仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス 作:ボルメテウスさん
「それにしても、何を慌てているんだろうか、俊平さんは」
そうしながら、今朝の様子に対して、俺は疑問に思いながら首を傾げる。
以前の戦いで、木崎さんが変身した事に対して、それが関係していると思う。
だが、それはかつての自分の夢である魔法使いという夢を叶える手段と考えているのか。
「それは未だに分からないけど、あんなに慌てたら」
そう考えていた時だった。
何か気配を感じる。
その気配はどこからなのか、探るように俺は走り出す。
見つめると、ファントムがいた。
空を飛び、真っ直ぐと、人を襲おうとしている。
「やらせるか」
俺は同時に、身体の一部である棺を召喚し、そのままファントムにぶつける。
「がぁ、なんだっ」
ファントムが一瞬怯む。
同時に、棺を人の前で盾のようにすると同時に、俺は降り立つ。
「また、人を襲っているのか、ファントム」
「お前はっタナトス」
俺の存在を感知したファントムは、そのまま構える。
それよりも早く、俺はすぐに指輪を取り出す。
「変身」テンペスト!ナウ!
鳴り響く音声と共に俺はテンペストへと変身し、そのまま奴を蹴り上げる。
「ぐぅ、魔法使いと同じく邪魔ばかりしやがって!」
「そっちこそ、ファントムを増やして、何がしたいんだよ!」
それと共にファントムは、その背中に翼を生やし、手には槍を持ち、構える。
真っ直ぐと、こちらに向かって。
「そっちが槍だったら、こっちも」スパイク!ナウ!
同時に俺は前回の戦いで新しく手に入れたスパイクを発動させる。
それと共に、手に持ったウィザードソードガンが変化する。
刀身と持ち手の方から大きなトゲが生える。
そうして、そのまま巨大な薙刀のようになる。
「よっと!」
「ぐっ」
ファントムは、すぐに槍でこちらに向けて突いていく。
その一撃に対して、俺はウィザードソードガンを回して、その攻撃を受け流す。
スピード特化での、この姿だからこそ、眼前から来る攻撃を受け流せる。
「まさかっこんな邪魔をされるとはっ、ここは撤退っ」
それと共にファントムは、その頭部から光を放つ。
「なっ、ぐぅ」
その光に目を眩み、俺はそのままファントムを見失ってしまう。
「どこにっ」
俺は周囲を見渡すが、ファントムの姿も気配もなかった。
「逃がしたか、まぁ、今は」
そのまま、俺は地上へと降り立つ。
「あの、大丈夫ですか」
俺は、ファントムに襲われた人に寄り添う。
だけど。
「あぁ、けど、和菓子が」
「和菓子?」
その言葉と共に、見つめた先には床に散らばっている和菓子と呼ばれる物らしい。
「和菓子って、何ですか?」
俺にとっては未知の物だった。