仮面ライダーオルフェウス/ファントムタナトス   作:ボルメテウスさん

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新たな魔法使い

「まさか、魔法使いになっていたなんて」

 

そう、メドゥーサは、驚きを隠せなかった。

 

それは、俺も同じだった。

 

だが。

 

「お願いします、オルフェウスさん、私に、力を」

 

「・・・分かった」

 

今の状況で、俺は何をするべきか。

 

それは、自分が本当に絶望の化身である事に戸惑っている場合じゃない。

 

目の前の、彼女を助ける事。

 

それが、今の俺の役目。

 

自然と、俺はファントムの姿から、人間の姿に。

 

そして。

 

「変身」ホライゾン!ナウ!

 

鳴り響く音声と共に、俺もまた、魔法使いとしての姿へと変わる。

 

「ちっ、小癪な」

 

それと同時に、メドゥーサは、その髪から、無数の蛇をこちらに向けて放った。

 

俺は、瞬時に、その手にウィザードソードガンを手に取り、その銃口を迫り来るメドゥーサの蛇に向ける。

 

引き金を引けば、銀の弾丸が、そのままメドゥーサの蛇を撃ち貫く。

 

「はぁ!」

 

それによって、油断しているメドゥーサに向かって、真由さんが、走りながら爪を繰り出した。

 

鈍い金属音がして、メドゥーサが仰け反る。

 

その隙に、真由さんが、俺に視線を向けた。

 

そして、頷くと共に。

 

「はぁ!」エレメント!ナウ!

 

俺の今の姿に合わせて、その空中に巨大な岩を造り出す。

 

その岩を真っ直ぐとメドゥーサに目掛けて落とす。

 

だが、メドゥーサにはその岩を軽々と飛び上がって躱す。

 

そこに。

 

ただ、その岩は、メドゥーサに届く事は無い。

 

その攻撃は、全て、メドゥーサの蛇によって防がれてしまうからだ。

 

しかし、それでも、俺は、攻撃を続ける。

 

その隙を、真由さんが、見逃さなかった。

 

瞬時に、メドゥーサの背後に回り込み、その鋭い爪で、メドゥーサの背中を切り裂く。

 

そして、そのまま、メデューサの身体を地面に叩きつけた

 

「ちっ」

 

地面に倒れ込むメドゥーサに、真由さんは、更に追い討ちをかけるように、その爪でメドゥーサの身体を斬りつける。

 

だが、その一撃を喰らってもなお、メドゥーサは余裕がある様子。

 

「本当に面倒な奴が現れたわねぇ!」

 

同時にメドゥーサは、眼前に巨大な蛇を召喚し、真由さんに向ける。

 

「させるか」フォートレス!ナウ!

 

それと共に、真由さんから攻撃を守る為に、巨大な壁を造り出す。

 

その壁が、巨大な蛇の攻撃を受け止めるが。

 

しかし、そこにはメドゥーサはいない。

 

「逃げられてっしまった」

 

真由さんは、それを悔しそうに言う。

 

だけど。

 

「真由さん、君に聞きたい事がある」

 

そう、俺は問いかける。

 

「私も、皆さんと話をしたかったので」

 

そう、真由さんもまた答える。

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