仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス   作:ボルメテウスさん

35 / 105
オルフェウス達がアンダーワールドの中にいる間の出来事
「英司さん、ここですか?」
「そのはず、けど、やっぱりここは不味いね」
「貴方達は一体」
「俺達は、まぁ仮面ライダーかな、けど、俺達はこの空間には入る事は出来ないな」
「だからこそ、これを用意していました。それにしても、フィリップさんに言われた時には少し苦労しましたよ」
「特殊な魔法石で作ったからね、これで彼らの力になると良いけど」


例え異形だとしても

どのような経緯で、彼らがここに辿り着いたのは分からない。

だが、今、アクマイザー達を倒す為に、俺達に力を貸してくれるのは、分かる。

無限モンスタープラントという最悪なマシンの完成を阻止する為に、俺達は向かって行く。

 

「っ」

 

大型装甲車には、怪人達が多くおり、奴らはこちらに向けて、次々と攻撃を放っていく。

バイクに乗りながら、迫るが、その数は凄まじい。

もしも、今回の事件を晴人さんと2人だけで戦う事になったら、それは不可能だっただろう。

だけど。

 

「はぁ!」

 

この戦いでは、多くのライダー達が、その力を貸してくれた。

周囲にいる怪人達を装甲車から引き剥がしたり、弾幕から俺達を守る。

それらを行ってくれたおかげで、俺達はそのまま進む事が出来る。

 

「弦太郎先輩!そっちは任せましたよ!」

「天馬、お前はどうするつもりだ!」

「なんとか、足止めしてみますよ!ナスカ!ズー!ニューズ!カンド!力を貸してくれ!」

 

その言葉に合わせるように、先程までの鳥を思わせるセイザーは、ごついロボットへと姿に変わる。

それと共にバイクから飛び出すと、他の4人のライダーもまた飛び出す。

すると、その姿は、先程までの仮面ライダーの姿ではなく、セイザーによく似たロボット。

それらが、セイザーを中心に合体すると共に、大型装甲車の前に立つ。

 

「完成!仮面ライダーダイ・セイザー!」

 

それは、大型装甲車と対抗する事が出来る程の大きさであり、迫って来る大型装甲車に対して、正面から受け止める。

 

「行って下さい!先輩!」

「おぉ、分かったぜ!」

「行くぞ、オルフェウス!」

「はい!」

 

その言葉に合わせるように、俺達もすぐに大型装甲車の上に乗る。

同時に、晴人さんが使った魔法、フォールで瞬時に大型装甲車の中へと入る。

 

「貴様はっ」

「さぁ、追い詰めたぜ、アクマイザー」

 

そう、俺達は問いかける。

 

「ふっ、追い詰めただと、笑わせるな!まだ、終わった訳ではない!」

 

そう、アクマイザーの1人が叫ぶ。

 

「我々はこの見た目によって、長きに渡り、人類から“悪魔”と恐れられ、魔界と呼ばれる地下深い地の底の世界へと追放され封印された!それが分かるか」

「っ」

 

その言葉に、俺は。

 

「・・・分かるよ、その気持ちは」

「オルフェウス」

 

俺自身、ファントムだからこそ、人々に恐れられていた。

 

「ふっ、どうやら人間の中に、我らと似ており、その気持ちを理解しているようだな。

ならば、再び問おう!我らの仲間になれ!!」

 

そう、俺に、そのアクマイザーは問う。

 

「だけど、俺は!自分の心に従う!人間だろうとファントムだろうと関係ない!誰かを救いたい心は変わらないから!」

「そうかぁ、どうやら、愚かな奴のようだなぁ!」

 

そう、アクマイザーが言った瞬間だった。

 

『その心は、決して愚かではない!』

「っ」

 

聞こえた声。

それに疑問に思うと、先程の俺の右手に装着されていたそれが反応していた。

同時に、俺達の前に現れたのは幻影。

3つの影が見え、その姿は。

 

「アクマイザーとそっくり?」

「貴様らはっ!裏切り者の悪魔族!」

「裏切り者?」

 

そう、疑問に思い、首を傾げる。

 

「一度、我ら悪魔族が人間界を侵略した際、それを邪魔した愚かな奴ら、アクマイザー!」

「えっ、同じアクマイザーじゃないのか?」

「同じ一族であり、その容姿は確かに似ている!」

「だからこそ、今度は成功させる為に、かつては侵略を阻止した貴様らの名前で侵略する事!それが我らアクマイザーだ!」

「しかし、貴様らは封印されたはず!」

 

そう、アクマイザーは、そう言った。

 

『確かに、我らは封印され、今も変わらない』

『だけど、お前達、悪魔族が再び何かをしているのを感じ、なんとかここまで来たんだなぁ』

『今の俺達は、実体化する事は出来ない。だが、確かに感じた。俺達と同じく、異形の存在ではあるが、人々の為に戦う彼の心を』

 

そう、彼らは言い、俺の方へと目を向ける。

 

『我らは悪魔だ。だが、人間を守りたい気持ちは同じだ』

『悪魔と相乗りする覚悟はあるか?』

 

その問いかけに対して、俺は。

 

「俺は、守りたい。だから、力を貸して下さい」

『分かった、俺はザビタン!』

『拙者はイビル!』

『ワイはガブラだなぁ』

 

そう、3人の言葉と共に、俺は、そのまま手にある新たな力を、そのまま翳す。

 

「変身!」タナトス!ナウ!

 

鳴り響く音声。

同時に、俺の姿は変わる。

鳴り響く音声と共に、俺の姿は変わる。

それは、本来のファントムの姿であるタナトスに近い。

だが、仮面は、まるでオルフェウスの時をイメージさせるように一体化する。

さらには特徴的な棺は無くなり、簡素な姿へと変わり、手にはレイピアを持っていた。

 

「ちっ、忌々しいアクマイザーごと、始末してくれる!」

 

そう、奴らは叫ぶと共に、戦いは始まる。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。