五条悟を泣かす   作:部屋猫

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現在系になります。


2:計画もしくは説明回

とはいっても、高専に身バレしてるやつがいきなり呪詛師になんかなったらそれこそ秘匿死刑になって終わりだ。だから俺は努力と、勉強と、工夫と、修行と、金策をすることにした。

...最後おかしいとか言っちゃいけない。これでも真っ当に考えたんだ。順番に説明していこう。

 

まず努力。

まあ当たり前のことだ。呪力操作の精度を上げる努力は何をするにしても絶対に必要だからな。これについては、まあ当てがあるから何とかなるだろう。

 

次に勉強。

もちろん普通の勉強なんかじゃない。一般教育は転生者の特権として余裕はあるし、どうせ呪術界じゃおまけみたいなもんだ。呪術史についても天元と宿儺と御三家、あと羂索の存在がわかってれば問題ない。原作知識だけで余裕だな。

というわけで結界術と式神についてだ。結界術は領域を狙うなら必須だし、そもそも呪詛師やるつもりなら一人で狙った帳ぐらいは下ろせるほうが便利だ。羂索の対五条結界とまでは言わないが、嘱託式の帳が下ろせれば便利だ。金にもなる。

式神は最強も全く手を付けてないのがいい。奴の知らない分野なら不意をつける可能性がある。どうせ六眼で全部分かるし自分で動いた方が手間が少ないとかそんな理由だろうが。クソ!それはそれとして本体は危険にさらされにくいのがいい。六眼で見られたら終わりだろうが。クソ!

まあそんなわけで主にこの二つを本格的にやる。

 

工夫。

術式の解釈をひたすらにこねくり回す。このままの術式じゃ縛りをかけても五条には絶対通用しない。無計画に縛って三輪ちゃんの二の舞(未来の話だけど)は御免だ。反転ができるようになっても無理だろう。強い拡張術式か、極の番を作る。これはマストだ。なしでどうにかなるなら禪院甚爾は死なない。

 

修行。

定番の素振り、シン・陰の練習、瞑想、etc.戦える式神が術式に刻まれてるわけじゃないから今のところは接近戦以外の選択肢はないし、強い式神が使えるようになっても本体がお粗末じゃ銃器で狙われるだけで終わりだ。瞑想は生得領域、あるいは術式の本質を探るためにやる。高専は静かだから瞑想にはもってこいだ。

 

そして最後に金策。

まず、呪具を買うのに金が必要だ。

これは俺の持論だが、戦闘は攻撃力と制圧力の掛け算で決まる。ざっくり、ダメージ=(攻撃力-防御力×対応力)×(制圧力-回避力)って感じだ。花御や虹龍にダメージが通らないのは防御力が高すぎて掛け算の片っぽがほとんど0になるからだし、投射呪法が強いのは制圧がひたすら早いうえ、相手から対応力を奪えるからだ。

ところがここで五条悟とか真人とかいうやつらは掛け算の式の最後に×(貫通力-無下限)とか×(魂への理解-無為転変)とか勝手にパラメータをつけ足してきて答えは0です、とかやってくる。これを身体強化で突破するのは無理だし、無下限を術式で突破するのは宿儺ですら見本が必要だったレベルだ。俺の術式は物理タイプじゃないから無下限は通過すると思うがダメージソースにはならないから別に突破する必要がある。

 

その点、呪具はいい。天逆鉾とか黒縄は無下限を突破できるし、獄門疆は実際に封印までした。探せば他にも五条をなんとかできるレベルの奴があるだろう。五条以外を相手にするときでも、いい呪具があれば戦闘力が跳ね上がる。

しかし手に入れるには莫大なカネとコネが必要だ。コネは持ってないが、極論カネでなんとかなる。冥冥に「お気持ち」を渡して協力してもらうとか、禪院甚爾にギャンブル代を貢いで依頼をするとか。呪詛師は大体カネで動くし、呪術師や補助監督、上層部にもカネで動かせるヤツはいるだろう。

 

次に、身分の偽装に金が必要だ。呪術界は国家とつながってるから、本名で暮らしたらすぐに居場所がバレる。かといって隠遁生活はコネのない俺では限界がある。だから、裏の仲介人に頼んで身分の偽造か、なり替わり先を探す必要がある。

 

方法としては、まあ投資だろう。二級の給料はそこそこあるから、元手にするには十分の貯蓄がある。前世で投資に興味があったわけじゃないが、未来の状態がわかる以上、そこそこのリターンが見込める。未成年だから(未だに成人年齢は20歳だ)親に許可を取る必要があるが、呪術云々は話してあるので適当に言いくるめられるだろう。経験を積むためだとか給料を無駄にしないためだとか将来を見据えてとか。何なら占い(できない)とか言ってもいい。いや、それより補助監督を誰かひとりつかまえて縛りを結んでそいつの名義で投資させた方がいいな。最後はどうせ身分は捨てるんだから信用の限り借金しまくってトンズラだ(クズ)。

 

 

言わなかったが、呪術師のまま五条を襲うのはなしだ。一回で失敗したらどうにか逃げおおせても自宅凸されて危ないし、何よりも場所を指定できない。呪詛師なら討伐に来させてこっち有利で始められる。天の利はわからず、人の利はあっちなら、せめて地の利ぐらいは確保したい。

 

 

それと並行して、コネ作りもする。コネは基本あって損にはならない。

夏油とはできるだけ仲良くなっておいて、だけど闇落ちは止めない方向で。家入とは勝手に面識ができるだろう。だめなら適当にケガすればいい。

五条には「ああ、そういえばこんなやついたっけ」程度に思ってもらえればいい。見かけた瞬間殺されるんじゃ策も何もあったもんじゃないし、考えてる計画的に話は聞いてもらえるレベルじゃないと困るが、それ以上はこっちから願い下げだ。

九十九との面識は運次第だが、必ず来るタイミングはあるからそこにかける。まあ無くても特に困らない気もするが。

 

こんな感じで行く。




何も書くことがなかったので現時点での主人公のスペック。

学年:高三
等級:二級
身体能力:入学時の伏黒恵ぐらい
体術:入学時の伏黒恵ぐらい
呪力量:領域展開ギリギリ
術式:ゴミ(詳細は今後)
呪力操作:頑張って東堂レベルにした
シン・陰流:三輪霞以上日下部未満…範囲広いな。使い手が少ないのが悪い。
結界術:強度を無視すれば術師を通さない帳ぐらい下ろせる。なお三輪霞にも砕かれる。
式神:悩みまくって作成してない
戦闘スタイル:大体日下部の下位互換。


え?名前?ハハハ、まさかまだ主人公の名前が決まってないなんてそんなことあるわけ…
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