新年あけましておめでとうなので初投稿
博麗神社 ______ 、博麗の巫女が営んでいるこの神社は
博麗の巫女 と言う存在からか もしくはその神社が
神力を放っているかか 人間に害を成す妖怪は
滅多に襲撃してこないどころか 度々、宴の開催地に
させられる 少し風変わりな神社なのである。
だが 、風の噂では 博麗神社の賽銭箱は常に空っぽなの
だとか ....。
そんな博麗神社は 外来人を帰す為にも使われているらしく、
正にあなたのような外から来た人間を戻すのには
うってつけの場所なのだろう 。
しかし 、事はそう上手く運んでくれるようなものでは
無く ..... 。
霊夢
『 うーん ........ うーん?うーん .... 』
『 むむう ........ む ... むむむん ! 』
霊夢が何かおまじないのようなものを唱えると、
あなたの視界は真っ白な光に包まれていくだろう。
成る程 、これが 巫女の力か とあなたは見たこともない
力に興味を覚える。
だが 、その真っ白な光は 一瞬にして宙へ霧散し
あなたの視界には再び 博麗神社が映り込む。
『 ................... ダメね 。』
そこには正に万策尽きた .... みたいな顔をしている
霊夢が 居て 、あなたは少し申し訳無いような気持ちになる。
魔理沙
『 さっきから何やってんだ ?』
そこに魔理沙が加り 、今やって居た事を霊夢に聴く。
恐らく あなた関連のもの ... 差し詰め元の世界に戻す為に
どうこうしている ... が、それが上手く行かないと言った
ところだろうか。
霊夢
『 いやあ .... 色々 試してたのよ 。 』
『 外から来た人を帰すには 、どうしたらいいのかって
..... てへへ 。 』
魔理沙
『 はぁ!?外来人は 博麗神社にたどり着ければ 帰れるって
阿求の本にも書いてあったぞ ! 』
『 早くやってやれって ! 』
霊夢
『 それくらい私も知ってるわよ!』
魔理沙の口ぶりからするに .... 、どうやら外来人は
普通なら この博麗神社に着けば 帰れるらしいのだが....
どうやら何かしらが原因であなたは元の世界に
帰せないらしい。
恐らく 、件の“ 異変 “ がどこか関係してるのかも ... とも
考えるが 異変が何かも分からない以上 下手に首を突っ込むのは
やめた方が良いだろう。
魔理沙
『 ははーん 。なるほど 』
『 知ってるだけで 、やり方は分からんと ....
最近、巫女としてなまってるんじゃないか?』
霊夢
『 さすがに面目ないわ ...... 、
外来人って 、いつもはこう ... スー ッと帰ってくれるのよ』
魔理沙
『 スーッと自然にっ ... て 。
おいおい大丈夫か ?博麗の巫女 。』
霊夢
『 それにね!この子.... 『 感じ 』が違うのよ 。
なんかこう 引っかかると言うか ......... 。 』
魔理沙
『 要領を得ないぜ 。
そもそも普段の神事さえ怠る巫女が
そんな事言ってもなぁ 。』
どうやら いつもの外来人と あなたとでは霊夢の中では
何かが違うらしく 、それが原因らしい。
せっかく元の世界へ帰してくれようと 尽力してくれてる
と言うのに 、何か申し訳無いです 。と あなたは二人に
謝罪の意を示す。
魔理沙
『 お前は気にしなくても良いぜ ! 』
霊夢
『 君が謝ることは無いのよ 、
あと 何で魔理沙が仕切ってるのよ ! 』
呪術的な観点から見れば 、要するに これは帷の中に
閉じ込められて居る状況と近い 。
自分の降ろした帷に 、また第三者がその上に頑丈な帷を
降ろしたように 外からも容易に入れず、内側からも
出れない .... みたいな檻に近しいものなのだろう。
博麗大結界は 言うなれば 自分の降ろした帷 ... 、
要は第一層目の比較的軟い結界なのかもしれない。
となると問題は外側の第二層目の頑丈な檻の出所 だが
これの特定にはまだ時間がかかるかもしれない。
何せ その檻の正体が等しく帷のような結界術と言うわけ
では無く 、もしかしたら 第三者 ... もしくは呪詛師の
術式によるものなのかもしれない。
その原因は ... 恐らくそれを知るにはもう少し この世界を
解析した方が良いのかもしれない。
そうしてあなたが考察に考察を重ねて居ると .... 。
『 あら、貴方たち .... 面白そうなことをしているわね 。』
何処からか 声が聞こえた ... と思ったら あなた達の前に
その声の主が 忽然と姿を現す 。
何だ ? 何処から現れた ? .... とあなたが 警戒モードに
入ろうとしようとした時 、霊夢がその声の主と言葉を
交わす 。
霊夢
『 出たわね 、妖怪 。
でも丁度 良かったわ 、』
『 紫 、ちょっと 手を貸しなさいよ 。』
その声の主 ... こと紫の事を 霊夢は妖怪 と呼ぶ 。
これが 妖怪 ....... ! 確かに 人間とは程遠い 力を使う。
術式か何かだろうか ..... どちらにせよ この紫と言う人物 ...
見るからに 強い 。強者の雰囲気が滲み出ているのを
紫から 感じ取ったあなたは こいつは敵に回したら死ぬな、
と軽く危機感を覚えるほどだった。
紫
『 また別の事をしているの ? 』
『 それよりも 、【封結晶】の件は、どうなったかしら?
貴方には 回収と調査を依頼してた筈よ 。』
霊夢
『 【封結晶】 ... ?
あぁ 、さっそくこれに名前を付けたのね。』
そう言うと 霊夢は懐から 、例の宝石.... もとい封結晶を
紫の元に見せる。
紫
『 そう、これよ 。これ
[ 中に何かが封じられている結晶 ]だから封結晶と
名付けたわ 。 』
中に何かを封じられている ...... 、封結晶とは何かを
閉じ込めるための呪物に近しい何かなのだろうかと
あなたは考える。
封じられている呪物と言うもの 呪術師をやってると
そう珍しくも無くなっていく。
現に呪術高専の地下にある忌庫には天元様の結界の
中で 封印されている呪具や呪物は腐るほどあるのだ。
霊夢
『 まぁ 、別に良いわ ..... 。 』
『 まだ少ししか調べてないけど ... 、結構 落ちてたわよ。』
紫
『 思ったより ... 数が多そうね 。
もしくは継続的に出てるのかしら 、 』
魔理沙
『 私も一つだけ 見つけたぜ 、森に落ちてたんだ。』
霊夢
『 今のところは 、特に害があるものじゃなさそうだけど?』
紫
『 それがね .... どうやらこの封結晶 。
思ったより危険なものなのかもしれないの 、』
霊夢
『 はぁ?なんでよ? 』
これに関しては自分も同意だ 、今のところ 封結晶と呼ばれる
ものには特に悍ましい呪力の気配も無ければ、今のところ
呪霊が寄り付く気配もしない為、本当に何かを隠す為の
道具か便利グッズの一部かもしれないとあなたは考えている。
どうやらこの封結晶 ... 、紫曰く [何かが封印されている]
との事で 開封出来ないか 色々いじってみたところ
派手に爆破して 森の方へ何かがぶっ飛んだ らしいのだ。
[幻想郷の境]で試したので どうやらここら一帯は
大丈夫らしい ... 、だが問題は森の方へぶっ飛んだ “ 何か “
について ... 。これは なんとなく人間のような気配を
していたらしい。
魔理沙
『 ちょっと待て!人間のような気配が森へ ?
それってもしかして 。_______ 』
..... もしかしたら 、自分だったりしますか?と一応
確認の意を取ろうとするが 、状況的に見ても あなた
しか居ないだろう。
霊夢
『 はぁ!?何よそれ!ありえるの!? 』
魔理沙
『 封結晶って 、掌サイズだろ ? そんなものに 人が
入ってるわけないだろ? 。』
『 紫のだけデカかったのか?』
紫
『 いいえ 、封結晶はどれも同じ大きさの筈よ 。
開封した瞬間、覚えのある感覚もあったのよね 。』
『 それを信じるなら ... 封印されてたのは 【出口】よ 。』
魔理沙
『 はぁ? 』
紫
『 出口 ........ 空間に空いた『虫食い穴』と言うべきかしら。』
紫
『 なるほどなるほど
飛び出して来た 人間は此処にいたわけね。』
魔理沙
『 封結晶とやらに人やら穴やら入ってたら、普通気付き
そうなもんだよな 。』
紫
『 微妙に伝わってないわね ...,
要はスキマみたいなものなのよ。』
そこから紫の説明が始まる。
紫曰く 封結晶に人やら穴やら 本来入り切らないであろう
ものが入るのは 見えないスキマとやらが圧縮されている
ようなものと同じらしい。
まあ あなたは先ずはスキマと言うのは何なのかを
知る必要があるが ... 。
霊夢
『 なるほど .... [ スキマ ]ね 。
結局 今回も 紫の仕業ってわけよね?』
『 神隠しの主犯..... 見上げたものね 。』
紫
『 あらあらあら、褒めてくれるの?
霊夢が素直に褒めてくれるなんて 、珍しいわね?』
『 でも ..... 残念ながら私では無いの 。
この封結晶は 不可解そのものね。』
霊夢
『 ふぅん ..... 、今はアンタの自作自演じゃない事を
祈るわ 。 』
『 胡散臭いったら、ありゃしないけどね。』
『 それじゃあ ... この子を元の世界に帰すから
手伝ってくれない? 』
確かに 、霊夢はスキマという単語が出て来た時に
真っ先に紫の仕業では無いかと疑った。
つまり 紫は少なくとも スキマという能力 、或いは
術式が使えると言う事になる 。
そして封結晶が圧縮されたスキマのようなものと言う
仮説が正しければ、恐らくスキマの性質は 自分らの
世界と 他の世界の境界線を作り出す性質なのだろう。
それならば 圧縮されたスキマの出口からあなたが
出て来たと言うのも納得出来る。
そして そのスキマを利用すれば 出口とは逆に
此方側の世界と自分が居た世界を繋げる事で 逆輸入 のような
形で送り返す事が出来る と言う事か。とあなたは理解する。
となると 頼りの綱は紫一人 ... と言う事になるが
どうなるか ... 。
紫
『 それは無理よ 、』
霊夢
『 何よそれ ! アンタ最近、なまってるんじゃない?』
魔理沙
『 おいおいおい 、それをお前が言うか?』
..... 無理、と言う口ぶりから 何か出来ない要因が
あるのだろう
それか 漫画で良くある 1対1のタイマンをして勝ったら
教えてやるみたいなものなのだろうか。
紫
『 ちゃんと聞きなさい 。
少なくとも 今はできない 。 』
『 帰るためには 、来た道を明らかにする必要があるわ。
私のスキマを通ってない以上、情報不足なのよ。』
『 その為には まずは封結晶を良く調べないとね。
そうすれば 自ずとこの子の帰る道も明らかに
なっていくわ 。』
霊夢
『 煙に巻かれた気分だけど 、一旦は納得しとくわ 。 』
『 その代わり 、絶対に帰り道を見つけられるように
協力しなさいよ!』
魔理沙
『 ヤキモキするより 、気長に待ってればいいんじゃないか?』
...... つまり 、この幻想郷の異変 ... その最たる原因は
自分だ 、とあなたは理解する。
例の封結晶 それが落ち始めた時期とあなたが幻想入りした
時期 ... 時間にすると全く同じになる 。
あなたと言う存在と共に危険物にもなりうる封結晶が飛来した
ともなると 相当ヤバかったんじゃないかと あなたは考え、
自分が原因でこんな事に ... 、ともう一度 謝罪の意を
伝える。
霊夢
『 それは全然良いのよ 、もっと大変なのがザラにいる
くらいだし ... 』
魔理沙
『 そう言えばお前、名前 は何て言うんだ?
ばたばたしてて聞き忘れちゃったぜ 。』
あ、そうだ名前 。魔理沙にそう言われ あなたは ハッとなる。
記憶が朧げだが せめて自分の名前は思い出せる はずだと
えーっと 確か ..... 、と呟きながら 名前の正体を探る。
霊夢
『 記憶朧げなのよね ?
もしかして 、自分の名前も思い出せない感じ?』
紫
『 一時的とはいえ 、名前が無いと不便よね 。
うふふふ 、私が仮の名前を与えましょう 。 』
自分の名前が抜け落ちている間 、どうやら 仮の名前を
与えられるらしい。それはありがたい。
此方としても 、朧げの中にある記憶の海の中から一掬いの
砂を掻き出すのには骨が折れるものなので、思い出せるまでの
間は 仮の名前で生活していくのも悪くは無い。
紫
『 記憶がないなら 、『 ロス人 』なんてどうかしら?
Lost (失う) とかかってて良いじゃない。』
あなたは その名前を聞くと 、突然 自分の頭が高速回転を
し始める。例えるなら 黒閃を4連発キメた時のように
頭が突然、記憶の海の中から高速でショベルカーで
記憶の砂粒を掻き出し始めたのだ。
アー!急ニ名前ノ記憶ガ戻ッタヨウダー!!
自分ノ名前ハ⚪︎⚪︎ダッタナァー!!!!!
.... 改めて自分の名前が思い出した事を紫に告げると 、
紫
『 何よぉ .... つまらないわねぇ .... 。』
どうやらあの名前 、相当渾身の出来だったらしいのが見えており
それを使わないのは申し訳無いが 幾ら妖怪の頼みとも
言えどあの名前を使うのは さすがに...うん ... 。
といった所だ。
霊夢
『 まったくこの妖怪は ... ふざけてばかりね 。 』
『 それはそうと ⚪︎⚪︎、暫くの間 よろしくね 。』
あっ、ふざけてたのか... とあなたは呟く。
てっきり ガチで考えた名前を即一蹴されて萎えてるのかと
思ったらただふざけてただけなのか ... 、と考える。
そして、改めて自己紹介と言う形で 一人ずつ
軽く自己紹介をしていく。
霊夢
『 私の名前は博麗霊夢 、この博麗神社で巫女をしているわ。』
魔理沙
『 博麗の巫女って 、これでも幻想郷では重要な存在
なんだよな 。』
『 全然修行せずに 、お茶ばっかり飲んでるけど 。』
霊夢
『 余計なことを言わないでよ!
修行なんかしなくても 何とかなってるし、いいじゃないの。』
博麗の巫女 .... 、京都の方の呪術高専にも確か巫女服を着て居る
人居たよなぁ ... と思い出してみる。
それほどまで、巫女と言うのは 呪術的にも一種の近縁のような
ものを持って居るので モノホンの巫女さんからは案外、
良い話も聞けるかもしれない。
魔理沙
『 そして私は 霧雨魔理沙、普通の魔法使いだ !
霊夢とは腐れ縁みたいなものだな 。 』
霊夢
『 アンタが勝手に付いてくるんでしょ 。 』
魔理沙
『 お前がいると 、退屈しのぎには困らないからな!』
魔法使い ... 、お茶会の時に居た アリスやパチュリーも
そうだが この幻想郷に魔法使いと言うのは意外と
ポピュラーな存在なのだろうか。
呪術と魔法は似てるようで、大きく違う部分もあると思うので
今度 、魔法について聞きに行ってみるのも良いかもしれない。
ちなみにあなたの魔法の知識はハリーポッター見たぐらいしか
無いので、実質皆無なのである。
紫
『 最後になったけど 、私は八雲紫 。
この子達からは スキマ妖怪とも呼ばれているわ。』
『 スキマ ... 、と言うのは 一例としては空間の裂け目 。
境界の事よ 、私はソレを操る能力を持ってるの 。』
『 スキマ妖怪 という種族なわけでは無いから、
そこは注意してね 。』
妖怪 ... 、と思わず言葉を吐露してしまう。
あっちの世界ではそれと似たような呪霊がうろついていたが
こっちでは妖怪 ... らしい、意外に人の形を保ってる
妖怪も居るんだなあ とあなたは興味を示す。
呪霊は人型の中でも良くて、マネキンが四肢の関節を外して
全速力で追いかけ回してくるのが精々だったので、幻想郷の
世界の妖怪は何とも眼福ものだ。
紫
『 そう .......... 私は正真正銘 本物の『妖怪』______ 、』
『 外来人には珍しいと思うけど 、ここでは妖怪は
ありふれた存在なのよ 。 』
妖怪がありふれた存在 ... 、幻想郷はどうやら 日本とは
本当に隔絶された世界らしい。
自分らの日本は 呪い犇めく地獄のようなものだったので
それと比べると幻想郷は遥かにマシな世界とも言えるだろう。
もっとも この世界に封結晶と共に呪霊が流れ込んでるかも
しれないのがあなたの唯一の不安材料だが ... ここら一帯に
呪いの気配は感じないので 取り敢えずは良しとすべきか。
改めて、あなたはよろしくオナシャス!と挨拶する 。
ここに滞在するのだ 、紫のような妖怪と面識を持って
いたほうが何かと心強い。
紫
『 えぇ、 よろしく頼むわ 。
貴方のことは 幻想郷を代表して歓迎するわ 』
この三人の素性だけでも、あなたが元いた世界のものでは
無いなと考え、同時に改めて幻想郷の存在を再認識出来た。
巫女に魔法使いに妖怪....、まるで日本と西洋のお伽話を
合わせたような面子であり 他にも色んな種類の妖怪やら
何やらが居ると思うと いずれ呪術関連のものも発掘
されそうだな 、とあなたは一抹の期待も持っていた。
霊夢
『 ........ さて、この封結晶 とやらなんだけど 、
このままにしておくわけには、いかないわよね。』
『 闇雲に開封するのは危険そうだから 、更に封印
したほうがいいのかしら 。』
魔理沙
『 得体は知れないが 、マジックアイテムには
違いないだろ ?』
『 私が引き取ってやってもいいぞ ! 』
霊夢
『 スキマみたいな穴に吸い込まれても、知らないわよ?
二度と出て来れないかも?』
魔理沙
『 そういうこと言うのやめろよな !
考えただけで息が詰まるぜ .... 』
紫
『 封印の再封印 ... 、二重結界のようなものね 。』
『 博麗神社という大結界の中ならば、可能かもしれないわ 』
『 素敵な巫女の祈祷と 、奉納の儀をつけてあげれば
更に確実ね 。紫印の折り紙付きよ 。』
霊夢
『 まったく ... 四散させた奴 の助言に 、どれだけの価値が
あるのかしらね 。 』
『 大爆発して また神社が倒壊したり .... 、何かの異変を
起こしでもしたら それこそ物笑いの種だわ ! 』
紫
『 異変?そうなったら大変ね 。
いよいよ異変解決巫女の出番よ!』
霊夢
『 だから、そう言うのが 自作自演なのよ ... 。
まぁ、ウダウダしても どうにもならないわよね 、』
霊夢
『 やってやるわよ!』
どうやら 封結晶は封印の上に更に封印を施す方針に決めた
らしく 。封結晶を封印する為に霊夢は準備を始める。
どうやら 、霊夢は 幻想郷の中では かなりの有名人らしく
異変解決巫女 とも呼ばれているあたり、今回のような
異変には手慣れている様子。
変な神様や妖怪が起こす事件を異変と呼び、そしてそれを
解決する巫女 .... 絶対敵に回してはいけないな と軽く戦慄する。
敵に回した時なんて想像もしたくない。
多分 秒殺される 。
そんな事を考えていると 、封結晶を封印する準備が
整ったらしく 霊夢も 本格的に封結晶を封印しようと
神事を始める。
封結晶は 四方を博麗のお札で貼られており、いかにも
今から封印されますと言わんばかりの見た目である。
これで封結晶の封印が為されば 安全の証明と言う事にも
繋がる。ひとまずは安心だな 、とあなたが思った矢先 _____ 、
封結晶の四方を囲んでいた お札が 剥がされ 、たちまち
封結晶は神々しい光を放つ。まさか爆破するのか !?と
あなたが掌に自身の血を瞬時に溜めて 穿血をいつでも
放てるようにする。
爆破する瞬間に 封結晶を穿てば もしかしたら爆破を止め
られるかもしれない 、とあなたは 警戒心MAXで
その封結晶を見る 。
だが 、その封結晶は 神々しい光を放った後 ... 、爆破では無く
その封結晶が 無数の細かい四面体に分けられ その四面体達は
周囲に散らばるが 、また一点へと収束して行き _______ 。
あなたの視界に 何かの絵のような幻を写し 、そして
周囲に霧散してしまった 。
紫
『 封印するつもりが 開封してしまったわね ... 、
爆発しなかったのは不幸中の幸いなのかしら ?』
霊夢
『 えぇっ !? 何、今見えたのって ... 幻 かしら!?』
魔理沙
『 びっくりしたー ! 、雷の中に 【影】が見えたぜ。
雷鼓や 屠自古の仕業か ?? 』
『 何が出て来たんだ??? 』
成程 、あれが 封結晶を開封した時に起きる反応なのかと
百斂で凝血した血をまた体内に戻す。
どうやら 出てきたのは 紫によると 飛散してしまったが
エネルギー体 や何らかの力の魂 というものらしい。
と、あなたが紫の話を聞いてると 自分のポッケ から
何か 違和感を感じる事に気付く 。
あなたが 服にあるポッケを探ると そこには 自分が
この世界に来た時に何故か 持っていた 筆記帳があり、
何故 今になって どうして筆記帳に違和感を感じたの
だろうと あなたが 不思議に思い 、その筆記帳を
ペラペラとページを捲ると 、その筆記帳には
先程封結晶が開封された時に浮かび出た絵が記されており
同時にあなたが訪れた場所の絵も同様に記されていた。
霊夢達に 、この手記帳に起こった変化の事を伝え
その手記帳を見せる。
霊夢
『 何、その覚え帳 。
...... 筆記帳 、いや ノートってやつかしら?』
魔理沙
『 どれどれどれ? ....... へー 、こいつは面白い!
香霖が見たら 、舌が回って止まらなかろうなぁ 。』
『 貸して! 手稿のようなものかな .... って 開かないぞ? 』
魔理沙が あなたの筆記帳を取り 、中身を開こうとする。
だが 先程まで 、あなたが問題無く開けた筆記帳 は
何故か 魔理沙の手によっては開く事が出来ずに
その手記帳は 頑なに閉じているまんまだ。
紫
『 〇〇 じゃないと 、ページが捲れない とは
不思議な覚え帳ね ? 』
紫
『 ...... ほら、魔理沙。返してあげなさい。』
魔理沙
『 ちぇっ 、はいよ〜 ! 』
そう言われ 、魔理沙は貴方に筆記帳を返す。
しかし 何故、あなたには開けれて 魔理沙にはこの筆記帳が
開けられなかったのだろう。と一抹の疑問が過ぎる。
あなただけが見れるであろう 何かしら細工がされているのは
確かなのだが 、どうしてそんな細工をやったのだろう ... 、
そうだとしたら、何故あなたの事を知っているのだろうと。
疑問から更に枝分かれするように 不思議の連続が繋がれて
いく。
紫
『 なるほど ........
さっき飛散した力がこの紙に浮き出たのね 。』
『 察するに封結晶から出た力は 大きく分けて2種 .... ,
[誰かとの縁を表したもの]と[幻想郷の記憶を写した]
もの ... 、縁(えにし)と絵馬と言ったところかしら。』
『 縁 、運命とも言いかえられるかしらね 。
数奇な事だわ .... 。』
魔理沙
『 縁 ... 、か 何人か 見た顔の奴の情報が書かれてるな 。』
『 なぁ、これって 天狗の撮った[写真]に似てないか?』
.... 筆記帳には 魔理沙の知る人物の情報が描かれている。
だがその筆記帳を開く権利を有するあなたはその魔理沙の
知る人物の事を全く知らない。
ならば 何故、自分がこんなものを持っているんだろうか と
あなたは聞いてみる。
紫
『 他にも不可思議な事はあるけど .... 。』
『 博麗神社の結界下で 封結晶の封印を解けば 、
その縁や力があなたの筆記帳に再封印される ..... と
言うことみたいね 。』
『 貴方がいれば 、封結晶を開封しても その手記帳に
封印できる ... 。
今はその事実が分かっただけでも良しとしましょう。』
この筆記帳 ... 、呪物の類で無ければ ただの有能アイテム
として運用出来るが 。いかんせん 封結晶と言い、
筆記帳と言い 。妙に危ない雰囲気を持つモノばっか
に触れて来て入るので どうしてもこの筆記帳が
胡散臭く感じてしまうところもある。
だがそれを踏まえて、先ずは封結晶を開析する事が
先決だろう。
紫
『 .... さて、そうなると 野放し状態の封結晶の危険度が
明確になったわね。』
『 封結晶の性質として、何らかの強い霊力、妖力、魔力
が加わると封印どころか ... 。』
『 むしろ、封は解かれる 。
そしてスキマのような穴を通して、何かを呼び寄せられる。』
魔理沙
『 もしくは大爆発だな !』
紫
『 この性質 ...... 悪用する連中がいてもおかしくないわ 。』
霊夢
『 別に異変が起きてから対処すれば良いじゃない?』
紫
『 _______ いいえ。』
その言葉から、紫の表情が何やら険しい表情に変わる。
どうやら 紫が言うには 封結晶などの異変が起こしやすいもの
を放置されたら 、幻想郷全体の均衡が崩れかねないとのこと。
異変は 正統な手段を踏むだけで充分だと言う。
霊夢
『 正当な方法ねぇ ..... 、良く言うわよ 全く 。』
魔理沙
『 集めろってんなら 、楽しそうだから
やっても良いぜ !集めた後の扱いは霊夢達に任せるよ。』
紫
『 封結晶は 道端に落ちてるかもしれないし 、
誰かが既に一定数持っているかもしれない .... 。』
『 繰り返すけど 、悪用されたら 何かが出てくるかも
分からない。』
『 何としても 回収して 、今回のような方法で
使い切るのが得策よ 。』
どうやら、話し合いの結果 。各地に散らばっている
封結晶を回収する事になったらしい。
あなたは それを聞いて 、一もニも無く 自分も
付いて行って良いか 。と紫に聞く。
今回の封結晶の異変 .... 、その全ての原因とも行かずとも
何かしらの因果をあなたが背負っている筈だ。
ならあなたが行かない道理は無いだろう。
術式も 呪力操作も しっかりある。足手纏いには
ならないだろう。
紫
『 あら ... 、貴方って なんだか見込みがあるわね 。
ちょうど そう言おうと思ったのよ 。』
『 そうねぇ ... 貴方は霊夢と同行しなさい 。』
ヨシ来た!! とあなたは 意気揚々と なる反面 、
霊達は 訝しげな顔をして 紫に言葉を返す。
霊夢
『 ちょっと待ちなさいよ 。【ただの人間】が、
着いてくるなんて危険すぎるでしょ!』
魔理沙
『 いやいやいや .... 、こんな妖怪神社に 残したほうが
危ないだろ! 』
『 狛犬のあうんだって、強烈な来客には打つ手無しだぜ?』
霊夢
『 それを言われると ....... ! 』
恐らく 霊夢は あなたが危険な目に遭うと考慮してくれて
判断を下してくれてるのだ。言葉は強いが その節々には
優しさが汲み取れる。要するに “ めちゃくちゃ優しい奴“
なのだ。呪術師はそんな優しさなんて触れた事すら無い
ので 、あなたは軽く感動した。
紫
『 ... その点は大丈夫よ 霊夢 。
彼は 【ただの人間】では無いし 、
貴女達の足手纏いにはなりはしない。
それは私が保証するわ。ねぇ?』
そう言うと 紫は 、こっちを見て 軽く微笑む 。
うんうん 、もっと言ってくれ 。呪術師は
いつも死と隣り合わせの状況で生きて来たんだ。
呪霊犇めく現代の坩堝のど真ん中に居たあなたから
すれば 、封結晶を集めるぐらいは 朝飯前だ。
.... あれ、何だろう。この感じ 。まるで紫に 、
何もかも見透かされているような .... 。と あなたは
紫の笑みに少しの違和感を覚える 。
まさか 術式まで全部分かってる上で 言ってる.... ?
いや 紫は 幻想郷の人間(?)だ 、故に呪術とは縁も所縁も
無い場所で育って来てるのならば此方から明かさない限り、
分からない筈だ ... 分からない筈だよね? と あなたは一抹の
不安を覚える。いや一抹どころでは無いかもしれない。
背中に少しの冷や汗が生まれる。
霊夢
『 別にそう言う意味で言った訳じゃ無いんだけど .... 、
.... 分かったわ 、 これから宜しくね 。〇〇 、』
そんなこんなで あなたも 封結晶収集に加わる事になった。
とは言え 、割と強引な誘いだったので 霊夢の優しさを
少し無下にしてしまった感が強く感じてしまったので
面倒をかけてごめん! 霊夢さん! と謝りを入れておく。
霊夢
『 〇〇は気にしなくて良いの!
それに 、そうと決まったら 全力で連れ回すから 覚悟
しなさいよね!』
『 .... それと ! さんは付けなくても良いわよ 。
普通に 『 霊夢 』って呼んで良いわ 。
その方が呼び慣れているのよ ! 』
魔理沙
『 私のことも 『魔理沙』で良いぜ !
短くない 付き合いになりそうだしな ! 』
改めてよろしく !とあなたは軽く霊夢と魔理沙に挨拶を交わす。
やっぱ 幻想郷の人達って優しいんだなぁ 、とあなたは
心に沁みる思いが過ぎる。呪術師をやっていた頃は
常に人手不足だったし 、友達•後輩は任務で死ぬしで
碌な思い出が無かったのを振り返ると やっぱり
幻想郷は平和な世界なんだなと思うばかりであった。
紫
『 それじゃあ 、私は帰るわね 。』
『 危なくなったら 叫びなさいな 。
うふふふ 、スキマがあれば 手を貸すわよ。』
そう言うと 紫は スキマを使って、いつの間にか
帰ってしまったようで あなたが紫の方を見ると
いつの間にか 帰って居たようだ。
帰るの早!と突っ込みたくなるほど。
霊夢
『 結局 ... 何もかも 押し付けられた気がしないでも
ないけど ... 。』
『 言ってても 仕方無いわね ... 、早速出発
しましょう。』
魔理沙
『 おうよ!先ずは何処から行くんだ ?』
霊夢
『 もちろん 、血に塗られし 悪魔の館 .... 【 紅魔館 】からよ! 』
Side Out 。
ここはスキマの境界の中 ... 世界と世界を繋ぐ境の世界。
ここには 幻想郷の管理人である八雲紫がおり、このスキマ
からは 外の様子が監視カメラのように逐一
チェック出来るように なっている 。
そんな中 、八雲紫は スキマに投影されている博麗神社
を見ながら 笑みを放っており 、紫は 博麗神社に
居る “ 彼 “ に興味を惹かれていた。
紫
『 ふふ ... 、どうやら とんでもない大物が釣れてしまった
ようね ... 。』
霊夢や魔理沙と共に居る “ 彼 “ 、紫は 先程まで
そこの博麗神社に来ており 例の封結晶の件について
霊夢や魔理沙と話をしようとしていた所 で彼とは
初めて会った。
そして紫は 彼を見た瞬間 、彼が放つ “ 異質な力の奔流 “が
紫の頭は感じ取った 。
霊力でも 魔力でも 妖力でもない、その全てに当てはまらない
“ 正体不明の力 “ 。それが 洗練されたように彼の身体に
流れており 、その力を感じ取った瞬間。紫は 彼を迷わず
“ 強者 “ と認識する。澱みない力の奔流 、そしてそれと同時に
放たれる 潜在的な重圧、そこから推測出来る桁違いの膂力 。
紫
『 彼と本気で闘いでもしたら ... 勝つか分かんないわね。』
らしくない弱音 しかし、幻想郷管理人の八雲紫 がそう
吐露するにはそれなりの理由もある 。
澱みない力は時に最強の矛とも成り得る 。
その最強の矛が弾幕となり襲い掛かろうものなら 、どうだろう。
当たれば大ダメージ確定 。それに正体不明の力が
掛かってるせいで 彼が隠し持つ手札が分からない。
故に 動きが予測出来ない 。
それは 彼にとっても同じだろう 、だが 素の力でも
相当な膂力を持っていると言うアドバンテージで
軍配が上がる。最悪の場合 、弾幕全てをすり抜けて
近接戦に持ち込まれる可能性だってあるのだ。
“ 彼を敵には回したくない “
その思いが 紫の頭を過ぎる。
紫
『 .... ふふ 、この旅が 彼にとって どのような成長を促すの
かしら? ... 楽しみだわ 。』
紫はその妖艶な笑みと共に 彼への期待を贈る。
その期待は彼に伝わる事は無く 。
彼は 封結晶収集の旅路にへと旅立つ。
少年少女は 不倶戴天と成るか はたまた 一蓮托生のものと
成るか 、それは 神すらも知らない。
[ profile ] ( 一応、主人公の設定集だけ載せときます 。
顔写真とかは無いから 見た目とかは
完全に読者の想像で構いませんっす。)
名前 ⇨ 〇〇
性別 ⇨ 男
等級 ⇨ 特別一級 ( 相伝の赤血操術の術式を継いで生まれたから )
術式 ⇨ 赤血操術
領域展開 ⇨ 会得済み ( お披露目はもう少し先。)
特性⇨呪胎九相図のように 呪力を血液に変化させられる。
だが 純粋の人間なので 当然呪力切れも貧血も起きるので
予備の輸血パックがある。
あと 、黒い火花に愛されている。
これだけ覚えといてくれれば良いっす✌️
2024年最初の投稿との事だったので 、文字数を増量しました。
やったねタエちゃん!10000文字超えたよ!(白目)
次回からは紅魔館に突入していきます。
同時に戦闘と恋愛要素も入れていきたいと思いますヨォ!
兄貴姉貴達はおせち食って待っててくだちい。
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