Lycoris Recoil Open your eyes for the next Φ's!   作:ボルメテウスさん

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accelerate the reunion

「いやぁ、なんと言うか、凄い殺気を感じる」

 

 そう、私を持っているバディは呟きながら、周囲を見る。

 

 元々、リコリスとして戦っていた彼女達がオルフェノクとして蘇った。

 

 同時に、その殺気をこちらに向けているのか。

 

「ファーストが」

 

「お前のせいで」

 

「DAが」

 

 そう、オルフェノク達は次々と恨み言を言う。

 

「うわぁ、これは今までのDAの鬱憤が溜まっていたのかなぁ」

 

 そう、バディは彼女達の様子を見て、思わず呟く。

 

「それは私にも分からない、だが」

 

「分かっている、だとしても止めるよ」

 

 そう、バディはすぐに私に変身コードを入力し、そのまま構える。

 

「変身!」『COMPLETE』

 

 それと共に、私はそのまま変身ベルトに装填され、バディはネクストファイズに変身を完了する。

 

「それじゃ、行くとしようか!」

 

 その言葉が合図に、私を瞬時に銃携帯に変形させて、オルフェノク達に向かって行く。

 

 オルフェノクもまた、それに合わせるように、各々の武器を向けてくる。

 

 その鋭い爪を振りかざして、襲ってくる。

 

 それを、銃剣となった銃を構えて受け止める。

 

 そして、即座に引き金を引いて光弾を放つも、すぐに別の個体によって防がれてしまう。

 

 他の3体は、その隙を突いて、それぞれ襲いかかって来る。

 

 しかし、それも予想済みである。

 

 素早くバックステップを行い、距離を取る。

 

 それは、一体のオルフェノクは剣で、こちらに一気に接近する。

 

 その一撃を受け流し、逆に銃を突ける。

 

 しかし、それは回避されてしまう。

 

「……流石にこの数を相手にするのは無理があるな」

 

 先ほどから何度も攻撃を仕掛けているが、やはり相手の方が手数が多いため、中々攻撃に転じられない。

 

「これは、なかなかに厄介だね」

 

「あぁ」

 

 これまでの戦っていた相手とは違い、元々戦闘訓練をしていたリコリス。

 

 その彼女達が変身したオルフェノクという事で、その戦闘はかなり難しい。

 

「でもまぁ、負けないけどね」

 

 そう言いながら、すぐさまバディは周囲から襲い掛かるオルフェノクの攻撃を的確に避けていく。

 

 それでも、数の差が、バディを徐々に追い詰めていく。

 

「ファイズ、あのとっておきはできないの!」

 

 そう、私に問いかける。

 

 だが。

 

『アクセルフォームは、発動時と解除時がかなり大きな隙が出来る。今、この時に発動すれば、確実にやられる』

 

「それは、そうだけどぉ」

 

 そう、不満げな声を上げる相棒。

 

 確かに、このままではジリ貧だろう。

 

 どうするか…… その時だった。

 

 突如として、私の目の前にいたタイガーオルフェノク以外の4体が一斉に吹っ飛ばされたのだ。

 

「なっ」

 

 何事かと思い見てみると、それと共に、見つめた先には、オルフェノク。

 

 だが、その外見は、かなり見覚えがあった。

 

「あのオルフェノクは?」

 

『とにかく、今は、アクセルフォームに』

 

 困惑するバディ。

 

 だが、今は、ここが先決だ。

 

「分かった」

 

 それと共にバディはすぐに私を操作する。

 

『Complete!』

 

 鳴り響く音声。

 

 バイザーが180度回転して複眼が真紅に発光、胸のコンバーターが回転して内部機構回路が露出する。

 

『Start up』

 

「ふぅ」

 

 それと共に、バディはそのまま私に触れる。

 

 フォトンストリームも虹色に変わり、発動時に私達を中心に一定の範囲が特殊なフィールドに包まれる。

 

 

 

「っ!」

 

 それに気づいたタイガーオルフェノク達だが、既に、バディにとっては遅すぎた。

 

 アクセルフォーム。

 

 それは、旧ファイズでも備わっていた機能であり、このネクストファイズではさらにパワーアップしている。

 

 そして、それは必然的に、バディである千束にはあまりにも相性が良すぎた。

 

「ふんっ」

 

 元々、バディ自身が相手の服や筋肉の動きを見て次の行動を予測することができる。

 

 それは、肉体を露出しているオルフェノク相手にも同じである。

 

 そして、超高速で動くアクセルが組み合わさった事で。

 

『3……』

 

 バディはそのまま近くのオルフェノクの武器を全て砕く。

 

『2……』

 

 オルフェノクの動作を全て読み切り、さらには一箇所へと追い詰める。

 

『1……』

 

 それと共に、気絶する程度に出力に合わせ、そのままオルフェノク達に攻撃を叩き込んでいく。

 

『Time out』

 

 

 

 それと共に、ネクストファイズは再び元のモードへと変わる。

 

『Reformation……』

 

 

 

「なんとかなったけど」

 

 そうして、見つめた先。

 

 そこには先程、私達を助けてくれたオルフェノク。

 

「ファイズ、彼は」

 

『久し振りだな、木場』

 

「あぁ、久し振りだね、ファイズ」

 

「えっ」

 

 そう、私達は、そう、再会の言葉を交わる。

 

 

 

 

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