名前を無くした、天権の懐刀   作:久遠とわ

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完成したので投稿。

今回は前回の予告通り、少し時間が飛んでいます。

そして今回は若干“ギャグ要素(?)”ありです。


また今回は久々に解説もあります。
(解説といっても以前の旧作(【法律家の師弟達と遭逢する月海亭の二人組】)でも解説した『七星八門』関連であり、一部削除や一部修正を加えて改めて本作品にて提示するという形になります。なお『王山庁』関連は削除しました。原神の更新で沈玉の谷が実装され、そして王山庁関連の世界任務を通して王山庁は七星八門とは関連性は無さそうだと判断したため。また日本語の「庁」は官公庁のことであるが、原義は広間・会堂という意味で、中国語ではまだそちらの意味で使われることも多いという情報もあったため。)


_少しでも“玉衡”に相応しくなれているかしら?

Side:刻晴

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_なぁ、最近の玉衡様。かなり頼りがいが出てきたよな…?

 

 

 

_刻晴様が月海亭に来てから、もう1ヵ月以上経ったわけだが…。

 

 

 

_数ヵ月でまさかあそこまで仕事をこなせるようになるなんて…、思いもしなかったわ。

 

 

 

_ふんっ。正直、見直したよ。人って本気になれば、あそこまで出来ものなんだな。

 

 

 

_あの人には本当に悪いことしたな…。後で謝っとくか……。

 

 

 

_俺は謝ったがあの人、全然気にしてなかったぞ。本当に意外だったな……。

 

 

 

_謝ったら、『悪いと思ってるなら、日々の仕事で返しなさい』って言われたわ……。

 

 

 

_ははっ、あの人…。本当に誰に対しても変わらないな……。

 

 

 

_あぁ、この様子なら“あの話”も本当で間違い無いかもな。

 

 

 

_積極的に『月海亭や総務司等と言った各‘記録室’や‘資料室’』に籠っている話…。

 

 

 

_信じられなかったけど、本当だったわ。“先代玉衡”の血、その血は本物だったみたいね。

 

 

 

_あの人は“本物”だ。偽物では無い。それにそれだけではない。

 

 

 

_“あの噂”。あれも、あながち間違いとは言えないんじゃ…。

 

 

 

_あぁ、あの方がああいう人であるならば…。あの人で間違いないかもしれないな……。

 

 

 

_『万民堂で“刻晴様とよく似た少女”が接客等をやっている』という噂…。

 

 

 

_『璃月港にて“玉衡様に似ている人物”が荷車の車引きをしている』噂…。

 

 

 

_ははは、否定しきれないのが恐ろしいし、そして実に滑稽だな。それに“あの話”も…。

 

 

 

_最近、“認刻晴派”の人間も増え始めてるな……。まぁ、そりゃそうなるわな…。

 

 

 

_そうよね。今まで中立、“刻晴中立派”であった者達が“認刻晴派”に加わり始めてるし。

 

 

 

_あぁ、また“彼ら”の大半も彼女の姿勢、噂から考えを変えた者も出始めているらしい。

 

 

 

_らしいな。“反刻晴派”に居た奴ら、一部は遂に鞍替えを始めたらしいじゃないか。

 

 

 

_大半以上は“刻晴中立派”らしいが、それでも一部の連中は“認刻晴派”に入ったらしいしな。

 

 

 

_凄い事になってきたわね。それに“彼ら”もこの事態を夢にも思わなかったようだし…。

 

 

 

_“彼ら”、酷く焦ってるようだな。彼女の次は完全に自分達の誰かなのだと思っていたからな…。

 

 

 

_本当、ここ『月海亭』も変わったよな。当初は“反刻晴派”が幅を利かせてたのに…。

 

 

 

_刻晴様の理解者が増えたんだ。そりゃあ、増えるさ。そしてまだまだこれからもな。

 

 

 

_話によれば遂に『和記庁』は“認刻晴派”が主流になり、彼らが主導権を握ったらしいぞ。

 

 

 

_『盛露庁』も“認刻晴派”の勢いが一気に増してきているという話も、よく耳にするしな。

 

 

 

_『輝山庁』や『銀原庁』は、現状は未だに“反刻晴派”の根城とも言えるが、いずれかは…。

 

 

 

_今の『総務司』のように“刻晴中立派”が多数派となる日もそう遠くは無いだろう。

 

 

 

_『月海亭』も、少なくとも“刻晴中立派”が徐々にではあるが、増え続けているしな。

 

 

 

_『群玉閣』。あそこにいる“あの御方”、これを見込んで玉衡を認可したのかもしれんな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「___この計画案件は承認するわ。そしてこっちの計画案件は不承認よ。許可なんてできないわ。理由は実際に建設作業に入った際の工数や工程、これが短すぎるから。もう少し予定工数や工程を増やして期間に余裕を持たせなさい。こんなのをそのまま通したら、重大事故が起きてもおかしくないわよ。それと確かこの建設予定地、この辺りの地盤なんだけど…、ここは確か地盤に問題がある可能性があるという記録があったはず……。甘雨」

 

「___はい、そうですね。…この予定地の地盤。半年以上前に地盤調査ではありませんが、簡単な地脈調査や地質調査を総務司の人達と、璃月に派遣されたスメールの教令院の人達共同で行われました。その時の過程で地脈調査、そして地質調査の報告にて『この地の地質環境の特徴からして、ある一定方向からの振動を受けるとその振動が、ちょうどこの地点で増幅される恐れがある特殊な地質環境である可能性がある』との報告が挙がっていました。…確か時期を見て、総務司がその地点の詳細調査として地盤調査を行う必要があるともなっていたはずです。刻晴さん」

 

「___やっぱりね」

 

「___そ、そんな事が…」

 

「___そうだったんですか…」

 

とある日の璃月港、太陽が真上に上がった頃の“月海亭”。そして月海亭の執務を行っていた刻晴と甘雨に、刻晴と甘雨の指摘に驚愕の表情を浮かべる月海亭の一般職員の二人組。

 

 

 

「___まずは甘雨が言っていったその地質調査の結果を確認する為に、早急に総務司まで行きなさい。そしてこの地点の地質や地盤の調査案件についてを問い合わせなさい。そしてこの地点での建設が不可能であった場合、可及的速やかに関係各所にこの計画を凍結するように通達しなさい」

 

「___はっ、承知しました。刻晴様」

 

「___はっ、了解しました。刻晴様。また甘雨様もありがとうございます。おかげさまで、建設後の重大な事故を未然に防ぐことが出来ました」

 

「こちらからもありがとうございます、甘雨様。また刻晴様。指摘が無ければ私達は危うくその危険性を見落としたまま、事を前に進めてしまう所でした」

 

「はい、それは良かったです」

 

そうしてその二人の職員は刻晴の指示に頷き、そうしてまた甘雨にお礼を言い頭を下げる。

 

 

 

「___分かったなら、さっさと行く!!時間は有限!!こうしている今にも、刻一刻とその危険性が潜んでいるその計画は前に進めるため、その準備が着々と進められているのよ!!危険性が潜んでいるその計画を止めるなら止めるで、出来る限り早い段階で止めなければいけないのよ!!ほら、分かったならさっさと早く行きなさい!!」

 

そうして刻晴はまた指示し、二人の職員を急かしていく。

 

「はっ!承知しました!それでは失礼します!刻晴様!!甘雨様!!」

 

「はっ!申し訳ありません!!玉衡様!!直ちに行って参ります!!」

 

そうしてその二人の職員は刻晴と甘雨の元から駆け出していった。

 

 

 

 

 

「…はぁ、疲れたわね」

 

そして刻晴は近くの椅子に座ると机に肘をつき、両手の上に顎を乗せてため息をつく。

 

「…ふふっ、刻晴さん。お疲れ様です。……この程度で音を上げるとは、まだまだですね。刻晴さん?」

 

「うるさい!!甘雨!!まったく…、私をからかおうなんて、良い度胸しているわね?甘雨?」

 

すると甘雨はからかうようにそう言う。それに対して刻晴はバッと顔を上げ、甘雨の方を睨みつける。

 

「あら?私は別にからかったつもりは無いですよ?」

 

刻晴に睨まれてもなお、まったく臆せずに言葉を返す甘雨。

 

「あー、うるさいわね。私がからかわれたと感じたら、からかわれたの。つまり、甘雨が悪い。分かったかしら?」

 

「そんな、なんですかその滅茶苦茶な理論は……。まったく、貴女と言う人は……」

 

「ふんっ、何とでも言うといいわ」

 

すると刻晴はそっぽを向く。

 

「……はぁ、困った人ですね、刻晴さんは」

 

甘雨は少し呆れた様子、そして苦笑いをしながら刻晴にそう言う。

 

「はぁ…」

 

すると刻晴は再び机の上に肘をつき、両手を顎を乗せてため息をつく。

 

 

 

「ねぇ、甘雨」

 

そうして刻晴は甘雨の方に目線だけを向ける。

 

「はい?なんですか?刻晴さん」

 

甘雨は不思議そうに首を傾げると、刻晴の次の言葉を待つ。

 

 

 

「…ここ最近の私ってどうかしら?少しでも“玉衡”に相応しくなれているかしら?」

 

刻晴は甘雨に対してそう尋ねる。

 

「うーん、そうですねぇ……」

 

そして甘雨は少し考え込んだようなそぶりを見せると、こう言葉を続ける。

 

「そうですね……。まぁ、まだまだと言った所でしょうか?現状は及第点と言った所ですね」

 

「そう……、まだまだ及第点ね。甘雨」

 

「えぇ、そうです。まぁ、でも___」

 

甘雨はそう言うと、刻晴の目の前に座って刻晴の目を見るように見つめる。

 

 

 

「___刻晴さん、貴女は“凄い人”ですよ」

 

甘雨は少しからかうような笑みを浮かべると、刻晴に向かってそう話す。

 

 

 

「……ふんっ、何が私は“凄い人”よ?私はまだ及第点なんでしょ?甘雨」

 

刻晴は少し不貞腐れたように甘雨にそう言う。

 

 

 

「えぇ、そうですね。確かに貴女はまだまだ及第点です。ですが___」

 

すると甘雨は刻晴の横に置かれていた多くの資料が積まれていた書類や巻物に目を向ける。

 

 

 

「___こうして仕事がやってくる、依頼や頼まれ事がやってくる、それは仕事が出来る人の証明です。仕事が出来る人には仕事が集まってきます。これは事実であり、節理です。刻晴さん、短期間でここまで仕事をこなせるようになれたのです。ですから、刻晴さんは凄い人なんですよ?」

 

甘雨は軽く微笑みながら、刻晴に対してそう言う。

 

「…ふぅん?」

(仕事が出来る人には仕事が集まってくる。そしてそれは仕事が出来る人の証明…ねぇ……)

 

刻晴は甘雨の言葉に少し目を瞑りながら、その言葉を心の中で唱える。

 

 

 

「…ふんっ、何よそれ?意味が分からないわね?」

 

そうして目を開いた刻晴は少し照れ臭そうにしながら、甘雨にそう言葉を返す。

 

「ふふっ…。刻晴さん、素直じゃないですね?」

 

「うるさいわね、甘雨」

 

刻晴と甘雨は互いに目を軽く見つめあう。

 

「…」

 

そして甘雨はニヤニヤとしながら、刻晴の事をからかうように見つめる。

 

「っ…」

 

「んっ……」

 

すると刻晴はそんな甘雨に対して軽く威嚇するような視線を向け、そして甘雨の頬に触れようと手を伸ばし、甘雨の頬に指先を触れさせる。

 

 

 

 

 

その時であった。

 

 

 

「___ぁっ」

 

その時、ガタンッと何かをぶつけたような音と、そして刻晴と甘雨のすぐ近くで声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

「うん?」

「えっ?」

 

刻晴と甘雨はその音に反応し、刻晴は甘雨の頬に触れたままその音がした方に顔を向けて、甘雨も視線だけをそちらの方に向ける。

 

するとそこには___。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

「……」

「……」

 

 

 

___そこには刻晴と甘雨に用事があったのだろう、先ほどとは別の月海亭の職員達がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

「………」

「………」

 

そして職員達はなぜか刻晴と甘雨の方に目線を向けたまま、動かないでいる。

 

「……」

「……」

 

刻晴と甘雨は視線だげで職員達を見つめる。

 

「……」

「……」

 

そうして刻晴と甘雨は互いに顔を見つめ合う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「___貴方達!!一体いつからそこに!?いつから私と甘雨のやりとりを覗いていたのかしら!!一体何のつもりよ!?」

 

刻晴はガタッと立ち上がり、職員達にそう怒鳴りつける。

 

 

 

「うぇっ!?……はっ!?い、いえ違うのです!!」

 

「誤解です!!刻晴様!!元々、私達は刻晴様と甘雨様の意見が欲しい案件であったのでお二方に話を伺いにやってきたのです!!」

 

「そ、そうなんです!!本当にたまたま見てしまっただけなのです!!」

 

「そ、その刻晴様と甘雨様のお二人のムードと言えば良いのか、あまりにも良いムードだったので…、こ、この中を割って入るのはいかがなものなのかと思いまして…!!」

 

「そ、そうなんです!!甘雨様に刻晴様というお二人が仲睦まじくしている所を邪魔してしまうのは悪いのではないかと思ってですね!!」

 

「はい、そうです!!ですのでここで空気になって、お二人がお話を終えるまでここで待機していたのです!!」

 

刻晴に怒鳴られた職員達は慌ててそう弁解をする。

 

「なにが“良いムード”よ!?なにが空気になって、ここで待機した方が良いと思ってここで待機していたっていうのよ!?仲睦まじくしている所を邪魔してしまうのは悪いと言いながら、そこで私達のやり取りを盗み見ているのがそもそもアウトよ!!アウト!!貴方達、馬鹿じゃないの!?しかも良いムードってなによ!?意味が分からないわよ!!」

 

刻晴は怒鳴りながらそう職員達に言い返す。焦りながら行った職員達の弁明と言うのは、全て刻晴に取って火に油を注ぐ結果となり、刻晴の怒りに更に火を付けたようであった。

 

「~~~っ!?」

 

そして甘雨も職員達の弁明になっていない弁明に顔を真っ赤にして、両手で顔を隠していた。そうして職員達のその言葉に悶絶するかのように、身体を震わせていた。

 

「ひぃっ!!す、すいません!!すいませんでした!!わざとではないんです!!本当です!!」

 

「い、いえ!!本当にすいません!!わざとではないんです!!あんな事をしていたお二人様方の事を思って、ただ私達は見守っていただけなのです!!」

 

「本当なんです!!信じてください!!決して刻晴様と甘雨様の邪魔はするつもりはなかったんです!!ただまさか、ここでこんな事が行われていたとは思わなかったんです!!」

 

職員達は刻晴の凄まじい剣幕と圧に怯え、大慌てで更なる弁明を行う。

 

「___っぅ!!」

 

「___~っ!?」

 

しかし職員達が紡いだ言葉の数々というのはもはや弁明の形になっておらず、ただ刻晴と甘雨に油を注ぐ結果となり、むしろ状況は悪くなる一方であった。

 

 

 

「___貴方達…!!さっきから本当に言葉に気を付けなさい!!あんな事やこんな事…!!その言い方だと私達が月海亭でいかがわしい行為に及んでいたみたいに聞こえるじゃない!!この変態!!そもそもそこで盗み見るように立っているなら、さっさと私達に声をかけなさい!!」

 

遂に刻晴の激昂が頂点に達し、刻晴は顔を真っ赤にしてそう叫び、そうしてその怒号が木霊するかのように響き渡る。

 

「___刻晴さん…!!お願いですから、そんな大きな声で叫ばないでくださいっ!!私達がいかがわしい行為に及んでいるだなんてそんな……、そんなぁ!!元々は刻晴さんが悪いのに!!」

 

そしてまた甘雨も羞恥が限界に達したのか、涙目になって刻晴に対してそう懇願する。だが甘雨も甘雨で限界を迎えた羞恥心や甘雨自身が大混乱に陥って何がなんだか分からなくなってしまったせいで、彼女はとんでもない事を口走ってしまっている事に気づいていない。

 

「甘雨!?貴女、なに言っちゃってるのよ!?というか、貴女も大声でそんな事を言うんじゃないわよ!?」

 

まさかの甘雨にそう責められた刻晴は更に声を荒らげて甘雨に対してそう言い返す。

 

 

 

「刻晴さんに言われたくないです!!元はと言えば、刻晴さんが!!」

 

「うるさい!!そもそも、甘雨がからかってきたのが始まりでしょうが!?」

 

そして刻晴と甘雨は互いに真っ赤にしながら激しい言い合いを始めてしまう。そうしてまたその光景というのは、もはや収拾がつかない程の大騒ぎになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

「…はぁ、本当に今日は疲れたわね……」

 

「…えぇ、とても疲れました……。刻晴さんのせいで………」

 

「うるさい、甘雨…。甘雨のせいでしょうが…。甘雨、喧嘩を売ってるなら、その喧嘩、買うわよ……?」

 

「ふふっ、酷いです。刻晴さん…。ただ私は刻晴さんを元気づけるつもりで、ちょっとした冗談を言っただけですよ……?」

 

「冗談だとしてもやっても良いことと悪いことがあるでしょう……!!」

 

刻晴は呆れたかのように、そうして軽く睨みつけるかのように甘雨に向かってそう言い、それに対して甘雨は苦笑いを刻晴に向けながら言葉を返した。

 

 

 

太陽が落ち、夜も本格的に更け始めている璃月港。

 

 

 

今回は普段であれば夜遅くまで残っていた刻晴と甘雨の二人であるが、今回は少し早めに仕事を切り上げて、こうして少し前に月海亭を出て、二人で璃月港の夜道を歩いていた。

 

刻晴は自らの屋敷に帰宅するため、甘雨は気分転換も兼ねて‘チ虎岩地区’に事務所を置いている“彼女の後輩である璃月港で有名な法律家である彼女”の顔でも見に行こうかと考え、二人は同じ道を歩いていくのであった。

 




今回は「ギャグ(?)回」となりました。

次回はこの続きとなります。



それでは次回の投稿までお待ちください。




—————
◎解説
〇七星八門について(※現在判明している範囲のみ)
・総務司
→『総務司』は璃月七星の下で璃月の様々な実務、主に証明書の申請や補助金や税金関連を行っている璃月の行政事務を担当している機関です。また璃月の治安維持を担当している“千岩軍”はこの組織の配下に当たります。
 様々な実務に関しては、璃月港等にいる千岩軍や住民達との会話や一部の世界任務から、本当に色んなことをやっているんだなと見て取れます。
 そして“千岩軍”が総務司の配下にいるという事に関しては、璃月の“とあるシリーズ物の世界任務”の中にある、“とある世界任務”において、とある人物が『夜叉のためにお寺を修繕すると聞いた総務司が、護衛の千岩軍を何名か派遣してくれた』的な事を言っており、総務司が千岩軍に指示を出しているという事実から、“千岩軍”はこの組織の配下に当たる事に関しては間違いなさそうではないと思われます。
 なお、総務司には一応“某水元素キャラ”が所属している事となっています。(厳密には“彼女”の自称であり、総務司の名簿にも載っていないようですが…。彼女らしいと言えば彼女らしいですね)

・和記庁
→『和記庁』は主に“交通輸送”関連を中心に行っている機関であり、それに関連して“璃月と外国間における通商や貿易、またそれに関連する外交関連”をも担っている璃月の省庁の機関ではないかと見ています。
 これに関しましては『(甘雨のボイスにて、“和記庁”ではないですがそれに関連する組織である“和記交通”に関してのボイスがあった事。また、スメールのオルモス港にて“和記庁”は海上輸送に関する割り当てを担っている。またスメールの他国との貿易はオルモス港でしか出来ないという情報を確認したため、状況的に確実に言える事として“和記庁”は外国と貿易に伴う輸送関連、つまり『“和記庁”は璃月と他国間との運輸関連の役割を担っている可能性が高い』と判断)しました。
 また稲妻の鳴神島の離島においても(鎖国解除後の場合は、璃月の璃月港の南口出てすぐの集落にて)、“奔雷手の秦師匠”と言う人がいたのですが、この人が“和記庁”に雇われて李暁という商人の護衛を行っていたという事が判明した事。
 そして和記庁が担っている役割を総合してみるに、和記庁は貿易をするに当たって必要となる他国との貿易限定の外交関連(例えば璃月と他国との流通ルートに関する他国との外交関連)、また輸入する時や輸出する時に関する司法関連(この場合は税関等の手続、また輸出貿易管理令の手続や輸入貿易管理令等の手続等)、実際に外国と貿易する為に輸入や輸出を行う時の交通関連(“秦師匠”の場合だと道中の護衛として、また甘雨のボイスの『飛雲商会が栽培した霓裳花には十分の露が必要ですが…和計交通の方たちは雨の後のぬかるんでいる山道が嫌い…』という事から、和記庁(正確には和記交通)の一部の職員達や和記庁に雇われている人は、商人達の貿易に護衛役や運搬役等として専属で担っている可能性が高い思われます。
 そうして和記庁にはある意味ではありますが、“某炎元素キャラ”が所属している事となっています。(厳密には『剣鞘鏢局』が“彼”の所属となっていますが、この『剣鞘鏢局』というのは、『和記庁』に属している事から、彼は和記庁所属とも言えます。『剣鞘鏢局』に関しましては機会があれば、簡単に解説を行えればと思います……)

・“輝山庁”について
⇒『輝山庁』は璃月の鉱業関連を担っていると思われる組織の機関です。
 これに関しては“明蘊町”にある掲示板にて確認する事が出来ます。

・“銀原庁”について
⇒『銀原庁』は亡き“塩の魔神ヘウリア”を崇拝していた者達の子孫達の多くが務めている、塩業関連を担当している庁の機関です。 
 これに関しては“鍾離”の伝説任務である“古聞の章・第一幕 ”等にて確認できた筈であり、またその伝説任務にて、“とある亡き塩の神ヘウリアの信奉者”とも出会っており、その者の所属が“銀原庁”の者であったはずです。

・“盛露庁”について
⇒『盛露庁』は古代に“層岩巨淵”の近くに住んでいた先住民族の末裔達が務め、彼らの代々受け継がれてきた“陶磁器”関連やそれに伴って璃月中の“文化遺産”の保護や管理を担っている庁の機関のようです。
 これに関しては総務司外側の璃月港にある“緋雲の丘の告知板”の“盛露庁の告知”等にて確認する事が出来ると思われます。
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