Lycoris Recoil Open your eyes for the next Φ's!   作:ボルメテウスさん

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Why was the girl chosen to be her partner?

「これが、ファイズの本来の姿」

 

たきなは、その姿に戸惑いを隠せない最中、千束に対して、ライオトルーパー達は、すぐに接近する。

その手にあるライオトルーパーの武器であるアクセレイガンを、再び銃へと変え、攻撃を仕掛けていく。

だが、その動きは、千束は確かに見えた。

だけど。

 

「武器がない、どうすれば」

『私の画面にタッチをしてくれ』

「これ?」ファイズシールド・マテリアイズ

 

その言葉と共に、腰にあるファイズにそっとタッチする。

それに合わせるように、千束の目の前に現れた巨大な盾によって、それらの攻撃を防いだ。

 

「うおぉぉ、凄い凄い!それじゃ、次は」ファイズエッジ・マテリアイズ

 

それに合わせるように、千束の手にはファイズエッジが召喚されており、そのまま構える。

 

「狙いはどうすれば」

「ライオトルーパーのバックルを狙えば、おそらくは」

「了解っと」

 

そして、千束もまた走り出す。

先程と比べても、その身体は軽い。

何よりも、その動体視力が極限まで強化されていた。

ライオトルーパーから放たれるビームに対して、一撃一撃を、ファイズエッジで斬り裂く。

元々、至近距離から放たれたアサルトライフルの掃射が1発も命中しない程の回避能力を持つ千束だが、ファイズを身に纏った事によって、それはさらに引き上がり、銃弾を斬り裂く事も可能になった。

同時に、そのバックルに向けて、致命傷にならないように加減しながら、攻撃を行っていく。

 

「っ」

 

同時に、変身を解除されるライオトルーパー達。

それに合わせて、ファイズエッジから流れたエネルギーによって、身体を痺れさせ、倒れる。

 

「よし、これだったら」「なるほどな、これが今のファイズか」

 

聞こえた声。

同時に視線の先を向ければ、そこに立っていたのは、灰色の怪物。

それを見た事のない千束は、驚きを隠せなかった。

 

「あれが、オルフェノク」

「あぁ、だが、なぜ」

「なぜ?」

 

ファイズから漏れ出た言葉に対して、たきなは思わず、首を傾げる。

 

「なぜ?その言葉が出るという事はやはり。ならば、あなたを捕らえれば良いんですね」

 

同時に、そのオルフェノクは、その手に鞭を作りだし、地面を叩く。

 

「オルフェノクって、一体何なの?」

『通常は、一度死んだ人間が覚醒し蘇る事で生まれる人類の進化形態。そして、動物の特性を取り込んでいる。奴は、ムカデの特性を備えているだろ」

「なるほど、確かに少し気持ち悪いね」

「余裕はあるのかな」

 

同時に、そのオルフェノク。

センチピードオルフェノクが、その鞭を、真っ直ぐと放つ。

だが、その攻撃に対して、千束は、怯む事なく走る。

先程と同じように、ファイズエッジで攻撃を受け流す。

 

「すぐに終わらせるけど、何かある」

「勿論だ」ファイズポインター・マテリアイズ

 

同時に、ファイズの足下に、ファイズポインターが装填される。

 

「そのまま、再度、押してくれ」

「分かった」Exceed charge

 

そのまま、足に装着されたファイズポインターを、真っ直ぐとそのオルフェノクに向けて、放つ。

その放った円錐状の赤いマーカーが、オルフェノクを拘束する。

 

「はぁ!」

 

そのまま、ポインティングマーカーと一体化してドリルの様に相手の体を貫いて通り抜ける。

 

「っ」

 

それによって、オルフェノクは、そのまま倒れる。

そのまま、人間の姿。

眼鏡をかけた、白い制服を着ている男性だった。

 

「・・・やはり、別人だったか」

「別人って一体」

 

その時だった。

白い制服の男性は、そのまま立ち上がる。

 

「まだだ、ここで、お前を捕らえれば、僕はぁ「そこまでだ」ぐっ」

 

そんな白い男性やライオトルーパーからまるで千束達を護るように、紫の弾丸の嵐で遮られる。

同時に、見つめた先には、ファイズとも、ライオトルーパーとも異なる存在がいた。

 

「サイガかっ」

 

それが、その存在の名だと分かる。

 

「ぐっ、撤退だ」

 

同時に、その男の宣言と同時に、ライオトルーパー達も、その場を撤退していく。

未だに謎が多い最中、サイガは、そのままファイズの方に目を向ける。

 

「・・・復活したんだな、本当に」

「復活?」

 

その言葉の意味に首を傾げる間にサイガは、姿を消した。

 

「結局、分からない事ばっかりだったね」

「・・・そうですね、ですが、ファイズ。

あなた、まだ何か知っているようですね」

 

そう、ファイズに対してたきなに向ける。

 

「何か、答えて下さい」

「・・・どう言えば良いんだろうか、この場合、私には分からない」

「誤魔化すんですか」

 

そうたきなはファイズに向かって、睨む。

 

「あのぉ、たきな、それを今言うと、私に向けられているようで、困るんだけどぉ」

「あっ、ごめんなさい、だけど」

 

困惑する千束の言葉を聞いて、謝るたきなだったが、すぐにファイズに目を向ける。

 

「現状、ファイズはあまりにも隠し事が多すぎます」

「隠し事ではない。私はあくまでも聞かれた事しか答えないだけだ」

「ならば、なんでファイズは、千束をバディに選んだんですか」

 

そう、これまでで一番の疑問を、たきなは問いかけた。

既に、それを答えないという選択肢は、ファイズにはなかった。

 

「・・・了解した、では、答えよう」

「えっ答えてくれるの、それはそれで、気になるけど」

 

そうしながら、千束もまた、その答えに耳を傾ける。

そして。

 

「私が、彼女をバディに選んだ理由。

それは、彼女が私の前のバディ、乾巧の娘だからだ」

「「・・・えっ」」

 

それは、問いかけたたきなも、興味本位だった千束にとっても驚きの内容だった。

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