仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス   作:ボルメテウスさん

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希望の贈物

達郎さんと一緒に、俺は行動した。

どうやら、彼はこの日、多くのバイトを同時に行っていた。

 

「こんなに沢山、バイトして、凄いですねぇ」

「いや、ここまでの間、結構働いていたのに、全然疲れた様子が見えないけど」

「そうかな?」

 

俺はそう言いながらも、達郎さんのバイト先で普通に働いただけだと思い、疑問に首を傾げる。

すると、達郎さんは仕事先での休憩所。

そこは、どこかの孤児院だった。

その孤児院を見ている時の達郎さんは、どこか優しそうだった。

 

「・・・次に、行くぞ」

「はい!」

 

そうしながら、俺は達郎さんと共にバイトを続けた。

多くのバイトを続け、やがて、最後のバイトを終わった後、達郎さんはすぐにどこかへと向かった。

 

「ここは、玩具が売っている場所?」

「・・・ここまで手伝ってくれたんだし、どうせお前は最後まで来るつもりだろ」

 

そうしながらも、達郎さんは、そのまま玩具を見ていた。

それと共に、自分の身の上をゆっくりと話し始めた。

幼い頃に親を亡くし、児童養護施設「つばめ園」で育った。

毎年贈られるクリスマスプレゼントは幼い達郎たちにとって「希望の贈り物」であり、大きくなったら自分も誰かに希望を与えたいと思っていた。

だがその後、成長した達郎さんは乱暴な性格によって学校などで度々トラブルを引き起こし、施設を飛び出してしまうのだった。

それから2年後。

こっそりと、プレゼントを渡した。

遠くでつばめ園の中を見ていた。

その時の子供達の笑顔。

それが、達郎さんにとっては嬉しかった。

 

「だからこそ、俺はこのプレゼントを贈りたいんだ」

「・・・そうですか、だったら」

 

そのまま、俺も周囲を見る。

 

「おい?」

「プレゼントは、沢山あった方が良いですよね、どれにします」

「いや、その金はお前のだから」

「だけど、僕が好きに使って良いはずです。だから一緒に選んでください」

 

そう言うと、達郎さんは、少しため息を吐くと、一緒に選んでくれた。

贈物というのが希望。

そう思えると、俺もまた嬉しくなった。

両手で抱えきれない程のプレゼントを持ちながらも、俺達はツバサ園へと向かおうとした時だった。

 

「こういう時は、すぐにやった方が良いよなぁ!」

 

聞こえた声。

同時に、俺はすぐに達郎さんを抱えて、すぐにその場から離れる。

 

「何をっあぁ?!」

「っ!」

 

見つめた先。

そこにはプレゼントが燃やされていた。

 

「よぉ、タナトス!遊ぼうぜぇ!!」

「・・・フェニックス」

 

そこには、フェニックスの姿があった。

奴が放った炎は、俺達の持っていたプレゼントを燃やしていた。

 

「そんなゲートを守っているようだったからな。この前の恨みと共に、一緒にやろうじゃないの」

「・・・ゲートを絶望させる為に、こんな事をするんだったら、フェニックス、お前を徹底的につぶす!」

 

それと同時に、俺もまた、すぐに変身する。

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