これは趣味でカルデアマスターやってる現代日本で生きる社会人が時たま来訪するサーヴァントと自炊をしながら料理を食べるお話。

※自炊やFGOのメタ発言させるお話なので戦闘描写などはほぼカットなので注意

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望月白兎
…オリ主。普段は社会人で、趣味でカルデアマスターをやっている。

本編FGO
…ゲームをプレイすることが本編通り人理修復してる感じ。バーチャル世界にいる感覚でFGOのカルデアマスターをやっている。オリ主のいる世界は平和そのもので、FGO時空は文字通り人理修復や白紙化してる感じ。



一般社会人とサーヴァントの自炊ライフ

【自炊の長続きのコツとクリスマスのBOX周回】

 

「ふんふんふ〜ん♪」

 

とあるアパートの一室で社会人の望月 白兎はトースターで焼かれた食パンにカットキャベツ、ローストビーフを乗せて肉用ソースをかけて即席のローストビーフサンドを作っていた。

 

ピンポーン!

 

調理中にインターホンを鳴らす音が聞こえて白兎は扉を開ける。扉を開けた先には薄紫色の髪に眼鏡をかけたマシュ・キリエライトが来ていた。

 

「先輩、おはようございます」

「おはようマシュ。珍しいねカルデアの個室じゃなくて自宅の方に来るだなんて」

「はい。サーヴァントの皆さんも先輩の家に行ってるのを聞いて私も来てみたくなりました」

「丁度ローストビーフサンド作ったから一緒に食べないか?」

「!?ぜひ、頂きます」

 

マシュを部屋に招いて、食パンを上から二つになるよう包丁を下ろしてハーフカットサイズにして自分とマシュの分を皿にそれぞれ乗せて持っていく。

 

「美味しいです先輩!」

「ありがとうマシュ。現代調味料って一般男性でもそこそこ美味しく出来るから企業努力に感謝しなきゃね」

「確かに現代調味料の凄さもありますが先輩が作ってくれたのも大きいですよ」

「そう言われると嬉しいな」

 

マシュの感謝の言葉を受け取り嬉しそうにする白兎。

サーヴァントがFGO時空から現代の白兎がいる部屋に来るに当たってルールがいくつかある。

その一つが、『白兎が作った自炊料理の同伴をすること』

 

白兎としてはオカンことエミヤを始めとするプロ並の調理技術を持つサーヴァント達が厨房を担当する食堂で舌が肥えたサーヴァント達なら一般社会人男性の調味料任せの手料理など食べに来ないだろうと思って出した条件だったのだが、マスターLOVE勢を始めとする者達がしのぎを削る戦いで席を取り合ってるのを白兎は知らなかったりする。

 

「先輩は何時も自炊をしてるんですか?」

「そうだね。自炊って楽しようと思えばとことん楽出来るから案外続くよ」

「そうなんですね。カルデアでは基本食堂で何時も美味しい食事が出てくるので、自炊する習慣はないですね」

「ハハハ。実は俺も実家出るまでは一人で料理したこと無かったんだよ」

「そうなんですか!?」

「そうだよ。せいぜい家庭科の授業とか、親の作る料理を偶に手伝っだったり位で1から作ったことは無かったんだ」

 

白兎は思い出す。

何せ社会人になっても実家暮らしだと何だかんだ親が料理をまとめて作ってくれてたから自分で料理を作る習慣が無かったのである。

まあ代わりに給料の一部を食費とかで渡したり、掃除や洗濯を主にやってたのだが、一人暮らしするまで自炊出来る自身すら無かったのである。

 

「お話を聞く限り長続きしなさそうですが、先輩は今も自炊してるんですよね?」

「そうだよ。周りも最初は自炊してても最近は外食ばかりになってる人も多いけど案外長続きする秘訣があるのさ」

「長続きですか?興味あります」

 

マシュは興味深そうに聞いてくる。本来バレンタインで凝ったものを作れる彼女からすれば一般社会人男性の自炊能力とか大した事ないのにも関わらず好奇心旺盛に聞いてくる姿に純粋だなぁと白兎は思いながら話す。

 

「いくつかあるけどまずは『調理は一日一回しか作らない』って決めてる」

「一日一回?」

「そう。調理って手間だから回数増えれば増える程面倒が勝っちゃうんだよね。作るのもそうだけど片付けの洗い物とか手間じゃない?」

「確かに作った後に使用した調理器具や皿などの食器類など洗い物は一通り綺麗にしないといけないですからね」

 

自炊で最も手間なのは作る時より作った後の後片付けである。作る時や食事を食べる時は幸福を感じるまでの過程なので苦では無いことが多いのだが、作った後の洗い物は間違いなく面倒事なのである。

自堕落な人間程洗い物を後回しにして溜め込むのはよくある事だったりする。

 

「だから一日一回だけなら調理も洗い物も一回ずつ。面倒事も一回だけなら案外長続きするんだよ」

「でも一般的に一日3食分だと仮定すると一回で作りきれないんじゃないですか?」

「俺の場合は一回で二食分作ってその日の夜と次の日の昼に食べてるから毎日続けてると後1食分だけだね。大体が朝だからトースト焼いたり、肉まんやアメリカンドッグみたいな軽食で済ませてるかな」

 

人によっては朝は食べない人もいたり、健康面なら朝食抜いた方が良い説などあるが、朝食を食べる習慣が付いてる人からすると朝食べないと空腹を感じるので朝食は必ず食べるようにしてるのである。

 

「そうすると確かに一日3食作れてますね。ですがそれだと連続して昼と夜は同じものですから飽きたりしないんですか?」

「人によって違うかもだけど、俺の場合は朝昼晩で同日中に連続して食べない限りは飽きなかった。次の日の昼にしてる理由は同日内で被らないようにする為だよ。それに人って案外連続して食べる料理ってあるから受け入れやすかったりするよ」

「例えばどんな料理ですか?」

「例えだとカレーとか鍋料理とかだね。大体が一日で食べきれずに次の日も食べる家庭って多かったりするよ」

「なるほど……」

 

マシュはカルデア育ちなので親子で食べる感覚が無いからか新鮮に感じるのであった。

 

「今度一緒に作って食べてみないかいマシュ」

「はい!マシュ・キリエライト全力でお手伝いさせて頂きます!」

「頼りにさせてもらうよマシュ」

 

二人は次回料理を一緒に作る約束を交わす。

そして朝食を食べ終えた後に現在行われているFGOイベントについて話す。

 

「そう言えば先輩は今回のクリスマスはBOXを開けるつもりなんですか?」

「現在は300箱が長期目標かなぁ。と言っても当初目標が100箱から200箱と増やしていったんだけど、期間終了まで気軽に周回するつもり」

 

BOXイベントとは周回するだけ素材やQP、種火を集められるイベントである。

豪の者は1000箱まで開封しようとするマスターまでいるとか……

白兎も年末年始で年末に入って幾らかは周回したが上には上がいるので周りとはあまり比較せずに周回してるのである。

 

「現在は箱単位だと250箱位だから、明日の昼までだと260〜280箱で着地かな。徹夜とか熱中すれば300行けるだろうけど苦痛になりかねないから割り切ってるよ」

「確かに素材は大いに越したことは無いですが、体調は気を付けてくださいね先輩」

「気を付けるよ。それにオベロン達も周回疲れしてるだろうしそろそろ休ませてあげようか」

「そうですね。オジマンディアスさんが喉ガラガラになってたり、オベロンさんや光のコヤンスカヤさんが周回ノイローゼになってたり、ハベトロットさんが周回以外でもにゃーにゃー鳴き続けてたりと異常が発生してるので懸命かと……」

「そう言えば今回は90+難易度だったから初日のアルトリア・キャスターが元気だったな」

 

アルトリア・キャスター。FGO界における性能だけで言えば人権レベルでマスターが欲しがる性能をしているサポーターである。

因みに周回ではほぼ毎回出撃させられることになるので、孔明(初代過労死サーヴァント)や術ギルから同族意識の目を向けられているのは余談である。

 

「最初の一日は『周回から解放された〜自由って素晴らしい!』って喜んでたのに次の日になったら『マスターそろそろ周回の時間だから私の出番だよね?え、今回は他のメンバーで周回出来るから休んでて良い?そ、そっか……じゃあ必要な時は必ず呼んでね♪』ってそわそわしてましたね」

「次の日なったら腰に抱き付いて『マスター!周回!周回に連れて行って下さい!暇過ぎて手持ち無沙汰な自分が怖いんです!』って切羽詰まった表情で懇願されたよ」

「先輩、アルトリア・キャスターさん完全にワーカーホリックに染まってません?」

「言うな。まさかクリスマス一番の笑顔がバーサーカー霊基による90+の3ターン周回してる時だなんて思わず涙が出そうになったよ……」

「そこまでワーカーホリックにしたの先輩ですからね」

 

後輩からのジト目に思わず視線を逸らした白兎であった。




因みに作者の90++のパーティは礼装6積み
『ハベニャン、オベロン、サポ光コヤン、オジマンディアス、星3、アニング』
→オジマンディアスが宝具5だけど、今まで出番殆ど無かったのに今回のクリスマスでは大活躍でした。王の話より喋ってるだろうからきっと喉ガラガラになってておかしくないと思う。

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