お嬢様ポケモン世界を往く! ~ポケットモンスターdarkcatastrophe⇔snowwhite~ 作:十二の子
※来週半ばまで更新止まるかもです(手元にPCがないとルビ振りが面倒…)
~これまでの転生ポケモン令嬢~
現代日本から転生憑依した青年、蒼玻。意識を失ったものの蒼玻と協力して復活しあい、同じ身体を蒼玻と共有することになったフロックス家令嬢、アオバ。姉のことが大好きな令嬢、カグヤ。3人はユキコシ地方に迫るいくつもの危機を乗り越えて7おみや巡りをクリアし、聖山はてやま連峰を占拠するホープ団に立ち向かうため分家からあかいくさりを入手し挑んだ。
ホープ団がユクシー・アグノム・エムリットを手にするのを防ぐために、3神をあかいくさりで封印したフロックス姉妹。だが、3神が封印されたことで、反転世界に隠れ潜んでいた古代ユキコシ文明がギラティナの完全な掌握に成功し、現世に復活した!
世界への復讐と征服を掲げ、手始めに末裔たるホープ団を切り捨て、ガチクソヤバ覇権主義神権超古代文明たる古代ユキコシ文明は進撃を開始する。フロックス姉妹、そしてユキコシ地方の運命は如何に!?
ー*ー
はてやま連峰を南に望む、ユキコシ地方七大都市のひとつ、サンゴジュシティ。
対ホープ団で戦時体制にありながらも仮初の日常を取り戻していたこの街に、初冬の同時多発テロ以来の混乱が帰ってきていた。
「あかいくさりを投げつけてくるだけの簡単なおしごとだから大丈夫」そう言ってたった2人で冬のはてやま連峰へ登っていったフロックス姉妹の無事の帰りを誰もが心配して待っていたところ、すっかり憔悴した様子で、姉妹がサンゴジュおみやに戻ってきた…それも、ホープ団のウキクサ、ハッカ、元ラスト団のコンフリーを連れて。
すわフロックス姉妹が捕虜になってしまったか、そう慌てたサンゴジュおみやの一同に、アオバは告げたのだ。
「古代ユキコシ文明が復活しましたわ。
彼らは世界全域に暴威を振るうつもりですわ。ただちに防戦の用意を。」
ぽかん…数秒無為に時が流れ、そして、どよめきが奔る。
「古代文明!?」「滅んでなかったの!?」「防戦って、攻めて来るんですか!?」
「事情の詳細はすぐに説明しますわ。それより、ユキコシ全土に臨戦体制宣言を。
古代ユキコシ文明は伝説に伝わる破壊神ギラティナを完全に従えています。」
「…っ、それは」
ユクシー・エムリット・アグノムと三日三晩争い、ユキコシ地方のほぼすべてを滅ぼし、再創造した…そう伝わるポケモンが、これまた伝説にのみ残る古代文明に従って攻めて来る…話のスケールが大きすぎてついていけないジムトレーナーたちだったが、戦うより他ないことだけはしっかり理解していた。
ーそれに、そうしてみれば、やっとふにおち、つじつまがあうのだ。はてやま連峰の尾根という尾根に見える、雪のように白いながらも望遠すれば建物にしか見えない物体も。そしてフロックス姉妹が下山してくる数時間前にはてやま連峰に目撃された、超常現象としか思えない天変地異ー空間がきしむ音を伴うーも。
かくて、サンゴジュおみやに置かれた臨時戒厳司令部は、碧玻/アオバに言われるがまま、ユキコシ地方全域に合囲状態と臨戦体制を発令し、よりしろさまユキツヌシカミから市井の人々のたねポケモンに至るまで、まんじりともせぬ一夜を迎え。
そしてあくる朝、東の空に太陽が半分ほど見えた頃。
白み始めていた空が白黒に明滅し、塩の柱が天から降り注ぎ、火の玉が市街へ殺到し、田んぼから鉄杭が育つ…そんな鮮烈なデビューで、ギラティナはサンゴジュシティへ襲来したのだった。
ー*ー
「人はかくも、営みを拡げるようになったか。」
2000年前、列島に文明と呼べるものはほとんどなかった。ポケモンを従えるすべがない時代、多くの人はポケモンを畏れ、隠れていたからだ。
はるか西方のカロスにて超兵器で滅んだ文明の末裔である
この、コーシーの国の繁栄を支えていたのが、強迫的かつ妄執的ななまでの警戒感、発展欲。かつてAZがゼルネアス・イベルタルの超兵器でカロスを滅ぼして以来の、そして高山都市を建設しようとしてたびたび争ったパオジアンのせいで増した、「伝説ポケモン、神格ポケモンに対抗し、制御したい」という渇望だった。
「生贄を捧げず、神を鎮めずしてこれほどのクニを作るとはな。」
「こなたは迷わない。例え
あの日に決めたのだ。こなたは
言霊の力を持ち、集めることで不思議な力を発揮するポケモン、アンノーン。
実権を握ってからずっと、
ユキコシカントーキタカミヒスイホウエンイッシュガラルパルデア…抵抗しそうな神格に対して捧げるにふさわしい冒涜的生贄を用意し、制御権を掌握できる準備を整えていく…これに怒って出てきたギラティナに、
結果が、
「誤算は、こなたらの失墜の儀を超える神格がいたことか。」
ユクシー・エムリット・アグノム。心を司る神々。創世の時からいたとされる3神を「失墜」させるのに適した冒涜的な生贄が、彼らには思いつかなかった。そして心を司る神は、せっかく「失墜」させたギラティナを正気に戻し、あまつさえ共にユキコシ地方を再創造した。
反転世界内のユキコシでは、依然としてギラティナは
そしてついに、ユクシー・エムリット・アグノムが封じられ、彼らはギラティナを失墜状態で現世に顕現させることに成功した…
無数のポケモンを弄び、人々を扇動し、長き時を経て、数々の困難を乗り越えた…そして残りは、児戯のようなものだ。
「こなたの王手ぞ、現世よ…!」
ーギラティナ(冒涜されしすがた)の ロストインパクト!
ーイベルタルの デスウイング!
ーアンノーンの めざめるパワー!
ー*ー
不可解かつ不条理な現象によって破壊されていく街並み。
石像と化していく人やポケモンたち。
それでも、サンゴジュシティは勇敢に戦った。
ジムトレーナーに率いられて、戦える市民はポケモンを連れて前線へ向かう。攻め寄せてくるのは古代ユキコシの神官たちで、わざマシンがない時代のトレーナーらしくワザレパートリーが薄い…が、それを埋め合わせてあまりあるのは、すべてのバトルの進行が市民たちに不利であることだった。
ワザの命中率、回避率が、サンゴジュ市民と古代ユキコシ神官で決定的に違う。レベルの差などでは断じてない。…証拠はないが、市民たちは確信していた。犯人は、上空を埋め尽くすアンノーンだ。アンノーンがなにかの不思議なパワーで市民たちに不条理を強いている。
ワザが当たらないのだから戦いは絶望的になる。しかしそれでも市民たちは諦めない。ジムトレーナーたちは戦い続ける。一分でも長く時間を手にするため。
サンゴジュ港では、漁船をかき集めて人々を乗せ、湾の向こうのナノハナタウンへと次々出航している。
鉄路では、線路をたびたび寸断されては車掌や乗客のはがねポケモンにその場で応急修理させ、貨物車両にまで乗客を満載させガタゴトと西のコンジキ・東のワカナエ方面へ避難させていく。
あまりにも危険だー目立つし、なにしろ上空にいるアンノーンが何をしてくるかわからないーとしてライドポケモンによる飛行は禁止されたが、東西へポケモンにまたがって逃げていく者も多い。
前線のトレーナーたちはよく理解していた。あと何時間守れるか、あと何時間古代ユキコシ神官の進軍を遅らせられるかで、サンゴジュ都市圏100万人の命運が決まると。
そんな中、最前線で、筆頭神官
”「3神から心の力を受け継いだ者として、サンゴジュの守り神として、退けません。」”
サンゴジュおみやよりしろさま、ユキツヌシカミ。
「あなたたちを倒す。最強の、矜持にかけて。」
サンゴジュおみやだいぐうじ、チューリップ。
「ほう、そなたら、黙って消え失せれば楽に死ねるというに、物好きよな。」
対するは
(ここで破壊神を止めないと、一般ポケモン相手に押されてるトレーナーたちが、崩壊しちゃう…)「おいで、モスノウ!」
”「聖なる山々を穢した罪は重いですよ。
氷河展開!」”
ユキツヌシカミに宿る氷河の力が、大通りを雪で白く染める。
雪に擬態したモスノウは、見つからないのをいいことにちょうのまいを重ねる。
「こなたらの時代は、さして雪など降らなかったのだがな。
シャドーダイブ。」
ギラティナが触手を絡めるようにしてイベルタルを掴み、同時に触手を拡げて空間にヒビを入れ、亀裂した空間の中にイベルタルごと吸い込まれるー
ー直後、突如顕れたギラティナとイベルタルが、ユキツヌシカミを突き飛ばし、オフィスビルへ叩きつけた。
わずかに血で染まったオフィスビルが、折れるようにして倒壊し、ユキツヌシカミを生き埋めにする。
「まずは一体…大言壮語であったな。」
「いいえ…待ってた、この時を!」
ーモスノウの ザ・グレイシャルワールド・オールフリーズ!
ーユキツヌシカミの ザ・グレイシャルワールド・オールフリーズ!
ユキツヌシカミごと倒壊したオフィスビルから…そして、ギラティナとイベルタルが浮遊するまさにその真下の雪面から、氷霧が湧き上がり、すべてを覆い隠す。
静寂…
「ほう。」
その呟きを基点としたかのように、キン!澄んだ音が響いた。
氷霧が晴れ渡る。明けるのは、通りもビルもすべて凍りついた、絶対零度の世界。
”「この程度で倒れるとは思えませんが、せめて氷漬けでしばし止まってもらえたら…」”
ユキツヌシカミとだいぐうじチューリップは、氷像と化したギラティナとイベルタル、ゼルネアスを、祈るように見つめた。
筆頭神官
ーギラティナ(冒涜されしすがた)の ロストインパクト!
空間が、否、条理がきしむ音。
ビル群がヘドロに置換され、へばりついていた氷が燃え上がる。陽光が霊気となり、大通りには岩片が突き出す。
あっけなく、絶対零度の凍獄は破られ、そして…
「理解したぞ。
そなたらが加護、祝福、オーラと呼ぶものを…
…そなたらの2000年を。」
ーイベルタルの
死で作られた夜闇が、サンゴジュの朝日を遮り、チューリップらを包みこんだ。
ー*ー
コンジキシティ南方、おおしらやま直下。
はてやま連峰に続くユキコシ地方第二の山脈の主峰の真下を関通しユキコシとジョウトをつなぐ、ホープ団山岳トンネルアジト。
広いトンネルを照明が薄暗く照らす中、ホープ団員たちはざわめきに包まれていた。
聖山はてやまの半年近い占拠、伝説ポケモン4体の掌握、そしてかの「心を司る3神」に王手をかけ、ホープ団の明日は明るいはずだった。
2000年の悲願、故郷の奪還を実現できるはずだった。
ーにも関わらず、突然の撤退命令で、一兵も残さずはてやま連峰を撤収させられ、まだ雪解けぬ山々を夜を徹してアジトまで戻らされた。
死者が出かねない強行軍を最重要命令でやらされ、士官たちは「よもやユキコシ人側の謀では?」と疑ったほどだが、さて、ちゃんと幹部たちと合流できている…アルソミトラを除いて。
明らかな異常事態に重苦しさ漂う中、おそるおそる一人のしたっぱが尋ねた。
「ハッカ中将、あの、アルソミトラ中将はどこに…?」
「…アルソミトラは元帥に列席するよ。」
ーホープ団のすべてが動揺する。
「誰が、誰がアルソミトラ様を!?」
「許せねえぞユキコシ人!」
「ウキクサ閣下!敵討ちの許可を!」
「…それはできねぇ。」
ウキクサの、絞り出すような呻き。
「なぜ!?」「怖気づいたんですか!?」「今更後には退けないぞ!」「今すぐはてやまに戻る許可を!」
「…あんたらの気持ちはよくわかる。
けどね、アルソミトラを殺したのは、あたしらが望みとしてきた、古代ユキコシ文明なのよ。
奴らは現代に蘇って、それで…すべてを奪おうとしてるの。」
「『復興』は考えたけど、『復活』するなんて思っちゃ見なかった。
奴らは伝説の破壊神を従えてやがるし、オマケに俺たちのことを路傍の石程度にも気にしちゃいねぇ。」
したっぱたちはしばらく、あまりのことに固まり…そして理解とともに、声もなく気鬱に沈んだ。
「もう俺たちホープ団の目標にも大義にもなんの意味もねぇ。
数日もすりゃユキコシ地方は古代文明の手の上に戻る。俺たちは元々奴隷身分だそうだ。
アルソミトラを殺して『主人のために死ねて光栄だろう』なんて言う奴らだ。従ってもろくなことにならねぇ。」
古代文明の栄華を蘇らせるどころか古代文明そのものが蘇って彼らに牙を剥いた今、『古代文明の末裔による復興組織』になんの意味があるだろう?
「あたしらの2000年は、無駄だったんだよ。」
ハッカがボソリと呟いた一言、それがホープ団に染み渡っていく。
「…っ、それならせめて、せめて我らだけで…我らの道を!」
したっぱの一人が、それが危うい欲求と知りながらも口にしたーユキコシ人も古代ユキコシ文明も両方敵だ、と。
「祖先の栄華を2000年夢見て、その祖先に刃向かうなんて笑い話にもならねぇよ。」
「あたしらじゃ勝てないわよ。あのアルソミトラが一瞬で殺されてゼルネアスもイベルタルも奪られ、あたしらはフロックスのお嬢さんたちに助けられてなんとか逃げ延びた…
…従うか逃げるか死ぬか。勝つ選択肢なんて1つもないわ。」
茫然自失ー幹部2人の敗北宣言で、ホープ団のテンションは限界まで低下した。
「…もう、潮時みてぇだな…
俺とハッカで相談して決めた。
今日を以て、ホープ団は解散だ。」
「「「「「な…」」」」」
「古代文明は復活した、復活した古代文明はあたしらを拒絶した、あたしらが戦っても路はない…
…だから、もうホープ団の使命は終わりでしょって。
みんなは生き延びなさい。
古代文明は
「…中将は、どう、なさるのですか?」
「決まってるでしょ。あたしとウキクサは最後まで戦うよ。負けたまま惨めに逃げる気もないし。」
「こんなでも故郷だしな。それにお前らが外つ国に逃げる時間くらい稼がなきゃならねぇし、古代文明の裏切りには讐いなきゃならねぇだろ。」
誰かが、顔を上げた。
顔が波を打って上がる。
「俺も」「儂も」「私も」「あたいも」「自分も」…
わかっていた。ウキクサとハッカは、古代文明への抗戦は不可能だと、だからホープ団は解散してユキコシから落ち延びろと、そう言ったのに戦おうとしているのだ…間違いなく、死ぬつもりだと。生きる目的を失ったからこそ、戦うつもりだと。
「お前らが来てどうするんだよ。足手まといになるつもりか?」
「しょうがない部下どもだね。いいさ、あたしの死出の旅についてくるってんならね。」
こうして、栄華を取り戻そうとする古代文明の末裔たちは解散し、夢を失くして意地を守ろうとする流浪の死兵となったのだった。
ー*ー
ホープ団が解散宣言を発しているころ。
サンゴジュシティは、もはや面影すらなくなっていた。
泥濘に樹木が並び、ところどころにわずかにコンクリートが浮かぶ、そんなディストピアで、だいぐうじチューリップはユキツヌシカミの白い体毛に身をもたせかける。
ユキツヌシカミは微動だにしない。下半身が石化したまま砕け散ったユキツヌシカミの身はとうに息絶えて、冷たい吐息は永遠に漏れることはない。
6つのボールを、順に開く。
モスノウ、ユキコシクレベース、ユキノオー、グレイシア、バイバニラ、ハルクジラ。
「あなたたちは、逃げて。
きっと野生ポケモンのふりをしたら、見逃してもらえる、はずだから。」
ポケモンたちが首を振る。別れるつもりはないと。いっしょに逃げようと。あちこちから血を流し、あるいは氷が砕けているこおりポケモンたちだが、満身創痍でも彼らの主、最強のパートナーを、見捨てるわけがなかった。
「…ううん、私はもう、無理だから…」
上着で隠していた両足を見せる…いや、そこに足は太ももまでしかなく、太ももの断面からは鋼と岩が突き出していた。指先で払い除けた上着が、毒に腐食されたかのように溶けて煙を吹く。
ー不条理な現象を起こす「ロストインパクト」は、チューリップの体内をも、侵していたのだ。
片目が溶けて水となって流れ落ちる。…いつ眼球を氷に置換されたのか、チューリップ自身にももはや自覚がなかった。
「早く。
もうこんなじゃ、私は助からないから…」
震える手で、チューリップは短刀を手に取り、首へ向ける。自分が死ねばさすがにポケモンたちは諦めて逃げるだろうと…
…そして、ポケモンたちが自分を止めに入らないのをいぶかしんで、チューリップは短刀を見た。
刃は、土塊となっていた。ゆっくり崩れ落ちる。
どうしようもないな…チューリップは笑う。血を吐きながら笑う。
「そういう、わけだからさ…」
ポケモンたちが順に寄ってきた。手を差し出し、彼らの頭の上に置く。
「クレベース、私の最強を支えてくれたのは、あなただよ。
グレイシア、進化してくれた時うれしかった。
ユキノオー、いっしょにメガストーンさがしにいったよね。…このキーストーン、形見だと思って受け取ってほしいな。
ハルクジラ、私がいなくても太りすぎないようにね。
バイバニラ、天国で会えたら、またいっしょにアイス食べに行こう。
モスノウ、孤児だったころからずっと、ありがとうね。」
名残惜しそうに、何度も振り返りながら、ポケモンたちの影が遠ざかっていく。
「先代に拾ってもらった時、こんなふうになるなんて、思わなかったよ…」
孤独に育って、人目を気にして逃げてきた自分が、こんなに早く死ぬなんて…人生の皮肉に、若きだいぐうじは重い息を吐く。
「あーあー…
…一人で死ぬのは、怖い、な…」
ーイベルタルの
そして、日差しを「夜」が遮った。
ーこれを以て、サンゴジュシティ守備隊の残存メンバーは全滅。ワカナエシティ市役所に置かれた臨時戒厳司令部は「サンゴジュシティ玉砕」を宣言した。
旧サンゴジュシティ跡地からコンジキ方面・ワカナエ方面へ進軍を開始した
宣戦布告すらないことでユキコシ地方臨時戒厳司令部は完全に覚悟を固め、ユキコシ地方全域に避難指示が発令される。
暗黒時代はまだ、始まったばかりだ。
古代ユキコシ文明/
ユキコシ地方に2000年以上前に繁栄した古代文明。はてやま連峰山頂などに遺跡を残しているが、その詳細は謎に包まれ、神権政治であったこと以外ほとんどよくわかっていない。また
ホープ団はこの文明の末裔を名乗っている。
その正体は現代をも凌駕する技術を持つ超古代文明。
奴隷制を採用して