仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス 作:ボルメテウスさん
晴人さんとアクマイザーの戦い。
本来ならばゲートであるはずのポワトリンの協力もあり、一度は退かせる事が出来た。
はずだった。
だが、アクマイザーは3人が揃い、そのまま晴人さんに反撃した。
同時にポワトリンは、再びアクマイザー達に攫われてしまう。
「すぐに追いかけないと」
俺達は、すぐにポワトリンを攫ったアクマイザー達を追う事にした。
だが、その前には大量の怪人達が現れ、俺達の行く手を阻んだ。
「ぐっ」
だが、その怪人達の数は多く、苦戦を強いられる。
ファントムの身体で、下手にアンダーワールドを傷つけば、さらに事態が悪化してしまう。
「どうすれば」
そんな考えをしていた時だった。
「ライダーきりもみクラッシャー!」
「えっ?」
突然聞こえた声。
それと共に飛び込んできたオレンジ色の台風は、眼前にいた怪人達を吹き飛ばした。
それだけではない。
「えっ、これって」
「お前か、オルフェウスっていうのは」
「んっ?」
そう、困惑していると、俺に話しかけてきた人物がいた。
そこに立っていた人物は、今の俺の見た目とは違い、どこかロボットを思わせる赤い鎧を身に纏った人物。
「お前は?」
「俺は仮面ライダーセイザーだ、まぁ、簡単に言えば、助太刀に来たんだ」
「仮面ライダー?」
まるで聞いた事のない単語に首を傾げる。
だが、彼からは嫌な匂いはしない。
それは、他の彼らからもそうだった。
「とりあえず、仮面ライダーの姿になったらどうなんだ?」
「けど、アンダーワールドの中じゃ」
「ここはアンダーワールドであって、アンダーワールドじゃない場所。そう、聞いたぞ」
「えっ」
俺は、その言葉に疑問に思いながら、試しにドライバーに指輪を翳す。
すると『ボルケーノ!ナウ!』と、聞き覚えのある音声と共に、俺は魔法使いの姿へと変わった。
「えっ、嘘!本当だ!」
あまりの出来事に驚きを隠せない。
だけど、これだったら、俺も戦える。
「とにかく、行くぞ!」
「あぁ!」
俺は、セイザーに連れられて、眼前にいる怪人達に戦いを挑む。
その種類は、様々な種類で、多くいる。
だが、先程まで俺と晴人さんだけの状況ではなかった。
どうやらセイザー以外にも3人のの存在がおり、彼らが一緒に戦ってくれている。
やがて、一通り倒すと。
「ありがとう、助けてくれて」
そう、俺の思いを含めて、晴人さんが言ってくれた。
「気にするな、俺達は仮面ライダー。という事はダチだ。ダチのピンチを助けるのは当たり前」
「ダチなら当たり前、たったそれだけで」
「それが、弦太郎だ」
「そうそう、それにそっちの子も」
「俺も、けど、俺は、その」
「人間じゃない?それは私もだよ」
そう、この中でただ1人の紅一点と言える子がそう答えた。
それに対して、戸惑いながらも。
「そうか、ダチだから」
俺は、思わず笑みを浮かべる。
こんな緊急事態だけど、嬉しく思った。
そして、彼らと一緒なら、アクマイザーを止められる。
俺達は、すぐにアクマイザーを追った。
「あれが、アクマイザーが」
そこにはアクマイザーが、その巨大な車に乗り、進もうとしていた。
そして、怪人の数は、先程とは比べものにならない程に多い。
「だとしても、引けないよな」
「あぁ」
そう、晴人さんが呟くと同時だった。
こちらに風田君達が来た。
「えっ、どうしたの!?」
「オルフェウス、とにかく、これ!」
「えっ、何々」
4人は、その手に填めている指輪を、そのまま俺達のドライバーに翳す。
すると。
『ライダー!』
鳴り響いた音。
同時に、眼前には8個の魔方陣が現れる。
その魔方陣から現れたのは、8人の人影だった。
「おぉ、先輩キター!」
「先輩!?」
同時にフォーゼに変身していた人物が叫ぶ。
「あぁ、俺達と同じように戦っていた仮面ライダーだ。
W、アクセル、オーズにバース」
「それにナスカにズー、ニューズにカンドもいるなぁ」
「聞いた事のない、けど」
そうしていると、先程までアクマイザー達が乗っている車の周囲にいた怪人達は既にいない。
そして、味方もこれだけいる。
「ならば、負けるつもりはない」
そう考えている時。
俺はふと、上を見上げる。
空から、何かが降ってくる。
それが一体何なのか、分からずに疑問に思うと、それは3つの球。
「あれは?」
疑問に思っている間にも、その球は、そのまま俺に吸い込まれていった。
「これは?」
疑問に思っている間にも、腕には謎の時計が現れた。
それが一体、何なのか分からない。
けど、今は。
「アクマイザーを止めるのが先だ」