Lycoris Recoil Open your eyes for the next Φ's!   作:ボルメテウスさん

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Traces of the former 555

その日、私達はいつものリコリコではなく、これまで私が来た事のない場所へと訪れていた。

森の奥の施設であり、これまでその場所がある事だけしか知らされなかった所。

 

「あぁ、なんだか面倒な予感がするよぉ、ファイズ」

「バディ、それを私に言ってどうするつもりだ」

 

珍しく、たきなとは別行動であり、私とバディの2人だけで訪れていた。

森の奥にある隠された施設。

 

「だって、ここってかなり辛気くさい所だよ、DA本部は」

「辛気くさくて、悪かったな」

 

そう、DA本部の入り口前に立っていたのは、1人の少女。

身に纏っているのは、バディと同じ赤い制服を身に纏っている。

 

「おぉ、フキ久し振りと言いたいけど、なんだか警戒されているねぇ」

「当たり前だろ、お前が話しているそいつの事を知っていたらな」

 

そう、フキと呼ばれた少女は、私の方へと目を向ける。

 

「あらまぁ、もぅ噂になっているの?」

「あぁ、未だに謎の多い兵器の最新モデルだからな」

「謎の多いって」

 

そう、フキの言葉に対してバディは呆れた様子で見つめていた。

 

「事実だ、そのファイズは未だに人類の脅威になる可能性が高いからな」

「会って早々にそれはファイズに酷いんじゃないのぉ楠木さん」

 

そんな私の事を知っているのか楠木と呼ばれた女性に対してバディは軽く言い返す。

 

「人類の9割が死亡。それがもしも20年前、そのファイズがいなければ我々人類に起きていた可能性。それがラジアーターの予測だ」

「うわぁ、マジかぁ」

 

楠木からの言葉に対して、バディは驚きを隠せなかった。

 

「反対に言えば、そのファイズはそれだけの力が備わっている事を意味する。だからこそ、こちらが管理する」

「えぇ、嫌だよぉ、ファイズは私にとっては相棒でもあるし、何よりもぉ」

 

そうバディが言葉を続けようとした時だった。

 

「父親の形見か」

 

その一言でバディは驚きを隠せない様子だった。

 

「父親?」

 

それはフキを含めて、この場にいるリコリスは首を傾げる者が多かった。

 

「それを知っているという事は、もしかして、調べたんですか?」

「当初からな。まぁ、お前がそれを断った時点で、我々では管理出来ないからな」

 

楠木さんはそれだけ言い、ため息を吐く。

 

「何よりも、お前からそれを取り上げれば、木場を敵に回す事を意味している。

それは避けたいからな」

「木場とは、一体何者なんですか」

 

それと共に出てきた単語に対して、フキが質問をする。

同時に、楠木さんの隣にいた秘書だと思われる者が変わりに前に出る。

 

「現代の日本における裏社会ではおそらくは最強の存在です」

「最強って、なんでそんな人物を放置しているんですか」

「正確には、我々の全勢力で戦ったとしても、負ける可能性が高いからです」

「いやぁ、それはさすがに」

 

そう、何やら軽そうなリコリスは言うが。

 

「50%」

「えっ?」

「木場と戦い、DA本部が壊滅させられる可能性。それもたった1人でだ」

 

それには、さすがに驚きを隠せなかった。

 

「えっと、ファイズ、木場っていう人、知っているの?」

「あぁ、知っている。私達の戦友であり、私とは別のライダーズギアの持ち主だ」

「ほぇぇ」

 

それには、さすがに驚きを隠せなかった。

 

「さらには木場は独自にオルフェノクの組織を持っている。奴と敵対すれば、DAが壊滅する可能性は高い。

幸い、彼の目的は人間とオルフェノクの共存。国に害はない為に放置していたのだが」

「あぁ、そう言えば聞きたいんだけどさぁ」

 

同時にバディは楠木さんへと問いかける。

 

「ここにカイザはいる訳?」

「カイザ?」

 

その問いかけに対して。

 

「あんな危険な代物使う訳にはいかない。何よりも、あの男は信用出来ないからな」

 

そう、バディと私と楠木さんの3人にしか分からない言葉に対して、彼女達は疑問に思っている。

すると、警報が鳴り響く。

 

「これは」

「大変です!ゲートから侵入者が」

「なんだと」

「ファイズ」

 

その報告を聞くと同時に、バディの指示を聞き、すぐにこの施設の監視カメラを見る。

同時に発見したのは、タイガーオルフェノクと彼に従う5人の人影。

 

「オルフェノクとなって、蘇ったのか」

「確か、この子達って」

「真島の1件で、殺された五人だ。けど」

 

そう、フキが言っている間にも、バディは飛び出す。

 

「千束」

「相手はオルフェノクでしかもリコリス。

そんなの相手に出来るのは、私とファイズだけだから、他の皆は防衛よろしくぅ」

「あいつはぁ」

 

そう、バディはすぐに飛び出す。

 

「バディ」

「行こう、とにかく、止めないといけない」

 

先程までの軽口を終えると共に、バディはそのまま真っ直ぐと侵入してきたオルフェノク達の所へと向かう。

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