ノブリス・オブリージュ?なんですのそれ?   作:一般お嬢様

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あらすじ

ミカ様、キレた!!!!!


笑顔は本来威嚇という意味ですけれど…こ、怖いですわよ聖園様

「……………」

 

「……………」

 

どうも皆様ご、ごきげんよう。天上ヒトミですわ、今。私は多分トリニティに入ってから数えて5本の指に入るぐらいの危機的な状態に立たされていますの。誰か助けてくれませんこと?え?そんな仲の良い人は居ませんでしょ、と?そうですわね、その通りですわ。よくご存じですこと

 

「あのー……聖園様?」

 

「なあに?」

 

「そろそろ仕事に……」

 

「なにか言った?」

 

ひえ………なんでも有りませんわ……。今現在置かれている状況は。静かにマジギレしてる聖園様と、正座させられてる私という構図ですわ。聖園様も床に座ろうとしましたけれど、そこは全力で阻止しましたわ。駄目ですわよ、聖園様がそういう事をしては。仮にもティーパーティーのトップなんですからとかなんとか言ったら。火に手榴弾を投げ込んだのか、より一層キレましたわ。どどどうしてですの?私は間違ってないと思いますけれど……

 

「ねえ、ヒトミちゃん。私、ヒトミちゃんをどういう意図で此処に居させてるか分かるよね?」

 

「か、監査役としてですわ」

 

それは重々承知しておりますわよ、ええ。ちゃんと試験の時に不正をしていないかはチェックしていますし。皆さんが勉学に集中できるようにあれこれやってますから。まあ、その辺りは問題ないと思いますけれど……何か駄目なところでも有りましたの?

 

「うんうん、そうだよね。監査役としてだよね?」

 

「ええ、それは重々承知───」

 

「ずーっと書類作業をさせるために置いたわけじゃないんだよ?」

 

「……そ、そうですわね」

 

ニコ〜って笑ってますけれど。これめちゃくちゃキレてる時の笑みですわ。本来笑顔とは威嚇という意味ですけれどそれにしたって怖すぎですわ。怖いですわよ聖園様、最近ナギサ様に似てきている気がしないでもないですわ。あの興味なさげな時代にお戻りになって!!

 

「で、ですが。皆さん勉学はしっかりやっていますし。自主的に試験勉強をしている以上、必要以上に介入するのは。自由意志を侵害、或いは妨害して落とそうとしていると誤解を招く可能性もございますので」

 

そう、皆さん割と真面目に勉強していますのよね。もうちょっと、こう。緩くとは行けないと思いますけれど、和気あいあいもしてるにはしてると思うのですけれど。遊ぶところは遊んでもいいと思いますわよ、介入するとすればそこぐらいな気がしますわ

 

「それはそうだね……でもねヒトミちゃん」

 

「何でしょうか?」

 

「それは補習授業部の事であってヒトミちゃんのことじゃないよね☆」

 

チッ……論点ずらしが通りませんわ。前の聖園様なら此れぐらいで煙に巻けていたと思いますけれど。なんと言いますか、元々地頭が良い方では有ると思われていましたが。最近それに拍車がかかってきているような気がしますのよね。ちょっと強くなりすぎでしてよ聖園様

 

「書類作業ばっかりだと、それじゃ監査役として派遣した意味もないし。職務怠慢って言わないといけないよ?ヒトミちゃん派遣したティーパーティー自体にも文句つけられそうだし……その辺りはどう考えてるのか教えてほしいな☆」

 

くっ………ナギサ様を相手にしているような感覚に襲われますわね。私が仕事しすぎだから休めと言ってくるナギサ様と違って。本来与えられている仕事をほったらかしにして、別の仕事をしているのはどうなの?と詰めてくる聖園様のほうがよっぽど厄介ですわ。ナギサ様は理屈でどうにでも躱せますが、聖園様のやり方は躱せませんわ

 

「もっと言うなら、書類作業のしすぎで倒れたら監査役として動くことすら出来ないし?ヒトミちゃん、何回もそれで気絶するまでやってるっていう前科もあるし。気絶しないっていう保証は何処にもないし?だから。どう思ってるのかなって☆」

 

「それはそのー……あれですわ、気絶する前に。寝ますわ」

 

「1日も休んでる様子見えないよ?」

 

「…………それはどれを根拠に?」

 

「ヒトミちゃんが出してる書類の量。いつもと変わらない量どころか増えて行ってるし?」

 

ちょっと強すぎます。強すぎますわ。これほんとに聖園様ですの???こう、もっと緩かった気がしますわよ聖園様。レスバ強くなりすぎでしてよ???ナギサ様のほうが躱しやすいとか辞めてくださいませんこと?あの人話がないからそっちもそっちで嫌なんですわよ?…などと思ってると

 

「ヒトミちゃん、あんまり言う事聞かないと私のところで管理するからね☆」

 

「ひえっ」

 

あ、思わず悲鳴が声に出てしまいましたわ。恐る恐る顔をあげると………

 

「……その悲鳴は何かなぁ?」

 

こっっっっっわ………めちゃくちゃ据わった目で此方を見てますわ。せ、生命の危機を感じますわよ。いつもよりも動悸がしている気がしますし、ちょっと。精神的な負荷がそろそろ限界に近づいてきていますわ………

 

「……別に、私は。ナギちゃんみたいに仕事するなとは言わないよ?」

 

「え、そうですの?」

 

「うん」

 

てっきりナギサ様と徒党を組んで仕事をやめさせるつもりなのだと思いましたけれど、そうじゃないんですわね……そのあとやり過ぎるなとは言うけれど。と付け加えられましたが

 

「ヒトミちゃんの生活の大半…というか、ほぼ仕事だよね」

 

「そうですわね、忙しい時は22時間「は?」………な、なんでも有りませんわ」

 

やっべ、口を滑らせましたわ。流石に合宿前から今まで徹夜キメてると思考力が大分堕ちてきていますわね。余計なことを言って墓穴を掘ること間違いなしですわ、既に掘ってるので意味がないですけれど

 

「だから、一気に取り上げると。多分ヒトミちゃん壊れちゃいそうだし、少しずつ。減らしていこうかなって。私もいきなりお買い物とかそういうの禁止されると辛いから。ヒトミちゃんが頑張ってくれてるお陰で楽な生活送れていたってのは事実だし」

 

「あ、ありがとうございます……?」

 

「やっていいなんて一言も言ってないよ?」

 

ひえ…………上げて落としたり、下げてから上げたりしないでくださいまし。必要なのかそうじゃないのかわからないのですわ。うう……胃が、胃が痛いですわ。また吐血しそうですわ

 

「……で、私聞きたいこと有るんだけれど」

 

「な、なんですの?」

 

「これ、なーに☆?」

 

聖園様がニッコリしながら問いかけて来たのは……書類がつまりに詰まった段ボール。私の部屋、大体段ボールだらけなのですわ。それは書類だけじゃなく、生活に必要なものは一括で買ってそれ以外に時間を使っているのですけれど……

 

今は合宿部屋、ということで書類の段ボールしかありませんわ、仕分け済みなのとそうじゃないもの。不備があるものや突っぱね返さないといかないもの。まあ……全部で。()()()、聖園様の目のつかない所に隠してるのを含めるともっとありますわ、そっちはバレてないのでなんとかなりますけれど

 

「なんで書類仕事ふえてるのかなぁ……おかしいなぁ?ティーパーティーからの依頼って書類仕事だったかなぁ……?」

 

訂正、なんとかなりそうに有りませんわ。頬をぐりぐりってされながら問いかけられると視線をそらして黙り込むしか無いですわよ。圧が、圧がすごいですわ。

 

「……ちなみに、何処からの仕事?」

 

「……ええと、ここの合宿所の許可書の追加とか、正義実現委員会への報告書とか。ティーパーティーへの報告書とかその他諸々ですわ」

 

「最後は仕方ないとして。1番目と2番めは何?一番目はティーパーティーに回せばいいじゃんね?2番めはコハルちゃん絡みかもしれないけど。ヒトミちゃんがやることじゃないよね?よね?」

 

あばばっばばば…………段々と普通のからかうような口調に戻ってるのが余計恐怖心を覚えるんですわよ!?

 

「はー………全く、ヒトミちゃんにこそ監査役つけたほうがいいじゃんね」

 

「それはちょっと……その、独りじゃないと仕事の効率が……」

 

「ヒトミちゃんに一番必要なのは初等部とかの教育だったりする?」

 

「流石にそれは抗議しますわ」

 

流石に失礼ですわよ!!失礼ですわよ!!店員さんと会話ぐらいは出来ますわ!!友達百人できますか?一人も出来ていませんわね、此処でそれで刺し殺そうとするの殺意高すぎですわよ?そろそろ拗ねますわよ?聖園様のこと無視して仕事始めますわよ?……それをやったら酷い目に会いそうなので辞めておきますけど

 

「……ま、ちょくちょく見に来るから」

 

「え?」

 

「なにか文句ある?」

 

「な、無いですわよ……」

 

聖園様がちょくちょく来られては仕事がままらないですわ!絶対に徹夜続けてると今日みたいなことになりますわよ!?嫌ですわ嫌ですわ仕事させてくださいまし!!私のアイデンティティ奪わないでくださいまし!!ソレぐらいしか私のレゾンデートルが存在「拒否するとセリナちゃん常駐させるからね」はい分かりました受け入れますわ。セリナさんを巻き込むぐらいなら聖園様が来るぐらい特に問題有りませんわ。遅れた分死ぬ気でやればいいだけですわ。私ならできますわ〜〜!!……多分、きっと。おそらく

 

「………で、いつまでそこにいるつもり?アズサちゃん」

 

「…む」

 

「え?」

 

聖園様がそう声をかけると、ドアが少しだけ空いており。アズサさんが此方のことを覗いていましたわ。うん、全然気がついていませんでしたわ、聖園様の言い方的にそれなりに長い時間観察されていたということですの?威厳とかその辺り最初から有りませんけれど。マイナス値に振り切れそうですわよ?

 

「い、いつから居ましたの……?」

 

「ヒトミが連れて行かれた頃から」

 

つまり最初から…??あの醜態をずーっと見られていたということですの?え、何その罰ゲーム。聖園様に詰め寄られてたほうがマシなぐらいの罰ゲームでしてよ???そう思っていると、聖園様からため息をつかれました

 

「普段のヒトミちゃんならすぐに気付くだろうから。だから休んでないんじゃない?って言ったの」

 

うーんこれはぐうの音も出ないぐらい絶対的な根拠ですわね…まあ、今日は休む方向で行きましょう、その方がいいですわ

 

 

 




次は聖園様とアズサさんのお話ですわ〜〜

断片的に出てきてる。1年前の事件についても書きますわ〜〜

どうして限界社畜お嬢様が限界社畜お嬢様になったのか、どうしてアズサさんと関係性が有るのか。気にかけているのか、その辺り書きますわ〜〜!!

番外編について

  • 同じ作品で投稿して欲しいですわ〜!
  • 別作品として投稿して欲しいですわ〜〜!!
  • ェ駄死もいいですわ〜〜!!!
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