仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス   作:ボルメテウスさん

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皆まで言わせない魔法使い

俊平さんから聞いた話によれば、俺がいない間に晴人さんがファントムが戦った事を聞いた。

だけど、その戦った相手が悪かった。

 

「毒を使うファントムっ」

『そうなんです!オルフェウス君は治癒の魔法は?』

「俺は、ファントムから奪った魔法と、俺自身の魔法であるキックしかない。残念ながら治癒の魔法はない」

「それじゃ、どうすれば」

 

困惑する俊平さんの声が聞こえる。

だけど。

 

「方法なら、ある」

『えっ?』

「そのファントムを、俺が倒す」

『それって、どういう事なの?』

「ファントムの魔法を使う事が出来れば、そこから解毒方法が分かるかもしれない」

 

もしも、仮定として、そのファントムの魔法が毒だとしても。

そこから魔力を調整すれば、その毒を薬に変える事が出来るかもしれない。

方法は、未だに分からないけど、それでも、この方法しか、今はない。

 

「俊平さんは、そのまま晴人さんをお願いします!」

『分かった!気をつけてね、オルフェウス君!』

 

その言葉と共に、俺はすぐに走り出した。

時間はあまりない。

焦りながらも、俺は目的となるファントムを探す為に、全神経を集中させる。

その時だった。

俺に向かって、何かが襲い掛かる。

すぐに、その場を避けると共に、そこにいたのは一体のファントムだった。

 

「おやおや、ようやく見つける事が出来ましたねぇ」

「てめぇは、ファントム」

「えぇ、これであの魔法使いも、あなたも始末出来ますね」

 

その言葉から察するに、このファントムが晴人さんに毒を与えたファントムである事が分かった。

 

「そうか、ならば、すぐにお前を倒す」

「出来る物ならば」

 

そう、俺達が構えようとした瞬間だった。

 

「待った待った待ったぁ!?」

「うわぁっと!?」

 

俺が眼前に構えていると、そこにはなんと仁藤さんだった。

 

「仁藤さん、なんで?」

「何、少し慌てた様子で走っていたので、気になって、ついてきたんだ。

すると、なんだ、ファントムがいるじゃないか」

「それは、えっ、ファントムの事を知っている?」

「お前は一体」

 

仁藤さんが、なぜファントムの事を知っているのか。

疑問に思っていると。

 

「飯を奢ってくれた恩人に恩を返して、さらにはファントムまで食える。まさしく、一石二鳥とは、この事」

「あのぉ「皆まで言うな、分かっている、不安なんだろ」いや、その」

 

俺はすぐに止めようとしたが、仁藤さんはすぐに止めた。

 

「ファントムの相手は、この俺に任せな。それに遠くからよく聞こえなかったが、お前の大事な奴も助けてやるからな」

 

すると、仁藤さんが取り出したのは、指輪。

 

「えっ?」

 

『ドライバーオン!』

 

その事に、困惑を隠せない最中、仁藤さんはゆっくりと構える。

 

「変〜〜身!」『セット! オープン!L・I・O・N ライオーン!』

 

そのまま、仁藤さんは、そのままドライバーに指輪を嵌める。

すると、そのまま姿が変わる。

それは、俺や晴人さんとは違う魔法使いの姿。

 

「俺の名前は仁藤攻介、またの名を、魔法使いビーストだ」

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