仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス 作:ボルメテウスさん
未だに、この悪魔の力に対して、大きな抵抗はある。
俺と俺の中に宿っている悪魔の意思が人間の為に戦おうと考えていても、この身体に宿っている力は、あまりにも邪悪だ。
制御を少しでも疎かにすれば、不味い。
けど。
「お前をここで徹底的に潰す!」
その言葉と共に、フェニックスに向かって走り出す。
これまでとは比べものにならない程の力で、だ。
同時に俺の中にいる悪魔の意識も、はっきりとしてくる。
身体を覆っている魔力が、更に濃くなった。
同時にフェニックスの身体が燃え上がり、炎の翼が更に巨大になる。
それは俺に対して、恐怖を覚えているからだろう。
「元々、死神のようなお前が悪魔のような姿になった所で」
そう、自分を鼓舞するように、フェニックスが、その剣を俺へと振り下ろしてくる。
俺はそれを避けようともせずに受け止める。
刃が身体に突き刺さり、皮膚を切り裂き、肉を断つ。
だが、痛みはなかった。
そして、それと同時に、フェニックスの腕も切断していた。
「……馬鹿な!?」
「悪いがなぁ、そういう事は出来るんだよ!」
フェニックスの驚愕の声に、俺は叫び返す。
傷つけられたとしても、即座に再生してしまうし、痛みは殆どない。
だからこそ、俺は奴の攻撃に怯むことなく、フェニックスを叩きのめす。
その度に、フェニックスの身体が、どんどん傷ついていく。
それでも、その攻撃は一向にやまない。
だが、俺もまた、フェニックスに対して、有効な攻撃を繰り出せずにいた。
「タナトスの死神としての力を使わないのか!」
「仁藤さんとの約束だからなぁ! てめぇは、あの人に食べられて貰う!」
「出来るのか!」
「出来るさ、なんだって」
その言葉と同時だった。
俺はフェニックスを地面に叩きつける。
そしてそのまま奴を潰す。
潰れた音と共に、大量の血と肉片が辺りに飛び散った。
しかし。
「不死身のフェニックスに、こんな攻撃が効くか!」
血と肉片は消え去り、すぐに元のフェニックスの姿に戻っていく。
不死身という言葉に嘘はない。
「だがよぉ、俺の攻撃はまだ終わってないぜ!」
そう叫びながら、俺は再び、奴の身体を地面へと押し潰していく。
そして、それを続けていく。
最初は抵抗していたフェニックスだったが、それも次第に弱まっていく。
「まだだ!」
それでも俺は手を緩めない。
それこそ、何度でも。
やがて、その肉体は原形をとどめぬまでに砕けていった。
それはもはや、人型ではない。
「ぐっ、この程度で」
「俺達を忘れていないか」
その言葉と共に、晴人さんがそのフェニックスの炎を魔法で完全に押さえ込む。
「なっ」
「さぁ、フィナーレだ」
その言葉と共に、俺達とフェニックスの決着がつく。
仮面ライダーオルフェウス オール・デビル
オルフェウスがアクマイザータイマーの力によって、アクマイザー達の悪魔族としての姿を完全に解放した力。
3人の悪魔族としての力を解放した為、高い戦闘能力を持つ。
見た目は完全に悪魔ではあるが、それでも優しさを失っていない証拠なのか、涙を流したようなラインが特徴。
しかし、そのあまりにも強すぎる力は、高い残虐性を持つ。
能力と見た目と共に、デビルマンを参考にしています。