今年もよろしくお願いします。
なんで今年の初っ端から忙しさしかないのかな……誰か…オラにダラダラできる時間を…!
目が覚める。あぁ。腹が減ったな。だがもうここの者は全て喰らってしまった。また次のとこを探さねば。
見つけた。そしてこの前の街より大規模だ。あぁ。いいな。早く食べたい。
この前の街と同じ手順で街に紛れ込み。誰かを攫い食べる。あぁ。美味だ。
しかし。この調子ではすぐ滅びてしまうかもしれん。それに陰陽師がこの街にも十中八九いるだろう。食うのは簡単だが。また街を見つけるのは一苦労するのだ。1日何人とかを決めておいた方がいいか?……いや面倒だな。好きに食べ好きに眠ればいいか。我は化け物なんだから
好き勝手しているとやはり陰陽師が来た。餌の分際でうっとおしいが。まあ美味いからよしとしよう。
最近陰陽師共の謎の力が強くなってきている。さては何者かが使い方を教えている?それに街の餌の話を聞く限り。力の使い方やら所謂道徳を解いているやからがいるらしい。
少し興味ができ。食事を済ましたあと。その道徳を説いている者の所へ出向いた。特に何も変わらない餌だった。しかし気配の感知は優れているらしく。私を見るなり戦闘態勢に入り周りの陰陽師に警戒を促した。
少しその対応が面白かったのでからかってやる事にした。陰陽師達の前に姿を現す。1人の陰陽師がなんだ。ただの童ではないかと言い出したので。格の違いを教えた。餌如きが我を見下すなど有り得ん。餌は餌らしく怯えるべきだ。
1人喰らい殺したのに他の陰陽師はピクリとも動かない。いや動けないのか?道徳を説いていた…天元?という女は。動けはするがうごけば周りが殺されると理解して動いてないらしい。やはり群れはいかんな。1人だと逃げられる場面でも群れた相手が弱い場合少しの判断ミスに繋がる。
まあ。今は餌を食いに来た訳ではなく。陰陽師に入れ知恵した者を見に来ただけなので。帰るとする。…入れ知恵をされた陰陽師の味が格段と上昇していたから。天元とかいう餌は残してもいいかもしれない。
その出来事以来。我の存在は街全体に広がった。……しまったな。我の姿が割れているから堂々と街を歩けん。仕方ない。形を変えるか。今の姿に愛着がある訳でもない。
白髪の中性的な見た目から黒髪の大人の女に姿を変えた。どこにでも居る少し美人な女だ。何故女の姿かというと。餌を引き寄せるのに都合がいいからだ。今代の男の餌は生殖機能が発展したのか。子を残す気もないのに性行為をしたがる。心底意味不明だが。そういう餌を引き寄せ人知れないとこで食べる。全く都合が良すぎて怖いくらいだ。
「呪術師は。人よりも力があるが。それを己の為だけにふるってはならない。それでしか出来ないことがあるのだ。それをよく考え行動をするべきだ。」
髪の長い女性が冷静にだが力強く。呪術は何のためにあるかを説く
「それでしか出来ないこととは。呪霊の討伐でしょうか?」
「それもある。しかし討伐だけではなく。その力を使い周りの不安や恐怖をできるだけ取り除く事も大事だ。それをする事により呪霊の数は減り。被害が減る。君達術師の犠牲もだ。」
そのようなやり取り。道徳の勉強をしている最中であった。とてつもなく。禍々しい呪力を一瞬感じる。
「…!?!全員警戒しろ!!!」
女性。天元は周りの術師に最大限の警戒を促す。これは最善手ではあった。しかし呪術を齧り始めたばかりで強いと勘違いしてしまった者には無意味でもあった。
「…戦闘になると思っているのは腹が立つが。まあ許してやろう。」
突如中性的な見た目の者が現れる。
(……おかしい。私の結界術にこんな呪霊が引っかからないわけが無い。
術式か?いやそれよりも言葉を理解し話せる呪霊等……これは…まずいな。)
「…どんな化け物かと思えばただのガキじゃねぇか。何をビビってんだ皆。こんなや「やめろ!!!」」
天元が仲間の言動を遮る。格上の呪霊が話している。直ぐに攻撃をして来ないのだ。何か目的がある。だがそこで侮辱をした場合。今生きている奇跡がとうなるか想像出来ないわけではなかった。
「餌ごときが我を見下すな。不愉快だ。」
発言と同時に呪術師の体が破裂する。天元は術式…?と思うがわからない。動きが何も見えなかったからだ。動作すら見れない等最早戦闘にすらならない。どうすれば。皆生き残れるか必死に模索する。
「ふむ。しかし貴様が天元か。陰陽師。ここでは呪術師だったな。それらに入れ知恵し。道徳を説いてるらしいな。」
化け物が散らばって肉片を拾い食いしながら天元に話しかける
「……あぁ。私が天元だ。…呪術という強力な力がもし暴走でもしてしまえば。何も知らない一般人は大怪我を負うことになる。それは避けなければならない。」
「……?何故だ?貴様には関係ないでは無いか。貴様も術師なのだから」
「自分が得をするから。周りはどうなってもいいという考えではない。国を維持するには力を持った者が好き勝手する訳には行かないのだ。それを許せば国が亡びる。」
「……ほう。そうか。」
化け物は肉を食いながら考え事をし。そのままどこから去って行った。天元達呪術師は一斉に崩れ落ちた。安堵したのだ。生きていることに。そしてあのような呪霊に死者1名などで済んだ奇跡に感謝をした。
「……皆。あの呪霊は規格外だ。他所の国の呪術師にもこちらに来て貰えるよう要請するぞ。面子などは関係ない。今はあの呪霊を何とかしなければ。全て食われてしまう。」
呪術師一同天元のこの意見に反対する者はいなかった。後日。街中探して化け物を発見しようとするが。姿を変えられているため見つかることは無かった。そして呪霊には分かりやすくする為ある呼び名が付けられた。
殺すのが目的ではなく食べる事が目的の呪霊。
なので[飢餓]と。そう名付けられた。
最近呪術師の数が増えてきていて。めんどくさい。美味くはあるので許しはするが。
そう言えば最近我に名がつけられたらしい。餌の分際で何様だ。腹立たしい。まあ。どうでもいいか。それより最近焼いたりすれば餌の味が変わることに気付いた。
料理にハマっている。前までは何も気にしてなかったが。食べる部位によって脂身が違ったり。歯ごたえが変わる。それに焼けばまた変化を味わえる。匂いが酷い餌も水洗いをした後焼けばある程度マシだ。楽しい。
我と同じ呪霊と言われる存在が我に襲いかかってきた。食おうとしたが不味すぎて。食えたものではなかった。なんだこれは。餌では無いのか。
群れる気は一切ないが。呪霊は我の仲間という分類でいいのだろうか。食っても不味いし。餌では無いのは確かだ。襲ってくる奴は殺すが。襲って来ない奴を殺す気は不味いから更々ない。となると。同族だから仲間でいいのか?よく分からんな。寝るか。
起きて散歩していたら我と同じく話せる呪霊が呪術師に殺されそうな所を発見した。昨日の思考を思い出し。一応助けるかぐらいのノリで助けてみたが。呪霊はその行為を戸惑っていた。…なるほど。基本的に呪霊は助け合いをそんなにしないのか?いや。この呪霊だけで判断はできないか。
その後その呪霊と会話を試みた。案外助けられた事を重く見ているらしく。着いてくる。
呪霊が我の部下になりたいと言い出した。…普通に嫌で断った。すると呪霊がなんでだと少し怒り出す。群れるのが嫌いだからと素直に答えると。
納得はしてくれた。しかし諦めないと伝えてくる。……正直扱いに困った。餌としかコミュニケーションを取らない我には同類との会話は難しいらしい。
早く平安時代書きたくてスピーディすぎるか不安。