今年最後なので初投稿。
あなたの目の前に現れたのは、白黒のいかにも魔女っぽい
格好をした 金髪の女の子 。
それを見た、アリスとパチュリー は二人揃って その
少女の名前を叫ぶ。
アリス&パチュリー
『 遅いわよ!魔理沙 !』
魔理沙
『 いやー悪い悪い 。
ちょっと森で珍しいものを拾ってさ!』
どうやらこの子が 件の魔理沙と言う人物らしい 。
成程 、恐らくこの子もアリスやパチュリーと
同じく魔法使いなのかと あなたは理解する。
親そうに話している辺り 、きっと面識が
深い関係なのだろう。
アリス
『 そんなことはどうでも良いわよ 。
あまりに遅いから 、先に始めちゃったわよ 。』
パチュリー
『 ほら、貴方の招待客が先に来て 、
待ちぼうけしてたわよ 。 』
パチュリーが そう言いながら 、あなたの方を向くと
魔理沙も それに準じるように また自らの視界に
あなたの姿見を映す。
魔理沙
『 え?私の招待客? 』
まぁ、そりゃそうなるよなぁ。とあなたは内心分かりきった
感じで 魔理沙を見る。
いきなり知らない人が自分の招待客だ 、と友達に言われて
もみろ 。絶対何の事か分からずじまいになる 。
当の本人も 『 ............. んん? 』 と訝しんでる様子で、此方を
見ている事から 、あなたの予測は当たったと見て
良いだろう。
魔理沙
『 うーん ....... 誰だっけ ? ....... まぁ、いいか !
お前も楽しもうぜ 、なぁ?』
適当過ぎる 、適当にも程がある 。とあなたは考える。
少なくとも 何処から来たか とかは聞かなくても、
良いのだろうか 。
まぁ、あなたは ここに来た経緯が頭からすっぽ抜けて
いるので 聞かれても答える事は出来ないが .... 。
その言葉を聞いて 、アリスやパチュリーも
魔理沙に向けて 口を揃えて 『 適当 』 と言い放つ。
どうやら 、魔理沙は 細かい事はあまり気にしないタイプらしい
まぁ、此方としても 変に正体を探られもしないので
助かるっちゃ助かるのだが .....,。
そんなこんなで人数も集まったことなので、本格的に
お茶会が開かれる事になった 。
魔女三人に、呪術師一人 となかなか 見れない面子の
お茶会だが 、今は楽しむ事にしよう。
魔理沙は 、早速 卓に着いて 紅茶とお菓子を楽しんでいる
ようで 、アリスとパチュリーも 同様に 楽しんでいる
様子 。
魔理沙
『 むぐむぐ .... お茶もお菓子もうまいな!
パチュリー 持参の紅茶葉と、お菓子はアリスの手作り?』
アリス
『 えぇ .... そうだけど 。』
パチュリー
『 よく気付いたわね 』
あなたは 魔理沙が 一瞬で紅茶葉とお菓子の出所を
当てた事に おぉ、と内心感心する。
幾ら身内で有ろうとも こうも一瞬で当てるのは、
難しいんじゃないか 。とあなたは考える。
魔理沙曰く 、今まで何度も親しんできた味 だかららしい。
成程 、それなら 分かるか とあなたも理解する。
そんなこんなで駄弁りながら、お茶会をしていると
再び .... だろうか 、家の向こう側から 人の気配が
するのをあなたは感じる。
魔理沙でも無いとなれば 、一体誰だろうか ? と
あなたは考えるが 、害は無いだろうと思い 、
あまり深く考えないようにする、 そしてその気配は
いつの間にか 姿見となって、あなたの視界に映り込む。
『 ちょっと失礼するわよ ? 』
そう言いながら 現れたのは、巫女服を纏った 赤く大きいリボン
が特徴的な少女だった。
魔理沙
『 おいおいおい、どうしたんだ?霊夢。
何か用事か ? 』
どうやら 、魔理沙の知り合いらしく 名を霊夢と言うらしい。
魔法使いでは無さそうな風貌と、手にはお祓い棒が握られて
いる事から あなたの“ 同業者 “ か 単純に神託を任されている
地方の巫女さんだろう。
どちらにせよ、ついに呪術と近い縁を持つ人が来てくれたので
あなたとしては妙に親近感を持つのだった。
霊夢
『 あっ、お茶してたのね 。
私も ご相判に預かっても良いかしら ?』
アリス
『 ええ、構わないわよ 。 』
霊夢
『 それじゃあ .... お言葉に甘えてっと ... 』
そう言うと 霊夢も 、パチュリー持参の紅茶葉を使った
紅茶を飲み始める。
現在 魔法使い三人 呪術師一人 そして、新たに巫女一人が
加わると言う 、ファンタジーにも程がある面子が揃ってると言う
状況 ... 洋と和がちょうど良いぐらいに何故かマッチしてるので
呪術師であるあなたは 奇妙な感覚を覚える。
だが 、郷に入れば郷に従え と言われてる通り、ここが
そう言うものなのだろう。とあなたは これ以上深く
考え無いようにする。
霊夢
『 ふぅ .... たまには紅茶もいいものね 、
お茶請けのお菓子も、甘さが染み渡るわ〜 。』
どうやら 巫女さんでも紅茶やお菓子の良さが分かるらしい。
別に 疑っていたわけでは無いが 、単に意外だなあと
思っただけであって 、そこには何も他意は無いのである。
パチュリー
『 それより博麗の巫女が 、わざわざ こんな森まで
ご出勤と言うことは _______ 。 』
『 “ 何か “ が起きたの ? 』
そうパチュリーが 言った瞬間、霊夢の顔が神妙な顔向きに
変わる。どうやら 、この地で何かあったらしい。
その何かを推察できるほど、あなたはこの土地の事を知らない
ので 、今は大人しく 霊夢の話を聞いておこう。
もしかしたら 、この地についても詳しく聞けるかもしれない。
霊夢
『 まぁね 、ご明察 。
この面々なら .......... ちょっと見てもらえるかしら 。』
霊夢がそう言うと 、自分の懐から 『 これなんだけどね 』と
言いながら ある物を出す 。
それは 掌に丁度収まるサイズの六面の立方体に格子状に
切り線らしいものが入っている、青い幻想的な色を
緩やかに放って居る宝石のようなものだった。
アリス
『 あら、綺麗ね 。宝石か何かかしら 。』
パチュリー
『私の知らない宝石があるなんて ... 看過できないわね...
もぐもぐ ...... 。』
霊夢
『 これ一つだったら ... 《珍しい宝石》で済ますけど ... 』
曰く 、この宝石は 至るところにポツポツと落ちて居るらしい。
その口ぶりからして 前までは無かったモノなのだろう、と
あなたは推測する。と、なると 呪術の観点から見てみると
この宝石は 一種の呪物であるのでは無いかと あなたは
推測する。
呪物は多種多様なモノが存在しており特にあなたが知ってる
範囲では、両面宿儺の指や呪胎九相図などが それに
分類されるであろう。
この宝石も 何かの呪物の一種か .... 、とあなたは考えるが
この宝石からは 呪物特有の呪力が籠っていないので
まだ断定は出来ない 。
それこそ この地特有の生成物と言う可能性も無きにしも
あらずなので 、数ある可能性の分岐の中から呪物だと
特定するのは早計だろう。
魔理沙
『 そうだ!私が森で拾ったやつ !
ほら .... これこれこれ ーー !! 』
と、魔理沙も 懐から霊夢と同じような宝石を出す。
見た目 、大きさ 、重さ 、材質の全てが同じらしく
アリスとパチュリーも同意見らしい。
だがまあ 、至るところにポツポツとあるのならば
逆に同じでなければおかしい と言うところもあるので、
それを鑑みれば妥当なものだろう。
霊夢
『 私の見立てでは 、これは “ 幻想郷 “ を巻き込んだ
“ 異変 “ の予兆ね 、だいたいそうだって決まってんのよ。』
その話を聞いた時 、あなたの頭に 幻想郷と異変の二つの
ワードが引っかかる。
幻想郷 .... 、それが今あなたが居る場所らしい 。
だがあなたは少なくとも 日本の東京に居た時は
そんな土地の名前なんて聞いた事が無かった 。
ましてや こんな呪物紛いのものがゴロゴロと
落ちて居るのならば 、呪術総監部が即回収に
向かわせているだろう 。
だが 同じ術師の気配がしない辺り、呪術総監部が
一枚噛んでる様子も無い ... 完全に “ 未開拓 “ の地だ。
そう考えたあなたは 『 幻想郷 』とは何か ...... と 、
霊夢に聞いてみる事にした 。
話を遮るようで、気が引けるが 情報の為ならば
今はそうも言ってられないだろう。
霊夢
『 あら、君 。
見ない顔ね 魔理沙の知り合い? 』
何故 自分がこうも魔理沙の知り合いだと思われるのか、
良く分からない ... が、魔理沙が知らないところで
友達を作りまくってると聞いたので 多分それで
思われてるんだろう、とあなたは考える。
訂正したらややこしい事になりそうなので今は
黙っとこうと口を閉じるあなただった。
霊夢
『 博麗大結界で囲まれた、ここら一帯の事よ 。
外の世界では 失われたものが集う場所でもあって .... 』
博麗大結界 .... 、とあなたは脳内でその単語を反芻させる。
結界 、それは呪術でも大きな意味を有するものであり
呪霊を民間人に知られない為に展開する秘匿用の結界で
ある 、“ 帷 “ が一番呪術師の中では使われるものであり
博麗大結界も帷と同じく 秘匿性がある物の類の結界なら
確かに 聞いた事も無い筈だ 、とあなたは理解する。
同時に 博麗大結界 は誰が展開させているんだろうと
一末の興味が出てくる、あなた。ここら一帯を
日本国土から完全に隔離させる大結界を継続的に展開
させているのであらば 、大規模な結界だ 。呪力の
消費が激しい筈だ 。
帷のような任務地だけに降ろす小規模なものならまだしも、
完全に秘匿させ尚且つ大規模に降ろす大結界ともなれば、
外部から常に呪力の供給を受けなければ 結界としては
ボロが出るだろう。
幻想郷特有の相伝の術式か .... 或いは 呪物や呪具を
使用して その呪力で結果を展開させているのか .... 、と
あなたが考え込みそうになった時 .... 。
霊夢
『 ........ って 、君。
そんなことも知らないの!? 』
霊夢から掛けられた声によって、あなたは現実に
引き戻される。
どうやら 博麗大結界の事は常識にも程があるものらしく、
それを知らないのは霊夢達から見ておかしいらしい。
あなたは 自分の記憶があいまいで此処が何処かも
分からなかった、と霊夢に返答を返す。
これで 魔理沙の知り合いと言う考えも解消されるだろう。
アリス
『 どう言うこと?、この子... 魔理沙の知り合いじゃないの?』
魔理沙
『 いやぁ 、実は話を合わせてただけなんだ 。
本当は何も知らないぜ ! 』
パチュリー
『 あきれてものも言えないわ ..... 』
魔理沙
『 幻想郷を知らないなら ... 外から迷い込んだとか? 』
はい、そうです。その言葉を待ってました 。
.... とは言え あなたが覚えて居るのは 自分が呪術師で有る事と
自分の術式だけなので 外の何処からか来たのかは さっぱり
分からないが 。
霊夢
『 外来人 ..... その可能性が高いわね 。
君 、 ケガしてたりとか 気分が悪いとかは? 』
あなたは 特に呪霊による怪我も 毒に侵されている様子も
無かったので 記憶が無い事意外は何処も平気だと 、
霊夢に伝えた 。
霊夢
『 それなら一安心ね 、妖怪に襲われなかっただけでも
運が良いわ 。』
『 ただ ...... これから 異変が起きるかもしれないから
気は引けないけど。』
どうやらこの世界にも呪霊と似たように、人に害を与える
妖怪が居るらしい。
まぁ 、あなたは妖怪と言う文字が可愛く見えてしまうほど
呪霊に幾度も殺されかけた事もあったので襲われても、
襲い返すだけなのだが 。
霊夢
『 ああ 、外から来たなら 《異変》も初耳よね。』
『 異変っていうのは 、妖怪や変な神様が起こす事件の事よ。
特に幻想郷全域に影響を及ぼしかねない規模のものね。』
つまり幻想郷はそう言う場所なのかと 霊夢に聞いてみる。
しかし妖怪に神様 、いよいよ呪術っぽくなってきたぞと
あなたは内心笑みを綻ばせる。
神様などあなたにとっては特に腐るほど聞いてきたし
目にしてきたもので 、地方の村が信仰する特級相当の
土地神の呪霊とタイマンして 死にかけたことも
あったなぁ 。と死にかけた思い出に懐かしむ貴方であった。
霊夢
『 私は人間だけど巫女だし .... 、ここに居るのは
魔法使いだし .... 。』
『 ....... って 悠長に解説してる場合じゃないわ 。
必要な説明は追々するとして .... 。』
『 とにかく 、安全のために 君を博麗神社へ連れて行くわ。
石の調査はその後ね .... 。』
別に此処が知れただけでも十分すぎる実りだけどと
あなたは考える。しかし 、幻想郷が未知な世界である
事以上、セーフゾーンを確保しなければならないのも
また事実なので 博麗神社に行く事にする。
魔理沙
『 面白そうだな 、私も行くぜ ! 』
そんなこんなで博麗神社に行こうとした時 、
魔理沙が 一緒に行こうと 声を上げる。
霊夢
『 え ...... 、いいわよ 。
お茶会してなさいよ 。 』
魔理沙
『 まぁ、そう言うな 魔法使いが いたほうが便利な
時もあるだろ ? 』
霊夢
『 やれやれ 、好きにしたら ?
アリス 、パチュリー お邪魔したわね 。』
魔理沙の申し出を霊夢は承諾し 博麗神社に向かわんとする。
あれ 、そう言えば 博麗神社に向かうには どうやって
移動するのだろうか ? 。
妥当に考えれば徒歩なのだろうが 、こんな迷い込みそうな
森の中をひたすら歩くわけじゃないだろうな ... とあなたが
考える。やっぱり空中浮遊とかあるのだろうか。
確かに自分の元いた東京では、どこぞ無下限呪術の使い手が
空を飛んでたとか 聞いた事あるので 、一度はしてみたいな
と思っていたところだ。
そんな時 .... 、あなたのその思いに呼応したのか 。
自分の身体が フワリと宙に浮かぶのを感じる。
あの夢と同じ 慣れたような浮遊感があなたの身体全体を包む。
そしてその刹那 ... 、あなたの身体が 上へ上へと飛び上がって
いく _____ 。
ギュオォッ ! と 風切り音を聴きながら 魔法の森の木よりも
丁度高いところに止まって 、その瞬間 ピタリと ホバリング
するように 宙を浮かび始める。
あなたの視線には魔法の森の幻想的な緑が広がっており 、
魔法の森はこうなっていたのかとあなたは軽く感動を
覚えた。
魔理沙
『 うおっ !? 、お前 飛べたのか !? 』
後から続いて あなたの隣にへと来る 魔理沙と霊夢の姿が
見える。
魔理沙は箒に跨って 、空を飛んでいるようで 見てくれは
完全にハリーポッターのそれだ 。
霊夢
『 .... ? 、不思議ね ... けど今は 取り敢えず 博麗神社へ
行くわよ 。君も逸れないように着いて来て 、 』
そう言いながら 霊夢と魔理沙は 博麗神社へ向かおうと
前進する 。それに合わせてあなたも まるで足が前に
出るかのように 霊夢と魔理沙の背後をついていく。
風が気持ち良い 、空を飛ぶのはこう言うことなんだな
とあなたは二度目の感動を覚えながら 、共に博麗神社へと
向かうのだった。
今年もありがとうございましたセンセンシャル‼️‼️
来年はもっと投稿頻度を上げれるように頑張ります...(震え声)
良かったら お気に入り登録と感想 付けてくれると嬉しいです。
明日の朝に食うおせちが美味くなります。