ノブリス・オブリージュ?なんですのそれ? 作:一般お嬢様
学名:トリニティメンタルボロボロエセオジョウサマ
「もう朝ですわ」
みなさん、ごきげんよう。私の名前は……失礼、2徹目で頭が回っておりませんの。確か…そう、私の名前はトリニティ総合学園の二年生。天上ヒトミですわー……自分の名前すら思い出せないのは冗談ではありませんことよ−……
「まだお仕事が終わりませんわ………」
そう、目の前には積み上がった書類。トリニティは名家揃いが多く、物品の注文やら取寄やらが大量に来ますの。そして誰もやらねえですのよ、おファックですわ。ほっとくとティーパーティーから突き上げが来るから絶対にやっておかないとめんどくさい事この上ないですわよ
「お空が眩しいですわ−…………」
窓を見ると素晴らしいほどの晴天ですわ、眩しすぎるのちょっと抑えてくださいまし。非常に堪えましてよ、辞めて下しまし。なんてことを思いながら机から体を引き剥がしにかかる。なんとかまだ動けましてよ
「今日も一日疲れる日が始まりますわ−……」
部屋を出て、教室に向かう。キヴォトスという世界は。自動販売機で手榴弾が買えるぐらいには治安が終わっていますわ。手榴弾。手榴弾ですのよ?手榴弾、なんで手榴弾なのかはわからないですわ、なんなら弾薬もそこら辺の店で売られておりますの……
背後で爆発音が鳴り響く、振り返ると。走る閃光弾こと守月スズミさんが不良相手に閃光弾投げてますわ、朝から元気ですわね……前々から思っていたのですけれど。閃光弾は手榴弾より悪質だと思いますの。最悪失明のおそれがありますわ
「天上さん、おはよう御座います!」
「ええおはよう。今日も相変わらず閃光弾投げる時に笑顔ですのね」
「自作の閃光弾ですから、性能のチェックもしておかないとなりませんし」
走る閃光弾から挨拶をされましたわ、挨拶されたら挨拶し返す。常識ですわ、いえ。キヴォトスだとごきげんよう…死になさい!!が横行しておりますから私のほうが常識外れなのかも知れませんわ…その閃光弾。自作ですのね……自作の閃光弾つくる女子高生なんて聴いたことがありませんわ。今目の前に居るスズミさん以外は
「では私は此れで、自警団任務がありますから」
「ええ、お勤めご苦労さまとでもいっておきましょう」
不良を発見するとそちらの方へ、私の挨拶はそこそこに突っ走っていきましたわ……あ、閃光弾三つ投げましたわね。自作とは思えない火力ですわ、トリニティ脅威の技術力と言うべきなのでしょうか…自警団というのは。自主的に取締をしてくれる有り難い組織……ではありませんわ。ティーパーティー傘下の正義実現委員会が役に立たないから自らで行い、必要であればそちらとも事を構えることも厭わないやべー連中ですわ。アウトローよりアウトロー、ゲヘナの生徒よりたちが悪いですワ………トリニティの生徒。そういうの多いですわ
……そういえば壊していった道路の修理要請とか誰が出すのかしら。え?誰もやらない?……誰もやりませんわよねー知ってましたわー……はあ、作業追加ですわ
気が重いですわもう面倒「おはよう御座いますヒトミさん!」どうして、面倒事ばかり来るのですか?そういう星の生まれなんですの?????????
「……えぇ、おはよう御座います。ヒフミさん」
ペロロキ……ペロロが好きなヒフミさんに挨拶されましたわ………あんまり関わりたくないのですわ。普段マトモ寄りの彼女ですけれど。ペロログッズを集めにブラックマーケットまで行くような危険人物ですわ正直なところ。危ないですわ、トリニティの生徒がブラックマーケットに出入りしているという噂が立った時はどうしようかと思いましたわ。揉み消しましたけれど、胃痛の種でしかありませんわ……
「今日もお疲れみたいですね……ちゃんと休んでいますか?」
休めない理由の2割は貴女ですわよ、どの口で言うのですか。なんで自分が普通の生徒じゃなくやばい側だと自覚してないのですか、これで自称一般人は頭イカれてましてよ……。思い出しただけで胃痛がしてきましたわ、胃薬後で飲まないといけませんわ……
「あら、ヒト「では私は此れにて、ごきげんよう」……ふふ、逃げられてしまいました」
背後からピンク髪の声が聞こえてきたので即時撤退しますわ、即時撤退しますわ。大事なことなので2回言いましたわ。戦略的撤退とか言ってられませんわ。
ピンク髪こと浦和ハナコさん。トリニティにはピンク髪が多いので一言でピンク髪と言っても誰だかわからないのですわ、なんで多いのかはちっともわからないですわ。ピンク率が高いことはまあ良いとして。浦和ハナコさんも頭痛の種ですわ。才能を利用されたくないのは理解してますわエエ、私もそうでしてよ。ファッキンワークですわ
それを回避するためにスクール水着で歩き回るのは辞めてくださいましてよ??????????トリニティはそういう学校なのかと誤解されますわ。なんならトリニティの周辺のお店からそういう苦情が来てないこともないのですわよ?わざわざ謝りに行っている私の苦労を察してくださいましてよ?
「はー…………お辛えですわよ」
逃走に逃走を重ねて、ようやく教室にたどり着きましたわ。机に顔を突っ伏して授業が始まるまで休ませてほしいですわー……はぁ、ほんとに疲れましたわ。ウトウトしていると、肩をトントンと叩かれましたわ。誰ですの私の安眠を邪魔するど外道は、しばき倒しますわよ
「お疲れですか?」
「お疲れですわー……」
外道じゃなくて天使でしたわ、鷲見セリナさん。数少ないトリニティでも真っ当な人材ですわ。ほかが色物すぎる?そうでしてよ、色物しか居ませんわ。2年生だけでもペロロ宗教教徒だったり、スクール水着でうろついたりする不審者だったり。細目女たらしだったり、なにかあると爆破するミリタリーキチだったり。2年生だけでもやべーですわよ、3年生?真っ当に会話できるのがほぼ居ませんわ、どうやっていままでトリニティ運営できたんですのよ????
「後で診察、受けますか?」
「お願い致しますわ………あまり睡眠を取れていませんし」
心配そうな顔で此方の背中を擦ってくださるセリナさんは天使ですわ、数少ない良心ですわ……出来れば。貴女のところの団長もどうにかしてほしんですのよ。毎回毎回あちこち壊しまくるせいで資金繰りとかその他諸々の発注作業に追われてどうしようもねえですわ。それが割りとトリニティでは話が通じる方なのがよりヤバすぎでしてよ。
「保健室で休まれますか?」
「ちゃんと授業受けないと単位がそろそろヤバそうですのよ……」
「…なら、気分が悪くなったら。合図を送ってくださいね、連れていきますから」
「いや単位が「ミネ団長」わかりましたわ、お言葉に甘えさせていただきますわ」
蒼森ミネ先輩。救護騎士団の団長でとりあえずお互いに黙らせてから治療するというアホみたいなことしてますの、負傷者を出すのは駄目ですわ…と言いたいのですが。ここはキヴォトス、そしてトリニティ。陰謀とかそういうの大好きなクソ見てえな思想をしてる生徒が多いのでとりあえず黙らせるのは理にかなってるのですわ。それが一番被害が少ないのも事実ですわ、癪ですけれど。
何度か話す機会……というより、何度か運び込まれることがあって面識自体はありましてよ。ぶっ続けで4徹したあとに倒れていたところを発見されてお説教されましたわ。理由が救護騎士団関係なのでその時は収まりましたが、そのあと8徹した時は大変でしたわ。シスターフッドの派閥とティーパーティーの一派の下っ端系お嬢様方が諍いを起こして仲裁をすることになって報告書とか聴取とかそういうのをやってたら倒れたんですわ。シスターフッドの長と救護騎士団の長が言い合いしていると聞こえた時に意識が無くなったのは記憶に新しいですわね
その一件で、目をつけられているのですわ。絶対めんどくせえことになりますの。お嬢様センサーにビビッときてますわ……それよりはセリナさんに看病されるのが良いですわ。おかゆ美味しいですわ
『天上ヒトミさん、ティーパーティーの桐藤ナギサ様がお待ちです。繰り返します』
「ッスー…………」
「ああっ!?ヒトミさんが倒れました!?」
特に何も考えずに書いたので何もかもガバガバ