仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス 作:ボルメテウスさん
敏江さんと俊平さんを交換する為に、向かった。
晴人さんが向かった先では既にグレムリンの罠であり、そこには俊平さんはいなかった。
だからこそ、今回の作戦はある意味、これまで以上に慎重にならなければならない。
「それにしても、ミサちゃんも結構過大評価をしていたよねぇ」
「過大評価?」
それは、取引を行っている仁藤さんに向けて、笑うように呟いた。
「なんだって、オルフェウス君に対して油断しないようにだって。彼は確かに強いけど、それでもまだまだ子供だからねぇ」
「へぇ、あのメドゥーサが」
その言葉に対して、仁藤さんは呟く。
「はいはい。でも、ちょっとその前に。君のそのカッコいいベルト、渡してくれるかな?魔法を使われると面倒なんだよね」
「…わかった」
その言葉と共に、仁藤さんは、手にした物をグレムリンに向けて、投げる。
ガチリっと受け取ると共に笑みを浮かべると。
「ありがとう。それじゃあおばあちゃん、こちらへどうぞ」
敏江は歩き出します
「駄目です、仁藤さん…何でこんな事するんですか!?仁藤さん!」
「貴様も早く行け!」
俊平さんをそのまま仁藤さんの元へと押し出す。
「行きなさい」
「嫌です。一緒に逃げましょう!…でないと」
ここで強引にグレムリンは敏江を自分側に連れて行く。
「ところでおばあちゃん、せっかく来てくれた事だし、あなたの望みを叶えてあげようと思うんだ」
「私の望み?」
そう、グレムリンは言う。
「言ってたよね?私を絶望させてくれって。今ここで壊してあげるよ、心の支えを!つまり、あなたのお孫さんをね」
「そんな事をさせるとでも」
「えっ?」
それと共に、グレムリンが疑問の言葉。
その声が出たのは、ドライバー。
そう。
「おらぁ!」
「なっ!?」
ドライバーに変身していた俺は、そのままグレムリンを蹴る。
同時にアクマイザー・タイマーを起動させる。
「なっ、お前はタナトス!」
「「はぁ!」」
それと共にザビタンさん達が、近くにいたファントムを突いて吹き飛ばす。
「お婆ちゃん、大丈夫なんだなぁ」
「ごめんねぇ」
その間にガブラが、敏江さんを連れて、避難してくれる。
「オルフェウス君、まさか君が化けていたとはねぇ」
「お前に、もう取られるつもりはないからな」
「さすがは、ミサちゃんのお気に入りなだけはあるねぇ」
グレムリンは愉快そうに見る。
「あいつの話をするな」
「えぇ、ミサちゃんは君の事が大好きなのにねぇ」
そう、グレムリンは、その手にある武器を構える。
それに対して、俺もまた構える。
「言っていろ」