ロストワードにハマったので初投稿。
赤と青の線が入り混じった無機質の空間から脱したあなた。
神々しい光に包まれると共に、その空からから脱した先は
先程の無機質な空間とは打って変わって、鳥の囀りが
聞こえてきそうで 今にでも迷い込んでしまいそうな、
緑に包まれた森の中だった 。
あなたは 倒れていた身を起こし 、立ち上がる 。
身体を視る限りは 特に目立った外傷も無く 、本当にただ
意識を手放していたみたいだった。
だが、どうしてこの森に倒れて居るんだろうと あなたは
自分の居る状況を把握し疑問符を浮かべる。
あなたは 自分が此処に来る前に何をしていたのかを
思い出そうと 頭を回す _____ 。
.... だが、あなたの頭はその記憶を忘れてしまっており 、
ポッカリと穴が空いてしまっているような感覚に陥る。
記憶喪失、とか言うやつだろうか 。
だが あの無機質な夢のような空間で起きた出来事は全て
覚えて居るし、何なら 自分が何者であるかさえも
はっきりと思い出して居る。
だが 、ソレ以外の記憶が軒並みすっぽ抜けて居るのは
どうもおかしいと あなたの記憶について不穏な事実が
頭を過ってしまう。
身体に漲る呪力も 、自分に刻まれて居る術式も 有る筈なのに。
どうも肝心な部分が抜けて居るようだ。
そしてあなたが 何かないかと自分の身体をまさぐってみると、
自分の服のポケットに何かが入って居る事に気付く。
あなたはそれを片手でそのポケットから引き摺り出し 、
自分の視界に捉えさせる。
見ればそれは 手記帳のようなものであり、上等な革のケースに
覆われており 、ご丁寧にペンまで付随されている。
こんなもの持っていたか ?とあなたは訝しむが 、いかんせん
ここに来た経緯すらも抜けて居る身でもある為、何処かで
手に入れたのだろうと 推測を立てる。
その手記帳は鍵などは掛けられておらず、あなたの手によって
容易にその中身を視認する事が出来るようになっている。
ペラペラと 紙のページを捲って行くが 、何処までいっても
白紙のまんまで 途中からは見る気が失せたので、そっと
仕舞い込もうとポケットの中にその手記帳を突っ込んだ。
兎に角、あなたは此処が何処かを突き止める為に
この鬱蒼とした森の中を進んでいく事にした。
目的も アテも無い旅路では有るが 、きっと 適当にフラついて
いれば 村や町ぐらいは見えて来るだろうと 思い 、
また足を前に一歩踏み出して歩き始める。
その身に呪いを滾らせながら _____ 。
Said Out 。
ここは魔法の森 。
幻想郷にある森の中でも特に大きい規模を誇る森であり、
その地名自体ならば名前を知らぬ者はそう居ないだろう。
しかしその森に往来する人は少なく、曰く大きい森故に
迷いやすいとの事らしい 。
そんな魔法の森の中では時折、魔法使い達が日夜
魔法の研究に明け暮れて居るとも噂を耳にする人も
多いと言うが 存外、それは間違いでは無いのかもしれない。
そんな魔法の森にはポツポツと各地に魔法使いらの家が
点在しており、その家で魔法商を営む者も居ると言う。
存外、この魔法の森の環境は魔法使い達にとっては
心地良いものなのかもしれない 。
ここでは、時々 魔法使い達が主催するお茶会が開かれる事も
有るが 招かれる人は 指折り程度の数しか居ない。
魔法使い達にとって人付き合いと言うものはなるべく
繊細に慎重に立ち回りたいと言う思いあってかと言うのは
我々の知るところでは無い。
話を戻すと この魔法の森で 今日 、そのお茶会が開かれるようだ。
青い屋根が目立つ 一軒家の庭にて そのお茶会の準備は着々と
進まれていた 。
『 ああ 、忙しい忙しい♪』
そう言いながらもニコニコで その準備を進める一人の少女。
庭に並べられたお茶会用の机や椅子は 陽の光を柔らかに
反射しており 、光沢が映し出されて居る 。
『 ね 、パチュリー ♪ 忙しいわね ー♪ 。 』
彼女の名前は アリス ・マーガロイド 。魔法の森に住まう
魔法使いの一人であり、七色の人形使いと言う異名を
冠しており 、その異名の通り 彼女の周りには幾つか
の少女を模したような可愛らしい服装をした人形が
ふわふわと彼女の周りを飛び交って居る 。
『 えぇ 、忙しいのはそうだけれど .... 。
アリス ...... あなた かなり楽しそうに見えるわよ 。』
一方で 、パチュリーと呼ばれた 少女は楽しそうに準備する
アリスとは 正反対のように 、冷静沈着と準備を進めて居る。
パチュリー ・ ノーレッジ 、アリスと同じく魔法使いだが
パチュリー 自身は魔法の森には住んでおらず 、紅魔館と
言う館の地下にある図書館の司書を務めている魔法使い
でもある 。
アリス
『 そうかしら 、気のせいでしょ ? 』
パチュリー
『 まぁ、別に良いけれど .... 、ティーポットは何処
に置いたら良い ? 』
アリス
『 そこのテーブルの上よ 。
あっ、その前にクロスも敷かなきゃよね !
そうそう 、お菓子も持ってこないと。
そこは 蓬莱と上海に任せて .... ああ、忙しい ♪ 』
そう言いながら 、アリスは 意気揚々と準備を進め 、
お茶会に必要なものを取ってこようと ルンルンと駆け出して
行く。それにパチュリーは 『 ゆっくりで いいわよー 、』と
軽く声を掛けてそれを見送った。
パチュリー
『 まったく ... 久しぶりのお茶会だからって 、浮かれちゃって。』
『 私みたいに、冷静に対応してほしいわね 。 』
そう言いながらも パチュリーも お茶会の準備を 笑顔で
進めて行く 。アリスほどでは無いが パチュリーも
お茶会には 少々楽しみにしていたものもあるようで
その準備は パチュリーにとっても楽しいものと
なっていた 。
パチュリーが そのお茶会の準備に気取られていた時ぐらいか
ちょうど 、そこには “ 彼 “ の姿も同時に写っていた。
Said you
暫く あなたが森を彷徨っていると 突然 、森が開けた地が
見えて来た 。
ようやく町や村か 見えて来たか と思いながらも あなたは
早足で その地へと 足を運ぶ 。
そして歩いてから20分したぐらいだろうか 、あなたが
魔法の森から抜けた先に写っていたのは .... 。
そこは村でも町でも無く 、一つの一軒家 がポツンと
建てられていた 。
あなたは その家に対して 、何で こんなところに家が
一つだけポツンと置いてあるのだろうと言う疑問符が
浮かぶ 。
いや 、今はそんな事を考えている場合では無いだろうと
その疑問符を掻き消し 、その家に足を運ぶ事にする 。
その一軒家は 見れば見るほど 綺麗に壮観を放っており
静かな森の中に建てられていると言う事もあってか 、
幻想的な風景を何処か感じられるようになっている。
あなたは その一軒家にもしかしたら誰か居るかも
しれないと言う期待を持って 近付いて行く。
実際、蔓一つすら生えていない家ともなると
綺麗に手入れされている証拠なので、
誰かでも居たら、その人に色々とここについて
話を聞くのも良いかもしれない 。
そうして考えに耽っている内に 、その家の近くまで
あなたは やって来た 。
青い屋根か目立つ綺麗な一軒家だなあと あなたは
改めて感じてみる。
あなたは 家に誰か居ないか 、と探そうとしてみると
あなたの視界には一人の少女が視界に映る。
紫色の髪をした少女は 両手にティーポットを
持ち 、せっせっと 何か準備をしているような
印象を受ける 。
白い椅子やテーブルが庭に並べられている
辺り、お茶会でもするのだろうかとあなたは軽い
予測を立てる。
丁度、外に出ているのなら 話が早い 。
早くも第一村人発見、と言う事で 彼女に話かけてみることに
する。
彼女に足早に近付こうとする も、その準備に集中して居る事
からだろうか こちらに気づく素振りはしないようだった。
あなたはその彼女の背後から ” こんにちは “ 、と
声を掛けると 彼女は !? マークを浮かべるのが
容易に想像出来るほど、びっくりしたらしく
素早く此方の方向に身体を向けた 。
『 貴方 ... ずっとそこに居たのかしら?
全然 気が付かなかったわ 。』
どうやら、本当に貴方の存在に気が付いていなかったらしく
その少女は思わず 、ずっとそこに居たのかと
問いをこぼしてしまうほどだった。
『 初めまして ... 。 』
何はともあれ 、まずは挨拶からか と思ったのか 。
その少女は軽く貴方に向かって挨拶を交わす。
それに対して、貴方も “ 初めまして “ と
言葉を交わす。
そんな時だろうか 、家の向こうから もう一人の少女が
此方に近付いて来る事を 貴方の視界が捉える。
『 丁度良いわ 、アリス 。
あなたにお客さんよ 、』
『 えっ、私に ? 』
アリスと呼ばれた少女は 、驚いたような顔をした後に
貴方の事を 視界に映す 。
そうして十分に見終わったのか 、アリスは暫くした後に
言葉を紡ぐ。
アリス
『 うーん ... 私の知人じゃ無いわね 。』
パチュリー
『 ええっ? 違うの ?』
アリス
『 失礼だけど 、どちら様 ..... 、あっ! 』
アリスがそう言いかけた時 、何やら 思い付いたような顔を
して 、かと思えば今度は 少し呆れたような表情を
浮かべながら 口を開く。
アリス
『 分かったわ .... 魔理沙よ 、魔理沙。』
そう言うと 、隣の少女も あぁ 、と何処か納得したような
表情を浮かべる。
何でも 、その魔理沙と言うのは 自分らの知らぬ間に
友達を作って居るらしく 、あなたも その魔理沙の知人なの
では無いかと 推測を立てて居る 。
しかし、当のあなたは魔理沙のことなんて知らないし
何なら 今名前を聞いたまでもある 。どんな姿なのか
どんな顔をしているのかも 分からないので、完全に
的外れな推理でもあった。
だがそんな事は露知らず 、二人は その魔理沙が
来たら あなたの自己紹介をする と言う事になったらしく
その間に 、あなたもお茶会の準備を手伝う事にした。
流石に その肝心の魔理沙が来るまで 、何もしてないのは
していられないので 、半ば 頭を冷静にフラットにさせる
目的でも あったのだ。
アリス曰く、人形の手も足りなかったらしいので
丁度良かったとの事 。
あなたの視界には アリスの周りに ふよふよと浮かんでいる
人形らが飛び交って居るのを見て 人形とはそう言う事なの
だろうと 理解する。
同時に、あなたの頭には あの人形はどうやって
動いて居るのだろうと言う小さな疑問が頭を過ぎる。
だが、あなたは呪術師を生業として居た為
非現実的な存在•現象には慣れっ子なのでこの人形についても
特段、恐怖も何も感じられなかったので 取り敢えず、
あの人形は 術式か何かで動いて居るんだろうと結論付けて
またお茶会の準備にへと足を運んでいく。
[ 数分後 ]
お茶会の準備が粗方終わり、後は肝心の魔理沙を待つだけなのだが
当の本人が幾ら待っても来ないことから 、先に三人分だけ
お茶を淹れて 軽く始める事にした。
あなたが “ いつもこうしてお茶会を?“と聞くと、
その問いに返答したのはアリスだった。
アリス
『 えぇ 、私も パチュリーも 紅茶が大好きなの 。』
アリス
『 私たち 魔法使いは 研究で篭りがちだから、息抜きでも
あるわね 。 』
なるほど 、とあなたは理解したように首を縦に振る。
魔法使い ... ともなると やはり魔法を使って
闘ったりするのだろうか 。
お伽話や創作話でしか出てこなかった魔法の存在を
この目で見られるのは とても特なのかもしれない。
まぁ、自分も魔法と同じようなもんを使うけど 、とも
思ってみる。 紫色の少女 ... 基いパチュリーも
同意見らしく。紅茶を飲むと頭がスッキリする、
との事 。
どうやら魔法を研究する者も そうやってカフェインで
頭をスッキリさせるのか。と考える。
呪術師の中にも研究に力を入れるものも幾分かは
存在する 。
呪いが籠った呪具だったり、呪物だったりとその種類は
多岐に渡る 。
中でもどこぞの呪詛師が作った 龍の骨を使ったと豪語する
骨の刀は使い勝手が良かった なぁ、と過去にあった
出来事をあなたはボヤ〜と思ってみる。
そこから先は 、色々と魔法使い達の見解を聞けたと思う。
中には魔理沙の話題も入っており 、アリスとパチュリー曰く
借りたものは返さないし、節操も無い との事。
めちゃくちゃボロクソ言われてるかもしれないが、
二人は特に怒る様子も無い辺り、そこまで本気で怒ると言う訳
では無さそうだ。パチュリーだけはどちらかと言うと
呆れた顔をしていたのだが ...。
まぁ、そこら辺は深く首を突っ込まないようにしよう。
あっ、紅茶うまい 。あっ、お菓子美味い。
そうして三人だけのお茶会を楽しんでいると 、
家の向こう側から 人の気配がするのを貴方は
察知した 、と同時に その奥から 人影が
映るのを あなたの視界は同時に捉える。
『 すまんすまん、遅くなったぜ 。』
あなたの目の前には 白黒のいかにも魔女ですみたいな
格好をした金髪の女の子が視界に映って居た 。
第二話いかがだったでしょうか。
内容を見れば分かる通り、ロストワードの序章のアレです。
多分分かる人には分かるはず(他力本願)
ロストワードの要素を6割方混ぜつつ、しっかりヤンデレ要素ブチ
込んでいくんで見とけよ見とけよ〜?
それでは今回はここまで。
あけましておめでとうございます。来年も宜しくお願いします。