勇者一行の魔法使いが可愛すぎたからえっちな本書いたら人生変わった   作:目玉焼きにはポン酢教

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 途中から力尽きたので1話にしては少なめです。
次話からは頑張ってもっと書きます


可愛い子いたら普通えっちな本書くよね

 王都の親戚の家に転がり込んでから早くも500年近く経つ。

最初は王都で安定した職に就くと意気込んでたものの、僅か100年で挫折。その後200年ちょいは日雇いの仕事で食いつないでいたがそれも100年前になると無くなり、今ではすっかり親戚の家でニート(寄生虫)させて貰っている。

 

 そんな俺も流石に何ヶ月もお日様に当たらない訳ではなく、数日に一回は親戚のおばちゃんの代わりに買い出しに行っている。ただのお使いとか言わないで。

 

 そんなこんなでニートの俺だが、エルフという希少種なこともあってか意外と王都の商店街では顔を知られてたりする。

 

 

「はいこれ注文の品ね。リンゴ1個おまけしといたから」

 

「あざっす!」

 

 ここの果物屋は三代前の店主からよくおまけしてくれるから好きなんだよなぁ~

とか思いながら帰路につく。

 

 

 ……にしてもなんか今日の王都騒がしくない?めっちゃ紙吹雪舞ってるし、お祭りでもあるのかな?

あ、人混みの中にいつも世話になっている肉屋の店主がいた。何があったか聞いてみるか。

 

 

「あの、今日なんかお祭りとかありましたっけ?」

 

「お、エルフの兄ちゃんじゃねぇか。なんだ知らないのか?今日は魔王を倒した勇者ご一行が勝利パレードをするのさ」

 

「へぇ…そうなんすね…」

 

 魔王と言えば丁度俺が産まれたのと同じぐらいの時期にいきなり現れて、軍隊みたいなの率いて暴れ回ってたアレか。

 

 ぶっちゃけ王都まで魔王軍が来る気配とか無かったからあまり気にしてなかったけど、魔王を倒すために今まで数え切れない若者が死んでいったってのはなんとなく知っていた。

 

 そんな魔王を倒した勇者一行がちょうど今日、ここ王都で勝利パレードをするらしい。

ニートの俺でもちょっとだけ興味が湧いたので少しだけどんな面子なのか覗いてみるか。

 

「お、来たぞ来たぞ!」

 

 歓声がワッと大きくなり紙吹雪がさらに舞う。

どうやら勇者ご一行のお出ましのようだ。

 

 

 

 

 

 

 

***

 

「ただいま」

 

「おかえり。頼んだのは買ってきてくれた?」

 

「うん。ここ置いとくよ。あ、今からちょっと集中したいことがあるから部屋には入ってこないでね?」

 

「?」

 

 

 

 ヤバイ。ヤバくヤバイ。

えっなにあのエルフの魔法使い。可愛すぎエロすぎ。

 

 まず髪が凄い。触らなくても見るだけでサラサラしてるのが分かる。

そして当然ながら顔もたまらない。あの丸っこいスベスベのロリ顔と来たら、もうあれだけで食パン5枚はいける。

目だってまるで引き込まれるような、だけどどこか冷酷さも感じるような綺麗なエメラルドグリーンだった。

唯一残念だと思ったのは存在を疑うぐらいに薄っぺらいおっぱいぐらいだ。それはそれで妄想が捗るからある意味メリットにもなり得るけどね。

 

 

 つまるところ何が言いたいのかと言うと…

 

 

「えっちな本を書こう」

 

 あの子のえっちな本を書こう。

 

 え?エルフにはそういうえっちな思考は無いんじゃないかって?何事にも例外はある。その例外が俺だ。俺は生まれつきそこらのエルフ…いや、人間の雄よりも精力が強い。

 

 そしてエロいことばかり考えている奴ってのは謎に文章力が高い。ついでに俺は絵にもかなり自信があったからこの二つの才能(数少ない長所)を活かしてえっちな本を書こうと思う。

 

 こういう本はスピードが命だ。同業者がわらわら集まる前にとっとと名を馳せなければ…

 

 さぁ、ここ数百年間で数え切れないほどストックしてきた妄想を開放するときだ。

 

 

 

***

 あの魔法使い…いや、フリーレン様のえっちな本を描き始めて僅か3年ちょい。

 

 案の定あのパレードでフリーレン様に心を射抜かれた同士は多かったらしく、俺のえっち本は飛ぶように売れた。引くほど売れた。作者の俺が「もう終わりだよこの王都…(歓喜)」とか思うぐらいには売れた。

 

 今やその利益で親戚の家には別れを告げ、王都の中でもそれなりの場所にドンッと一軒家を構えられたぐらいだ。

 

 

 しかし王都でも有名なニートエルフから、大陸を代表するエロ本作家エルフとなった俺の名は案の定すぐに割れ、数々の同士が俺の新居に押しかけてきた。

最初は数人程度だったので適当にサインだけ書いて帰していたが、最近ではそこらのお店レベルに人が押し寄せるようになっていた。

ほぼ聖地みたいなもんだよね。

 

 

 そこで俺は閃いた__『俺の家をエロ本専門店にしたらめちゃ繁盛するんじゃね?』……と。

 

 

 という発想をしてからさらに2年。俺の家は立派なエロ本専門店になっていた。

 

 笑うなら笑え。少なくとも経営者兼作家という肩書きの時点で親戚の家に寄生虫しているクソニートよりかは幾分かマシさ。

 

 さて、人気…?作家が本屋を開店したんだ。やることと言ったら一つだろう。

 

“記念サイン会”

 

 さぁどんと来い同士共。




エルフにもちゃんと親とか親戚とかの概念あるよね?大丈夫だよね?
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