ハリー・ポッターと黒い街 作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ
普段からこのくらいかけたらいいのになぁ…
――あと五分でホグワーツに到着します。荷物は別に学校に届けますので、車内に置いて行ってください――
車内にどこからか放送が流れる。
「…もうつくんですか。思っていたより早いですね」
「ああ…後で光に伝えておけ。此処まで伸ばせって」
「了解しました。検証後、裏なら魔法の影響が抜けるらしいので連絡しておきます」
山吹と秀夫が小声で話し、ときめはハーマイオニーと共に降りる準備をしている。
「ときめ。浮かれるなよ、軽くみられる」
「分かった。でも別によくない?どうせここから風都に情報なんて届きっこないし…」
「よくない。梟便を覚えているだろう?あれはこっちまで正確に来ただろうが…」
ときめは「確かに」といったような顔でうなずく。
「…あなたたちはその…風都という町で何かあるの?」
ハーマイオニーが少し心配そうな顔で聞いてくる。
「いやなに。保護者面する
「そうですね。というかときめさん。私は雪持さん側なので伝えますよ?」
するとときめは少しビクッと体を震わせ、苦々しい笑みで「分かってる」という。
「ハァ…秀夫、ときめをあんまり脅かしてやるな」
「はい。分かってますが…あまりにも目に余ったので…」
「ときめはそれでいいんだよ。時には違う視点のヤツも必要だ」
そこまで話すとだんだんと列車のスピードが落ちていき、ひっそりとしたプラットフォームに到着する。
「おーい、イッチ年生!イッチ年生はおるか!こっちじゃ!」
ヒゲモジャで背の高い男が声をかけてくる。
そして四人は汽車を降り、
「ハグリッド!会いたかったよ!」
そこで一人の少年がハグリッドに話しかける。
「おおう、元気にしとったかハリー!お前さん、ちいっとだけ背が伸びたか?」
「ハグリッドのお陰でね。ハグリッド、この船でホグワーツに行くの?」
少年が問いかけている間にも次々と新入生はボートに乗り込んでいき、四人もそれに乗り込む。
「おう。イッチ年生のみんな、危ねえからしっかりとしがみついとれよ!」
「待って、ちょっと待ってください!トレバーがいないんです!」
ハグリッドがそう言って船を動かそうとしたとき、泣きべそをかきながら訴える者がいた。
「トレバーって……」
「居なくなったっていうヒキガエルか?」
少年…話を聞くところのハリーもう一人の赤髪の少年は顔を見合わせる。
「あー、さっきヒキガエルがオールにはりついとった。もしかしてこいつか?」
「トレバー!……ありがとうございます、ハグリッド!」
その感謝を聞いてから大男、ハグリッドはボートを動かしだし、どんどんと城に向かって近づいていく。
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城の広間に入り、新入生たちはホグワーツにある四つの寮についての説明を受け、帽子が歌い、寮の組み分けが始まる。
「それでは組み分けを開始します。順番はアルファベット順。一人目!ハボット・アンナ!!」
そして順に呼ばれて行き、ハーマイオニーがグリフィンドールへ行った後、会場がざわめく事態が起こる。
「ハリー・ポッター!!」
「……ポッター?マジで?」
「どのポッター?」
「さっきの子がポッター?!」
どよめきが大広間に広がる中、ハリー・ポッターは駆け出すように帽子までたどり着き、おもいっきり帽子を被った。
その番は圧倒的に時間がかかり、最終的に帽子はグリフィンドールを叫ぶ。
そこからは俣時間が少しかかり、Tが来る。
「ヒデオ・チバ!!」
秀夫は少し片仮名らしい呼び方だったが壇上に登り、帽子をかぶる…かと思えば触れる前に帽子はスリザリンを叫ぶ。
その後の帽子はひどくおびえた様子をしており、マグゴナガル。という名の教師に喝を入れられて続きに移る。
そのあとすぐにときめが呼ばれ、ファーストネームしかないことに周りは多少驚いたようだが、帽子は少し悩んで、おびえた表情のままハッフルパフを宣言する。ときめは少し不服そうな顔をして山吹に目線を向けるが、山吹は少し首を振って反応する。
そしてときめはハッフルパフの机に移り、また暇な時間がやってくる。
「…ときめは護衛として道づくり以外の時は光に護衛してもらうとしよう」
なんだかんだでときめに甘い山吹はすぐ近くに意図的に座った秀夫とテレパシーでそう命令する。
「エンカ・ヤマブキ!!」
山吹はその小さい体で壇上に登り、帽子に近ずくと、かぶせようとする素振りすら待たずに帽子が叫ぶ。
「ヒィィィィィッッ!!ス、スリザリン!スリザリンだ!!早く私から離れてくれ!!」
「フゥン…分かるか…お前…面白い愚物だな…だが忘れよ。俺のことは全て」
その言葉だけで帽子は一瞬意識を失い、次の瞬間には起きて少しも怯えの様子無く次を待つ。そして帽子が起きるまでの間にまた山吹も一瞬で移動しており、新入生、在校生、教師。すべてが息をのむ。
「…ン?なんだ?早く次に進め。面倒くさいな、遅いんだよ」
そういわれてマグゴナガルは組み分けを再進行するのであった。
色々と設定
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組み分け帽子
メモリの毒素が苦手らしい。
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ときめ
一人だけハッフルパフなのが不服。すまんな。お前が一緒にいると全部が無敵のジョーカードーパントでどうにかなっちゃうからだめだわ。本当にスマン
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