仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス 作:ボルメテウスさん
アンダーワールドへと突入した俺は、そのまま周囲の光景を見る。
本の内容は、俺にとっては見た事のない本ばかり。
「本が、こんなに沢山、一体、ここは」
そうゆっくりと見つめていると、ふと見えたのはその場所の中央だと思われる光景。
そこには1人の少年が、本を見ていた。
「あれが、あの人の」
そこに書かれていたのは魔法使い。
前回の戦いで、アンダーワールドがその人の始まりだとすれば。
「魔法使いになりたいのを、こんな小さい頃から」
俺自身、たった半年。
それだけしか記憶はない夢。
様々な現実を見てきたが、彼は魔法使いになりたいという夢を、子供の頃から持ち続けていた。
それまで、どれぐらいの人に馬鹿にされたんだろうか、分からない。
けど。
「・・・やはり、壊すのか」
同時に現れたのは、ファントム。
海洋生物の意匠を持った海神のような外見をしており、彼の夢の炎を消させるように、その姿を現す。
瞬時に俺は構えると共に、俺もまたファントムとしての姿となって、構える。
「ガアアァァァ!!」
ファントムは、自身の周囲の水を操りながら、襲い掛かる。
それに対して、俺は、棺でその勢いを防ぐ。
「ちっ、面倒だ、それに」
見ると、ファントムの影響で、本が濡れていた。
ここはアンダーワールド。
戦いが終われば、きっと元に戻る。
だとしても。
「知識を無駄にする事は、許さない!!」
そのまま俺は襲い掛かる水流を棺で防ぎながら、ファントムの懐に入り込む。
そのまま、手に持った刀で、ファントムの身体に当てる。
刃は、そのままファントムの身体を斬り裂く事は出来たが、その際に起きた血飛沫で本が濡れる。
「さっさと終わらせる」
同時に腰にある指輪を、腰に当てる。
「おらあぁぁぁ!」ジャンプ!ナウ!
ファントムの時でも、問題なく魔法を使え、俺はそのまま足に力を込める。
俺はファントムをそのまま抱えて、空を跳ぶ。
魔法の強化によって、通常よりも高くなった跳躍力を利用して、天井を突き破り、そのままファントムを地上へと叩きつけると共に、俺は宙に浮かんでいる棺を足場にする。
「一気に終わらせる」キックストライク!ナウ!
そのまま、俺は棺を踏み台にして、真っ直ぐとファントムを貫く。
貫かれた事によって、ファントムの身体は大きな穴が開いた。
同時にそのまま爆散し、その戦いは終わる。
「終わった」
それと共に、俺は再生したアンダーワールドと共に、足下にある本を見る。
「森の魔法使い?」
そのまま、俺はアンダーワールドから抜ける前に、その絵本をゆっくりと読み始める。