Lycoris Recoil Open your eyes for the next Φ's! 作:ボルメテウスさん
「本当に嫌になるよねぇ」
その言葉と共に、バディは私を銃形態にしながら、周囲を囲んでいる量産型カイザに目を向ける。
量産型カイザ達は、既にカイザブレイガンを構える。
カイザブレイガンの特徴的な黄色いエネルギー刃を手に持ちながら、バディを囲む。
3人の量産型カイザは、真っ直ぐとバディに向かって、突っ込む。
一糸乱れぬ動きで迫る量産型カイザ達。
その刃が、バディへと襲い掛かろうとする。
だが、その一撃に対して、バディは紙一重で避ける。
次々と、まるで糸に操られる人形のように。
量産型カイザたちは一斉に動き出した。
「──ふっ」
息を吐き出すと共に、まずは一体目の鳩尾へ膝を叩き込む。
次いで二体目を回し蹴りで吹き飛ばし、三体目は裏拳で顔面を打ち抜く。
だが、量産型カイザは、まるで痛みを感じないように起き上がると、また襲ってきた。
「どうなっているの? ねぇ、カイザって、こんな奴らだったの?」
「いや、違う。そもそもカイザが量産されている事すら可笑しいのだから」
そう、バディの言葉に対して、正直な意見を私は言う。
だが、実際に目の前にいるカイザ達はまるで人間とは思えないような動きをしている。
「本当に、どうにか、ならないかなっと!」
だが、そんな量産型カイザ達の連携攻撃に対して、バディは余裕の態度で答えていた。
「まぁ、どうにかしますかっと」
次の瞬間、量産型カイザ達が一斉に動き出した。
まず最初に仕掛けたのは、一番手前にいた量産型カイザだった。
量産型カイザは右手に持つカイザブレイガンを突き出しながら走り出す。
対するバディは一歩も動かずに、その場に立ち尽くしたままである。
それを見た量産型カイザは、そのままカイザブレイガンを振り下ろした。
「よっと」
それに対して、バディは、そのまま跳ぶ。
量産型カイザの攻撃を避けると同時に、そのまま銃口をベルトに向けて放った。
放たれたビームは、そのまま量産型カイザのベルトを破壊。
同時に、強制的に変身を解除させる。
そのまま流れるように、次の量産型カイザは攻撃を仕掛けてくる。
だが、そのまま銃形態からナックル形態にすると同時に、そのまま2人目の量産型カイザのベルトを殴る。
それによって、ベルトは破壊され、変身は解除される。
「ほわちょっと!」
そして、最後の量産型カイザに対して、軽い声と共に回し蹴りで、ベルトを破壊する。
それによって、最後の量産型カイザのベルトも破壊された。
「これで全員だけど、この人達は一体」
「分からない。何よりも、あのカイザ達が使っていたベルトには意思はなかった」
疑問は未だに多くある。
この量産型カイザの正体が一体何なのか。
私達にはまだ、分からない事ばかりだった。
だが、その時、僅かにこちらに視線を感じた。
「これは」
振り返ると共に、そこに立っていたのはカイザだ。
だが、その姿は、今の私と同じく、新たなカイザだった。
「お前は一体」
「ふっ」サイドバッシャー
そのカイザは、笑みを浮かべながら、腰にあるネクストカイザフォンを操作する。
それと共にサイドバッシャーを召喚し、そのまま去って行った。
「……逃げたね」
「逃げたな」
「ふむふむ」
それと共にバディはそのまま操作する。
それは既に登録しているクリーナーへの自動の連絡。
そして、オートバジンを呼ぶ。
オートバジンを呼び出すと、そのまま乗り込むと共に。
「逃がさないよ!!」
そのまま、一気に走り出した。