そんなもんですが読み飛ばして、どうぞ。
〇月✕日
荘厳な扉を抜けるとそこは近代的な白い部屋だった……『雪国』かよ。
人間、思考が追いつかなくなるとアホみたいなことを考え出すらしい。
頭を振って思考を取り戻し、改めて周囲を確認すると病院のような白い部屋だった。
足元には不思議な魔法陣、見たことはない筈なのに自分はこれで召喚されたのだとわかった。
眼の前には、アホ面を晒した懐かしい顔が。
少し窶れてる気がしないでもない。
どうしてここに中学の頃に疎遠になった幼馴染がいるのだろうか、コイツが俺を呼び出したのだろうか、なんて考えているうちに口は勝手に言葉は紡ぐ。
「問おう、貴女が私のマスターか?」
自分で自分を疑ったね。「そこは普通まず久しぶりとか言うべき場面だろが!」なんて他人事の様に感じてる自分がいたのだから。
そうこうしてるうちに幼馴染も再起動したらしい、口を開く。
「……そこは普通、久しぶりとかじゃない?」
どうやらまだダメだったみたいだ、向こうからの返答は少し間の抜けたものだった。
まあ、その台詞には激しく同意するが。
あれからしばらくしてここの施設の責任者も交えて話をきいた。
結論だけ話すとどうやら世界は滅んだらしい。
もっと言うと2回目らしい。
……Oh,really?
1回目、これまでの歴史と共に世界は全て焼却されたらしい。そしてこれを幼馴染が解決、俺を含む一般人視点だと世界は気づけばめっちゃ時が進んでいたという訳わからん状況になったらしい。
あの不思議現象、世界が滅んでたのかよ…。
そして今回の2回目、今度は世界が漂白されたときた。それをまた幼馴染が解決しようと奮闘しているらしい。
もちろんそんなことが一般人の力だけでできるわけがない。自分にできないことはできる人に手伝ってもらうに限る。
ということでここ、カルデアでは過去、現在、未来の英雄たちをあの魔法陣で召喚して協力してもらってるらしい。
うん……なんで俺呼ばれたの?一般人なんですが…?
「うーん、やっぱりそこなんだよねぇ。霊基のサイズもサーヴァントとしてギリギリなレベル、幻霊と言っても過言じゃないくらいだ。唯一わかったのは君の霊基は小さな霊基を大量にくっつけものだということだ。」
頭を抱えていると、万能の天才を自称するロリ、レオナルド・ダ・ヴィンチちゃんが答えてくる。
ほーん…よくわからんな。待てよ?
霊基は英霊を形作るものであり基本的に一人一つ、だが何事にも例外はある。
ハイ・サーヴァント、神霊を英霊や幻霊と合成することでサーヴァントとして召喚されるに足る器にする。
『私』の霊基はこれと似たような状態なのでは…?いや、この程度のことは誰でもわかる。問題はなぜ、誰がそうした?
………?
?????
?????????
待て、待て待て待て待て待てまてまてまてまてまてマテマテマテマテマテ。
なんで…ハイ・サーヴァントの知識を『俺』が持ってる?
ただの一般人の『俺』はこんな知識を知らないはずだ。
さっきもそうだ、魔法陣から召喚されたことをどうして当たり前のように納得した……?
何故?なぜ?ナゼ?
頭が痛い…意識が…遠く…なる…。
―――いまは眠るといい、夢の中で続きを話そうじゃないか『私』、いや、■■■■
………なんだコレ?(自作を読み返しながら)
見た目とか決めずに書くのはダメですね、軽い設定以外は名前すら決まってなかったもの。もっと言うと原作キャラのエミュをちゃんとしないで書くのもダメですね。新所長とか藤丸立香とか出したかったなぁ…
(あるかどうかわからない)次回予告
だれもが自分と他人を分けて考える。
自分は自分、他人は他人。
自分は他人になれないし逆もまた然り。
だってそれが当たり前だから。
でも、もしも、自分の中に他人がいたら/他人の中に自分がいたら。
それはどんなに気持ちの悪いことでしょう。
それはどんなに気持ちが楽になるでしょう。
『俺』は誰かを背負ってく。
『私』は自分を背負わせる。
次回(があるとしたら)、「俺の、私の、自分たちの状態」
そして世界は真実を告げる。
人理による最後のマスターのための歪んだ贈り者。