最近、暑さがまた一段と酷くなってきましたね。皆さんは大丈夫ですか? 私はクーラーが壊れて死に掛けております。
「……クソ眠い」
上鳴は寝ずの番をこなしてオセオンへと到着。盛大に欠伸をしながら、航空会社の社員と乗り合わせた乗客から万雷の喝采を浴びていた。
「航空会社MGMI一同、皆様への感謝を忘れません!!」
「ありがとうございましたァァァァア!!」
「良い旅うぉうおおおおおお!!」
「ミカヅチサインください!!」
「ありがとうミカヅチ! ありがとう雄英!」
五人はそそくさとその場を後にする。仕事の内容は隠密。既に出鼻は挫かれているが、まだリカバリーの効く範囲だと思いたかった。
澱みない足取りで進むサーナイトアイの後ろに上鳴達が続く。
「これから宿泊予定のホテルに荷物を預け、旅行客に扮して情報を集める」
サーナイトアイの端的な説明に上鳴が「仮眠は」
「すまない。少し我慢してくれ……状況が思った以上に悪い」
「どういう事ですか?」と緑谷が訊ねる。
「あの襲撃は、我々を狙って画策された物である可能性が高い」
欠伸を隠そうとしない上鳴の横で、三人が顔を強張らせた。
上鳴が固まる仲間に代わって聞く。
「理由は?」
「襲撃の際、全乗客のボディチェックと簡単な質疑応答を行った。しかし、怪しい物は何一つ出てこなかった……あの状況だ。ヴィランであっても命乞いの一つしても不思議ではないというのに」
例えば、亡命の為に飛行機に乗った筈なのに、それがそのまま鋼の棺桶になった挙句、地獄へ向かって一直線だったなら。その極限状況で何も言わずに、ただの被害者ぶる事が出来るだろうか。
何か怪しい物品を持って飛行機に乗り込み、その所持を理由に逮捕される様なことがあっても、命を捨ててまで隠し通そうとはしないだろう。
──確かに、常人には無理か。
上鳴はサーナイトアイの言葉に納得した。
死の恐怖は容易く人間から利害を剥ぎ取り、本性を詳らかにしてしまう。善であろうが悪であろうが、必ず目先の救いに飛び付くだろう。
「乗客に敵が紛れてたんなら緑谷が気付けるしな……アンタが騙された可能性は?」
「無い訳ではない。しかし、奴らは君を見るなり直ぐに引いた。もしも機体の中に、飛行機ごと沈めた方がいい何かがあったとして……君なら退くか?」
サーナイトアイの質問に上鳴は足を止めて考え込んだ。
「微妙だな。特攻してもいいが、それの重要度にもよるだろ。努力目標くらいのニュアンスなら降りてから……ああ、そういうこと」
命を優先した時点で重要度が然程高くないのは明白だった。
サーナイトアイは相槌を打ってから話を続けた。
「その通りだ。しかし、着陸時に何のアクションも無く、緑谷の危機感知も飛行機を狙った狙撃以降は反応なし。これから乗客だった者達が狙われる可能性もあるが、それは既に現地警察とヒーローに説明している」
空港内にも不審な点は見受けられなかった。
「だから俺たちが狙われてると……それにしても仕事が早ぇなぁ。流石プロ」
上鳴は感心した。自分が飛行機から出た後、サーナイトアイは断片的な情報から仮説を幾つも立て、同時並行で検証する為の流れを組んでいた。個性頼りの生き方をしていればそれは身に付かない。ヒーローというより探偵に近い、知識と経験が成せる技だ。
──多分、オールマイトがオールフォーワンを見つけ出せたのはこの人のおかげだろうな。
聞き込みや痕跡と睨めっこしているオールマイトの姿が、上鳴には想像できなかった。
「……で、今敵が襲って来ない理由は俺たちが揃ってるからか?」
上鳴が緑谷と肩を組むと、サーナイトアイはメガネを押し上げて言った。
「全世界に向けて発信された交流戦は、あまりにも常軌を逸した内容だった。海外の掲示板には『ディープフェイクだ』などと書き込んでいる者もいる……しかし、奴らが全ての可能性を考慮し、単なる威力偵察として飛行機を襲ったのなら──あまり悠長にはしていられない」
静観に徹していた緑谷が口を開く。
「今回の仕事はスピード勝負になるって事ですね」
「その通り。こちらの顔が割れている以上、事は速やかに済まさなくてはならない」
サーナイトアイの言葉に葉隠が挙手して言った。
「手分けとかしますか?」
上鳴が答える。
「まあ、するだろうぜ。固まって動かなくても良い面子だしな。三・二か?」
「いや、三・三だ。オセオンヒーロー協会のバックアップを受けつつ、現地ヒーローのクレア・ボヤンス事務所とチームアップする。ミカヅチは私とインビジブルガール。クレア・ボヤンスの透視にイヤホン=ジャックの索敵とデクの探知・戦闘力を合わせる予定だ……変更はあるかもしれないがな」
サーナイトアイが歩きながらチーム分けを発表していると、滞在予定のホテルが見えてきた。
「宿泊予定の部屋には、オセオンヒーロー協会が用意して下さった潜入用のコスチュームが搬入されている。それに着替え、ロビーで協会の方と合流。この作戦に参加するヒーロー達の下へ案内していただく」
「なんか引率の先生みたいだな」
上鳴の言葉に緑谷達は頷いた。
そして、チェックインを済ませた学生達は二手に分かれてそれぞれの部屋へ向かった。
部屋に着いた上鳴が緑谷と共にトランクケースを開くと、中から黒い詰襟が姿を現した。
「……高専の制服にそっくりだ」
「高専?」
「コッチの話。うわ、設定まであんのか」
トランクの中に一枚の紙。
そこにはオセオンへやって来たヒーロー科の学生として活動する上での、バックストーリーが簡潔に書かれている。
「調査中に違和感を持たれないようにってことかな? オセオンには毎年海外からボランティアで学生も多く来るんだって」
ヒーローコスチュームはただでさえ奇抜で目立ちやすい。かと言って、日本の学生服が溶け込みやすいという訳でも無い。雄英の知名度は世界レベルだ。知っている人間も多いので、やはりコスチューム同様に潜入には不向きだった。
その一方で、オセオンにはボランティア活動の一環で海外から多数の学生がやってくる。国民は見慣れない制服を来た異国人に慣れていた。支給された学生服は、その風土を利用する為の迷彩服である。
「なるほどな……つっても、若干デザイン違うんだな。お前のthe学生服って感じなのに、俺のボンタンだぞ」
「ボンタン……今日日聞かないね……」
緑谷の言葉に頷きながら上鳴は制服に袖を通した。デバイスは最低限。コガネ搭載の通信機はともかく、戦杖は携帯できない。
姿見に映った自分を見て「髪型がしっくりこねーな」と思った上鳴は髪型をハーフアップにし、緑谷と共に部屋を出た。すると、ドアの前にナイトアイが立っていた。
「どうしたんナイトアイ」
「ミカヅチ、話がある──時間は取らせない。緑谷は少し席を外してくれるか?」
厄介事の空気に上鳴は眉を顰めた。
しかし、ナイトアイの用事は上鳴の想定より長引かなかった。質問に
それから上鳴は一度ナイトアイと別れて、直ぐに集合場所であるロビーへ向かった。
「………」
「………」
「何だよ。何か言ってよ。無言怖いって」
ホテルのロビーで耳郎と葉隠と顔を合わせると、二人は自分を見るなり固まってしまった。
上鳴が居心地の悪さを覚えながらフカフカの椅子に腰を下ろすと、緑谷が入口を見て一言。
「あ、来たんじゃないかな」
黒いスーツに身を包んだ男が一人、上鳴達の居る場所に向かって澱みない足取りでやって来た。
「大変お待たせ致しました。早速ですが、協会の見学へ向かいましょうか」
そういう体で進めるのか。学生としての立ち振る舞いをどうすべきか、上鳴が逡巡している間にサーナイトアイが合流する。
そして慣れた様子で手を叩いて言った。
「それじゃあ皆さん。これからオセオンヒーロー協会へ見学に向かいます。ボランティア活動にあたり、会長さんが直々にお話をして下さるそうなので、失礼の無いようにしましょう」
「はーい」
「上鳴くん。いつも言ってるがね、“はい”は伸ばさない」
「はいはい」
そんな茶番を挟みつつ、上鳴達は案内人に従って車へ乗り込んだ。そのままオセオンヒーロー協会まで一直線に向かう。
そして到着するなり、上鳴達は裏口から最上階にある特別な会議室まで通された。そこで待っていたのは眼帯を付けた強面の男と、胸元を大胆に開けた金髪の女ヒーローだ。
眼帯の男は上鳴達を見ると居住まいを正し、サーナイトアイに握手を求めた。
「オセオンヒーロー協会会長、ギャリー・K・ジョンソンです。今回は我々の要請に応じていただき感謝致します」
「いえ。ヒューマライズは日本にも支部を置いている黒い噂の絶えない組織──此方としても、願ってもない申し出でした」
固い握手の後、ギャリーがサーナイトアイの後ろに控えていた上鳴達を見て破顔する。
「先日の配信、見ていたよ! 実に痛快な戦いっぷりだった!」
「あざっす」
上鳴が会釈しつつ、そのままギャリーに求められるまま握手。
「息子がミカヅチのファンでね。後でサインでも?」
「いいっすよ。大した物じゃねぇっすけど」
「助かるよ──ミカヅチと一緒に来てくれたのは、デク、イヤホン=ジャック、インビジブルガールだね! 若くて優秀なヒーローが集まってくれてとても感激している!」
ギャリーは緑谷達にも握手を求め、それぞれに声を掛けながら、掴んだ手を力強く上下に振っていく。
一通り握手を終えると、ギャリーは思い出した様に、傍らに立っていた女性ヒーローの紹介を始めた。
「彼女は今回君たちをサポートするヒーロー、クレア・ボヤンスだ。彼女自身もそうだが、調査潜入に優れた個性持ちのサイドキックも多くてね。オファーを出させてもらった」
「よろしくね」
笑顔で軽く手を振るクレア。
軽い世間話もそこそこに、本題へと移る。
「では、改めて経緯を」
サーナイトアイが話を切り出すとクレアが頷いた。
「事の発端は一ヶ月前。当局に届いたある科学者の自首と内部告発です。ヒューマライズに家族を人質に取られ、悍ましい兵器の開発に携わった……と。その兵器の起動を停止するキーと、教団アジトに関する詳細を元に、司法取引と家族の安全を請う旨のメールが届いています」
ヒューマライズはオセオンに本部を置くカルト組織だ。その存在は当然、協会も認知しており、大規模な捕物の為の用意を進めてはいたものの、決定的な証拠は掴めないままでいた。
そんな中で舞い込んできた特大の情報に、オセオンヒーロー協会は光明を見出した。
「作戦の最終目標はヒューマライズの兵器『
話の途中だが、聞き慣れない単語に「すみません」と耳郎が手を挙げた。
「腰折って申し訳ないんですけど、その、個性因子誘発爆弾っていうのは……?」
「個性をドーピングする薬物を使った爆弾よ。特殊なガスに含まれる薬物が個性因子に作用し、過剰な暴走を引き起こすの……都市部に居る人間の八割が一気にヴィラン化して見境なく暴れ出してしまうと思ってくれたらいいわ」
「……ヤバくない?」と葉隠。
「ヤバいわよ。一般人もそうだけど、ヒーローさえ例外じゃない──つまり、鍛え抜かれた力が増幅され、制御が効かない状態になるということ。仮にミカヅチがそうなったらどうなると思う?」
クレアの問いに耳郎達が口々に答えた。
「日本が滅びます」
「多分ほぼ電磁パルス爆弾だもんね」
「轟くんとかっちゃんも大変だよ。あと、常闇くんや物間くんの個性が暴走したら……やっぱり日本が滅びるね……」
「何を他人事みたいに言ってんだ緑谷。お前が暴走したら、ファイナルエクスプロージョンみたいになるぞ」
上鳴の影響で少年漫画を読み始めた女子二人が「うわ」という顔をして言った。
「全部吹っ飛ぶやつじゃん」
「オールマイト並のパワーを持ったエネルギーの塊だもんね、緑谷くん」
ギャリーとクレアは次々と物騒な事を言う高校生に口元を引き攣らせた。一体、何がどうなって、あんな平和な国に彼らの様な子供が──と。
咳払いをしてからクレアが話を続ける。
「話を戻します。前段階として、先ず告発者を含む科学者とその家族の保護などを行っていく予定です。科学者家族は今の所、オセオン在住のソウル一家とケイ一家のみですが、調査の進展や状況の変化によっては増える見込みです。ヒューマライズの解体は一旦、後回しとなります」
「何だ、潰さねぇの?」と上鳴。
「お恥ずかしい話、我が国のヒーローはあまり質が良いとは言えんのだ。どこから裏社会にリークされるか分からん。あまり大仰には動けない」
苦々しい顔の会長に続いて、クレアが言う。
「金を握らされたら悪事に目を瞑る。金にならない地域では仕事をしない……そういう事が少なくないの」
「ステインが聞いたら立ったまま憤死しそうな話だな」
しかし、これは世界的に見ても珍しい話ではない。日本が異常だっただけの話。オールマイトがあらゆる悪への抑止として働き、公安がその陰で暗躍していたからこそ。
だが、上鳴はそれ以上に違和感を覚えた。
「自国のヒーローを信用出来ないのは……まぁ、良しとしてだ。何で俺たちなんだ? もっと近場の方が派遣楽じゃね? EUなんちゃら協定みたいなのあったろ」
サーナイトアイが相槌を打つ。
会長は暫し考え込み、言った。
「個性因子誘発爆弾は世界各地のヒューマライズ支部に設置される予定になっていた。それを大使館経由で各国の協会・委員会に伝えた、協力を要請したのだが……日本を除いた全ての国に拒否された」
「な、なんで!?」葉隠が思わず声を張り上げる。
「自国の防衛を優先したい。そういう理屈もあるだろう。しかし、捜査の決め手を内部告発に頼っている点を強く指摘された。裏どりも曖昧。罠だったらどうするんだと……当然の指摘だ。しかし、唯一日本だけは“ウチのミカヅチとナイトアイなら大丈夫だ”と」
理由は分からないでもない。上鳴なら力業で、サーナイトアイは未来が見えるから危険を回避できるという判断だろう。
しかし、それはそれとして──何を勝手な事を言ってんだろうか。上鳴とサーナイトアイは訝しんだ。
「あの、裏どりが曖昧というのは……?」
緑谷が控えめに尋ねると、会長は力無く首を横に振る。
「確たる証拠は掴めず、しかし、内部告発時に提出された爆弾の図面を元にシュミレーションを行った結果、兵器の性能の検証だけは凡そ済んでいる──脅威であることだけは確か、という状況だ」
「……色々と妙じゃない?」
「行政側にも内通者がいるってことか?」
耳郎の呟きに合わせられた上鳴の歯に衣着せぬ物言いが、会議室の空気を凍らせた。
皆、薄々勘付いてはいたのだ。神妙な面持ちのクレアや、サーナイトアイだけではない。葉隠も、耳郎も、緑谷もだ。
「……その通りだ」
会長は目を閉じた。
間髪入れずに上鳴が言う。
「終わりだろこの国」
「明け透けに物を言い過ぎだよ!?」
葉隠のまた一段階硬くなった掌が上鳴の口を塞いだ。サーナイトアイがこめかみをひくつかせながら、口を開く。
「失礼。ミカヅチは──少し、人の心を欠いた言動が目立つ若者でして」
葉隠の拘束を難なく抜けて、上鳴がサーナイトアイに言い返す。
「事実を隠して何になんだよ。犯罪者を匿う役人が居るんだろ? バカみたいなお人好しじゃなけりゃ自国のヒーローを送り込まねーよ。冤罪ふっかけられたらどうすんだ。外交問題だぜ?」
火の玉ストレートを受けた会長は顔を青くして一言。「その通りだ」と呻く様に言った。
耳郎が上鳴の脇腹を小突き、耳元で囁く。
「そしたら、ウチらはバカみたいなお人好しに送り込まれた事になるんだけど?」
「こしょばい」
「我が国の公安委員長はお人好しではないだろうがな」
サーナイトアイの言葉に上鳴は眉間に皺を寄せ、深々と溜息を吐いた。
「あのババア……」
率直に言って、上鳴は公安という組織が嫌いだ。正確に言えば、現行体制と自身を巻き込む施策を嫌っていた。
ヒーローを目指した理由が純度100%の我欲である上鳴は、オールマイトの対極に位置する。そんな自分にその役目を着せようとする事は、オールマイトに対する最大の侮辱に等しい。彼の気高い信念。そして、巨悪を討つべく何代にも渡って力を培ってきたワンフォーオールを、暴力装置としてしか見ていない。上鳴が公安を好く理由など何処にもなかった。
だが、理由が分からない訳という訳ではない。
──俺の好感度調整は多分オマケ。狙いは他国への貸しを作ることか。
もしも、内部告発の内容が全部正しかったとしたら。
日本が真っ先に動き、各国に設置された危険物を取り除くように尽力する事になるだろう。
成功すれば諸外国に対する明確な“貸し”であり、上鳴とサーナイトアイが組んだ上に緑谷達まで居れば失敗は先ず無い。
そうなればこれから先、日本は有事の際に救援要請等を出しやすくなる。何せ無下にすれば各国の面子は丸潰れだ。自国の高い志を持ったヒーローからの反発も凄まじいだろう。そういうヒーローの人気は高く、利害で動く職業ヒーローも右に倣えで声を上げる可能性もある。
既にオールマイトという無私の超人が見えない負債を堆く積み上げてはいるが──公安は上鳴達を使って、それをより強固にしようとしているのだ。
──見据えてるのは連合だけか?
未来の世界を断片的に知る上鳴から見ても、現状の戦力差は圧倒的だ。マスキュラーが自分と同等の存在にまで成長し、セブンが全盛期のオールフォーワンに届いたとしても、ヒーロー側が勝つ。
仮にギガントマキア、脳無ハイエンドが複数体同時に現れたとしても、物間、爆豪、轟、常闇、三年三強、トッププロが揃えば、死人が出ても敗北はない。上鳴からすれば身内に死んでほしくはないが、公安はそこまで気にしないだろう。
──他に何かいたっけ?
上鳴の内心の疑問に答えられる人間などいる筈もない。仏頂面で黙り込む上鳴の空気に当てられて、会議室は鉛のように重い沈黙で満ちた。
暫し考え込んだ上鳴は大きく息を吐き出し、考えるのを辞めた。何にせよ、気が進まなくとも、一度引き受けてしまった仕事を放り出す事などできないからだ。
「……で、作戦は?」
道端で犬の糞を踏みつけてもこうはならないだろうという顔で、上鳴が話の続きを迫る。
「感謝する。ではクレア、続きを」
会長からクレアへバトンが渡され、作戦の全容が共有されるのだった。
──その頃、実習が行われていた那歩島では。
「皆さん、大丈夫です!! 今安全な場所へご案内致します!!」
「慌てずに避難を!!」
ヴィランの襲撃の真っ最中だった。
《おまけ》
・耳郎と葉隠も高専制服。
・耳郎は真希(二年)、葉隠は釘崎と同じタイプかなぁとボンヤリ考えています。
・誰か高専の制服着た1-Aの画像ください(土下座)
感想・高評価・ここ好き、本当にありがとうございます。励みになっております。
次回からライジングの部分が始まります。二話と半分くらいですかね。劇場版二作を同時並行で進めていくのでややこしくなる部分が出てくるかと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
ところで……劇場版五作目なんかは……