仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス   作:ボルメテウスさん

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謎のアンダーワールド

「・・・ここは、アンダーワールドなのか」

 

目が覚めると、俺は既にアンダーワールドに入り込んでいた。

それを証明するように、既に俺の姿はファントムとしての姿へと変わっていた。

 

「これを毎回するのは、慣れないんだよなぁ」

 

自分の意思とは関係なく、アンダーワールドではファントムの姿になる。

それを考えながらも、俺はそのまま、周辺を見渡す。

アンダーワールドの中は、現実とほとんど変わらない光景。

その光景から考えても、おそらくはゲートになっている人物に大きく関係していると思うが。

 

「一体、どこを探せば」

 

そう、俺が呟きながら、周囲を見渡す。

すると、騒ぎが聞こえる。

見つめた先では、なぜかグールと見た事のない怪物が暴れていた。

そして、そこには晴人さんと、見た事のない女性もいた。

 

「さて、助けに行かないと!」

 

同時に、俺は真っ直ぐと走り出す。

走り出した先でグールに向けて、俺はその手に持った刀で一閃。

斬り裂いた。

 

「もしかして、また新しい怪物!」

「えっ?」

 

すると、俺の方を見る。

 

「えっと」

「あぁ、うん」

 

俺は、思わず晴人さんの方に向く。

晴人さんもまた、どう反応したら良いのか分からず困っていた。

 

「このポワトリンが成敗しますわ」

「えっ、いやぁ」

 

そうしていると、ポワトリンと名乗る女性が、その手に持っているリボンでこちらに攻撃を仕掛けてくる。

その威力は、確かにあるようだが、正直に言えば、あまりダメージはない。

 

「いた、いた、いた」

「はぁ!」

 

そのまま、俺はすぐに吹き飛ばされる。

さて、どうしたら良いのか。

晴人さんが攻撃していないという事を考えれば、おそらくは彼女がゲートであるのは間違いないだろう。

しかし、このままでは。

 

「んっ?」

「えっ?」

 

すると、凛子さん達が保護している少年に目を向ける。

なぜか、彼からは強い力を感じる。

他のゲートとなっている3人もいるが、彼はそれ以上に何か強い力を感じる。

 

「だったらっ」

 

俺はそのまま、大きく息を吸い、そのまま雄叫びをあげる。

 

「きゃぁ!」

 

それに、ポワトリンは驚きを隠せなかった。

 

「今のうちに」メタモルフォーゼ!ナウ!

 

その音声と共に、俺は、自分の身体を変化させ、そのままその少年の元へと向かう。

 

「えっ、うわ」

「ごめん、少しの間、隠れさせて」

「怪物が喋った?」

 

少年の首元に、マフラーとなってそのまま巻き付く。

 

「あれ、消えちゃった?」

「そのようだなぁ」

 

晴人さんは、すぐに、ポワトリンと名乗る女性を誤魔化すように言う。

それと共に、すぐに去って行った。

 

「かっかっ怪物が」

「あぁ、大丈夫だよ、この怪物は、味方だから」

「というよりも、オルフェウス君、なんでファントムの姿になっているの?」

 

すると、なぜか一緒にいた瞬平さんと凛子さんが落ち着かせてくれた。

 

「俺はアンダーワールドに入ると、ファントムの姿になってしまうから、というよりもなんで凛子さん達もここにいるんだ?」

「巻き込まれちゃったのよ、とにかく、この子達の話、聞いてくれない?」

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