本作品初の戦闘回です。
Side:瞬詠
「うぉぉぉっ!!」
開始の声を聴くと同時に、瞬詠の目の前にいた千岩軍の兵士が雄叫びを上げながら突っ込んでくる。そして勢いよく木剣を振り下ろしてくる。先手必勝を狙っているのだろう。
「ふぅん……」
(まぁ確かに、先手必勝というのは悪くはない選択だとは思うがな…。だが___)
瞬詠は目の前で振り下ろされた木剣をかわし、そして次から次へと放ってくる突きや横薙ぎの攻撃も、その全てをかわし、弾き返し、そうして持っていた木製の片手剣で相手の木剣を受け止める。
「___それが有効なのは相手が格下。もしくは同格辺りが完全に油断している時だけだ。警戒している相手、ましてや手慣れの相手にそんな事をしてしまえば、場合によっては致命的な隙をさらしてしまいかねない…」
「なっ…」
木剣を受け止めた瞬詠は男に向かってそう呟き、剣を振り降ろした男は信じられないような光景を見てしまったかのように目を見開く。
「…現に今、お前はこうして隙をさらしている_」
「…は?_」
その瞬間、瞬詠は目を細める。そしてその次の瞬間、瞬詠は身体を軽く捻ると同時に身体の全身を使って逆に斜めに振り払う事で、まるでバネが激しく伸縮したかのようにそのまま相手の木剣を思いっきり弾き返し、そしてそのまま相手の体勢を大きく崩させる。
「_っぐ!!」
相手は瞬詠のそれ、襲い掛かったあまりにもの衝撃の強さ、また瞬詠が僅かに引いたことにより相手の体勢が少し崩れた所にその強烈な衝撃が襲い掛かった事に、相手は思わず一歩後ろに下がってしまい何とか体勢を整えようとしたが___
「___っ!!」
「ぐぅっ!?」
___それは間に合わなかった。
「___勝負あり、だな…。お前さん、自分から見て動きが読みやす過ぎる。そして動きも硬すぎる。おまけに他にも言いたい事がある程だ…。木剣だったからよかったものの、これが実際に刃のある剣だったら確実にお前は死んでいたぞ…?」
瞬詠は目にも止まらぬ速さで、右手に持っていた模擬戦用の木製の片手剣をそのまま相手の喉に突き付けていた。
「ぐ……」
「…まぁでも、そこら辺の悪党や普通の魔物達相手ならば、それでも十分だとは思うがな……」
そうして瞬詠はそう言い放つと、相手の喉元から模擬戦用の片手剣を離す。
「お…おい、嘘だろ…」
「あ、あんな、あっさりと…」
「おい、あの負けた兵士って確か次期候補者の一人じゃ……」
「な、何なんだ、あの男は…?」
そして瞬詠の予想以上の圧倒的な実力に、ざわざわと周囲の千岩軍の兵士達がどよめく。
「……うん?」
その時瞬詠は周囲に混じる“それ”に気づく。
「っ……」
瞬詠は僅かに目を細める。
瞬詠の周囲を囲む千岩軍。千岩軍の兵士達から感じる感情は自分に対する畏怖と驚愕、畏敬といったものだった。
だがその中に敵意や、闘気が混ざっておりそれが瞬詠に突き刺さっていた。
そしてその者が畏怖や畏敬を抱いていた者達の中を搔き分けるように一歩前に出て、そうしてその一団が瞬詠の前に堂々と立った。
「…おいおい、模擬戦は、これでおしまいじゃないのか?」
「申し訳ありません、瞬詠殿。模擬戦はこれからとなります」
「事前に“玉衡”、“刻晴”様より頂いておりましたご命令により、今度は我ら、そして先ほど相手していたそこの者併せて四人で瞬詠様をご相手させて頂きます」
「そういうわけです。おいそこのお前、配置に付け。今度は四対一で相手をするぞ」
「…分かったよ」
瞬詠の前に現れた木製の片手剣を手にしたリーダーらしき男、それにその後ろにそれぞれ木製の槍を手に持った男二人がそう言い、先ほど瞬詠が負かした兵士もしぶしぶといった様子で頷く。
「…」
そして瞬詠は配置についていく千岩軍の兵士達、そして彼らの闘志の籠った視線に僅かに目を細める。
瞬詠の目の前には先ほどの一団のリーダーらしき片手剣を持った男が1人、左右には槍を手にした男が1人ずつ、そうして背後には先ほど瞬詠が打ち負かした片手剣使いの男が1人。
そうして彼らは全員一斉に武器を構え、直ぐにでも動ける態勢になり、そうして彼らは皆、瞬詠に鋭い視線を向ける。
瞬詠に突き刺さる視線と言うのは、先ほどの瞬詠が見せた圧倒的な実力に対する畏怖や畏敬といった感情、そしてそれとは別に殺気の籠った視線、瞬詠に対する確かな敵意。
瞬詠に対する確かな闘志と殺意が込められている視線だった。
「はぁ…。これで終わりだと思ったんだがな…」
(本当にふざげんなよ。刻晴の奴…)
瞬詠は心の中で刻晴に悪態を付き、そうして刻晴の方に少しだけ視線を向ける。
「……」
「……」
刻晴は腕を組みながら無言で瞬詠を見つめていた。僅かに口角が上がっているようにも見えた。そして刻晴の隣に立つ甘雨も真剣な表情で瞬詠と、そして瞬詠を取り囲んでいた千岩軍の兵士達を見つめていた。
「……」
(おい、なんだその笑顔は?)
瞬詠は刻晴のその表情を見てそんな事を思う。
「…はぁ」
(まぁ、良い。___やる事をやるまでだ…!!)
その瞬間、瞬詠は自身を取り囲む周囲の四人に意識を集中させる。彼らの些細な気配の変化、僅かな挙動の変化を見逃さんと言わんばかりに、そして瞬詠は片手に持った木製の片手剣の柄を強く握り締める。
「っ…!!」
「っ…!?」
「っぅ…!?」
「またかよ…!」
そして周囲を取り囲んでいた千岩軍の兵士達が、瞬詠から発せられる殺気のように鋭い気のようなものに当てられ一瞬怯む。だが直ぐにその怯みを振り払うと改めて武器を構える。
そして千岩軍の兵士達が殺気と敵意の籠った視線を瞬詠に向ける。
「___さぁ、始めようか…。来い……!」
そうして瞬詠は身体から余分な力を抜きながらゆっくりと片手に持った木剣を構え、そして静かに、だが演習場に響き渡るほどの声で告げる。
「「「「っ___!!」」」」
瞬詠の言葉に千岩軍の兵士達が一斉に動き出す。
「おぉぉっ!!」
「あぁぁっ!!」
真横に展開していた槍を手に持った二人の千岩軍兵士が瞬詠に向かって、その槍で突くように攻撃する。
「はぁぁ__!!」
そしてそれを合図にするように、背後にいた片手剣使いの兵士が瞬詠に向かって木剣を振るう。
「っ!ふっ!っぅ!」
「なっ!?っ!?」
「っぅ!?ちぃっ!!」
「っぅ!!どうしてだ!?どうして当たらないんだ!?背中に目でもついているのかよ!?」
槍を手に持った二人の兵士の攻撃、また背後から斬りかかる千岩軍の兵士の連携攻撃を、瞬詠は身体を反らしたり、首を僅かに捻るといった必要最低限の動作でそれらをかわす。
「っ!!っぅ!!…何故?何故だ?」
そして時折瞬詠に斬りかかったり、距離を取って瞬詠を観察する様子を見せるリーダーの男は疑問を顔に浮かべながら、その表情を徐々に曇らせていく。
そうしてそれは彼だけでなく、背後の二人の兵士や瞬詠を取り囲んでいる千岩軍の兵士達も同様だった。
4対1で数の利は確かにこちらにあるのに。
持ちうる全ての技術を総動員しているのに。
連携を取りながら必死に攻撃を繰り出しているのに。
目の前の男は、まるで意にも介さないと言わんばかりに、自分達の攻撃の全てを軽々しく回避してゆく。
彼らにしてみればそれは有り得ない事であり、目の前で起きているそれは彼らの常識ではありえない事だった。
それに、それともう一つ___。
「くそっ!!どうして“反撃”してこねえんだ!?なめてるのか!?」
徹底的に瞬詠の背中を狙い攻撃を仕掛けてくる片手剣使いの兵士がそう叫ぶ。
___そう。瞬詠は徹底的に千岩軍の兵士達の連撃を回避する事だけに集中して反撃する様子を見せなかった。
「っ!?どうしてだ!?」
「一体、何を考えているんだ!?」
それ故に千岩軍の兵士達はより一層自分達の攻撃が一切当たらない事に苛立ちを覚える。それは槍を手にしている二人の千岩軍の兵士も同じ事だった。
そして彼らの攻撃は激しさを増していき、更に正確さを増す。
だが、それでもなお瞬詠にその攻撃が当たる事はなかった。
そしてその時であった。
「…っ!?おい!!お前達直ちに___」
千岩軍のリーダーの男が何かに気づき大きく目を見開くと、大きな声で仲間の兵士達に指示を出そうと、そう口を開いた瞬間___
「__悪いな。もうその“連携”、そしてお前達の“動きの癖”は見切らせてもらった…」
(さてと、彼らの動きを十分に見させてもらったおかげで、だいたいの彼らの事を理解する事は出来た…。大まかな段取りはつけられたんだ。そろそろ“反撃”とさせてもらおうか…!)
瞬詠は心の中でそう呟くと、それまで槍で攻撃し、そして片手剣で攻撃を仕掛けていた兵士達の攻撃のタイミングや動きなどを見極めたそれらを元手に、そこから彼らの動きの“癖”や“パターン”を利用した有用な反撃術をその場で組み立て、実行に移す。
「まずは、お前さんからだ…!!」
「っぅ!?ぐぅっ!!おぉっ!!はぁっ!!やぁっ!!」
瞬詠は槍使いの片割れに狙いを定め、瞬詠に狙われたその男は迎撃のために槍を連続して突き出すが、その槍を瞬詠は寸の所で躱していき___
「はぁっ!!」
「ふんっ!!」
そうして今度は、瞬詠は槍使いの男の躱せるはずであったその攻撃をわざと木剣で弾き___
「がぁっ!?」
「あっ!?」
弾かれた槍が瞬詠の背中や真横から攻撃を加えんとするため、偶然にも瞬詠の斜め後ろに移動してきていた片手剣使いの男の腹部に勢いよくぶつける。
「っ!?あ、ぐぁぁっ!!」
そしてそのまま片手剣使いの男は大きく吹き飛ばされて地面を転がっていき、その衝撃の凄まじさを物語っていた。
「あ、おい!!大丈夫か!?」
「馬鹿者!!瞬詠殿から目を離すな!!」
「はっ!?」
間違えて味方に槍を強打してしまった槍使いの男が転がった仲間に向かって叫び、その刹那、リーダーから叱咤の声が飛んでくる。
だが、既にもう遅かった。
「___戦闘中に意識を外して他の者に注意を向けるとは、随分と余裕だな……。ふんっ!!」
そうして次の瞬間には、いつの間にか懐に潜り込んでいた瞬詠の振りかぶった木剣が、槍使いの男の顎を綺麗に打ち抜く。
「あ、っ___!?…っぅ…。くそ…」
刹那、槍使いの男が糸が切れた人形のように崩れ落ち、そのまま地面に倒れ伏す。だが意識は失っては無いようで、倒れたまま悔しそうに瞬詠を睨みつけていた。
「おぉぉっ!!よくもぉ!!」
そして瞬詠の背後からもう一方の方の槍使いの片割れが、槍を振り上げながら瞬詠に向かって攻撃を仕掛けてくる。男は瞬詠に槍を叩きつけんとその腕を振るおうとしていた。
「来たか…。っ!!___」
「はぁっ!!なっ!?___」
そうして槍を叩きつけんとした男が瞬詠に槍を振り降ろそうとしたその瞬間、槍の男の視界にいた瞬詠がその場で“宙を舞う”。
「なっ!?」
「っぅ!?」
「跳んだのか!?」
そして瞬詠が地を蹴り空中に跳んだのを周囲の千岩軍の兵士達や、瞬詠に向かって攻撃を加えんとした槍使いの男が目で捉え、皆一様に目を見開く。
「っ!!」
「っ!?」
そして跳躍した瞬詠の姿に甘雨や刻晴が驚きを露わにし、そうしてそれを目にしていた者達全員に衝撃が走る。
「っ…!!」
(___捉えた…!!)
宙を舞い、そして空中で宙返りでもするかのように、空中で一回転中が故に天地がひっくり返っていた瞬詠は、先ほどまでいた瞬詠がいた場所目掛けて振り下ろされた槍と至近距離で交差したその瞬間、瞬詠はその場で剣を腰に携える。
それは抜刀の構えのように見えた。
「しまっ___」
槍を振り下ろした男は、自身のすぐ目の前にいつの間にか接近してきた瞬詠に目を見開き、そしてようやく自身が瞬詠の策にまんまと引っかかった事に気づく。
そうしてすぐさま瞬詠から回避しようと試みるが、それはもう、時すでに遅しであった。
「ふっ!!」
刹那、瞬詠はその抜刀の構えから、腰を捻り、遠心力を利用して手にしていた木剣を槍使いの男に向けて勢い良く一撃を放つ。
「あがぁっ!?」
瞬撃。一瞬の隙を突く、神速の一閃とも言える一撃。そうとも言えるだろうか。
槍使いの男はそれを回避する事が出来ず、瞬詠の振るった木剣がその男の側頭部に木剣の一撃を受ける。
「ぐぅっ…。っぅ…。こ、これしき…」
側頭部に一撃を受けた槍使いの男は、片膝を着き頭を抑える。だが男のその目に宿っていた闘志は消える事は無かった。
「…はぁ、大したもんだよ」
(今のはかなり手加減無しでやったんだがな…。流石、千岩軍の兵士。そこら辺の宝盗団等の悪党達とは、タフさが違う…か……)
側頭部に一撃を見舞った瞬詠は、静かにその男の背後に着地する。そして膝をつかせた三人の男達に視線を向けながら、内心感心の声を上げる。
「___お見事です、瞬詠殿」
その時、瞬詠の事を観察していたその3人の男達のリーダーが、瞬詠に向かって称賛の言葉を口にする。
「___ありがとう。じゃあ、これで演習も終わりだよな?」
(はぁ…、これ以上は流石に無いだろ……。久々に本格的に動いたから、流石に疲れたぞ………)
そして話しかけてきたリーダーの男の方に顔を向けた瞬詠は心の底からそう思いつつ、目の前の男に問う。
「___いえ、申し訳ありません。瞬詠殿。まだ、もう少しだけ付き合っていただけませんでしょうか?」
しかし男は、微笑を浮かべながらそんな事を言ってきた。
「___は?」
瞬詠は男の言葉に思わず間の抜けたような声を上げる。
そしてその瞬間であった。
「ま、まだだ…」
「俺達は、まだやれるぞ…」
「っ!?」
(おいおい、嘘だろ!?冗談だろ…!?)
瞬詠は聞こえてきたその声に驚愕し、すぐさまそちらの方に顔を向ける。
「はぁ、はぁ、はぁ、この程度」
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、客人よ。俺達、千岩軍を、舐めてもらっては困るな」
そこには槍を杖代わりにして立ち上がり、そうして改めて槍を構え直してそう口にしている二人の千岩軍の男達の姿___
「くそがぁ…。絶対に痛いの一発かましてやる……」
そして一戦目は負かされ、二戦目は瞬詠の術に嵌められた事により味方の攻撃によって大きく吹き飛ばされて地面を転がっていた男が、まるで手負いの凶暴な肉食獣のように鋭い眼光を向けながら、その場で片手剣を振るい構え直してそう呟いている姿があった。
「おいおい……」
(まだやるってのかよ…)
瞬詠はその光景を前に呆然と立ち尽くす。
まさかそこまでして戦おうとするとは思っておらず、瞬詠は困惑を顔に浮かべる。
「…刻晴様」
そんな中、瞬詠が相対していた三人の千岩軍の男達のリーダーであった男が刻晴に視線を向ける。
「___えぇ、やりなさい…。盛大にね」
そうして刻晴は何かに同意するように頷いてそう言った。
「___承知しました…。これより客人を、瞬詠様をもてなすぞ……!!表に出よっ!!」
そしてリーダーの男はそう言うと、周囲にいた千岩軍の兵士達に向かって指示するかのように声をあげる。
「…っ!?」
そうしてその瞬間、声を張り上げたリーダーの男にほとんどの千岩軍の兵士達が疑問を浮かべていたその中で、その指示に呼応するかのように幾つかの数の殺気や闘気が瞬詠に向かって突き刺さってくるのが感じ取れた。
「___瞬詠様には悪いですが…」
「___今度は我らも相手になりましょうぞ」
「___貴方様の実力、それは本物のようだ」
「___でしたら、我らもそれ相応の覚悟で臨むのが礼儀」
「___精強たる我ら千岩軍の本気、我らの実力、お客人に見せつけてくれましょう」
「____『千岩牢固、揺るぎない。 盾と武器使ひて、妖魔を駆逐す』。我らの力を見せて差し上げましょう」
そして周囲を取り囲むように観戦していた千岩軍の兵士達の中から6名がそれぞれ前に出て来て、丁度瞬詠を包囲するかのように展開していったのであった。
「こ、今度は、た、隊長達、それに教官達だと…!?」
「いやいや、1対10…!?しかもいずれも俺達千岩軍の精鋭達とでも言えないか…!?いくら見学に訪れた瞬詠様があそこまで強かったとしても、流石に過剰すぎないか!?」
「10人ってことは、瞬詠様相手にだいたい分隊規模で挑むって事か?2分隊から3分隊規模程度の…?」
「いやいや!?俺達一般兵どころか、あそこにいる将来有望な候補者達の男、それに現役の隊長や教官達だぞ!?もっと実際の戦力的には上だろ!?なぁ、そうだよな…!?」
「あぁ、そうだな…。あそこにいるのは全員が有望な次期候補者だけでなく、百戦錬磨な隊長や教官達が相手なんだ。実際の戦力と考えてみると少なくとも小隊規模…、もしかしたら中隊規模に至る程度の戦力という事になるかもしれないんじゃないか……?」
「小隊規模に中隊規模だって…?それってつまり、少なく見積もったとしても1体、もしくは2体か3体程度のヒルチャール暴徒含む十数体程度の魔物達を相手にする事が出来る戦力になるよな…。それ程の戦力を客人一人相手に…?」
「はぁ!?それ、もう滅茶苦茶強いだろ!?たった一人でそれだけの数や凶暴な魔物を相手に出来るとか何者なんだあの人!?もしかして仙人とか何かか!?千岩軍でも精鋭達なんだぞ!?そんな奴ら相手に瞬詠様はたった1人で戦うって言う事なのか……!?」
「さぁな。だが、十分相手に出来ると判断されたんだろうよ。だからこそ、刻晴様は客人の瞬詠様1人と隊長や教官達選りすぐり10人の千岩軍の兵士達による模擬戦を行う許可を出したんだろ」
そして周囲の千岩軍の兵士達がその光景を前にざわめき、また興奮している様子を見せている。
そうして各々が瞬詠が見せた瞬詠のその力や技術の高さに興奮し、また強さの秘密や彼自身に対する考察を口にしていたのであった。
暫くの間は戦闘シーンが続き、また次回から刻晴視点も入り始めます。
取り合えず次回の更新は今月中には出来る見込みなので、次回の投稿は今しばらくお待ちください。