仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス 作:ボルメテウスさん
目の前にいるファントムは、その正体を露わにした。
眼前にいる緑色の怪物となったそいつは、その両手には、鋭い緑の刃を持つと素早く接近する。
「そらぁ」
軽い口調と共に、命を刈り取るつもりで放たれた刃。
その一撃に対して、俺はウィザードソードガンで軽く受け止める。
だが、もう片方の手にある刃が、そのまま俺の首を刈り取ろうとする。
「甘い」「おっと」
しかし、俺はすぐにファントムの脚を払い、刃の軌道を無理矢理変える。
そのままこけてしまったファントムに対して、すぐに俺は脚で踏み潰すように蹴り飛ばす。
「危ない危ないっと!」
そして、空中へと浮かび上がった瞬間に、俺も跳躍し、空中から追撃を行う。
そのまま空高く飛び上がりながら、剣を振るう。
しかし、その攻撃に対しては、ファントムは刃をぶつけて防ぐ。
刃同士がぶつかり合う金属音が響き渡る中、俺は地面に着地して距離を取る。
「やるねぇ……さすがだなぁ。
だけど、これならどうだい?」
そう言いながら、ファントムはその手から緑色のエネルギー弾を放っていく。
しかし、俺はウィザードソードガンをガンモードに変えて、銀の弾丸で相殺していく。
「へぇ……なかなか強いじゃないか」
そんなことを言いながらも、ファントムは。
「だったら、これでどう!」
「っ」
同時に、ファントムは無造作に、周辺の街の被害を顧みずに攻撃をしてくる。
その光景を見て、俺は舌打ちをする。
このままだと、街の被害が大きくなっていくだけだ。
「仕方ないっ!」
同時に俺は、魔法使いとしての姿からファントムとしての本来の姿。
タナトスへと変わる。
周囲の街へと襲おうとしたファントムの攻撃を、俺は口から放った熱線で全て薙ぎ払う。
「うわぁ、凄い凄い! やっぱり、ワイズマンがファントムの中でも特に重要視するだけはあるねぇ」
「貴様っ」
そのまま、俺は奴に向かって、睨み付ける。
「今回は、君の大嫌いなその姿になった事でお開きとしようか。これ以上は僕も君とは戦いたくないからねぇ」
それと共に、姿を消した。
「僕の名前はソラだよ、今度からファントムなんて言わないでくれよぉ」
そう、周囲を見渡しても、その姿は見えない。
だが、最後に。
「同じ、夢を持つ者同士ね」
「はっ」
その最後の一言に対して、俺は疑問に思った。
そのまま、その場を呆然と立っていたら。
「ここかって、オルフェウス!」
「おい、お前、ファントムの姿になっているぞ」
「えっ、あっ」
そうしていると、晴人さん達がこちらに来ていた。
「とにかく、さっさとここから離れるぞって」
「あぁ、もぅ、集まりだした! とりあえず、お前はいきなり姿が変わったらヤバいから、そのままでいろ!」
「あっはい」
そのまま、俺は慌てる2人に連れられて、その場を去っていた。
それにしても、あのソラという奴。
一体どういうつもりだなんだ。