ノブリス・オブリージュ?なんですのそれ?   作:一般お嬢様

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聖園様の思想とコハル様の反応を聞いた限界社畜お嬢様の反応は如何に……!?


なーにしてるんですの

コハルが啖呵を切り、ミカの提案を突っぱねる。その姿はトリニティが失って久しい姿であった、力は弱くとも心までが弱くあってはいけない。そんな姿勢だ、苦難に耐え。試練に真っ向から立ち向かう姿勢は好ましく見えるのだろう。それをミカは見届けた

 

「……うんうん、やっぱりコハルちゃんは強いね」

 

手放しの称賛だ、甘い誘惑。他者から無罪放免である、そう言われてその場から立ち去るのは、何の不思議もない。単に当たり前の権利を行使した、それだけのことである。ただ、それだけのことなのだ。だがコハルはそれを跳ね除けた、暴力で何もかも解決しようとすることは良いことではないと、例えそうするしかなくとも。

 

それを認めることが出来ないほど、ミカエル(聖園ミカ)は度量の狭い存在ではなかった。

 

「なら、戦おうか。()()の正義の心、私に見せてみなよ」

 

「い、言われなくても……っ!」

 

試練を与えられ、それに立ち向かう姿勢を見せる弱者を強者は歓迎する。少なくとも聖園ミカはそうだ、己とて。今の段階に来るまでは苦悩があった。本当に此れで良いのか?本当に正しいことをしているのか?それを悩んで悩んで、悩み抜いたゆえの現在だ。覚悟を決めた相手は哀れみ、逃げ道を用意してあげる憐れな存在ではない。明確に敵対する()だ。

 

聖園ミカは、下江コハルを自分の道に立ちはだかるにたる正義の使者として認めた

 

「………なるほど、見るからに戦力外と思っていたがそういうことでもないらしい。全員、情けはかけるな。あの手の手合は手強い、戦場では折れない相手ほど厄介な存在はいない。足元を掬われるぞ」

 

それはアリウスも同じだった。アリウスは元々が荒れきった状態でトリニティやゲヘナの憎悪だけで此処まで来た。だが、コハルの姿勢はそんな彼女達にも多少なりとも影響を与えたらしい。温情を掛けられている情けない輩から。踏み倒さなければ無い厄介な敵という認識に変わるぐらいまでは

 

アリウスは、下江コハルを戦うにたる敵と認めた

 

「………さて、じゃやろう……と言いたいところなんだけど。何か言いたそうだね先生」

 

ミカが銃を向けつつ、何か考え事をしているような先生に声をかける。ミカから促されると、先生は口を開いた。

 

「””……一つ聞きたいことがあるんだ””」

 

「んー……?まあ良いよ。答えてあげる」

 

「””何故ヒトミの事は逃がすとは言わなかったんだい?””」

 

先生の問いかけに、その場に居た全員が。言われてみれば…というような顔をする。天上ヒトミ含めた尽力している生徒。または普通に生きている生徒のためにトリニティを一度解体するつもりなのだ、コハルや先生は逃がしてもいい。とは言った。だがそこにヒトミは含まれていなかった、その点については疑問に思うことが有るのは仕方がない、仕方がないのだが

 

「はー……………」

 

ミカから漏れたのは失望を多分に含んだようなため息だった。先生はそれを見て選択肢を間違えたのか?と背中に冷や汗が流れるような感覚に襲われる

 

「先生、ヒトミちゃんのことちゃんと理解してないね。それどころかしっかり関わってないんじゃない?」

 

「””そうかもしれないね………””」

 

「ま、いっか………その辺りは最初から()()()()()()()。……まあいいや、ヒトミちゃんはこの場から立ち去る?それとも立ち去らない?」

 

先生にそう言いつつ、今の今まで黙り込んでいるヒトミの方にミカは視線を向ける。そして心底面倒くさそうに問いかけるのだった

 

そしてヒトミから漏れ出したのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はー……………」

 

これまた心底面倒くさそうなため息だ、ミカ以上の嘆息だった。ひたすら面倒くさいというような顔にミカ以外の面々が驚く、まさかの反応であることは変わりがない

 

「皆様、戦うのであれば早くして頂きたいものですわ」

 

次に飛び出した言葉もこれまた驚きを与えるのには十分なものだった。やるならさっさとしろと言わんばかりの無関心っぷりである。ミカの思想も、コハルのあの咆哮も心底どうでもいいというように

 

「……ですが、ヒトミさんとミカさんは仲が良いと思っていたのですけれど。そこは?」

 

「それが?なにか関係ありますの?」

 

ハナコの問いかけにヒトミがぞんざいに答える。言外にお前に私とミカの何が分かるのかと言うような物言いにハナコがくちをつぐむ。この二人の関係性は、他者には少し理解しがたいものであるからだ、口を挟めるのはおそらくナギサぐらいだろうか?

 

「仲が良かろうと悪かろうと、そんな事は関係ありませんわ。全くと言っていいほど、皆様。私がどうして此処にいるのかお忘れですか?まあ、忘れているでしょうね。自分達がどういう立場なのかも」

 

それは言外に何してるんだお前ら、というものだった。普段よりもやさぐれているような物言いに誰も何も言えなくなる中。ヒトミがもう一回深い深いため息を吐き出しながらこういった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴方方補習授業部は試験に合格しに来たのでは?何故目的を忘れていますの?はっ倒しますわよ?」

 

『…………!?』

 

補習授業部はそこでようやく自分達がどれほど場に飲み込まれていたのか把握した。今此処で何を語ろうと、何を思おうと。そもそもテストを受けられなければ退学なのだ、思想云々言っている場合ではないのである。それを見てまたため息

 

「これは前に話したのですが、私はテストの結果云々で退学になるのであれば何もしない。ですがテストを受ける以前の問題であれば好きにすると申し上げたはずですが?」

 

そのまま歩いていき、ミカと一定距離を取りつつ、ミカに銃口を向ける

 

「聖園様にこき下ろされて傷つくのも結構ですが。それよりもまず自分達が何をするべきか。それを理解してください、貴方方はテストを受けに来ただけです。諍いに来たのではありません。その手の諍いは……私の受け持ちですので……それとも。1年生のコハルさんが立って、2年生の貴方方が立てないとは言いませんわよね?あまりにも情けないですわよ」

 

顔だけ補習授業部の方を向けて、珍しく若干煽るような顔をしつつ発破をかける。そうすれば、各々ようやくいつもの調子に戻ってきたのか。それぞれ臨戦態勢を取った

 

「先生。貴方も早く指揮に頭を切り替えるように、その為に呼ばれた筈では?」

 

「””ごめん、目的を見失っていたよ””」

 

先生もいつものように指揮を取る準備に取り掛かり、両者の間に緊張感が走る。一触即発の雰囲気が伝わり、それが次第に膨張していく。

 

「先生、アリウスの生徒の相手をよろしくお願いしますわ」

 

「アリウスの皆は先生の相手をしてねー」

 

ヒトミとミカがお互いにそういった瞬間。両者はその場から飛び上がるようにステージの方へ移る。お互いがお互いに味方がいると逆に動けなくなるという判断をするであろうという想定のもとである。

 

「じゃあ………やろっか☆」

 

「仕方がありませんわね、押し通りますわ」

 

避けられない戦いが始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 




限界社畜お嬢様「お前らテスト受けに来たのでは?」

補習授業部一同「はい………」

限界社畜お嬢様「ならテストを受けることだけ考えるべきでは」

補習授業部一同「はい……そうします………」









というわけで。正解はんなことよりもはよテスト受けるように準備しろよ。お前らただの一般生徒だろアホ、というのが正解でしたわ!!!皆様ちょっと限界社畜お嬢様の理解度が足りていないようですわね!!!《違》

あと、次のお話ではとある助っ人が参戦しますわ

番外編について

  • 同じ作品で投稿して欲しいですわ〜!
  • 別作品として投稿して欲しいですわ〜〜!!
  • ェ駄死もいいですわ〜〜!!!
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