魔法少女リリカルなのはstrikers~夜天の荒鷲~ 作:梟森つつじ
擬音などは使わない派なので後は脳内補完して頂ければ、短く描写しながらも書き上げたとは思います
※.1はガンダムNTのVigilante
※.2は快盗戦隊ルパンレンジャーのテーマ
のイメージBGMでお願いいたします
「空戦なしかよ~…」
訓練所のスタートラインに立ち目の前の仮想ビル郡を見ながら呟く。
なのはよりフォワードメンバーのお手本となるように空戦機動なしでガジェットを撃破するように縛りを設けられ、アルフィリオスは考える。
《では高町なのはさんとの1on1が良かったですか?》
「んな事したら砲撃魔法で消し炭だっての…お前、レイジングハートと打ち合えるスペックないだろ」
《なら不貞腐れてないで早くセットアップしてください》
首元のネックレスからイーグルレイダーの電子音声が聞こえてくる、色々業務を任せたり作戦に有効に活用できるように改造して言ったら人間味が溢れるデバイスの言葉に、つつきながらアルフィオスはなのはのデバイスとイーグルレイダーのスペックを口にするとズバリと言われ仕方なく立ち上がった。
「わかったよ、イーグル、セットアップ」
《All right》
短く呼びかけると赤い魔力光が身体を包みアルフィリオスは白い防弾防刃シャツ、全身を覆う黒いロングコートと様々なポケットがついたカーゴパンツのバリアジャケットを身に纏い、イーグルは大型の重機関銃の形となりその銃口の下には大型のパイルバンカーがついており、銃床には折りたたみ式のブレードが装着される。
「さて、行くか」
重々しくなった相棒を担ぎアルフィリオスは仮想フィールドに足を踏み入れた。
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「よう、なのは、今なにしてんだ?」
「あ、ヴィータちゃん!今はアルフィリオスさんの実力とみんなにお手本を見せてもらうためにシュミレーションしてるんだ」
アルフィリオスがフィールドに足を踏み入れた時に、なのは達の元へヴィータが様子を見にきた。
スバル達が敬礼をして挨拶をすればヴィータは楽にしろと促し、なのはより今している内容を聞かされる。
「お手本?あいつが?…」
「本当は私と模擬戦の予定も出したんだけど断られちゃって」
「いや当たり前だろ、誰だって消し炭にはなりたくねぇからな、んでなんか制限かけたのか?あいつ空戦もできるタイプだぞ?」
なのはの言葉に怪訝そうな表情を見せるヴィータ、なのはは一応別案もだしたと言うが何年も付き合いのあるヴィータは好んでやり合うやつはいないと返し、シャーリーに尋ね今の縛り内容を確認する。
「おいおい、リミッターと空戦機動制限かよ」
「ちょっとキツすぎたかな?」「いや、足りねぇくらいだよアイツにはな」
シャーリーからの項目にヴィータは思わず口に出すとなのはは苦笑しながら尋ねる。しかしヴィータからの回答は別で、それと同時にスバル達が歓声を上げた。
そこには魔力で構成したロープを使いビルの谷間を移動するアルフィリオスの姿があった。
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※.1
ビル壁面にアンカーのようにロープを打ち込み慣性機動でアルフィリオスは移動をして高いビルの上へと上がる。
「敵の配置的にはバラけていないみたいだな、固まっているみたいだ」
片手でレーダーを展開すれば移動がてらにスキャンをし把握した位置を確認する。
敵の総数は10。現在位置から見て左右正面の3方向に配置されており数は均等、正面が4であり多いくらいだが自分には関係ないと思う。
《まずはどちらから攻めます?》
「そんな違いはねぇからな左右、正面でいく」
《その理由は?》
「ただの気分だよ」
イーグルの問いかけに指をさして答えていく、違いはないと答えつつも選んだ理由についてアルフィリオスは投げやりに話せば、ワイヤー機動で左側のガジェット達へと接近すればビルの壁面を強く蹴り瞬時に加速し、イーグルを逆手に構える。
その瞬間、ブレードが展開しガジェットが反撃をする前に一機を切り抜けるように撃破する。
「1!」
上空からの強襲に円柱状の機械ガジェットは撃破されてしまう、背後に移動したアルフィリオスを追尾しようとした瞬間、ブレードがガジェットの装甲を貫き、アルフィリオスはそのまま力任せに残りの一体に向けてぶつける壁へと諸共吹き飛ばす。
そしてイーグルレイダーの銃口をガジェットではなく、廃ビルへと向けて引き金を引く。
「2と3」
《驚きましたね、シュミレーターとはいえ建物を破壊すれば反映されるとは》
「だいぶ力をかけてたみたいだからな、俺としては嬉しいくらいだよ」
発射された魔力弾は、ビルを破壊しその破片がガジェットを押し潰し撃破判定を出す。
ホログラムの投影なのにも関わらず現実に近い動きが出来ることにイーグルは感心し、アルフィリオスは組み込んだであろうシャーリーに感謝をするのであった。
そして、アンカーを打ち込めば右側へと移動を開始した。
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「凄いね、ガジェットとの戦闘経験は無いって話だけど…」
「実戦はねえけどアイツなら大体の目ぼしい情報は仕入れているぞ、それと一応新人にも気にかけてるな」
「そうなの?」
アルフィリオスの戦闘をみながらなのはは自分に無い方法で撃破していくのを賞賛する。
隣にいたヴィータは、アルフィリオスが相手のデータを集めていることを話してからその動き方が知ってる動きではないことを指摘し、フォワードメンバーの参考になるようにしていると話した。
「アイツの基本はイーグルレイダーのステークを使った一撃離脱が基本でな
ワイヤー機動はほとんどしねぇんだ、それやるくらいならビルの間を高速移動した方が早いと思う
けど今、それをしてるのはティアナがアンカーを使ってたからだろうし、動き方もエリオやスバルが真似しやすいように立ち回ってた
今だって、近接じゃなく中遠距離で対応している、全部真似しろってわけじゃないが参考にできるとは思うぞって教えてんだ、受け取り側がどう思うかは別だけどな」
アルフィリオスの普段の動き方を教えればヴィータは、画面上の動きは新人を育成する為の動きであることを言う。
それに対してスバル達はまだ観戦がメインの様で、先が思いやられるとため息をついてから、嬉嬉としてデータを収集しているシャーリーに声を掛けた。
「シャーリー、Ⅱ型を10機追加だ、制限はそのままでな」
「いいんですか?空戦機動無しでⅡ型は…」
「文句は言うだろうがアイツなら何とかする」
「あ、ヴィータちゃん、それならさ」
ヴィータからの要請にシャーリーは眉をひそめながら返すがキッパリと言われ、I型全滅後のタイミングで飛行型のⅡ型を出すように操作する。
その時、なのはが閃いたようにヴィータへ提案する、それを聞いていたシャーリーは苦笑しながらもデータ収集へ取り掛かった。
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演習フィールド・廃墟都市郡
「イーグル、ステークを使うカートリッジロード!」
《了解、ステークカートリッジアクティブ、トリガーカートリッジロードします》
ガジェットI型、三体を中遠距離で仕留めたアルフィリオスは近づいてくる残りのガジェットを視認し、イーグルへ指示をだす。
内部機構が機動し、ステークと直結しているリボルバー型のシリンダーが1回転する。
トリガー部分に装填されたカートリッジも稼働し、銃身から空になった薬莢を排出する。
その瞬間、アルフィリオスの身体は一瞬で消え、再び姿を表した時にはガジェットI型の真正面まで接近していた。
ソニックバースト、高速移動魔法であるソニックムーブをアレンジした魔法であり移動方向を直線に絞る事により加速性と速度を増した魔法。
姿をロストしたガジェットI型が認識する前に回転式の杭打ち機、リボルビングステークを装甲に突き刺し、カートリッジにより打ち出して内部まで破壊する。
一撃で仕留めれば、さらにカートリッジをロードし一機、また一機と仕留めていく。
相手が認識する前に強襲により撃破する、アルフィリオスの戦い方である。
残り一機になったガジェットへステークを突き刺せば、そのまま持ち上げて弾倉に残ったカートリッジを使い切るようにステークを打ち込んでいき爆散させる。
そしてシリンダーを展開し排莢すればスピードローダーに込められたカートリッジを入れてリロードをする。
「これで終わりか?」
《エンゲージ、上空です》
ガジェットを撃破した事を確認しようとした時、警告音と飛来音が聞こえ、シールドを展開する。次の瞬間、ミサイル群が降り注いだ。
「おいおい、Ⅱ型かよ…イーグル、制限はかかったままか?」
《空戦機動は解除されてないですね》
「なら追加発注かよ、このやろう!」
アルフィリオスの上を取るように展開する飛行型のガジェットⅡ型。AMFを展開しない代わりに機動戦や実体弾を駆使する自立機械。
シールドを張りながら物陰へと入り込み、イーグルへ確認を取る。空戦機動が解除されていないのならばこれも訓練の模擬戦の1種であると判断し、トリガーカートリッジを確認する。
(残弾は4、リロードを挟んでもいいが、使い切るのを前提で動くか)
《敵は空戦メインのようですが、中遠距離戦に移行しますか?》
「いや近接戦だ、足場ならその辺にあるからな!」
※.2
物陰から飛び出したアルフィリオスは壁へとアンカーを刺して壁面へと移動していく、ガジェットⅡ型も追うように攻撃をしかけるがアルフィリオスのシールドにより防がれる。
巻き上がる爆煙を引き裂くようにアンカーが発射される、アンカーはガジェットⅡ型に突き刺さるとそのまま上空へ上がれば、ガジェットⅡ型を足場にした。
「イーグル、バルカンモードから単発モードだ!」
《了解》
カートリッジをロードしてから一機一機を狙い撃っていく、4機を撃破すれば残りに狙いを定める。
「ブレイズバスター!」
3発分のカートリッジをロードすれば、大口径の魔力砲撃がガジェット、5機を撃ち落としていく。
「これでラストだ!!」
最後にブレードを突き立てて、ガジェットⅡ型を撃破すれば近くのビルへと移動する。
アルフィリオスは息をついてから空になったマガジンを抜き、新しいマガジンを交換すればイーグルレイダーを肩に担ぐ。
「流石にもうねぇよな?」
「いや最後にアタシとだ」
背後から聞こえてきた声にアルフィリオスはげんなりした表情を浮かべる。
振り返ると真紅の騎士甲冑を見に纏い、愛機グラーフアイゼンを担いだヴィータの姿があった。
《空戦機動、解除になりました》
「これで自由に飛べるよな、アル」
「いや、そもそもお前との模擬戦なんてやりたくないんだが?」
「遠慮すんな、って!」
イーグルレイダーより出された報告に、どうやら仕組まれてるという事に気づく。
制限が無くなった事を笑顔で確認されれば、肩をすくめて拒否をするとヴィータはグラーフアイゼンを振りかぶって殴りかかってくる。
「20機は相手にしてんだぞ!?休憩くらいさせろって」
「お前ならその辺計算して体力配分くらいしてんだろうが!?」
ハンマーの一撃をかわしながら訴えるが、ヴィータは構わずに4発の鉄球を指の間にセットすればグラーフアイゼンで打ち出す。
事実としてカートリッジはリロードして、体力も残してる為にアルフィリオスは言い返せずにいた。
(慣れてるヴィータを丸め込ませるのは無理だな)「イーグル、やるぞ!」
「はっ!やる気になるのが早いじゃないか!アイゼン!」
口八丁手八丁で切り抜ける事も考えたが、通じないのだろうと思いブレードを展開してヴィータの一撃を受け止める。
のらりくらりとかわすと踏んでいたヴィータは受け止めた事に笑みを浮かべると、1度距離を開けてからグラーフアイゼンの形態をスパイクとジェット機構が追加された状態へと変える。
「ラケーテン、ハンマー!!」
「イーグル、ワンシリンダー!フルステーク!!」
ジェットを点火してハンマーを振り下ろすヴィータに対し、リボルビングステークのカートリッジ全てを1発分としてロードし真っ向から迎え撃つ。
轟音が鳴り響き、それはなのは達まで届く勢いて思わず耳を塞いだ。そして音が止んだ時にはヴィータはバインドにより拘束されていた。相打ちになった瞬間、アルフィリオスはアンカーとして使用していた魔力のロープで動きを封じ、バインドを重ねがけしていた。
「あぁ腕が痛てぇ…そう睨むなよ、これも1本ありって事だ」
「うぅ~」
《それじゃあ二人とも戻って来てくれるかな?》
イーグルレイダーを腰にホールドすれば真っ向勝負ではなく搦め手で勝負を終わらせた事を不服にしているヴィータに軽くデコピンを当てると、なのはより通信が入りアルフィリオスの六課での初戦闘は終わりを告げるのであった。
1度、小説家になろうが二次創作ありきの時代に書き上げた作品を現在にリメイクした作品ですが、ほぼ新規に近いです
後でレキとアルフィリオスの設定は別口で上げようとはおもいますが
早めに書き上げられて良かったです