ノブリス・オブリージュ?なんですのそれ? 作:一般お嬢様
「くっそ憂鬱ですわ…………」
朝から放課後にティーパーティーに呼び出されるという現実を突きつけられてしまいましたわ。セリナさんの緊急蘇生が無かったら詰みでしたわ。チェスで言うところのチェックメイト、ですわね。ちなみにチェスは先行絶対優位という法則がありますわ。チェスを嗜んでる人は、負けたくないだけだと私は思いましてよ
「……付き添いは必要ですか?」
「いえ、セリナさんが居ると面倒事に巻き込んでしまいますわ。ですので一人で逝きますわ」
心配そうなセリナさんにそういうのは心苦しいですわね…あまり心配をかけたくない人ではありますから。それ以上に……嫌ですわ、真っ当に話せる数少ない相手を巻き込むのは。それはちょっと違うんですわよ、決してミネ団長との接点を増やしたくないとかそういうわけではありませんわ。絶対に違いましてよ???
「それに、名指しでの指名ですので。何か余人には話せないことでも有るのでしょう」
だいたいこういう時は、面倒事を押し付けられる合図ですのよ、くっそ憂鬱だったのが今すぐ退学届を出してどこかに逃げ出したくなるまでになりましたわ。仕事があるのでそれが出来ないのは悲しい限りですが。
「いつもお疲れ様です」
あぁ〜^^セリナさんの背中トントン気持ちいいですわ〜さすがトリニティ総合学園の天使ですわ〜……はぁ、意識を別のものに向けようとしましたけど。無理でしたわ、くっそ嫌ですわ……。あの人と話すと胃がキリキリするのですわよ本当に
「それはそれとして、後で胃薬処方して欲しいですわ……」
「任せてくださいね、なるべく体に負担がかからないものを選びますから」
マジで天使ですわ……本当に、ありがてぇ存在ですわ……真っ当に話せるトリニティ生徒がもう少し増えてほしいのですけれど。そういう生徒は基本政治とは無関係ですので。此方と接触して要らぬ勘ぐりを受けさせるのは人としてどうかと思いますのでNGですわ
───放課後、ティーパーティーにて
『……………』
いやなんで無言なんですのナギサ様。私が来てからもうかれこれ十分ほど黙ったままでしてよ?帰って良いですこと?私、まだ帰ってからやること山積みですのよ?書類の山が待ち受けているのですわよ?あれですの?新手の嫌がらせかなにかでして???もしかして実は暇なんですの???
「───ヒトミさん」
ようやく喋りやがりましたわね
「何でしょうか、ナギサ様」
「まずは、書類の作成と提出。ご足労をおかけしました」
ご足労をおかけしましたじゃねーですわ、本来ティーパーティーでやらないといけないことを此方に押し付けてくるんじゃねーですわ。ぶーぶー、心のなかでしかブーイングは出来ませんわ。ティーパーティーに喧嘩売るとめんどくせえ事この上ありません。そんなのができるのは救護バーサーカーぐらいですわ
「いえ、トリニティの生徒の一員ですので。お気遣い痛み入ります」
「そう言って頂けると、此方としても気が休まります」
なーーーにが気が休まりますですの、絶対腹の中だと失敗しなかったかって舌打ちしてるに決まってますわ。私は
「ところで、ヒフミさんと今朝会ったそうですが。お変わりはありませんでしたか?」
そうでしたわ、ナギサ様はヒフミさんにお熱でしたわね、まあ人様のあれこれになにか言うわけではありませんが。ヒフミさんを選ぶと、なんとなく嫌な予感がしますわ。絶対変なことしますわ。絶対に、具体的に言えばトリニティが傾くようなことになりかねませんわ。
「ええ、特に変わった様子は見受けられませんでした」
「そうでしたか、ハナコさんと一緒に居たと聞きましたから」
「……なるほど」
あー……そういう?まあ。ハナコさんと一緒に居ればそっちに染まりそうとか思ってるのでしょうか?無いですわ、そんなものに染まるほどキャラは薄くないですわ。下手するとモモフレンズゴリ押しされてハナコさんのほうが押されてしまうと思いますので、私はそう思いますわ。あの自称一般生徒はブラックマーケットに通ってるのですよ。ブラックマーケット?どうして普通に入手するという方法を取らないんですの?非公式なところからグッズを仕入れるとかそれでもファンでして?
「ハナコさんには、ティーパーティーのお手伝いをしてほしいのですけれど。ヒトミさんのように」
「それは難しいと思われます、彼女は。そういった立場にはなりたくないでしょうし」
ハナコさんがそういう立場になることはまず無いと言っていいでしょう、あとしれっと私をティーパーティー側にするんじゃね〜ですわ。ありえねえですわよ、今の時点で胃痛が酷いのにティーパーティーに入ったらより大変ですわ、ナギサ様はまあまだいいかも知れませんが。ほか二人がめんどくさすぎますわ、未来視ができるらしい百合園セイア、力だけならトリニティで最も強いかも知れない聖園ミカ、そんな中に放り込まれたら私が死んでしまいますのよ。ただでさえ精神も身体もギリギリなんですのに……
「…私の方は報告書を出すだけで。特に用事は御座いません。ナギサ様もお忙しい中お時間を作っていただいたのでしょうし、私めは此処で失礼させて頂きます」
「そうですか……では、また後日」
できればもう二度と会いたくね~ですわ。そんなことはありえないのが泣きたくなりましてよ。そんな事を思いながらそそくさとティーパーティーの本部から目立たないように立ち去りますわ。こういうときは、そそくさと逃げるのが一番でしてよ。負け犬根性と言うやつですわ、生きてれば勝ち、死んだら負けですわ。プライドなんてものはそこらに群生してるトリにでも食べさせておけばいいですわ。
………それにしてもヘヴィな1日でしたわ、朝から夕方までイベント尽くしでしたわ。本当に普通の生活を送ることは出来ないんですの?……そうですか出来ませんか。くそったれな世の中ですわ
さて………帰ったらまたお仕事ですわ。もう何もかも投げ出してえですわー……はぁ、頑張ります。私がやんないとほかが巻き込まれるでしょうし、貧乏くじだと思ってやっておきますわ。部屋に入って制服を脱いで普段着になってシャワーを浴びて仕事をしようとすると。インターホンを鳴らされましたわ。タイミング悪いですわ
「はーい………少々お待ちを〜……」
ドアを開ければ………
「……………ヒトミさん?」
セリナさんが居ましたので扉を閉めましたわ。失念してましたわ、診察受けるというのをすっかり忘れてましたわ…ナギサ様から逃げるのに必死でヤバかったですわ、ドやべえ失態で笑えませんわよ。流石に思考能力に陰りが見えてきていますわ……
………とりあえずドアを開けることにしましょう。その前に膝を折って。地べたに手をついて、此れでいいですわ。いざ開門
「……大じょ「腹を切ってお詫びいたしますわ」いきなり自決宣言は想定していませんよ!?」
白装束なるものを用意するのを忘れていましたわ。あと自決するための武器がありませんわ、いや銃は有るんですけれどそれで死ぬほど弱くはないのは知っていましてよ。なんなら普通の戦車の砲弾ぐらいならノーダメージですわ。隕石?そんなもの落としてくるやべーやつとは戦いたくないですわよ
「本当に申し訳ありませんでしたわ……」
「いえ、お疲れのようですから……仕方がありませんよ」
セリナさん天使ですわ〜……立ち上がらせてくれようとしてくれましたが。脚に力が入らなくてよ、ホホホホ………流石に笑えないぐらい疲労が溜まっていますわね。数ヶ月まともに休んでいないツケが此処で来たのかも知れませんわね、まあ…仕方がありませんことよ
「ベッドまで、運んでくださいますか……」
「……!はい、勿論ですっ!」
その後、甲斐甲斐しくセリナさんから看病受けて。触診をしてもらって、胃に優しいポタージュを食べることが出来ましたわ。セリナさんの優しさで半分出来てる料理と胃薬くっそ染み渡りますわ……染み渡りすぎて気絶してとんでもないことになりましたわ、具体的には深夜近くまで寝ていて。起きたらセリナさんがまだそこに居たことでしたわ。軽く叫びそうになりましてよ
書いてもエデン条約編ぐらいだと思いますわ
番外編について
-
同じ作品で投稿して欲しいですわ〜!
-
別作品として投稿して欲しいですわ〜〜!!
-
ェ駄死もいいですわ〜〜!!!