仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス   作:ボルメテウスさん

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なぜだ!アクマイザーとの最終決戦!

 俺は新たな姿へと変身すると共に、その手に持ったレイピアを構える。

 

「あのアクマイザーと同じ力か。だが、悪魔としての力が我らの方が上だ!」

 

 その言葉を合図にザタン、イール、ガーラの3体もまたその手に持つレイピアをこちらに向け、迫る。

 

 レイピアの剣先は、真っ直ぐと俺達に向かっており、イールとガーラは晴人さん達が相手に戦う。

 

 俺は、眼前にいるザタンと向き合う。

 

 手にした各々のレイピアが、互いにぶつかり合い火花を散らし、 ザタンの持つレイピアを受け止めたと同時に、刃から伝わる衝撃をそのまま流し、体を一回転させながら腹部に蹴りを放つ。

 

 しかし、そう簡単にはいかず、ザタンも左手で受け止めるとそのまま左足を軸にしながら右足を振るう。

 

 それをバックステップを踏みながらも俺は、受け流す。

 

 だが、それだけでは終わらず、左足で地面を叩きつけ砂埃を起こす。

 

 視界が悪くなり、次の攻撃が来ると思い身構えるが……その考えは外れる。

 

「隙ありでござる!」

 

「っ」

 

 聞こえた叫びと共に、背後から、イールが襲い掛かろうとしていた。

 

 ヤバいと思ったその時だった。

 

『ボタンを押すんだ!』

 

 その叫びと共に、俺は一瞬だけボタンを押す。

 

 すると。

 

『イビルアクマ!』

 

「はぁ!」

 

 背後から襲い掛かろうとしたイールに対して、魔方陣から飛び出たのは、イールの姿に良く似た悪魔であるイビルだった。

 

 イビルは、その手に持ったレイピアでイールの攻撃を受け止める。

 

「なっ」

 

 それにはイールは驚きを隠せなかった様子だ。

 

「貴様、なぜっ」

 

「あの仮面ライダー達の姿を見たからな。彼らが魔力によって再現された身体ならば、我らもまた可能だと」

 

「そういう事だったら」

 

 俺は再び腕にある時計を見る。

 

 先程までイビルの部分を刺していた針は既に次の所へと向かっていた。

 

 俺はそれに合わせて、再度ボタンを押す。

 

『ガブラアクマ!』

 

「行くんだなぁ!」

 

 それと共に今度現れたのはガーラによく似た存在、ガブラだった。

 

 彼は、晴人さんと戦っているガーラの方へと突っ込み、体当たりをする。

 

「ワイも手伝うんだなぁ」「それは助かる、一緒に行くぞ」

 

 そう、晴人さんはガブラと共に共闘するように突っ込む。

 

「だったら、俺達も行こうぜ」「感謝するでござる!」

 

 そして、イーラを相手にするのはイビルと弦太郎さんだった。

 

「ぐっ、仮面ライダー! アクマイザーめぇ!」

 

「さぁ、行くぞ、ザタン!」

 

『ザビタンアクマ!』

 

 鳴り響く音声。

 

 そして、俺の横に現れたのはザタンと似た容姿をしたザビタンだった。

 

 ザビタンもまた、その手にレイピアを構えていた。

 

「行こう、オルフェウス!」

 

「あぁ!」

 

 ザビタンの言葉に合わせて、俺も同時にザタンへと突っ込む。

 

「貴様ら如き、ひねり潰してやる!」

 

 ザタンもまた、それに合わせるようにその手にあるレイピアを構える。

 

 それが合図となり、戦いが再開される。

 

 先程の戦いにおいて、ザタンの力は理解している。

 

 その正確な突きは的確に俺達に襲い掛かる。

 

 だが、その一撃は届く事はなかった。

 

「はぁ!」

 

 俺の方に向かう一撃は、ザビタンが妨げる。

 

 反対にザビタンが狙う一撃は、俺が受け止める。

 

 俺とザビタンは、互いに護りながら連携し、攻撃を続ける。

 

「なっ」

 

「「はぁ!」」

 

 俺とザビタンは同時に攻撃を繰り出すが、それを防がれてしまう。

 

 しかし、同時にザタンを追い詰める事には成功していた。

 

 その証拠として、ザタンの手からはレイピアが落ちており、そこから血が出ていたのだ。

 

「まだまだぁ!」

 

 そうしていると、後ろに二つの爆発がする。

 

「まさか、イール! ガーラ!」

 

 そう手を伸ばすザタン。

 

 だが、それが隙となる。

 

「行くぞ、魔方陣アタックだ!」

 

 ザビタンのその言葉を合図に、ザビタン達はそのまま腕を交差させる。

 

 俺はその腕を足場に、そのまま跳び上がる。

 

「はぁぁぁ!」『キックストライク! サイコー!』

 

 それによって、魔力が集まると共に、俺は真っ直ぐとザタンに向かっていく。

 

 そして、俺達の一撃が届く。

 

「がっがぁぁ! 貴様はっ」

 

 その叫びを最後にザタンは絶叫する。

 

「終わったのか」

 

「そうだな」

 

 同時に、アンダーワールドが揺れ始める。

 

 それは、この空間での戦いが終わりを意味している。

 

 それと共にアクマイザー達は俺の身体に戻っていった。

 

「……勝てたんだな」

 

「あぁ」

 

 それと共に、先程まで一緒に戦っていた弦太郎さんが俺の方に近づく。

 

「それにしても、お前がオルフェウスか」

 

「そうですけど」

 

 その言葉と共に首を傾げる。

 

「なに、俺の生徒が未来で世話になったからな」

 

「生徒? それに俺が一体?」

 

 そう言った。

 

「差別なく、話してくれたおかげだ」

 

「???」

 

 その言葉の真意は分からない。

 

 だけど。

 

「俺でも、誰かの役に立てたんだ」

 

 その言葉が、救いだった事は確かだ。

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