仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス   作:ボルメテウスさん

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ワイズマンの計画

「ほぅ、4体のファントムを倒す事が出来たか」

 

その様子を、ワイズマンはビルの屋上から、その戦いの様子を見ていた。

彼が見ていた戦いは5つ。

オルフェウスと、アクマイザーによって4体のファントムを倒した。

それらのファントムの能力は、ワイズマンから見てもかなり上位の力を持っていると確信している。

さらに、空間を操る事が出来るベルゼバブを相手に、新たな力を手に入れた操真晴人が倒した。

 

「スタイルチェンジなしで、様々な属性を使う事が出来るアジ・ダハーカ。攻撃を反射するバリアを張る事が出来るギリメカラ。水中を自由自在に動け、空気中の水分を集めて強力な水の砲撃として放てるケートス、飛行でき、他者から影を奪い、意識のない人形として操ることができるペリュトン。

本当に」

 

その言葉と共にワイズマンが見つめた先では、ファントムを倒したオルフェウス。

そのまま、タナトスが口を開くと共に、そのままファントムを吸収した。

それは、分身として別れたアクマイザー達も同じだった。

彼らもまた、オルフェウスの分身である事か、無自覚だが、ファントム達を吸収した。

 

「吸収したか」

 

それに笑みを浮かべる。

 

「今回は、反逆の意思があると思われるファントム達を狙わせたが、想像以上に上手く行った。何よりも、操真晴人を本格的に力を覚醒させる際には、タナトスがいれば、それを促す事が出来ない」

 

だからこそ、ワイズマンはわざわざ、タナトスの前に出た。

彼に、自分自身を、白い魔法使いとしての正体をバレない為に。

同時に、オルフェウスの魔力量は引き上がった。

 

「そうだ、タナトス、そのまま戦い続けろ。そうすれば」

 

その言葉と共に、ワイズマンは一旦、言葉を止める。

 

「操真晴人という思わぬ「収穫」。タナトスという想定外なファントムの「誕生」。

それらは、私の計画が成功するようになる、その為にも」

 

ワイズマンは、同時に思い出したのは、操真晴人という魔法使いの光が誕生した瞬間。

そして、他のファントムとは違い、身体の内側から食い破るように誕生したタナトス。

それは、まさしく、操真晴人とは正反対の闇の誕生。

それは、まさしくワイズマンにとって、必要なピースの誕生でもあった。

 

「次に与える(ファントム)は、そろそろ面倒になったフェニックスにするべきだな」

 

ワイズマンが、そう次に目を付けたファントムの名を告げる。

 

「フェニックスを食べる事が出来れば、タナトスは魔力を半永久的に生み出す装置となる!そうなれば、今度こそ、成功する!」

 

そう、ワイズマンの瞳に映ったのは、コヨミだった。

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