Lycoris Recoil Open your eyes for the next Φ's! 作:ボルメテウスさん
巧と千束。
2人は変身すると共に、対峙しているネクストカイザへと変身した草加雅人とタイガーオルフェノクは、王の心臓を守るように前に出ていた。
「さて、行こうか、お父さん」
千束は、それと共に巧に尋ねると同時に、そのままファイズエッジを生成する。
それと共に、巧へとファイズエッジを投げる。
巧は、その投げ渡されたファイズエッジを受け止めると共に。
「あぁ、行くぞ、千束」
その言葉を合図に、走り出す。
「本当に、君達が親子揃うと、苛ついて仕方ない」
草加雅人は、その言葉と共に二振りのトンファーブレードであるカイザクロスラッシャーを召喚し、構える。
「そっちも、あれを破壊されると、困るだろ」「ちっ」
草加雅人の言葉に対して、タイガーオルフェノクもまた苛つきながらも、迫って来る2人に対抗するように走り出す。
「ふっ」
千束は、その手にファイズフォン20Plusをバーストモードにして、その銃口を真っ直ぐと構えていた。
引き金を弾くと共に、その手からは、ファイズフォン20Plusから発射されたエネルギー弾が放たれる。
「ぬぅ!」
それと共に、タイガーオルフェノクの体はエネルギー弾を受けて吹き飛ぶ。
同時に、その拳を振り上げて、巧へと殴りかかる。
巧はそれを、咄嵯に腕を交差して防御すると共に、蹴りを放つ。
「ふん!」
だが、その攻撃も、タイガーオルフェノクの分厚い胸板に受け止められ、ダメージを与えれない。
そして、千束とタイガーオルフェノクが戦っている最中。
巧と草加も戦っていた。
その手にあるファイズエッジと、草加雅人の手にあるカイザクロスラッシャー。
その互いの光の刃が、ぶつかり合い、光る火花を散らす。
その鍔迫り合いの最中。
草加は、巧を睨み付けながら、言葉を吐く。
「わざわざ、自分から旧式のジャンクを使うなんて、お父さんは優しいじゃないか」
「あぁ、だからなんだ?」
「自ら勝利を捨てたという解釈でいいのかな? 娘に最新型を渡してぇ!」
草加はカイザクロスラッシャーを押し込み、巧を追い詰める。
確かに旧式のファイズでは、最新型のネクストカイザで戦えば、スペック的に負けるのは明白である。
その力の差を巧は理解しつつも、だが、それはあくまでも、普通ならば。
「まぁな、けどなぁ! 俺にはこっちの方が合っているんだよ!!」
巧は叫ぶと共に、カイザクロスラッシャーを弾き、更に蹴りを放つ。
それを受けて、草加は後方へと吹き飛び、地面に転がる。
草加は、すぐに構えようとした時だった。
巧と千束の2人は、既にアクセルフォームへと変わっていた。
「「っ」」
同時に草加も、またアクセルフォームへと変わる。
タイガーオルフェノクもまた、重厚な身体から、身軽な身体になる。
それと共に走り出す。
10秒間だけ超加速をするアクセルフォーム。
それによって、巧と草加、千束とタイガーオルフェノクが一瞬の間に交える。
巧の振るうファイズエッジは、草加雅人のカイザクロスラッシャーによって受け止められる。
「っ」
巧は、そのカイザクロスラッシャーを弾こうと力を込める。
だが、草加は、巧のファイズエッジを弾くと共に、巧へと蹴りを放つ。
巧はそれを受け流し、そのまま草加雅人へと殴りかかる。
草加は、その拳を受け止めると共に巧を蹴り飛ばす。
2人は地面を転がりながらも立ち上がり、再び構える。
巧と草加の戦いは続く。
巧の振るうファイズエッジを、草加はカイザクロスラッシャーで受け止める。
巧の蹴りを、草加は受け止め、そのまま巧を投げ飛ばす。
「ぐっ」
巧は、地面に転がされるも、すぐに立ち上がる。
それと共にアクセルフォームが解除される。
「はあぁぁ!!」
そんな巧に向かって、そのままカイザクラッシャーで必殺の一撃を放とうとした。
だが。
「はあぁぁぁあ!!」
巧は、千束が生成したファイズブラスターにファイズフォンを装填する。
それによって、巧はブラスターフォームへと変わる。
「はあぁあぁ!!」
互いに必殺の刃がぶつかり合う。
光は、そのまま2人を飲み込む。
「うおおおぉぉぉぉ!!」
「はぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!」
2人は光に包まれながら、離れる。
「はぁはぁ」
「これは、面倒だ」
それと同時に、タイガーオルフェノクは。
「お前は良いのか」
「何が?」
千束に突然問いかける。
「このまま、お前の父親を見殺しにする事になっても」