ノブリス・オブリージュ?なんですのそれ?   作:一般お嬢様

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皆様お久しぶりですわ〜〜〜!!!!私、コロナにかかってとんでもないことになっていましたわ〜〜!!!おファックですわ〜〜!!!

ということで短いですけれど。助っ人参戦までですわね。誰が来るかは予想しておいたでしょうから。答え合わせ……ですわ!!!


『正義』

「はっきりと申し上げるのであれば、聖園様。貴女はこちら側に来るべきでは有りませんでした。此方側、というのは政治のお話です」

 

「…つまり、私に他の子と同じ様にしていればよかったということ?」

 

「身も蓋もない言い方をするとそうなりますわね」

 

ため息混じりにヒトミがそうこぼす。ミカは言外に他のトリニティの生徒、何もしてこなかっただけの生徒のままでいればよかったのか?とヒトミに問いかければ。ヒトミはそれを肯定する、それにミカは不快感を隠すことはなかった。

 

「流石にそれはヒトミちゃんにでも言われたくないな」

 

「身も蓋もない言い方をすれば、ですよ。……これは推測ですが。聖園様は恐らく、ではありますが『保険』なのですよ」

 

「……保険?」

 

ここでミカが怪訝な表情を見せる。保険とはどういうことなのか、あまり想像がつかない。その様子にヒトミが再度口を開く。

 

「トリニティの裏切り者を探していたナギサ様がそれを考えないわけがないのですよ。トリニティに裏切り者がいて、本来のホストである百合園様がホストをすることが出来ない状態での代行ホスト。ともなれば、次に狙われるのは自分。仮に自分が倒れることも考えていたはずですわ」

 

「……その後釜を私に?」

 

「似てるようで違いますわね…ただの後釜では有りませんわ。()()()の後釜ですわ」

 

その言葉にミカがぎょっとした顔をする新体制、というと事もそうだが。それをまとめて担わせようとしていた可能性があるナギサへ、である。そんな事は一切言われたことはない、あくまでもヒトミの仮定の話なので当然といえば当然だが

 

「トリニティの裏切り者が自分の命を狙うと仮定すると、ナギサ様の場合は自分もろとも、裏切り者を葬り去るでしょうね。ついでと言わんばかりにトリニティの悪しき風習すら道連れにして…()()ナギサ様ならそういった事をすると思いますわ……試験当日に起きた爆発、あれをどう思います?」

 

「…ただのゲヘナの日常だと思うけど」

 

「そうですわね、あれは偶然の産物……ただ、ナギサ様が関わっていない証拠もない。ともすれば、普通ならどう思われるでしょうね?そして、今回のエデン条約締結への動きを他のティーパーティーから見ればどう思われるか、ですわ」

 

「……自分に、ヘイトを集めようとしている?」

 

「そういうことになりますわね。」

 

つまるところナギサの行動にはとある一貫性があった。ヒトミへの対応含めてである、ナギサの行動はどれも此れも、多方面からヘイトを買うような行動だった。先生からも、補習授業部からも。内部のティーパーティーや正義実現委員会にもである。一手にヘイトを集めることで、相手の出方を伺っていた。

 

そして、ヘイトを向けられていた一つである補習授業部の中に居るトリニティの裏切り者と遭遇した

 

「そして、ナギサ様は恐らく…自爆したと思われます」

 

「……っ!?」

 

ヒトミの言葉にミカが今度こそ心のそこから驚愕する。あの体があまり強くない幼馴染が自爆?自分やヒトミならば余裕で耐えられるだろうがナギサはそうではないだろうと。ヒトミの視線がアズサの方へ向けば、アズサが小さく頷く。肯定の意味だろう

 

「ナギサ様は、私に()()()()()をしてほしかったんだと思いますわ。最悪死んでしまうことになるから、仲が良好に成りつつ有る聖園様にへと」

 

「じゃ、じゃあ……」

 

「そうですわね、あまり言いたくは有りませんけれど…聖園様の行動でナギサ様の行動はほぼ台無しということになりますわ」

 

ヒトミは言葉を選ぶこと無く、事実だけをミカに伝える。ヒトミがティーパーティーと接触しなかったのも。自らを遠ざけたのも、虎視眈々と。トリニティに巣食う次代に残してはいけないものをまとめて道連れにする準備をしているのだろうと。なんとなく察したのだ、急に自分への仕事の進捗を聞かなくなったりと。

 

「………なーんだ、考えることは。割りと一緒なんだね」

 

「…なるほど。聖園様も」

 

「まあ……ね」

 

それを聞いたミカは深い溜め息をついた。これでは行き違いで意味がない行為に成りかねないと、ただ。それでもミカは取りやめるつもりは無いようだった。

 

「……今更、だからね。一度引き金を引いたんだから、最後までやり遂げないと意味がないかなって。というわけだから、さっさと決めちゃおっか」

 

「!」

 

ミカがそう言うと、追加のアリウスの部隊が到着する。かなりの生徒数であったところに追加の生徒なのだ。流石に先生達が持つとは思わない。疲労は蓄積する、ヒトミも例外ではない。

 

「………ああ、そうそう。()()()()()()()()()()()()()()()

 

「……っ!」

 

ミカがなんとなしにそういったのはハナコへだった。正確には、シスターフッドは動いてはいる、動いてはいるのだが。アリウスの別働隊が足止めをしているのだ、外から聞こえてくる散発的な爆発は恐らく此れなのだろう

 

「ヒトミちゃん、ヒトミちゃんは確かに強いよ。でも一人だけ強くても、周りが弱かったら意味がないんだよね。ヒトミちゃんは単独で戦うことがほとんどだったろうから、意識からすり抜けてるんだろうけどさ」

 

銃を構え直したミカの言葉に、ヒトミの頬から汗が滴り落ちる。ヒトミの方にも余裕があるわけではない、聖園ミカという規格外の生徒との戦闘は如何にヒトミとはいえ苦戦を強いられるし負担にもなる。加えて先生達への随時の援護も有る。だからこそミカは先生達を放置しているとも言える、あれは足かせになるという直感だ。実際それは当たりである

 

「……ま、ちょっと寝ててもらうだけだからね。ヒトミちゃんは」

 

「ご遠慮しておきますわ」

 

「そっか、じゃ……」

 

ミカの提案を素っ気なくヒトミが断ると、知ってた。というような顔で流したあと。ミカは銃に力を込める。できるだけ、痛み無く意識を刈り取れるようにと

 

Kyrie Eleison(主よ、憐れみたまえ)

 

「…っ!」

 

一瞬反応が遅れたヒトミはミカの銃から放たれる流星のような一撃を余すこと無く叩き込まれることになる。1発1発が光の濁流のように押し寄せ、暗がりのトリニティの一部を照らしながら破裂し、爆発を引き起こす

 

「……………」

 

ミカは油断することはない、相手は戦車と普通にやり合える相手。有効打にはなるが決定打にはならない。そういう直感は確実にあった。そしてそれは事実でもあった

 

「……なかなか、効きますわね」

 

「まー……倒せないよね」

 

半ば諦めのような声を出すミカと、今まであまり痛撃を受けたことがないというように。爆心地に立っているヒトミが口の中から血を軽く吐き出しながら口元を拭う。制服の一部は焼け焦げており、そこには包帯が巻かれていた

 

「……それ、何処で傷付いたの?」

 

「古傷ですわ、昔の」

 

ミカの問答に深く答えることはなく、ヒトミが少しふらつきながらそう返す。思いの外ダメージが蓄積していると判断したミカが攻撃を続行しようとした瞬間のことである

 

体育館の外からでも聞こえるほど大きな爆発音が響いてきたのだ

 

「……何の音?」

 

予想していない爆発音にミカが思わず手を止める、それはアリウスの生徒もそれと戦っている先生達も同様だった。普通の爆発音ではない、先程から響いているのとはまた違う方角。どんどんとコチラへと近づいてくる。

 

一瞬、ピタリと爆発音が鳴り止む。嵐の前の静けさ、それはすぐに打ち破られることになる。

 

 

「──な、何者だお前──!!」

 

 

──体育館が夜中にも関わらず光に包まれる。薄暗い中で戦っているせいもあって、急激な発光には目が追いつかない。夜目で慣れているなら尚更である、強力なフラッシュに目をやられている間にバタバタとステージへと続く一直線上の敵が倒され。それと同時にミカへと再度何かが投擲され、強いフラッシュによって動きを封じられる

 

全員がフラッシュによる目潰しから段々と戻ってきたあと。ミカが乱入者へと問いかける

 

「……見慣れないけれど、貴女は誰?」

 

「私ですか?」

 

乱入者へは答える。別にティーパーティーではないと、なんなら正義実現委員会でもシスターフッドでもないと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「─────ただの、自警団です」

 

ただの、トリニティで生きている人間だと




というわけで助っ人枠は。自警団のあの方ですわ〜〜〜!!!実はめちゃくちゃ隙なのですわ〜〜!!イチャコラさせたい枠ですわね。

次で……多分2章は終わりですわね。多分ですけれど

番外編について

  • 同じ作品で投稿して欲しいですわ〜!
  • 別作品として投稿して欲しいですわ〜〜!!
  • ェ駄死もいいですわ〜〜!!!
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