ノブリス・オブリージュ?なんですのそれ? 作:一般お嬢様
【お試し番外編】聖園様……いえ、その。ミカさん……(GL要素有り…………??)
「………はあ、今日も疲れましたわ」
事務仕事+勉強で疲労困憊の天上ヒトミですわ、ごきげんよう~……ごきげんようっていう気力すら。無いんですわね。まあ、いつもどおりの日常でしてよ。ふらふら〜……とお部屋に戻る……
「やっほーヒトミちゃん」
バタン!!!と大きな音を立てながらドアを締めますわ……ええと、ここ私のお部屋ですわよね?そうですわよね?間違えて聖園様のお部屋に来たとかそういうわけじゃないですわよね?……ええと、間違ってない、ですわよね?とうとう幻覚が見える様になったとかそういうんじゃないですわよね?
意を決して、もう一回開けてみますわ
「……失礼「いきなり閉めるなんて酷くない」しますわ〜!?」
部屋の奥に居たはずなのになんでもう扉の目の前にいるんですの!?瞬間移動の使い手でして!?というか、押しドアじゃなかったら顔面にぶつかってますわよ!?
「ええと……な、なんですの?聖園様」
「ん〜……?」
ん〜……?じゃないですわよ!?ここ私の部屋ですわよ!?なんで勝手知ったるみたいにやってるんですの?奥の方がちらっと見たのですけれど………なんだか私の部屋が変な事なっていません?
「………なんですの、これ………?」
「何って、書類だけど?」
「いえ、分かりますけれど」
帰ってきたら仕事が終わってましたわ、何を言ってるのかはよくわからないでしょうけど、私も分かりませんわ。え、どういうことですの?何が起こってますの?終わっている書類を見ると……ちゃんと出来てますわね。そもそも不備があるものは手を付けずに別の箱にまとめられてますわ、ご丁寧に学年、所属別でちゃんとやってますわ
「いやー、結構大変だね。これ、毎日やると流石に参っちゃうかな☆」
「……聖園様がやったのですの?これ」
「今の状況下で私以外居なくない?」
「それは、そうですけれど……」
聖園様がぶーぶーと膨れていますけれど……いや、聖園様が書類仕事してるなんてイメージつかないですわよ。聖園様、こう言ってはなんですけれど。戦闘要員だと思いますし、こういうのは全く期待されてないイメージが有るのですけれど。
「ありがとう、ございます」
「どういたしまして☆」
………それにしても、どうしてこういう事をしたんでしょうか。ほっとけば勝手に終わらせるのに、ナギサ様は手伝う余裕が無いでしょうし、他の方々は自分の派閥の問題が有るのでしょうが無いですし。聖園様が暇そうにしてるとかそういうので?……いや、無いですわね。人に言われて動くような人ではないでしょうし
「ええとその、聖園様。書類仕事が終わっているのであれば。お帰りなって頂いても……」
「どうして?……別に書類仕事しに来たわけじゃないよ私」
「は、はぁ……」
ではどういう意図で?別に仕事を手伝いに来ていないのに、書類仕事してる理由が分かりませんわよ。意図が読めませんわ、恩を売りに来たとかそういうのですか?そうなると、面倒くさくなりますわね………
「私はヒトミちゃんと遊びたいだけだよ?」
「遊び……たい?私と?書類仕事しかこの1年やってこなかった人間性皆無の私と……?」
「うん、それ自分で言うの辞めよ?虚しくなるだけだと思うし」
「いえ、別に…本当の「言うの辞めよ?」……わ、分かりましたわ」
ずいっと顔を近づけて此方に迫ってこられると。重圧を感じ取って頷きましたわ。これ、多分わかったと言わない限り進まないパターンでしょうし。そう言うとニコニコしてますわね……変な人ですわ。聖園様
「それで……遊ぶ、というのは?趣味なんてものは無いですわよ」
「知ってる☆」
こう、自分では気にしてませんけど趣味がないことを他人にあっさり肯定されるのは、ちょっとダメージ入りますわね……。
「ヒトミちゃん、お仕事ない日はどうしてるの?」
「仕事がない日が有りませんので……仮にない場合は。ずっと寝ていると思いますわ」
「ふーん……そっか」
まあ、何も無い日は部屋から出ずに寝ているのが一番ですわ、何もやることがないんですもの。であれば、無駄な体力は使わないことに越したことは有りませんわよ。だって疲れますし、外に出ると仕事が増えますし、部屋に居ても仕事が増えますもの。なら少なる方を取るべきですわ
「なので今日はもう寝よ「なら今日は私にその時間頂戴?」ええ………人の話、聞いていましたの?」
「だって、私が仕事終わらせてできた時間だから、良いでしょ?」
「そうです、わね」
そう言われると何も言えませんわ。そもそも聖園様がやってくださらなければ。ずーっと椅子に張り付いていたでしょうから。まあその辺りは感謝しなくてはいけませんわね。ふむ……仕方がありませんわね。良いでしょう。で、何をされるのでしょうか……
「だからほら、此方来て?」
「ええと、はい………」
何故かわからないのですけれど、ベッドの端に座ってる聖園様の隣に来るように言われたので、隣に座ることにしましたわ。聖園様、結構身長が低いのですわよね。……そんな事を思っていれば
「えい☆」
「ん!?」
そのまま此方のことを抱き寄せて、そのままベッドにゴロン。と横になりましたわ。どういうことですの?どういうことですの!?何がなんだか全然分かりませんわよ!?ええと、どうしたいのですか聖園様?聖園様〜〜!?!?
「今日はゆっくり休むといいよ、寝るまで側にいるから」
「そ、それは有り難いのですけれど。独りで寝れますわよ?」
子供じゃないんですから、まあ。寝付きが悪くて結局寝れないこともありますけれど。偶にですので、問題有りませんわ
「良いの良いの☆早く寝よ?」
そういう聖園様は、私を緩く抱き寄せて。トントンと背中を撫でながら言いましたわ、いや子供じゃないんですから。別に大丈夫………
「んぅ…………??」
あれ、私寝てましたの?あの後すぐ?うーん……やはり疲れがとても溜まっていたのかもしれませんわ。あんなすぐに寝落ちしてしまうとは。絶対に聖園様にからかわれ…………
「おはよヒトミちゃん?」
「!??!?!??!!!???」
何でまだ聖園様が居ますの!?えっと、その。あの、寝起きドッキリとかそういうものですの?し、心臓に悪いので辞めていただきたいのですが。困りものでしてよ、ドッキリは……
「ええと、聖園様。そろそろ離して……」
「ん〜……?ヒトミちゃん、気付いてない」
「はい?」
「ヒトミちゃんが、離してくれないんだけど?ほら、脚絡めて。離れたくないよーって☆」
「………!?」
そんなわけ………マジですわ、聖園様にがっつり抱きついてますわ。もはや抱きまくら状態ですわ、聖園様が小柄なのもあって。多分力を入れないと逃げられないようになってますわ。無意識に何してるんですの私!?寝相が悪いっていうレベルじゃないですわよ!?は、早くどけなくては……!?って抜けないですわ!?
「ええと、聖園様?その。私、起きましたから。そろそろ離してもいいですわよ?」
「えー?ヒトミちゃんが離してくれないんだけど〜?」
クスクス〜って笑いながら此方を見てくる聖園様、悔しいですけれど。その、綺麗ですわよね。私と違って。ほんとにお嬢様と言いますか。そういう雰囲気バリバリですわ……その、すごく。恥ずかしいですわ。子供みたいに抱きついて離れなかったというのは。ゴロゴロと転がってますわ動けていれば
「そんなに離してほしい?」
「は、はい……」
「そっかぁ……そっかぁ?私はそうじゃないんだけれどな〜?」
か、からかうのも程々にしてくださいまし!怒りますわよ!?そんな風に怒ってる私に対しても。特に臆することもなく、むしろ楽しそうに笑ってましたわ。も、もう!なんですの全く!!
「……ヒトミちゃん、本当は感情豊かな方なんだね、寝てる時は安心してる顔してたし。今は恥ずかしそうにしてたり、怒ったりさ………」
「……聖園様」
どこか悲しそうな顔をしながら私のことを撫でてくる聖園様に、申し訳無さを覚えてしまいましたわ。心配、してくださっていたのですね。すみませんでしたわ………で、ですがその。恥ずかしいですわ
「あの、そろそろ……」
「んー……まだ私はこうしてたいんだけれど?」
先程から、背中を撫でつつ。ついでというように頭も優しく撫でてくださるのは。恥ずかしくてどうにかなりそうですわよ?そろそろ爆発しますわよ?体格的には私のほうが上ですけれど。今の段階だと、勝てる気がしませんわ???
「聖園様は、私にとっては「ヒトミちゃんは私の後輩じゃんね」………そう、ですわね」
ほとんど無関係、そう言おうとすると。聖園様がそう言いながら。ほんの少し強く力を入れました、痛いということもなく、適度な拘束感と言いますか。なんと言いますか、そういう感じですわ?
「だから、別に甘えていいよ。派閥とか、立場とかどうでもいいよ、後輩が先輩に甘えて悪いことなんて無いよ?少なくとも。私はそうしたいしそうしてほしいよ、周りがなにか言ったら私が潰すじゃんね」
「ありがとう、ございます……で、ですがその。潰すというのはちょっと物騒では……?」
心配して、こうしてくれるのは、認めたくは有りませんけれど。精神が落ち着いているのも事実ではあります。ですが、その。ただのそこら辺にいる生徒にかまけて他の生徒を潰すというのは理由として弱いと思いますわよ?
「そう?ヒトミちゃんの置かれてる状態考えると潰すだけじゃ足りないと思うけど。追い詰めて、追い詰めて。突き落とす位してもバチは当たらないと思うよ?」
「えぇ………」
やっぱり物騒ですわ聖園様……あと本格的に離してほしいのですけれど。その、まだシャワー浴びてないまま寝たので。汗の匂いとかそういうのしそうですし
「あの、聖園様。そろそろ限界で……」
「ん〜?……じゃあ、名前」
「はい?」
「名前呼びしてくれたら良いよ?」
えぇ………変な要求ですわね。普通仕事で会話する相手は名字で呼びますし、ナギサ様も名前呼びをするようにとしばらくしつこかったですけれど。何の意味があるのかよく分かりませんわ、あれですの?自分の派閥によく関わってるという感じですの?
「私は単に仲良くなりたいからだよ?」
ナチュラルに思考を読まないでくださいまし???怖いですわよ……まあ、それで離してくれるなら。コラテラル・ダメージというものですわ。仕方がありませんわね……
「み、ミカ「様付けも禁止ね?」………ええと、その。ミカさん………」
「はーい☆……じゃあ、離すよ?」
さん付けで呼ぶ上級生は初めてですわね。視線をそらしながらそういうと。聖園様はクスクスとおかしそうに笑いながら、此方を離してくれましたわ。まあ。これでようやく独りになれ
「もう一回捕まえるけど☆」
「は、え??」
どういうことですの?どういうことですの?!?離してくれるんじゃないんですの!?!?いえ、一回離してはくれましたけど!!くれましたけど!!そういう意味じゃないと思うんですわ!?そう思いながら、もう一度捕まえられると、聖園様に私が覆いかぶさるような形になってしまいましたわ
「……今日はこのまま、朝まで寝るからね☆」
ま、待ってくださいまし。あっあっ、また寝かしつけようとしないでくださいまし〜〜!?!?!??
……その後、私は眠っていたらしく。朝起きたときに聖園様にひたすらからかわれることになりましたわ……恥ずかしくて飛び降りようとしたところを見つかって大変なことになりましたわ……
気がついたらできあがっていましたの、私も精神状態おかしいのかもしれませんわ。この流れで過酷に分岐する可能性もありますわ〜〜〜!!その場合だと限界社畜お嬢様に坊ちゃま要素が追加されて聖園様に喰われる感じになりますわ〜〜〜!!需要というものを考えるのも大事ですわよ私(急な素)