある訳ではございません。確かにダービーは、……ダービーを獲ったウマ娘は、日本ウマ娘レース界のトップを走る我がシャダイグループより輩出されたことはありませんもの。

 私がダービーウマ娘の称号を手に入れれば、きっと……きっとお父様も喜んでくださいますわ。ですから、私は――」

 

 ◇

 

「……ソフィアのいない『オークス』は、確かに私が勝ったはずなのに、『桜花賞』で獲れなかったクラシックのタイトルを手に入れて、それが嬉しくてたまらないはずなのに……どこかすごく虚しくて、悔しくてたまらなかった。

 きっと私は、『オークス』で『桜花賞ウマ娘の』ソフィアと正々堂々戦いたかったのね。あの感覚は、今でもずっと心に残っているわ」

 

 ◇

 

「あら、お父様? その日は東京レース場へ出向く予定ではないのですか?『天皇賞』にはギャロップも出走する予定でしょう。それにルドルフさんも――」

「いいんだ。いいんだよ、ソフィア。東京には別で行かせることにしている。だから何も気にしなくていい。私はソフィアの走る京都に行くよ。『スワンステークス』、楽しみにしているからね」

 

 

「ソフィア、ソフィアッ!! …ッぐ、ソフィア…!!」

「っぅ……ごめ、な…さ……おとう、さま…こ、な、こと……ッごめん、なさ――」

「いいんだ、もう謝らないでくれ、ソフィア……! ソフィアは何も悪くないんだ!! 俺が、お父さんが逃げたから!! だからッ……!!」

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