お嬢様ポケモン世界を往く! ~ポケットモンスターdarkcatastrophe⇔snowwhite~ 作:十二の子
現代日本から転生してきた一般男子、蒼玻。彼が憑依したのは、偶然にも死にかけた令嬢、アオバ・フロックスだった。
アオバの魂が植物状態となっている間に、アオバの代わりとして、ポケモントレーナーとして仲間を集め旅をし、ユキコシ地方やフロックス家を襲う陰謀を解決した蒼玻。だが旅の代償は、ラスト団黒幕・フロックス社壟断者クワズとの一騎打ちで死ぬというものだった...
蒼玻の死と入れ替わりに復活したアオバは、蒼玻の魂を呼び戻すため、オカルトを担当する
オカルトでダメならサイエンス、霊魂ではなく脳神経のアプローチで、蒼玻を呼び戻せ…やってきたのは、電気のプロ、グンジョウおみや。
ポケモン世界転生から始まった青年と少女の物語に、大きな転換点が訪れようとしている…!
※グンジョウポートタウン:福井県敦賀市
グンジョウおみや:福井県高浜町
どちらも若狭国です。「若狭は文化的には
#48 グンジョウポートおみやぐうじ、トチュウ
ー*-
「俺はアンタが気に食わねぇ」
グンジョウおみやぐうじ、トチュウは、開口一番にそう告げた。
ー*ー
「グンジョウおみやも、グンジョウポートタウンにないよねー。」
最近アオバの機嫌がいいー蒼玻を取り戻す希望が持てたからだーため、カグヤは鼻歌を歌いながらも、ウスベニシティからそこそこ遠いはずのグンジョウポートタウンを抜け、鉄路の果て、ユキコシ地方の一番西へと来ていた。
「グンジョウ地域ではありますけれど、これほど離れていると詐欺ですわよね...?」
「まあトキトビシティとキンレンおみやもなんだかんだ歩いて6時間かかるけどね…」
それを言えばグンジョウポートタウンからグンジョウおみやは半日、鉄道でも2時間かかっている。ポケモンライドで飛んでも偏西風に逆行するためさして短くはならない。
そもグンジョウおみやはユキコシ地方の西端、つまりジョウト地方に北にかぶさるような位置にあるのだ。歴史的にも経済的にもジョウト地方につながりが深い。もっともこの世界では京都府舞鶴市にあたる街がシティ・タウンを名乗るほど発展しなかった(日本史に於いて舞鶴に海軍鎮守府を設置して発展させたのは明治政府だが、明治政府も日本海軍もポケモン世界には存在しないため)こととポケモンの分布的にユキコシ地方との同一性が高いことから帰属意識を保てているが。
「でも、些事を置いてもここに...こんな辺鄙な西の果ての入り江にグンジョウポートからおみやを移転してくる意味があったから、こんなとんでもないところにあるんだよね...」
「先に金銀山があるキンレンタウンが発展してから、ワカナエシティへの海路として東側の湾に港を作ってシティにしたトキトビとは逆ですわね。中核都市とおみやの関係。」
カグヤにつられるように、アオバは巨大なプラント群を見上げる。
”ジョウト電力・ユキコシ電力グンジョウ発電所”-手前の看板には、そう刻まれていた。
「ここが『グンジョウ共同原子力発電所』ですのね…」
「あ、ここのおみや、場所もわかりにくいけどぐうじの名前も紛らわしいんだよね。」
「…なんでしたっけ?」
「グンジョウ原発の所長だよ?」
「あ、財界のパーティーで会いましたわ。確か、トチュウさんでしたわね。」
トチュウー
「さてと...
…警備員にはもう見つかってますかしらね。」
言葉通り…数十秒もせず、ライボルトに騎乗した警備員が飛んできて姉妹を取り囲んだ。誰もかれも、ジュンサーよりもさらに目つきが厳しい。
「どなたですか?」
「ここはジョウト電力・ユキコシ電力の共同敷地です。お引き取りください。」
「…株主でも?」
カグヤがため息交じりに聞く。
「株主…?とりあえずなんでもいいですからお引き取りください。保安上の理由に基づき...
っ!?」
アオバの右手薬指を見た警備員の一人が、固まり、声を詰まらせる。
「おい、どうした!?」
「…トチュウ所長に知らせろ。
「なに!?だが偽造の可能性も…」
「はぁ…
…トチュウぐうじなら前に一回チャレンジした私のこと覚えてるから、呼べばわかると思うよ。」
ー*-
「俺はアンタが気に食わねぇ」
かくて呼び出された、グンジョウ原発所長兼グンジョウおみやぐうじトチュウは、開口一番にアオバにこう告げた。
「発電所に来たのは許してやる。おみや巡り挑戦者ならおみやに行ってジムトレーナーにしばいてもらえって放り出すが、ウスベニの
確かに高次電気治療をやるならここだ。というかそんな物好きがなかなかいねえ。」
電気を用いた脳へのアプローチー脳への電気・磁気的刺激による精神疾患治療が、カグヤにも思いつかなかったしこの世界の病院でなされない理由は1つだけである。この世界にはポケモンがいるのだから
…それは、脳と電気信号の関係性が解明されていないことを意味しない。むしろ、ムシャーナに被験者が見ている夢を具現化させながらMRIで被験者の脳波を調べるような芸当が可能なので、蒼玻の前世よりずっと脳神経回路についての研究そのものは進んでいる…それでも魂の本質は雲をつかむような話で、そして脳神経回路に異常がなくても魂が封じ込められたり逆に脳神経回路が死んでも
「それなら、わたくしの何が気に食わないのかしら?」
「全部だ。
アンタ、なんでこんなところにいる?フロックスグループはどうした?家は?」
「適当かつ適切に処理しましたし、していますわよ。」
「ああ、そうだとしているみてえだな。
それで?
ワカナエ大乱だってアンタの部下の仕業だろ。それなのになんでこんな僻地にポケモントレーナー修行の旅なんかしに来てるんだ?」
-姉妹にとって、痛い、意見だった。
「お姉ちゃんは、身体を張ってあの大乱を鎮圧したんだよ。命を賭けて…
それをその言い方は」
「身体を張ったからなんだ?命を賭けたからなんだ?
仮にクワズの思惑通りに大乱でワカナエシティが消滅して、同時侵攻してきたホープ団によって各都市が陥落していたとしても、ユキコシ地方が滅んでいたとしても、それに殉じてアンタら姉妹が『悲劇の死』を遂げてりゃ許されたってか?」
「お姉ちゃんに、なんてこと...!」
シスコンのカグヤは、激昂寸前だった。
しかしトチュウは退かない。
「アンタらは責任を甘く見過ぎてる。
俺たちは、責任を負う者は、過程じゃなくて結果がすべてなんだよ。死のうがなんだろうがどうでもいい。とにかく守り抜かねばならねえんだ。」
列島唯一の原子力発電所をバックに、トチュウはそう言った。
「っ...だけど...」「カグヤ、やめなさい。そのとおりではありますわ。」「お姉ちゃん...」
「それで、それが?
でしたら、わたくしはちゃんとそれを成し遂げましたわ。」
「命を賭けたことは別に、黒幕が部下だったことの責任を免罪しない、そう言ってるんだよ。別に五体満足だろうが同じことだ。
で、自分の部下がつけた火を自分で消しただけだろ?ワカナエ大乱の鎮圧って。最初から火をつけなければ数万人の犠牲は出なかったしワカナエ島も灰燼に帰さなかった、違うか?それに当たって、『でもわたくしも大ケガしたから…ぴえん』なんてどうでもいいっつってんだよ。
それで、アンタは、補償金全額だけで、部下の行為の責任、グループトップとしての責任、それにユキコシ地方の名家としての責任を果たしたって言えんのか?」
それも付け火を消しただけじゃねえのか?-トチュウは暗にそう告げていた。そして、犠牲者は戻らないとも。
「公儀だか公家だか貴族だか知らねえがな…
…アンタの態度も、『年端の行かぬ少女のお涙頂戴』で済まされている世論も、全部俺には納得いかねえ。」
「…なるほど、納得はともかく、理解はしましたわ。
それで、それでは貴方は、わたくしに、何を求めますの?心を入れ替えてやるとでも?」
「生き様だ。アンタには、今、
それは本当に誇り高い生き様か…トチュウは問う。
「…ふっ」
アオバは、ただ、鼻で嗤った。
「わたくしはいつも、わたくしが思い、そしてわたくしの心が叫び指し示す最善を選んでいますわ。
そうですわよね、イーブイ?」
そうだ、アオバはまちがっていないーそう、後を付いてきていたニンフィアが頷くー平行線は明らかだった。
「で、お姉ちゃん、どうする?
こんなこと言ってるみたいだし協力してくれそうにないよね?よりしろさま含めて叩きのめして言うこと聞かせるなら私も協力するよ?」
「いえ、その必要はありませんわよ、きっと。」
「ああ。アンタは気に食わねえが、オカルト女が処置が必要だって言ってきたんだ。そこに嘘はないんだろ?
だったら俺は俺がしなければならねえ責任を果たす。治療は職責だ。」
そんな嫌々やってほしくないんだけど...カグヤは、そうぼやいた。
ー*-
「あら、この方が、話に聞くグンジョウのよりしろさまですのね?」
敷地のコンクリの上で、黒いたてがみと毛と尾で青い胴体のポケモンが、じっと屹立していた。すべてを見透かすようなー事実、このポケモンには透視能力があるー金色の目が、姉妹を見つめている。
一見、それはレントラーのように見える。しかし特筆すべきは、その威容ーその大きな身体は頭と胴体が繋がっておらずまるで何かがレントラーの被りものをしているかのようで、そしてその継ぎ目からはバチバチと電光が漏れ、4本の足もまた電光である。
「『マイイカヅチ』、そう呼ばれてるな。」
「バトルの時は全身金色に光るけど、レントラーBREAKでもないんだよね。」
「当り前だ。この発電所を守るよりしろさまが、たかが一般ポケモンのBREAK進化なわけがあるか。
マイイカヅチは、ライコウだ。」
そんなわけがない...アオバとてそう言いたくなった。ライコウは電光でできた脚など持たないしそもそもレントラーの被りものをしない。
「お姉ちゃん、タッグバトルしようよ。」
アオバの問いかけはカグヤにさえぎられた。
「私、前回このおみやをクリアした時は、マイイカヅチにカケラを授けてはもらったけど挑戦はしてないの。」
「挑戦してない?それで試練クリアになるのかしら?」
「だって勝てるわけないでしょ?例え戦争が起きても地震や津波が来てもこの原発を守り抜ける、当然そこらのポケモンが数百体束になろうとかなうわけがない、そういうポケモンだからここに原発なんて危険施設があるんだよ?勝利を試練条件にしたらカイオーガ連れてきたって無理だって。」
まあいざとなったらぜったいれいどすればメルトダウンにはならないけど...カグヤは言った。
「だったら、なぜ?」
「決まってるじゃん。
私はお姉ちゃんとバトルしたいし、お姉ちゃんと一緒に、本当の強さに触れたい。これじゃダメ?」
「…カグヤの本心がそこにないのはわかりましたわ。そして、乗った。」
何なんだコイツらは、トチュウがため息をついた。
ー*-
「それでは、ぐうじトチュウとよりしろさまVS挑戦者アオバ、カグヤによる、タッグバトルを行います!
使用ポケモンはそれぞれ一体...それでは、はじめ!」
「行きますわよ、イーブイ!」
「行くよ、グレイシア!」
「行け、ライチュウ。」
マイイカヅチがバチバチ電気を飛ばしバトルコートへ進み出る。
「お姉ちゃん、ディアンシーじゃなくて良かったの?」「カイオーガで無理ならステラーシステムに負けたディアンシーじゃかないませんわ。意外性を突いてみたほうがまだしもマシですわよきっと。」
-まあどうせ負けるのだが。
「ライチュウ、BREAK進化だ。」
叩き潰してへし折ってやれートチュウはそう言った。
マイイカヅチが金色の電光で自らを彩る。電撃がライチュウの身体へと突き刺さり、ライチュウが電撃の中で金色に染まり上がる。
「…グレイシア、ふぶき」「イーブイ、はつげんちょうせいでエーフィーへ!」
「ライチュウ、ボルテッカー」
-ライチュウBREAKの
雷の塊が突っ込んでくる。
「牽制、ぜったいれいど!」
光の矢のごとくに奔ってくるライチュウBREAKは、当然グレイシアからの一撃必殺のビームを避けるそぶりもない。「当たるもんかよ」とトチュウが呟く。
たったの一撃。雷が通過したかのような光景。グレイシアが吹き飛び、壁に叩きつけられる。
それでも、ボロボロ、いつ倒れてもおかしくないありさまでも、カグヤのベストパートナーは、まだ、倒れない。
そして姉妹のチェックメイトは、もう済んでいた。
「はつげんちょうせい、グレイシア」
「グレイシア、ザ・グレイシャルワールド・オールフリーズ」
小さな吐息とともに、白い霧がバトルコートを包む。
キン!どこか金属的な音とともに、すべてが凍結した。
電子さえも動きを止め、電流すらも停止する絶対零度。
4体の氷像が、スケートリンクと化したバトルコートで沈黙している。
「…これで、勝ったかしら?」「普通の相手ならね?でも、ほら、相手は
例え一撃必殺ワザであろうとも、サンゴジュのよりしろさまから力を借りているだけのワザでは、伝説級でありよりしろさまであるマイイカヅチを仕留めるなど思いもよらない。
「…それで、アンタら、いいのか?
アンタらも氷漬けだろうに。」
「ああ、それはもちろん大丈夫に決まってますわ。ねえ?」
懐中時計を懐から取り出しながらアオバは答えた。
カチ、コチ…針の音。
-みらいよちの 攻撃を受けた!
姉妹のグレイシアを包む氷像が、爆炎に包まれた。煙の中から、グレイシア2体が進み出る。…イーブイが最初にエーフィーにはつげんちょうせいしたのは、自らを包むことになる氷を砕くためのみらいよちを行うためだったわけだ。
「で、そちらはどうされますの?」
「それはもちろん。
愚問だ。」
-マイイカヅチの サージ・ボルテージ!
紫電が、残る2体の氷像から迸った。
氷と空気が絶縁破壊され、眩い閃光が樹木のようにそびえる。地面から空へと落ちる雷。
レントラーの姿をかぶった電光が、吠える。
「ライチュウは...?」
もう一個の氷の彫像は、砕け散ったにもかかわらずその中身が見当たらない…奇襲が来るぞ、カグヤと彼女のグレイシアが身構える。
マイイカヅチがよりいっそうの紫電を放つ。雷はバトルフィールドを覆う氷を砕き、しんしんと雪降る大気に駆け巡る。「ゆき」状態の終わりだ。
「ライチュウ、かわらわり」
視界中に奔る紫電に目を細めた、その一瞬の隙。空から落下したライチュウBREAKの金色の身体がグレイシアの真上に落下し、砂塵、カグヤのグレイシアが倒れ伏した。
「はつげんちょうせい、サンダースですわ。
サンダースが身にまとった電光が、紫電を裂いてマイイカヅチへと刺さる。
マイイカヅチは...果たして、猛々しく吠えた。マヒにならないのはでんきタイプだから良いにせよ、ダメージを受けたそぶりも見せない。
マイイカヅチの視線に射抜かれ、サンダースが一歩下がる。
ーマイイカヅチの てんらいのへきれき!
それは成層圏から、
発動と命中は、同時という意味で同義。
爆発。
バトルコートがクレーターへと早変わりする。その底で、イーブイがくたりと倒れていた。
「勝者、マイイカヅチと、ぐうじトチュウ!」
「当然の帰結だな。」
「そのようですわね…」
マイイカヅチ でんき
グンジョウおみやのよりしろさま。ライコウ型の電気がレントラー型の皮をかぶる、いわば「獅子舞をする雷の化身」。
特性は「ばけのかわ」「ランページサンダー」。後者は雷を纏うことで能力が上昇する特性。他者の電気ワザを浴びるだけではなく自身が使った雷ワザでもよい。「ちくでん」の、自分自身のワザによっても効果がある代わりに回復ではなく能力上昇となるバージョンである。
ユキコシの人々は「雷が当たっただけで準伝説ポケモンのライコウが生まれるのだから、ライコウを生んだ雷そのものがポケモンになれば強いに決まっている」と言っているが、実際のところ正体は不明。ミミッキュと異なり「ばけのかわ」発動後も姿は変わらないが、解析データはレントラーBREAK寄りの存在からライコウ寄りの存在への変化を示しており、どうも獅子舞はパワーセーブだとされている。一方で神事としての獅子舞が「つよき獣の力を模倣によって得る」行為であることから、本来ライコウならば放出するばかりの電気を蓄電性のあるレントラーの模倣で蓄えるためという説も。
正体がいまいち不明(準伝説ポケモン型の電気が通常ポケモンの姿を纏っていることやルーツがわからないことなど)なこと、ユキコシ地方で伝説ポケモンと言えば古代文明が消滅した
サージ・ボルテージ
絶縁体に対して超高電圧を一気に放出して絶縁破壊するでんきワザ。能力の低下や妨害をされている場合そのぶん攻撃力が上昇する。またタイプ相性がさかさになっている。
てんらいのへきれき(マイイカヅチの専用BREAKワザ・グンジョウおみやのカケラが授けるBREAKワザ)
シンプルに威力の高いでんきワザ。その上に先制ワザかつ確定命中でデメリットなし。神性を持つ「かみなり」のBREAKワザとも言われている。
超高層大気から一瞬にして落雷し、紫電が墜ちたと思えばその時には戦闘不能となり、雷鳴は遅れて響く。
グンジョウ発電所の原発設定について:
基底現実でも、原発についてはリスクリターンについて激論が交わされています。それについて結論を出すつもりも是非について言及するつもりもありません(作者的には「こんな遅れた技術いつまでもネチネチやってる余裕あるならさっさと核融合発電と宇宙太陽光を実装しろ」とは思っているが置いておく)。別に原子力発電を推奨する意図もないです。原子力技術・核技術そのものの(兵器とも関係する)是非も論ずるつもりもありません。
ポケモン世界に於ける原子力発電は間違いなくこの世界より低調で、おそらく研究所レベルだと思います。ポケモンの生体エネルギーを名乗る
例えばフランスはそのエネルギー構成を原発に大きく頼っています。これら原子力発電所は事業者が必要だと思われる対災害・テロリスト防護と停止設備を備え、政府も有事には最大限の努力をするでしょう。ではカロス地方がどうかと言えば...ひとたびイベルタルが目覚め暴れればどんな設備も無意味です。石化してしまえば停止棒は意味をなさずメルトダウンします。「3000年前のAZの最終兵器」という史実を知っていれば、カロス全土を滅ぼすようなナニカを察して、原発の防護は不可能だと諦めるでしょう。そうでなくとも、テロリストにしてみればボールにカエンジシを入れて投下してやるだけで6000度の熱気で原発を破壊し得ます。リスキーすぎます。
グンジョウ発電所は特殊です。この発電所は基底現実における関西電力高浜原発ですが、ただの原発ではなく、雷を操る神様であるマイイカヅチが付いています。このよりしろさまはライコウの姿をしていることからわかるように事実上の神格同様のパワーを持ち、「地方を滅ぼすクラスならともかく、ファイヤー・サンダー・フリーザーの三鳥やホウオウ・ルギア程度なら問題なく追い払える」そう考えられ、レントラーの獅子舞に由来する透視能力によって見逃しもないため、「どうせユキコシ丸ごと滅ぶような大惨事でもなければ、発電所を傷一つなく守り抜ける」そう考えられ、特別に原発が存在するのです。通常は発電所警備のために伝説クラスのポケモンを常時付けておけないのでこんなことは不可能でそれゆえ攻めてきたポケモンに負けて詰みえる原発はなかなかないと思われます。
裏設定として、電気の身体であるマイイカヅチを常に存在させるために必要な多量の電気を供給するには原発レベルの発電力が必要だったという相互依存関係があります。