お嬢様ポケモン世界を往く! ~ポケットモンスターdarkcatastrophe⇔snowwhite~ 作:十二の子
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むかしむかし、ジョウト地方では、たくさんの人々が争っていました。
争いはエンジュシティにも及び、たくさんの建物が焼け、とうすら焼け落ちました。今の「やけたとう」です。
争いを恐れた多くの人が、エンジュシティを離れました。そして多くの人が北、ユキコシ地方に逃れ、ユキコシの西の大地を統べるとのさまのもとを訪れました。
当時、とのさまはまさに栄華の絶頂にありました。グンジョウポートには海のすべての富が集まると言われ、文化を重んじるとのさまと多くのすぐれたポケモンを鍛えたサムライたちが、谷間に街を築き繁栄を極めていたのです。
「在りし日のエンジュシティを思い出させる。この世の春と言える北の都だ。」ー谷間に広がる街ウスベニシティを、ジョウトからやってきた人たちはこう言い、そして彼らが加わることでジョウト地方と強いつながりを得てウスベニのとのさまはさらに繁栄しました。
サイユウシティやヒスイ地方と交易をおこない、谷間にはカロスやパルデアの宝物すらも到来するほどでした。
繁栄はしかし、ある時突然、終わりを迎えました。
エンジュシティにえらいとのさまが帰ってきたことを発端に、ジョウトの争いは激化、そしてその中で、最強と呼ばれたヨシノシティのとのさまと戦うことになったのです。
いかりのみずうみの東のほとりのとのさまを助けに行ったときのこと、ヨシノシティのとのさまは暴風雨の中襲い掛かって砦を陥とし、ウスベニのとのさまは逃げなければならなくなったのです。
雨の中をウスベニシティへと逃げ帰るサムライたちを、ヨシノシティのサムライたちは人もポケモンも皆殺しにし、峠は血に染まりました。そしてやっとのことでジョウト地方からユキコシ地方に戻ってきたとのさまを待っていたのは、家来の裏切りでした。
そして、なだれこんできたヨシノシティの軍勢によって、地上の天国と謳われたウスベニの谷間は、三日三晩燃え続けすべてが消え去ったのです。
死してなお、大敗を喫し家来に裏切られたとのさまと、三日三晩燃やされ続けたウスベニの民の恨みは消えることはありませんでした。
まず、とのさまを裏切った元家来たちは民の謀反によって全滅します。後を追うように、裏切りによりヨシノシティのとのさまは燃え盛る寺で死ぬことになりました。
そしてまもなく、ヨシノシティの城も、街も、大火によって燃え尽きました。広い平野に広がっていた街はまたたく間にさびれ、あまりに不吉なその謂れから次々と人が去って、今では「31ばん道路」と呼ばれるばかりとなっています。
ヨシノシティがすっかり小さくなった今も、ウスベニの谷間にたまる恨みはなお、消えることがありませんでした。戦から戻ってきた人々もとのさまとウスベニを見捨てた負い目があったのか、谷間を離れて西の河口に改めて街を築きました。これが、今のウスベニシティです。
怒れる怨霊を鎮め畏れるために、ウスベニの谷間に築かれたおみやでは、今でも夜な夜な泣き声とともに焔が燃え盛っていると言われています。
(「ウスベニ夜話」三巻二抄「ウスベニ谷の夜に火の玉飛ぶのこと」現代語訳)
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「ようこそいらっしゃいだよ、ウスベニ谷へ。」
谷間に広がる、土塀とかやぶき屋根の街並み。
蒼玻がここにいれば、「戦国時代にタイムスリップしたみたいだ」などと言ったかもしれないが、残念なことに彼はこの場にいない。そして生粋のユキコシ人のフロックス令嬢姉妹にとってはウスベニおみやとは言わずもがなそういうものである。
そんな古き街並み、人気をいっさい感じない無機質な街並みのただなかで、ウスベニおみやぐうじ、イチシノは両手を顔の前で合掌しながら待ち構えていた。
あまりにも陰気な重たい黒髪、普通は紅白だろうになぜか赤と「黒」の巫女服、そして何より、額の高さで頭に巻いた輪から垂れる紙。紙は両目どころか顔全体、首までを覆い隠してさらに中央に大きく目のカタチの紋様が描かれている。すべてが不気味だ。貞子だってもう少しファンがいるだろう。
ちょっとあまりにも不穏当なコーデではないか、そもそも目を紙で覆って前は見えているのか、さすがのアオバとて気になった。いや、怨霊揺らめくウスベニおみやのぐうじをやっているくらいなのだから祭事、呪術的な意味があるのだろうが、気になるものは気になるー17年鍛えた令嬢力でアオバは口を結んだ。お嬢様は他人のファッションにぶしつけなことを言ったりはしないのだ。
「出迎え、ありがとうございますわ。」「イチシノさん、お久しぶり。」
「お久しぶりだよ、妹さん。姉さんは初めましてだね。
あ、名前を呼ばないでくれ、だよ。『捉え』られてしまう。
それで、用件は何か言うんだよ?おみや巡りだと思うけど」
「いいえ、違いますわ。
わたくしを『視て』欲しいんですの。お願いしてもよろしくって?」
「社長令嬢を視る…?恨まれてそうではあるよ。例えば社内闘争とか。そういうこと?」
「いいえ、恨みよりむしろ守護霊、呪詛よりむしろ背後霊...祓いたいのではなくむしろ縁を深めたいのですわ。
できますわよね?魂を鎮め奉ることに関して、ウスベニおみやはプロ...そのためだけに存在してきたのですから。」
「…霊を鎮めること。そのためにこちらの守護霊を興すこと。確かに我々はウスベニを抑えるために存在しているよ。けれど、何の代価もなく頼みを聞くことはできないよ。
『視る』ことは『視られる』こと。『捉える』ことは『捉えられる』ことなんだよ。だから、我々はお姉さんに、我々の魂を天秤に載せるに値すると示してほしいんだよ。」
イチシノは、巫女服の袖の中からボールを取り出した。
「武家屋敷に行こう。戦うよ。」
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「ここで、一つだけ、約束してもらわなくちゃならないよ。」
谷間の奥、水堀で囲まれた屋敷。埃一つない綺麗な屋敷であるが閑散と静まり返っている…その手前で、イチシノは一度屋敷に向け合掌してのち振り返り告げた。
「このおみやは霊域。全体が、霊を鎮めるための空間なんだよ。」
ウスベニの祟りは結局、街を燃やされたことによる怨嗟と無念。だから、街を再現しておくだけで恨みは(多少だが)弱まるのである。そして何より、現在のウスベニシティから目をそらさせることができる。それゆえウスベニの谷間は旧ウスベニシティがかつての姿で再現されており、そして谷間全域をしておみやと呼ぶのだ。
「だけど、この武家屋敷から先、山の上までは違うよ。
ここから先は神域。よりしろさまの空間であり、よりしろさまが怒れるとのさまの怨霊を鎮めている空間。
不用意なことをしたら、その呪いが向いてしまうんだよ。
ユキコシの外の人間を連れていく、ジョウトの人間を連れていく、そしてジョウトの人間の名前を呼ぶ…これらは『裏切り者の印』になるよ。名前を呼ぶのは霊域でも『捉え』られるから良くないんだけれど。」
名前を呼ぶこと、名前を知られることは、魂を晒し見せること同様に呪術的に重い意味を持ち、恨霊さまよう空間では危険である…が、街の焼失だけではなく自分へのヨシノ武士の攻撃と家来の裏切りに強い恨みを持つとのさまたちの空間、すなわち武家屋敷からウスベニ城址まではむしろ『ジョウトに言及しあるいはジョウト人であること』が危険なのだ。
「この武家屋敷で戦いを奉納する。それをよりしろさまにご覧いただき、よりしろさまがトレーナーをこのおみやの力に耐えられる強さだと判断した時に、屋敷の先にある城址の祠で、よりしろさまから
…それが、このおみやの神事なんだよ。」
毒は使い方によれば薬にもなる。同じように、呪いや恨みの力もまた、使いようによっては役に立つわけだ。しかしそれも受け止める力があればこその話で、なければ過ぎた力に呑まれるだけだし、そもそもよりしろさま待つ祠がある城址にはとのさまの強い呪いが満ちているのだから生半可なトレーナーではそれにすら耐えられない。ある意味ではウスベニおみやこそもっとも試練を意味あるものとしているのであった。
「不用意にここから先に行かないこと、この試練が厳かなものであること、忘れないでほしいよ。」
アオバとカグヤが深々と頷く。
「じゃあ始めようか。
バトルは1対6。ただし我々はオーロットをBREAK進化させるし、オーロットBREAKの専用ワザは範囲攻撃だよ。『だんだん重くなる呪いの負荷』と同じなんだよ。
オーロット!」
ボールから飛び出してきた一つ目の巨木は、周囲から沸き立つ金色の粒子を体表に纏い光輝いた。しかしゴーストポケモンの本領発揮、その黄金色すらも禍々しい。
「イーブイ、シャンデラ、ブロスター、クリムガン、オリセクト、ディアンシー、参りますわよ!」
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オーロット。年老いた巨木の木霊が変ずるとも言われるゴーストタイプポケモンである。呪いを数百年鎮めるおみやで飼われているポケモンだけあり、その胴体には注連縄がぐるりと巻かれていた。
「オーロット、サイレントフィアーするよ。」
(聞いたことのないワザですわね…?)
イーブイが、シャンデラが、ブロスターが、クリムガンが、オリセクトが、一斉に顔をしかめ、後ずさる。
「ディアンシー?」
”「私ははじけました。どうやら恐怖を使った範囲攻撃だと思います。」”
「…そう。フリーハンドを許していると等しくダメージが累積していく、と。」
(道理で、1対6を許容するわけですわ。)
「ブラッキーへはつげんちょうせい。そしてディアンシー?」
イーブイの姿が黒く進化していくその後ろで、ディアンシーの頭の上のダイヤが輝き始める。
「直視すること能わざる高貴なる輝きに、ひれ伏すのですわ!」
お決まりの台詞とともに掲げたアオバの指輪が輝き、光が結び合う。メガシンカだ。
「オリセクト、ブロスター、距離を取っていわなだれとりゅうのはどうで圧を。
シャンデラ、クリムガン、内に入って!ニトロチャージとほのおのパンチで格闘戦!
イーブイ、細かい指示を任せますわ!」
…ポケモンバトルに於いて、6体にポケモンを増やせば戦力6倍などということはよっぽどありえない。指示を飛ばすトレーナーの側がこんがらがればむしろ戦力としての能力は低下するからだ。コンジキおみやの6対6バトル?あれは異常だが、逆にラッタの側を混乱させることもできるしそもそもしょせん範囲攻撃で薙ぎ払うことも数が減ってから巻き返すこともできるラッタだ。
そしてアオバはわかっていた。自分のカリスマと、ポケモン達が絆を結んだ蒼玻が自分を信じ託したからこそ、ポケモンたちがついてきてくれているが、トレーナーとしてもポケモンたちの主としても自分の歴は浅く、とても優れた主とは言い切れないであろうことを。
(イーブイ、わたくしが信じる蒼玻くんと、信じ信じられた貴女を、信じますわよ。)
イーブイが小さく鳴いて応える。
「ディアンシー、ダイヤストーム!」
オーロットBREAKがその樹根を振り上げて歩き出すそこへ、岩と波導が降りかかる。
シャンデラはオーロットBREAKの腕の下に焔をまとって突撃を繰り返し、クリムガンは拳に炎を帯びたままオーロットBREAKの樹拳とがっぷり組み合う。
その状態で、枝葉の生い茂るオーロットBREAK頭部を、ダイヤの渦が襲う。
-それでも、金色の樹霊はこたえた様子を見せない。
「しっとのほのおだよ。」
獄焔の波が、武家屋敷の庭を覆った。アオバやイチシノ、それどころか観戦中のカグヤの足元まで焔が広がり、同時にポケモン達がそろって膝をつく。
中でももっとも傷つき、その岩の肌に熱傷すら見せているのは、どうしたことか、ほのおタイプに強いいわタイプでダイヤストームで防御力が上がっているはずのメガディアンシー。「しっとのほのお」の能力を上げたばかりの相手をやけどにする効果が効いているらしい。
「そしてここからサイレントフィアー。」
霊圧としか言えないぞっとする何かが、ポケモン達の精神を削る。
オーロットBREAKは、たった一体で場をコントロールしていた。
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しっとのほのおの次はおにび…焼け落ちた街のおみやらしいですわね…
「ブロスター、慌てずみずのはどうで撃ち落としなさいな。オリセクト、いわで共に迎撃を。」
イーブイがシャンデラやクリムガンと攻め所を探してくれている、どうしたってオーロットBREAK1体なのですから急所さえわかれば攻め立てれば落ちるはずですわ。
「ディアンシー、援護しますわよ。」
”「はい。」“
ーメガディアンシーの ラディアント・レイピア!
一点突破を狙えるこのワザで、どこまでオーロットBREAKの急所を探せるか、気を惹きつけられるか…イーブイ、頼みますわよ?
ー*ー
ダイヤの細剣がオーロットBREAKの正面から息もつかせぬ猛攻で攻め立てる。
炎拳がオーロットBREAKの両腕を抑え込み、火を付けさえしていく。
焔につつまれたシャンデリアが何度も体当たりを繰り返す。
岩弾と水弾が、オーロットBREAKが生み出す火球にインターセプトし叩き落としていく。
オーロットBREAKは頭部をギョロギョロ旋回させ、霊圧のプレッシャーや焔波をまき散らすが、ブラッキーが死角に回り込んでイカサマで殴りつけていく。
「しぶいよ。だから、やり方を変えてみるよ。
やどりぎのタネ。」
オーロットBREAKの頭の枝葉から金色のタネが噴火のように吹き出し降り注ぐ。ブラッキーが短く吠えて指示を飛ばし、シャンデラとともに迎え撃ちにかかるが、とてもさばききれるものではなく、あちこちにタネが落下している。
一斉に発芽したタネから蔓が伸び、ポケモン達を巻き捕らえた。
メガディアンシーが細剣を振り、クリムガンが腕力に任せて腕脚を動かし、ヤドリギから逃れようとする…が、植物が育つスピードの方が速く、身動きは採れないまま。虫らしく最後まで逃げ回っていたオリセクトの足にも蔓が絡みつきーこれがもし原種ではなくゲノセクトなら高速飛行で逃れられただろうにー転倒させられて巻きつかれていく。
ヤドリギに囚われたブラッキーが、その姿をぼやけさせ、イーブイに戻っていく...はつげんちょうせいの限界が来たらしい。
「しっとのほのお、だよ。」
その焔波は、囚われのポケモン達をヤドリギごと蒸し焼きにする。
ヤドリギは強い生命力でなかなか燃え尽きず、ポケモン達の体力を奪い、そして焔の中に閉じ込める。
「この嫉み妬みの呪い、無事に生き延びられるかな?」
「あら…オカルトのプロともあろう方が、知らないのかしら?
人を呪わば穴二つ…って。
ブロスターいやしのはどう、シャンデラニトロチャージですわ。」
シャンデラの姿が陽炎の中に消える。
焔がますます激しく燃え盛る。
ヤドリギが波導に癒され、焦げ枯れるそばから育っていく。
「何を…?」
「さらにイーブイ、はつげんちょうせい!」
その業火はイーブイの遺伝子を刺激し、ブースターへと適応させる。
クリムガンもオリセクトもメガディアンシーも、必死に口を閉じて顔を覆い耐えていた。-焔に包まれる中、わざわざ拘束するヤドリギを回復し火勢を強めるなど文字通りの自殺行為だ。それなのに、アオバはあまりにも決然、かつ不敵として、指をパチンとはじいた。
実際、それだけで充分なのだ。まぼろしのポケモンディアンシーはテレパシーで意思疎通できるのだから。
ーメガディアンシーの ダイヤストーム!
業火を巻き上げ、ダイヤの竜巻がすべてを包む。ヤドリギに囚われ焔に巻かれるアオバのポケモンたちも、そして、その中央で戦場を支配する、オーロットBREAKの黄金の身体も。
「火災、旋風…」
もはや、ダイヤと火の粉の渦の中身は、イチシノはおろかアオバにだって見えない。それでも、アオバが案ずることは何もないー亡き蒼玻に託されたイーブイに、仔細は託してあるのだから。
ーブースターの ほのおのうず!
ーオリセクトの むしのさざめき!
ークリムガンの リベンジ!
火災旋風に巻きこまれたオーロットBREAKに、さらに焔渦が導かれていき、そこへ鮫肌でできた龍拳が裂帛の気合いで打ち込まれる。
ダイヤとダイヤに挟まれたヤドリギが次々ブチブチと引きちぎられ、灰と散っていく。
燃え盛る
(しっとのほのおもおにびも火勢を高めるだけ、ヤドリギのタネも猛火の中ではもう使えない…となれば残りの手段は1つしかありませんわよね?)
「自爆当然の火炎攻撃、そっちの体力ももう少ないはずだよ!
サイレントフィアー!」
放たれる、恐怖で脳髄を埋め尽くすような霊圧。ついに力尽きて、シャンデラが、オリセクトが、ブロスターがパタリと倒れる。
「炎を奪ったのは良かったけど、お姉ちゃん、これじゃ分の悪いダメージレースだよ…?」
「いいえ、そうはなりませんわカグヤ。
イーブイ、カウントスリーですわ!」
メガディアンシーとブースターが跳ね、クリムガンがオーロットBREAKから離れる。
焔も徐々に収まり、あちこちが黒く焦げた金色のオーロットBREAKを中心に、メガディアンシー、ブースター、クリムガンが正三角形の位置を取った。
オーロットBREAKがキョロキョロと枝葉付きの頭部を回し、ギョロギョロと一つ目を動かすーだが、いくら頭が360度旋回しようが、目が1つしかない以上、同時に対応できるのは1方向だけだ。
「スリー」
樹根でできたオーロットBREAKの足が金色の粒子を散らし、大きく曲がった。いかにも力をたくわえる体勢で地面を踏みしめる。
”「ブラフですね」”
「ツー」
メガディアンシーの手に光のレイピアが出現し、ブースターとクリムガンが口を開く。
「跳ぶよオーロット!」
”「ゼロ」”
オーロットBREAKの太い樹根がその身体を宙へと打ち上げるーが、その時すでに、アオバの「ワン」を待たずして、メガディアンシーが突進し、ブースターとクリムガンが光線を吐き出していた。
-メガディアンシーの ラディアント・レイピア!
-ブースターの かえんほうしゃ!
-クリムガンの はかいこうせん!
あと数ミリ秒でも早く跳んでいればあるいは間に合ったかもしれなかったが、全ては後の祭り、3方向からの一撃はオーロットBREAKを爆炎で包み込んだ。
慣れねえ…アオバ嬢視点慣れねえ…つい「現代日本人蒼玻」で書きそうになる...
イチシノ:ウスベニおみやぐうじ。名前は「いちしの花(万葉集よりヒガンバナの古名)からとっています。ゴーストタイプつかい。一人称は「我々」。
ウスベニおみやのモチーフは福井市郊外の一乗谷城都です。能登畠山(ナノハナ=七尾)が生き残って朝倉(ウスベニ=福井)が滅んだ世界線is何...?
Q:霊魂の専門家が知り合いにいるのにどうしてカグヤは「湖の三神に会いに行こう」って第3話で言ってたんですか?
A:異世界からの転生者が憑依してどうこう…って話になったときにイタコとか寺生まれのTさん頼ります?まだ神様のほうがなんとかしてくれそう(どうせ、おみや巡りの最中にウスベニおみやにはいくのでそこでヒントを得られるなら僥倖という考えはあった)。今回のアオバは「既におそらく死んだか心の奥底で眠りについた魂の醒まし方」なのでウスベニおみやを頼っていますが…