仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス   作:ボルメテウスさん

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どこか似たもの同士

「へぇ、これがあの刑事から貰った魔法石で作った新しい指輪か」

「そうなんだよぉ」

 

前回の戦いの1件も終わり、木崎さんは俺達を認めてくれた。

少し前まではファントムであった俺が少しずつだけど誰かに認められる。

それが嬉しくてたまらない。

 

「けど、良いのかオルフェウス?木崎はお前を信用して、この魔法石を渡してくれたのに」

「俺と相性が良いのかどうかも分かりませんし。何よりも木崎さんにも言ってありますから大丈夫です」

 

まぁ、その際に木崎さんの表情はかなり微妙だったのは、覚えている。

その際の一言として。

 

『個人的には、あの男はチャラい印象があるからな』

「よくもまぁ、あの硬い頭を説得出来たなぁ」

 

そう呟く晴人さんに対して、恐る恐る質問をする。

 

「その、木崎さんの事はあまり好きじゃないですか?」

 

ふと、晴人さんの態度がその時の木崎さんと似ていた為、恐る恐ると聞く。

すると。

 

「『気に入らないかなぁ』」

「あぁ」

 

見事に一音一句、揃って言った。

それに対して、俺は思わず苦笑いをする。

 

「まぁ、とりあえずはせっかくだから貰っておくか、それじゃ行くとするか」

「待って下さい!その前に」

 

すると、俊平さんが俺の前に立っていた。

それに対して、俺は首を傾げる。

 

「オルフェウス君!僕に力を貸して、変身させて下さい!」

「無理だよ」

 

そう、俊平さんが、そのまま頭を下げたが、僕はすぐに断った。

 

「凄くあっさりと言ったなぁ」

「それは、そうだよ。だって、あの時は連戦で魔力がかなり消耗していた状況だったから」

「まぁ確かに。アクマイザー達が力を貸してくれたし、その後も護衛でずっと魔力を使っていたからな」

 

まさしくあの時は緊急事態であったから、行っただけ。

 

「何よりも、俊平さんは純粋に戦闘する為の力がないから」

「それはまぁ」

「まぁ、あの木崎は警察官だからな。そういう訓練を行っていたからな」

「一般人の俊平では無理ね」

 

それに対して、俊平はさらに落ち込む。

 

「けど、僕だって、皆の力になりたい。けど、助手として、まだまだだし」

 

その俊平さんの言葉に対して、俺は首を傾げる。

 

「とにかく、僕もレベルアップしたいので!それじゃ、晴人さん!」

 

そうして、俊平さんはすぐに出て行った。

 

「なんだか、俊平さんも、色々と大変なんだなぁ」

「そう言えば、オルフェウスは今日はどうするんだ?」

「俺も別の方で、ファントムを探してみます。

何よりも、さっきの晴人さんの話を聞いて、今度は絶対に倒さないと」

 

木崎さんの戦いの時、晴人さんは復活したフェニックスと戦っていた。

奴は以前よりもパワーアップしている事が分かる。

だからこそ、不死身を殺せる俺がやらなければ。

 

「あんまり気を張るなよ」

「はい!とにかく行ってきます!」

 

そう、俺はすぐに出掛けた。

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