Lycoris Recoil Open your eyes for the next Φ's! 作:ボルメテウスさん
「オルフェノクの力をっ」
その光景は、数多くのオルフェノクと戦い続けた私でも見た事のない能力だった。
だからこそ、目の前にいるタイガーオルフェノクには決して油断出来ない相手である事が分かる。
「千束」
「分かっているよ」Faiz Blaster Materialize
たきなもまた、その手にミューズエッジを構える。
それはバディは、瞬時に別の武器を手に取る。
鳴り響くと共に、バディのその手には、最強の武器であるファイズブラスターだ。
「ねぇ、ファイズ、これって本当に大丈夫なの?」
「どちらにしても、この武器を使わなければ、危険な状況でであることに変わりはない」
「そうなんだ」
バディが瞬時にファイズブラスターを、そのまま構える。
本来ならば、最強の姿になる為だが、今は武器として使う。そのトリガーを引き絞れば、即座に強力なビームを放つ。
それは、眼前にいるタイガーオルフェノクの配下となったローズオルフェノクが、自身の能力で造りだした薔薇の盾で防いだ。
だけど、それは既にバディも予想していた事だった。
バディは、既に接近していた。
それは同時ファイズブラスターのモードは切り替えていた。
「よっと」
以前のファイズブラスターとは違い、私から瞬時に切り替える事が出来る。
それによって、既にフォトンブレイカーモードへと変えて、ローズオルフェノクを攻撃する。
「がっぐぅぅ!?」
その一撃によって、ローズオルフェノクは、その一撃で気絶する。
そのまま、膝から崩れ落ちて、気絶する。
「やはり、オリジナルとは違い、戦闘能力は低いようだな」
「あなたは、一体、何を企んでいるの!」
バディは、すぐにタイガーオルフェノクに向けて、ファイズブラスターで攻撃を行う。
だが、それは容易に避けられてしまう。
おそらくは、眼前にいるタイガーオルフェノクはオリジナル。
いや、おそらくはそれ以上の何かかもしれない。
そう考えている間にも、タイガーオルフェノクは口を開く。
「決まっている、差別を無くす為だ」
「差別を?」
それに対して、バディは首を傾げる。
「互いに恐れるのか、それは種族の違いによって引き起こされているからだ!」
タイガーオルフェノクは叫びながら、叫ぶと同時に地面を踏みしめる。
すると、大地が大きく揺れた。
それに驚きながらも、バディはすぐにファイズブラスターで、その攻撃を防ぐ。
「人間はオルフェノクに殺される事に恐れ、オルフェノクもまた人間を恐れて殺す」
それは、タイガーオルフェノク自身の経験だろう。
「だからって、何をするつもりなの!」
「決まっているだろ、オルフェノクの王を誕生させる! そして、その資格は」
そうタイガーオルフェノクが叫ぼうとした時だった。
何かが、通り過ぎる。
それは黄色いビームであり、ゆっくりとその影が現れる。
「いけない子だ、こういう事はあんまり広げないで欲しいんだけどなぁ」
「お前はっ」
タイガーオルフェノクは、その人物を見つめる。
不敵に浮かべる笑み。
私は、その人物を知っている。
「お前は」
「その姿、久し振りに見るとはね。そして、それが変身出来るという事は」
それと共に、その人物は、その手にあるアイテムに番号を入力する。
「ファイズ、あの人って」
「間違いない。これまで、最も会いたくなかった人物」
そう、私が告げるのと合わせてだった。
「変身」COMPLETE
鳴り響く音声。
それと共に、黄色い光の中から現れたのは、以前会った新たなカイザ。
ネクストカイザだった。
そして、その変身している人物は。
「草加雅人」