ベルは、リリ・レフィーヤ・ティオナとダンジョンに居るが・・・凄く嫌な予感がする・・・
ベル
「・・・凄く嫌な予感がする・・・今日は、引き返しましょう」
リリ
「・・・この悪寒は何でしょう・・・」
レフィーヤ
「・・・私達は、何も感じませんよ・・・」
ティオナ
「気のせいじゃないの??」
ベル
「・・・気のせいじゃない!!」
ゼノス達
「ベルっち!!」
「ヤバい事になった!!」
ベル
「ヤバい事・・・」
ゼノス達
「黒龍がダンジョンの天井をぶち破って来る!!」
「上の階層に、黒龍が来る!!」
リリ
「黒龍・・・今すぐに退避しましょう!!」
レフィーヤ
「そんな・・・黒龍は、過去にダンジョンから居なくなったと言う話だったのに・・・」
ティオナ
「黒龍なんて、倒せないよ!!」
ベル
「今スグに、ダンジョンから脱出します!!リレミト!」
ベルがリレミトを唱えて・・・間一髪、ダンジョンから脱出すると・・・
ダンジョンを破壊して、碧眼の黒龍が姿を現した・・・
ベル
「・・・黒龍のレベルは、大体レベル70くらい・・・」
「オラリオの冒険者が相手に出来るモンスターじゃない・・・」
「僕が戦うしかない・・・リリ、今すぐにレフィーヤさんとティオナさんを連れて、オラリオにこの事を伝えて」
リリ
「ベル様・・・」
レフィーヤ
「何を言ってるんですか!?」
ティオナ
「私達も一緒に戦うよ!!」
ベル
「駆け出し冒険者クラスのレベルで戦えると思っているんですか・・・正直言って、戦力になりません・・・」
「キツイ言い方になりますけど・・・足手纏いです」
「お願いですから、速くオラリオに戻ってください」
リリ
「ベル様・・・ご武運を」
リリは、自分も戦うと騒いでいるティオナとレフィーヤを連れて、オラリオに戻っていく・・・
ベル
「ごめんなさい・・・酷い言い方をして・・・」
「でも、誰かを危険な目に遭わせるわけにはいかないんです・・・危ない橋を渡るのは、僕だけで十分ですから」
ベルは、メタルキングの鎧・メタルキングヘルム・メタルキングの盾・ロトのつるぎを装備する・・・
ベル
「スカラ!ピオラ!バイキルト!フバーハ!マジックバリア!」
「マヌーサ!ディバインスペル!ルカニ!マホトーン!メダパニーマ!ラリホーマ!」
「これじゃ足りない・・・もっとだ!!」
「ピオラ!ピオラ!ピオラ!ピオラ!」
「スカラ!スカラ!スカラ!スカラ!」
「バイキルト!バイキルトバイキルト!バイキルト!」
黒龍
「ゴォオオオオ!!」
ベル
「勇者ベル・クラネル・・・参る!!」
ベルは、たった一人で黒龍と戦い始めた・・・・
その頃、オラリオでは・・・
ピサロ局長
「急いで、冒険者達をかき集めろ!!」
「負傷者を優先的に避難させろ!」
「回復魔法を使えるモノは、負傷者を治療させろ!」
「攻撃魔法を使える奴は、黒龍を少しでも牽制しろ!」
ヘスティア
「リリ君・・・ベル君は・・・」
リリ
「ベル様は、たった一人で黒龍と戦っています・・・」
「リリ達は、何も出来ません・・・」
レフィーヤ
「・・・ごめんなさい・・・」
ティオナ
「足手纏いだって言われちゃった・・・」
アルフィア
「ザルド・・・行くぞ」
ザルド
「あぁ」
ヘスティア
「2人共、黒龍と戦って勝てるのかい?」
アルフィア
「勝てる訳が無いだろう・・・以前、ヘラ・ファミリアとゼウス・ファミリアが総力を合わせても勝てなかったバケモノだぞ」
ザルド
「俺達が行っても、ベルの足手纏いだろう・・・」
アルフィア
「だが、ベルは・・・メーテリアの忘れ形見だ」
「そんな大切な子を死なせるわけには行かないんだ」
ザルド
「死ぬのは、老兵で十分だ・・・」
アルフィアとザルドは・・・ベルが戦っている場所に向かう・・・
戦場・・・
ベル
「・・・硬い!!」
「ロトのつるぎは、太古の勇者が魔王を倒した由緒ある剣なのに・・・」
「ロトのつるぎで駄目なら、はぐれメタルの剣でも傷付くことは無いだろうけど・・・」
「やってみなきゃ分からない!!!」
ベルは、はぐれメタルの剣に装備を変えると・・・
「メタル斬り!!」
ガキンッ!!
「龍の鱗がこんなに硬いなんて・・・流石黒龍と言う訳なのかな・・・」
ベルが、必死に戦っていると・・・
ダンジョンから、更に邪悪なモンスターが出て来てしまった・・・
ジャガーノート
「グルル・・・」
ベヒーモス
「・・・・」
ベル
「何で・・・ジャガーノートとベヒーモスが・・・」
「こんなの僕だけじゃ無理だ・・・恥でも何でもいい・・・力を貸してください・・・エイトさん!ヤンガスさん!ゼシカさん!ククールさん!!」
ベルは、ありったけの魔力を使って・・・チーム呼びで、エイト達を呼んだ・・・
アッチの世界・・・
エイト
「・・・ベル君が呼んでる・・・」
ヤンガス
「兄貴!行くでがす!」
ゼシカ
「待っていてね・・・ベル!」
ククール
「可愛い弟を助けてやるか・・・」
エイト達は、ベルの呼びかけに答えると・・・世界の壁を越えて、ベルを助けに来た・・・
エイト
「待たせてゴメンね・・・」
ヤンガス
「良く頑張ったでがすよ!!」
ゼシカ
「ベル・・・怪我は無いかしら?」
ククール
「よく頑張ったな・・・格好いいぜ、ベル!」
ベル
「エイトさん、ヤンガスさん、ゼシカさん、ククールさん・・・来てくれてありがとうございます・・・」
エイト
「あのモンスターを倒せば良いんだね」
ヤンガス
「兄貴!あのデカイモンスターは、あっしに任せるでがす!!」
ベル
「気を付けてください・・・ベヒーモスは、未知の呪いと毒を使います」
ククール
「なら、俺が一緒に行くぜ!」
ゼシカ
「あの気味悪い骨のドラゴンは私が行くわ!」
ベル
「ゼシカさん、ジャガーノートは魔法が効きません・・・反射してきます」
エイト
「なら、僕が戦うよ」
ゼシカ
「なら、あの黒い龍はベルと私で戦いましょう!」
ベル
「はい!!」
ベヒーモス戦・・・
ヤンガス
「かぶとわり!!」
ククール
「バイキルト!」
ベヒーモス
「ゴゴゴ・・・」
ヤンガス
「効いてる感じがしないでやんす!!」
ククール
「構うな!!何度も、ブチかませ!!」
ヤンガス
「蒼天魔斬!!」
ククール
「バギクロス!!」
ヤンガスとククールの攻撃を受け続けたベヒーモスは、次第にダメージが蓄積して行って・・・ボロボロになっていく・・・」
ヤンガス
「次で決めるでがす!!」
「烈風獣神斬!!!」
ククール
「喰らいやがれ!!グランドクロス!!」
ヤンガスとククールの強烈な一撃を喰らって・・・ベヒーモスは、消滅した・・・
ジャガーノート戦
エイト
「ジャガーノート・・・魔法を反射して来るのなら、特技で戦っていくだけだ!」
「かえん斬り!はやぶさ斬り!ドラゴン斬り!ギガスラッシュ!」
ジャガーノート
「ギャオオオオ!!」
エイト
「この戦い方は、合っているみたいだね・・・」
「まだまだ行くよ!!」
エイトは、武器をヤリに変えると・・・
エイト
「雷光一閃突き!さみだれ突き!ジゴスパーク!」
ジャガーノート
「カカッ・・・カ・・・」
エイト
「これで最後だ!!」
「ギガブレイク!!」
エイトのギガブレイクが決まり・・・ジャガーノートは、跡形も無く消えていった・・・
黒龍戦・・・
ゼシカ
「ベル、魔法を一気に叩き込みましょう!!」
ベル
「はい!!」
ゼシカ
「メラゾーマ!ベギラゴン!イオナズン!マヒャド!」
ベル
「バギクロス!ライデイン!ギガデイン!」
ベルとゼシカの怒涛の摩耗攻撃を喰らって、黒龍は少しずつ疲弊していく・・・
ゼシカ
「双竜打ち!地這い大蛇!クイーンズウィップ!」
ベル
「シャイニングボウ!ニードルラッシュ!グランドクロス!」
黒龍
「グロロ・・・」
ゼシカ
「効いてるわよ!」
ベル
「最後は、ド派手に行きましょう!!」
ゼシカとベルは、エルフの飲み薬を飲むと・・・黒龍に、お互いに最大限の魔法を一気に使う・・・
ゼシカ&ベル
「マダンテ!!!」
2人のマダンテを喰らった黒龍は・・・ボロボロで瀕死の状態だった・・・
ベル
「お爺ちゃんとお婆ちゃんのファミリアを壊滅させた黒龍・・・」
「ココで倒せば、誰かが辛い思いをしなくて済むんだよね」
アルフィア
「ベル、待て」
ザルド
「最後は、俺達がケジメを付ける」
ベル
「お義母さん、叔父さんも・・・」
アルフィア
「仲間たちの無念・・・」
ザルド
「今こそ晴らさせてもらうぞ!」
アルフィア
「福音」
ザルド
「魔人斬り!」
アルフィアの魔法で、体の中から音の振動でグチャグチャに破壊され・・・ザルドの渾身の一撃で、黒龍の首が斬り落とされた・・・
アルフィア
「終わった・・・」
ザルド
「あぁ・・・長かった・・・」
アルフィアとザルドは、仲間たちの仇を取る事が出来た・・・
エイト
「それじゃあ、ボク達は戻るよ」
ヤンガス
「また困った事が有れば、いつでも呼ぶでがんすよ!」
ククール
「またな」
ゼシカ
「大きくなったベルと一緒に戦えて、凄く頼もしかったわ♪」
ベル
「・・・あの、ゼシカさん」
ゼシカ
「どうしたの?」
ベル
「・・・あの、僕が16歳になったら・・・僕と結婚してください!!」
ゼシカ
「・・・前に、約束したもんね」
「えぇ♪私は、ベルと結婚します♪」
アルフィア
「ちょっと待て・・・ベルの初恋と言うのは・・・」
ベル
「・・・ゼシカさんです・・・」
ザルド
「ほぉ・・・ベルは、女の趣味は良いようだな」
「見たところ、良い所のお嬢様と言った所か・・・」
ククール
「おっさん、良く分かるな・・・ゼシカは、代々魔法を使う一族のお嬢様なんだぜ」
ヤンガス
「少し、気が強い所が傷ですが・・・」
ゼシカ
「何かしら~?」
男衆
「何でも有りません!」
エイト
「なら、ベルは結婚する時は・・・コッチの世界から離れるのかな?」
ベル
「ゼシカさんが良ければ・・・コッチの世界で暮らしたいなと思ってます・・・」
ゼシカ
「ベルが一緒なら、全然構わないわ!」
「向こうの世界には、いつでも戻れるし♪」
ベル
「そうなんですか?」
エイト
「竜神王様が、ベルの記憶をたどってゲートを繋いでくれたでしょ?」
「そのお陰で、チーム呼びとかが使えるんだ」
「だから、世界の行き来は自由に出来るんだ」
ベル
「ゼシカさんのお母さんに挨拶しないと・・・」
ゼシカ
「今スグに行きましょう♪」
ベルとゼシカは、大急ぎで結婚の挨拶に向かった・・・
暫くすると・・・
ゼシカ
「お母さまから許可を貰ってきたわ♪」
ベル
「ゼシカさんを幸せにしてあげてね・・・ってお願いされました!」
アルフィア
「これは・・・かなり荒れるぞ」
ザルド
「ベルが決めた事だ・・・他者の意見に流される必要な無いさ」
「それに、中々にお似合いの夫婦じゃないか」
アルフィア
「・・・確かにな」
エイト達は、一度元の世界に戻った・・・後日、ベルとゼシカの結婚式の招待状を送った・・・
ヘスティア
「ベル君が結婚・・・嘘だ~!!」
リリ
「おめでとうございます♪」
ナァーザ
「そんな・・・」
ミアハ
「コレは・・・おめでたいね♪」
アリーゼ
「予想外の展開ね・・・」
ライラ
「良いじゃねえか・・・惚れた女と結婚なんて・・・憧れちまうぜ」
輝夜
「盛大に祝福してやらなければな」
アストレア
「・・・神と子供の結婚は出来ないけど・・・物凄いショックだわ・・・」
デメテル
「お祝いの何かを用意しないといけないわね♪」
レフィーヤ
「・・・年下のベル君に先を越された・・・」
ティオナ
「私も、ベル君を狙ってたのに~!!!」
アルフィア
「ベルの晴れ舞台だ・・・母として気合を入れないとな」
ザルド
「ゼウスとヘラも呼んでおいた・・・当日には間に合うだろう」
後日、ヘスティア・ファミリア、ミアハ・ファミリア、アストレア・ファミリア、デメテル・ファミリアの人達を呼んで、小さな結婚式を行った・・・
ゼウス
「ベルが、あんな綺麗な花嫁を捕まえて来るとは・・・」
ヘラ
「良い子じゃない・・・可愛いひ孫が見れるかしらね」
ベル
「ゼシカさん・・・ずっと好きでした♪」
ゼシカ
「小さかったベルが、いつの間にか立派になったのね・・・これからよろしくね、私の旦那様♪」
エイト
「良い結婚式だね」
ヤンガス
「兄貴も、ミーティア姫と結婚するんでがすよ」
ククール
「ベルに先を越されちまったな・・・」
結婚式を終えた後は、ベルとゼシカは幸せに暮らしました・・・
黒龍を討伐した、ベル・エイト・ヤンガス・ゼシカ・ククールの5人は、オラリオで語り継がれる英雄になりました・・・
オラリオの中心部に、銅像が建てられ・・・多くの冒険者達が、彼等のようになりたいと思う理想の冒険者になりましたとさ・・・
因みに、ロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアは、最強になったアルフィアとザルドによってファミリアは解体され・・・双方の団員達を改宗させ、ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアが復活しました・・・
オラリオは、冒険者を目指す人達が・・・一番最初に目指す理想の場所になりました・・・
数年後、ベルとゼシカの間に可愛い女の子が生まれて・・・ヘラとアルフィアがもの凄く可愛がっているそうです・・・
勇者ベル・クラネルの冒険の書は・・・幸せの物語が綴られている・・・
クラネル・クエスト・・・完
かなり強引ですが、これで完結とさせて頂きます