琥珀色の夢幻はどこまでも   作:makoron

13 / 28
ドンバトル、キバゴの実戦デビュー編になります。原作より強化補正が入ったキバゴなので、相手のポケモンの強さも少し上方修正してます。ドンバトル編は次回でラストの予定


ドンバトル!キバゴの実戦デビュー編

 

~ドンバトル2回戦、準決勝~

 

side D

 

「言っとくけど今のバトルはノーカウントだから」

「はぁ!?」

「言ったでしょ?アンタに負けたってわけじゃないって!」

「言い訳見苦しい~」

「「ぐぬぬぬぬ!」」

 

「あの2人ずっとあの調子だそ、疲れるヤツらだ」

「嫌い嫌いも好きの内、良きライバルの条件さ」

 

本当に嫌いだったならそもそもわざわざ絡んだりせずに距離を置いて関わらないだろうからね

 

次の試合が行われた後…

 

「それではここでちょっと休憩に入ったりする!しばしご歓談を!」

 

ドン・ジョージさんのアナウンスとともに会場は一旦休憩になった

 

「さ、食べてくれ!戦ったガブリアスと出番を譲ってくれたツタージャには特製ポケモンフーズをプレゼントだ」

「タジャ!」

「カフ!」

「色々あったけど、準決勝進出おめでとうサトシ!」

「ありがとうケニヤン↑」

「あ、アクセントが違うよ…はぁ」

 

「ツター、ジャ!」モグモグ

「ガブ!」モグモグ

「美味いだろ?デントが特別に作ってくれたんだぞ」

「う~ん、今日のブレンドはくさタイプ用とドラゴンタイプ用の2つを用意したよ、くさタイプ用は食べずにはいられない珠玉の味わい、そして濃いめの葉緑素をミックスしてあるのさ、ドラゴンタイプ用には思わずおかわりしたくなる芳醇でパワーが溢れるスパイスをブレンドしてあるよ」

 

戦ったガブリアス(ラティアス)は勿論だけど、自分の出番をわざわざ譲ってくれたツタージャにも特別に作ってあげた、じゃないとツタージャに悪いからね

 

「あ~、ろくにテイスティングも出来ないソムリエの作ったモノを食べさせられるなんて、さぞかし辛いでしょうに~可哀想なツタージャとガブリアス~」

 

「ガァ?」ギロッ!

「うっ…!」

「ツター…ジャ!」バシッ!!

「うひゃあ!?」

 

カベルネがまた茶々入れてきたけどガブリアス(ラティアス)に睨まれてツタージャに吹っ飛ばされた

 

「ピ~カ(呆)」

「デントのポケモンフーズが不味い訳ないのにな」

「なぁ、今度レシピを教えてくれよ!他にも色々作れるんだろ?」

「勿論さケニヤン⤴」

「う…だからアクセントが違うんだってば」

 

side out

 

side I

 

「ですから優勝はアイリスさんだと思うんです~アイリスさんのポケモン達はとってもお強くてよく育てられていますわ~(アイリス裏声)」

「ってコラァァ!何やってんのよ!?」

「キヒヒ♪」へんしん解除

「ゾロアー!!」

「ちょ、カットカットカットォ!もう何なのよ!せっかく上手く行ってたのに!」

「何が上手くよ!?インチキ映像作ってんじゃないの!」

 

ゾロアがラングレーに変身してたので、ルークに撮影してもらいながらあたしがアフレコしてたけどラングレーのヤツに見つかってしまった、ちぇ~

 

「演出と言ってほしいわね~悪い?」

「全然悪い!何が演出よ!?デタラメでしょ!さっきはちょっと見直したかな~とほんの少しだけ思ったけど撤回するわ!!」

「あ~らあたしを見直してくれたの?それってつまりあたしの方が上だってこと認めたのね♪」

「んなわけないでしょ!?せいぜい私の足元くらいには来れたかな~程度に思っただけよ!それにたった今見損なった所よ!」

「「ぐぬぬぬぬ~!!」」バチバチバチ

「…ていうかさっきからカメラァ!!」

「いつまでも…」

「「撮ってるなー!!」」

 

ルーク!こんな所まで撮らなくていいからね!?

 

「いや~、これはこれでドンバトルのドキュメントだし、本物のライバル対決の迫力と言うか…うん?」

 

ワァァーー(歓声)

 

「バトルを再開します!皆様席にお戻りください」

 

 

side out

 

side LA

 

どうやら休憩は終わりみたい、お腹も膨れたし、アイリスのおかげでみんな元気になれた、私も元気付けてもらった…本当に感謝だね

 

「いよいよ僕らの出番だねルーク」

「そうだねデント!」

「2人とも頑張れよ~」

「あ、サトシ、俺がバトルしてる間は撮影を頼むよ」

「えー!俺!?」

「ピカピカチュウ~?(大丈夫かな~?)」

「ガブガブゥ~(う…サトシのことだから途中で忘れそう、仕方ない…ここは手助けしよう、ね!ピカチュウ)」

 

私がワガママ言って迷惑かけちゃったし、お返ししないとね…!

で、次はルーク君とデントがバトルするみたい

ルーク君はジムリーダーであるデントと対決とあって緊張してるみたいだけど、デントはそれを見てルーク君がリラックスするようにジムリーダー視点からアドバイスを送る、優しいね、それともジムリーダーとして放っておけないのかな?

 

「良いのでしょうか?デント選手は敵に塩を送るようなアドバイスですが」

「うむ!ジムリーダーの癖が出ていたりする!」

 

実況と解説のドン・ジョージさんがそう言う、やっぱりジムリーダーとしての癖なんだね~

 

「それでは、始め!!」

 

こうして始まったデントとルーク君のバトル

デントはマッギョを、ルーク君はメラルバを出した

 

「ルークのもう1体の仲間か…」

「ピカ?」

 

サトシが撮影しながら図鑑で検索する

へえ~、むしとほのおの複合タイプか~

…とサトシが気を取られてカメラをピカチュウが慌てて支えてる、私もカメラを支える

 

「ピカピカー…!」

「カフ!」

「おっとカメラカメラ!悪いな2人とも」

 

大丈夫かな~?カメラマンサトシ

 

「イッツ、テイスティングタイム!!」

 

またデントのテイスティングタイムが始まっちゃった、会場も2回目だから盛り上がってる

そしてカベルネ…聞かなくていいって言ってるのに自分が一番気にしてるよ…ラングレーにもツッコミ入れられてるし

 

デントとルーク君の攻防は見応えがあった、ルーク君は積極的にメラルバに指示し攻撃をする、勢いはあったけどデントは相手のほのお技を逆利用してマッギョを拘束してる糸を焼き切ったりと巧みに立ち回る

 

「あ、ゾロア見つけたー!」

「ってうひゃあ!なになに!?」

「やったーゾロアちゃんゲットよ!」

「キバキバキバ?」

「あれ?」

「その子は正真正銘あたしのキバゴよ!」

 

またゾロアがイタズラでベルちゃん振り回してる~

と、バトルフィールドの方も試合が進んでいるけどデントは相変わらずテイスティングという名のアドバイスをルーク君に送っている、するとマッギョに飛ぶように指示を出し、マッギョは空高く跳ね上がる

 

「おっ!飛んだ!」

 

サトシも思わずびっくりだ、カメラちゃんと撮影してよ~!

 

「どうだい?常に相手の予想していない状況を作り出すのもトレーナーの腕さ、地を這うマッギョも鍛え方次第で空間を使いこなせるようになるんだ…、さぁ行くよ!ねっとう!」

「ギョー!!」

「!!!メラルバ!自分に向かっていとをはく!」

「ラル、ラルバー!」

「「「「「えっ!?」」」」」

 

おおー!メラルバが自分自身の糸で繭状になって防御壁として活用してねっとうを防いだ!そこからがルーク君とメラルバの見せ所だった!マッギョのどろばくだんの爆風を利用してさっきとは逆にメラルバ天高く飛びかえんほうしゃでマッギョを撃破した

結果としてデントのアドバイス通りに試行錯誤してデントを倒しちゃった…でもデントはとても満足そうだった、やっぱりジムリーダーの癖で相手を試してバトルしちゃうんだね~

 

「良いバトルだったぜ」

「本当すげえ!どっちもカッコよかったぞ!」

 

2人がこちらに戻ってくる

 

「あ、サトシ、ちゃんと撮ってくれたかい?俺の大勝利」

「勿論だぜ!…あ!」

 

サトシは応援に夢中になってカメラを手放していた!…けど

 

「ピカピ!ピカピカ!(サトシ!バッチリ撮ったよ!)」

「ガブガー!(やっぱりそんな事だろうと思って2人で撮影してたよ~!)」

 

ピカチュウと私でちゃんとカメラ撮影を続けてたので問題なし

 

「お!サンキュー2人とも!」

「ピカチュウとガブリアスやるぅ~♪」

「よーし!良いバトル見て温まってきたぞ!」

「今度はあたし達の出番ね!」

 

次はケニヤンとアイリスのバトルだ!

 

「それでは改めてまして…2回戦第4試合、アイリス選手対カニヤン選手!」

 

「ガクッ!カニって…もう名前まで違うんだけど!?」

 

もはや名前弄りの域になってない?カニ……

 

「それでは始め!」

 

「行け!エモンガ!」

「エモー!!」

「行くぜダゲキ!出てこいやぁ!」

「オス!!」

 

「あのポケモンは?ケニヤンの新しい仲間か!」

 

一風変わった姿のポケモンをケニヤンは出してきた、からてポケモンのダゲキだって、その名の通り空手胴着を着た人型のポケモンだ、う~ん見るからに格闘タイプだね、アイリスはエモンガと言葉を交わしてお互いに気合を入れた!そんなこんなで試合が始まる

 

「行くわよエモンガ、メロメロよ!」

「エ~モン❤」

「そう簡単に食らわないぜ!ダゲキ、インファイト!」

「ダダダダダダダダダダ!!!!」

 

ズバババハッ!!

 

メロメロをインファイトで全部殴り壊しちゃった!そんな戦法あるなんてね、これもまた勉強になる~、ギガインパクトでこういう類いの技を弾いてそのままカウンターアタックとか出来そう

 

ダゲキはオスしかいないからメロメロ等の技の対策にずっと厳しい修行をしてたんだってさ…凄いや

やっぱり他のポケモン同士のバトルも見てて色々分かることがあるから見逃せないよね

 

「すげえぜダゲキ!」

「これはアイリスも小細工無しの真っ向勝負しかないね」

 

その後もダゲキの猛攻に押され気味なエモンガとアイリス、しかし…

 

「コオッ…ダッ!?」ビリビリ

「!?しまった!」

「これは!エモンガの特性 静電気だ!」

 

ここにきてエモンガの特性が発動した!運を味方に付けたアイリス、でも静電気状態でも普通に攻撃が出せるときもあるから油断はならない…でもアイリスは何か思い付いたみたいね

 

「行くのよエモンガ!メロメロ!」

 

さっきと同じメロメロ…?でもやっぱりインファイトで防がれる、しかしアイリスはメロメロを再度指示した!メロメロの弾幕!なるほど!その手で行くのね!

ダゲキもインファイトを連続するが、ここに来て静電気が発動し、動きが止まった!静電気状態なら技を使い続ければどこかのタイミングで動きが止まる、そうなれば攻撃が当たるというわけだ!

 

「今よ!ボルトチェンジ!」

「エモーン!!!」

 

バリバリバリバリ!!!

 

「ダァァーー!?」

 

渾身のボルトチェンジが決まり、ダゲキは戦闘不能になった、インファイトの連発が仇になったね…たしかインファイトは使えば使うほど防御と特防が下がっていく技、かなり耐久が下がったタイミングでボルトチェンジがクリティカルヒットしちゃったみたい

 

「ダゲキ戦闘不能!エモンガの勝ち、よって勝者、アイリス選手!」

「やった!作戦成功~!勝ったよエモンガ!」

「エモー!」

 

やったねアイリス、エモンガ、おめでとう!

 

「アイリス、凄いぞ!」

「ピカ!」

「う~ん、愛らしくも激しい味わいの勝利だね」

 

「アイリス、準決勝進出おめでとう、俺の分も頑張ってくれよ」

「ありがとうケ→ニ↑ヤン」

「アクセント覚えてくれよ~…」

 

さて、次は準決勝!アイリスはルーク君と当たることになった、サトシの相手はディーノ選手…う~ん知らない人だ、私はもう出場する予定はないので観戦席でみんなと応援する

 

side out

 

side S

 

「ガマガル!君に決めた!」

 

ガマガルもデビュー戦を勝利してやる気に満ちてる、この勢いで一気に行くぜ!相手はダルマッカか

 

少しの間、攻防したがすぐに隙を見つけ

 

「今だガマガル!ハイドロポンプ!」

「ガマー!!」

 

バシャァーー!!!

 

「ダルー!?」

 

ドサッ!

 

「ダルマッカ戦闘不能、ガマガルの勝ち、よって勝者サトシ選手!」

「やったぜガマガル!」

「ピカピカ!」

 

危なげなく決勝進出を決めた、良い感じに攻めれたな、この調子で優勝もゲットだぜ!

 

次は…アイリスとルークの試合か、ルークは今度はベルに撮影頼んでたみたいだけどベルはゾロアを撮るのに夢中になっていた

 

「おいベル!撮ってほしいのは俺のバトルだぞ!」

 

ルーク、俺が言うのもなんだけど、多分それは人選ミスだと思うぞ

 

「ルークったら子供ねぇ、これからバトルって時によそ見なんかしてちゃダメでしょ?」

「分かってるって、映画は映画、バトルはバトル、どっちも真剣勝負だ!」

 

ルークはゴビットを、アイリスはキバゴを出した!ついにキバゴが実戦デビューか!楽しみだぜ!

 

side out

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~キバゴのデビュー戦~

 

side LA

 

ようやくキバゴがデビューするんだね、これはちゃんと見てあげないと!どうせなら撮影してあげようっと、ベルちゃん~お楽しみの所悪いけど、カメラ持ってくね♪

 

「ガブゥ~♪」

「ああ!カメラがー!?ガブリアス酷いよ~!」

「キヒヒ!」

「あ、待ってゾロアー!」

 

ゾロアも楽しそうでなによりです。とりあえずベルちゃんからルーク君のビデオカメラを拝借し、みんなの所で試合を撮影することにした、キバゴー!しっかりー!!

 

「なんだかシュールな絵面だな、あれだけ凄まじい強さを見せてカッコよく決めてたガブリアスが普通にビデオカメラ担いで応援してるっていうのは…」

「しかもどうやってその手でカメラ持ってるのよ?器用なヤツね~、さっきはああ言ったけど、やっぱりテイスティングしてみたいわ」

「なぁサトシ、やっぱ教えてくれよ、このガブリアスのことをさ」

「悪いなケニ↑ヤン、こればかりはどうにも…というか上手く説明出来そうになくてさ…」

「アクセントが違うんだってば…まぁ仕方ないか、でもいつか強くなったらソイツとも戦ってみたいぜ」

「くぅぅ…!何で私はこのどこか気の抜けるようなガブリアスに負けたのかしら…!悔しい~!」

「ま、まぁ実力は本当に凄いテイストだからね…それにラt…ガブリアスはキバゴの師匠でもあるからね、実戦デビューは見届けたいんだと思うよ」

「へー!そりゃ楽しみだ!あれだけ強いガブリアスに鍛えられてるんならあのキバゴの強さも期待出来そうだな!」

「ふーん?ま、せいぜい派手に負けてしまえば良いのよ」

 

だからそれは聞き捨てならないよ、ラングレーちゃん?

 

「ガブゥ?」ギロッ!

「ひゃあ!?な、何でもありません!」

「あんたも懲りないわね」

「自分の弟子が馬鹿にされたらそりゃ怒るだろ…」

 

「両者よろしいか?それでは試合始め!」

 

「キバゴ、ひっかく攻撃よ!!」

「キバ!!」

 

スカッ

 

「…ゴビ?」

「あ、効いてない!?」

 

アイリス…ひっかくはノーマルタイプ技だよ、ゴーストタイプ持ってるゴビットには効かないよ…?

 

「甘いわねぇ、あれであの子ドラゴンマスター目指しているの?」

 

うん…これは言い訳出来ないから何も言えないや、ノーマルタイプ技が効かないとなれば絶賛練習中のギガインパクトも使えないね…

 

「バトルはまだ始まったばかりだから」

 

そうこうしてる内にゴビットのメガトンパンチが炸裂してキバゴが吹っ飛ばされる、2人ともしっかり!

 

「ここは気合を入れ直して、りゅうのいかり!」

「キバ!」

 

キュイイー!!

 

キバゴがりゅうのいかりのチャージをするが

 

「ゴビット、かげぶんしん!」

「ゴビー!」

 

シュシュシュン!!!

 

「キバー!!」

 

放たれたりゅうのいかりだけど、かげぶんしんで躱されて、更に分身したままジャイロボールによる撹乱攻撃により避けるのが困難な軌道で迫ってくるゴビット!どうする!アイリス、キバゴ!

 

「相手を良く見てキバゴ!」

「キバ!」

 

しかし上手く分散されてジャイロボールは直撃してしまうが…

 

「キバゴ!大丈夫!?」

「キバ!」

 

流石、私と一緒に鍛えた分だけかなり頑丈になってる、どうってことなさそうだ、なんだかんだでメガシンカした私の結構強めに打ったはがねのつばさを受けても立ち上がったもんね

 

「よし!練習の成果を見せるわよ!キバゴ!りゅうの…はどう!」

「キーバァーー!!!」

 

!! ここに来てりゅうのいかりではなく、まだ未完成のりゅうのはどうを使うのね!確かに実戦の中で使う方が緊張感もあり習得のきっかけになるかもしれない

 

「ゴビット、シャドーボール!!」

 

キバゴから放たれたりゅうのはどうは今までの練習の時よりも形になっていた!勢いよくゴビットに向かって放たれたがゴビットもシャドーボールを繰り出し、お互いの技が真ん中で激突し相殺された!

 

…現状威力はりゅうのいかりと同じか、やや弱いって所かな?

 

「ジャイロボールで決めるぞ!」

「ゴビー!」

「キバゴ躱して!」

「キバー!」

 

キバゴは走って距離を取るけどゴビットは執拗に追尾してきて技を決めようとする、うーん…打開出来そうな技が無い…りゅうのいかりもりゅうのはどうも溜める隙を作らせてくれないし、ひっかくとギガインパクトは効果無し…2人はどう切り抜けるかな?

 

「まずいな、キバゴの技はひっかくとりゅうのいかり、それに未完成のりゅうのはどうだけだ、もう一つ練習中の技があるけど、それもノーマルタイプ技だよ」

「となれば、ひっかくとそのもう一つの技は効き目が無いぜ?」

「ピーカ…」

「キバゴは逃げ続けるしかないのか」

 

逃げる体力も尽きてキバゴはその場に倒れ込む、ゴビットのジャイロボールが迫り、絶体絶命の状態に…!

 

「キ、キバー…!」

「キバゴーー!!!」

「!!!!キバァーー!!!」

 

カッッッ!!!!

 

アイリスの叫びに応えたかのようにキバゴが突如凄まじい勢いでゴビットに猛攻を仕掛ける!!あれはまさか…!

 

「キバババババッ!!!!!!」

 

ドガガガガガガ!!!!

 

「あっ!!ゴビット!!!?」

 

「い、今の技は!?」

「…!げきりんよ!」

「キバゴ!げきりんを覚えたのね!!」

「…しかも、げきりんは一撃では終わらない…!」

 

「キバー!キババババッッ!!!!」

 

更に猛攻でゴビットを追い立てる!…でも、これで決めきれなかったら…!

 

「ゴビット!耐えろ!耐えるんだ!!げきりんを耐え切れれば勝機がある!」

 

ルーク君の言葉にゴビットは何とか踏ん張り、防御の姿勢でキバゴの猛攻を耐える!これはまずいね

 

「げきりんのデメリットは使い終わった後に混乱状態に陥る、耐え切られてしまったら…」

 

キバゴの攻撃が途切れ、フラフラになり混乱した!

 

「よし!ゴビット!!よく耐えた!今が反撃のチャンスだ、行け!メガトンパンチだ!」

「ゴビー!!」

 

「キ、キバァ~」フラフラ~

 

「耐え切られた!まずいぞ、キバゴは混乱している!」

 

せっかく新技を覚えれたのに!このままじゃキバゴは負けてしまう!

 

「目を覚まして!キバゴーー!!!」

「ガブァーー!!!(頑張れ!キバゴ!!!)」

 

アイリスと私は思わず叫ぶ!

その声が届いたのかキバゴは

 

「!!!! キバァァァァァー!!!!」

 

ドガッ!!!

 

自分の頭を思いっきり地面に打ち付けた!!

顔を上げたキバゴは自傷ダメージこそ負っていたが…その目はしっかりとゴビットを捉えていた!

自分にダメージを与えて無理やり混乱を解除したんだ!

 

「!!! キバゴ!!!りゅうのはどうよ!!!」

「キッバァァ!!!!」

 

バシュウゥゥーーン!!!!

 

「ゴビィ!!???」

「ゴビット!!!!」

 

メガトンパンチを当てるために至近距離まで近づいていたゴビットに、先程よりも威力が増したりゅうのはどうが直撃した!!ここにきてりゅうのはどうも完成度が増した!それに教えた通り、回避のし辛い所を的確に狙った技の出し方!

 

「ゴビィ…@@」

 

げきりんの猛攻とりゅうのはどうのカウンターアタックが決まり、ゴビットは倒れた

 

「ゴビット戦闘不能、キバゴの勝ち!よって勝者アイリス選手!」

 

キバゴとアイリスの勝ちが宣言され会場は拍手に包まれた

 

「やったね!いつの間にげきりんを覚えたの?凄いよキバゴ!それに混乱まであんな方法で切り抜けるなんて…!よく頑張ったわね!」

「キバァ~…!」

 

キバゴもダメージが大きかったのかフラフラだけど、しっかりとアイリスに答えた

 

※後年、げきりんの混乱を自分にダメージを与えて強制解除する戦法とラティアス直伝のりゅうのはどうは彼にとっての十八番となる、これによりポケモンワールドチャンピオンシップスではサトシやシロナを大いに苦戦させるのだった

 

「キババ!」

 

キバゴは私にも手を振ってくれたので応えるように私も軽くガッツポーズするように手をグッと上げた

 

この勇姿はきっちり撮影したからね~

 

「ゴビットお疲れ様、よく頑張ってくれたね」

 

ルーク君もゴビットを労いボールへ戻した

 

「よーし!アイリスと決勝だ!」

「ピーカチュー!」

「頑張れよサトシ!」

「おう!」

 

「…アイリスがどんな戦いを見せてくれるか、楽しみね」

 

…!皆は今のラングレーの呟きは聞こえてなかったみたいだけど私は聞こえちゃった

彼女もやっぱりなんだかんだ言いつつもアイリスを高く評価してるんだね…ライバルかぁ

それとも以前に義妹ちゃんが言っていたツンデレ?って言うヤツかな?多分アイリス本人の前じゃ言わないんだろうな~

 

「…!な、何よ?」

「ガブ♪」ニッコリ

 

ラングレーと目が合ったので笑顔を返しておいた

 

私は彼女に対しあんな事をやらかしてしまったので少し負い目がある…けど、彼女自身は既に踏ん切りを付けており同情も謝罪も要らないと宣言してるのでいつまでも気にしてたらダメだよね(それでもサトシやキバゴを馬鹿にしたら思わず睨んじゃうけど)

 

「聞いてたの!?い、今の発言は忘れなさいよ!これはただの言葉のあやだから!」

 

そうムキになって否定しても、さっきの楽しそうな表情を見たら本心は違うのが分かりやすいよ~

 

「ガブガブ~♪」ナデナデ

「って、コラァ!!頭を撫でるんじゃない!!」

 

「ははは、さっきまでとはうってかわって気に入られたみたいだね」

「なんだ、結局仲良しになってるじゃん」

「やっぱお前のカブリアスって変わってるな」

 

決勝戦は明日!サトシとアイリスがぶつかる、う~ん、どっちも応援したい所だね!

 

「あーー!なに羨ましいことされてんのよ!代わりなさい!」

「どこがよ!?ドラゴンバスターとしては屈辱以外の何モノでもないわよこんな事!」

「ラティアスに撫でてもらうなんて私でも経験した事ないのよ!!」

「知らないわよ!そんなこと!!……て、ラティアスゥ???」

「あ!ま、まま、間違えたわ…ガブリアスよガブリアス!」

「あんたアホなの!?何処をどう間違えたらラティアスとガブリアスを間違えるのよ!?」

「仕方ないでしょ!名前似てるんだもの!!」

「アスしか合ってないじゃない!!」

 

………危なかったーー!もう!アイリスってば口滑らせちゃうんだもの、サトシもデントも冷や汗かいてるよ!?

 

「へ、変なこと言うなよアイリス!ガブリアスはガブリアスだろ?」

「そ、そうそう!ガブリアスの強さは伝説級だからね!ついつい伝説のポケモンと間違えちゃうテイストなんだよね!」

「おいおい、なに慌ててんだ2人とも?」

「何でもないぜパニヤン!」

「うん!気のせいだよエビヤン!」

「お前らワザとやってんのかよ!?ケニヤンだよ!ケ・ニ・ヤ・ン!!」

 

なんとか誤魔化せた…のかな?とりあえずカメラをルーク君に返して私はボールに戻った、誰かがポケモン図鑑で私を検索したら…もしかしたらガブリアスじゃなくて私達ラティアスの項目がヒットするかもしれない、バレる前に退散退散~

 

side out

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~決勝戦前夜~

 

その日の夜、ポケモンセンター

 

side L

 

「えっ!嘘だろ!?何だよこれ!ゾロアしか映ってないじゃん!」

「何よ何よ、私は頼まれたから撮影してあげたのに」

「だからバトルを撮ってくれって言ったじゃないか!!…あ、でも後半はちゃんとバトルの様子が撮影されている」

「あ、それ酷いのよ!せっかくゾロアのキュートな姿を撮っていたのに、ガブリアスったら私からカメラを取り上げちゃったのよ!」 

「え!?これガブリアスが撮ったの?…そう言われると確かにバトル全体というよりキバゴにフォーカスされているような…うん、でも許容範囲だ、これくらいなら編集すれば十分使える!よかった…!」

「もっとゾロアを撮りたかったのにー!」

「あとでサトシとカブリアスにお礼言っとかないとな」

「あ、そうそうゾロア、プレゼントよ!」

 

そう言いながらベルはゾロアに手作りのドレスやらリボンやらマフラーやら帽子を着せるけど

 

「可愛いー!ゾロア、もしも私の所に来てくれたらもっと色んなドレスやアクセサリーをプレゼントするわ!」

「ブルブルブル!」

 

しかしゾロアはお気に召さなかったようで脱ぎ捨てた、俺のゾロアは女優だからその辺りの衣装には結構うるさいぞ

 

「ベル、何度も言うけどゾロアを交換する気はないからね、俺の映画の大事な主演女優なんだから!」

 

ベルも諦めが悪いな…交換するわけないだろまったく

 

「あ、そうだ!決勝を控えた2人のインタビューを撮影しなくちゃ!」

 

カブリアスにもお礼言っておかないとね、撮影データは無編集の試合映像部分だけ切り取って複製したモノをサトシ達にプレゼントするか、ベルには…まぁ、ゾロアの映像部分だけ渡そうか…一応撮影協力を引き受けてくれたのは事実だし…

 

side out

 

side LA

 

「やったねキバゴ!初めての大会で初勝利!おまけに新技でげきりんも覚えたしりゅうのはどうも形になったし、言うこと無しよ」

「キバー!」

「だな!キバゴは本当頑張ったよ!」

「ピカピカ!」

「ガ〜ブ!」

「ガブリアス(ラティアス)も応援ありがとね!勝てたのはあなたが一緒にキバゴを鍛えてくれたおかげよ!」

「ガブガブ、ガ〜ブ(それだけじゃないよ、キバゴの頑張りが1番だったよ)」

「キバァ〜♪(照)」

 

パシッ!

 

「はは!本当仲良しだなお前達は」

 

キバゴとハイタッチ!本当、良い感じ~!

 

「さぁ!ディナータ~イムだよ!キバゴの初勝利のお祝いと明日の2人の健闘を祈って、ささやかなお食事会のつもりで、キッチンを借りて作ったんだ」

「おー!美味そうだ!」

「凄いじゃない!」

「さすが!デントだぜ」

「デントありがとう!」

「どういたしまして!ピカチュウとキバゴとガブリアスの分もちゃんとあるよ、さぁ遠慮なく食べて!」

「「「「「いただきまーす!(ピカピカ!)(キバキバ!)(ガブガブ!)」」」」」

 

うーん美味しい!やっぱりデントの料理は最高だね!

 

「あーらデントったらここに居たの」

「カベルネ?…よかったら君も一緒にどうだい?」

「お生憎、私はもうゴージャスなディナーをいただきました!それより私からの挑戦を受けてくれる?」

「え?挑戦?」

 

どうやら明日のサトシとアイリスの決勝戦で2人はポケモンソムリエ対決をしたいとカベルネが提案しに来たらしい

デントは乗り気じゃなかったしカベルネの挑発には乗らなかった…んだけど…

 

ジーーー…!

 

ルークがその様子をバッチリ撮影中だったようで…

 

「あ…うん、カメラを向けられたら映画ソムリエとしてやらないわけにはいかないね」ボソボソ

「で?どうなの?」

「いいだろう!その勝負、受けて立とう!」ビシッ!

「って…なんか急に性格が変わったテイスト…」

 

…変な所でこだわりがあるというか何というか…ソムリエって難しい性格なのね

 

「よっしゃ!その審査、この俺が引き受けたぜ!」

 

ってケニヤン?どこから出てきたの?

 

「お?よく分かんないけど盛り上がってきたな!」

「ピカ?ピカー!」

「あたしも燃えてきたー!明日は絶対優勝よ!」

「キバーー!」

「ガブゥ~(苦笑い)」

「あ、サトシ!ガブリアスのおかげで試合の映像はバッチリさ!ありがとう!」

「そうなのか、よかったなルーク!ガブリアスはお手柄だぞ!」

「ガブゥ…!(いや〜、私は単にキバゴの勇姿を撮りたかっただけで~)」

 

ついでに撮影協力になれば良いかな~?程度に思っただけなんだけどね…

 

「ほらこれ!このディスクの中に無編集の試合の映像を複製しておいたよ、記念に取っておいてくれ」

「お!サンキュー、ルーク!」

「ベルに任せたまんまだと映像がゾロアだけになってたからね、ほんのお礼さ」

 

ありがとう!これでいつでも試合の映像を見れるね!

 

「ただし!これは俺が作るドキュメンタリー映画の元、いわば原本だからね、自分達で鑑賞する以外には利用しないでくれよ?他人に渡したり、ネットに流すとかは完全にご法度だからね!」

「しないさそんな事!そもそもネットに上げるって…どうやるんだ?」

「あたしもパソコン関係になじみは無いから分かんない」

「ガクッ!そ、そこからか~…!良いのかそれで…?」

「ちなみにベルにも渡したのか?」

「ああ、ベルのは別に他人に見られようが問題ないけどね」

「え?どうしてだ?」

「だってベルに渡したのはゾロアしか映ってない映像部分だけだし、今回のドキュメンタリー映画には一切関係ないからね」

「へー…そうなんだ」

 

以前に撮影協力した時も思ったけど、映画作りは大変だな~、特にルーク君はスタッフが自分と自分の手持ちポケモンだけだから…それであれだけの映画作れるって本当凄いよね

 

さて、明日はサトシとアイリスの決勝戦!それはじっくり見ないとね

…それが終われば私はまたマサラタウンに戻るつもりだ、ビクティニの件も終わり、キバゴの実戦デビューも見届けた

またしばらく義妹ちゃんの言っていた時期まで期間が空く、サトシは今までもこれからも新しい地方の旅では、そこでゲットしたポケモンだけで旅をするのがこだわりだから(ピカチュウは除くけど)、私がいつまでも居たら仲間の枠を1つ潰してしまう、それに今回の試合で戦って改めて分かった、私が戦えばサトシはジムもリーグも順当に勝てる、でもそれはサトシにとって望まぬ戦い方なんだ、私が出しゃばれば他のポケモン達の活躍の場所を奪う、力加減を間違えれば仲間や友達を傷付ける危険も伴う

サトシ自身も無意識に依存してしまう事を不安に思っている。だからこそ距離を置く、それがお互いの為だから…ね

 

 

【ドンバトル決勝戦!そして一時の別れ】に続く

 

 




その後のベストウイッシュ編についてはリクエストがあったメロエッタ編はしようかなと思ってます。ゲノセクト編はするかしないかは未定、ケルディオ編についてはケルディオとキュレムの戦いがメインなので、ラティが参戦する理由が無いのでカットします。XY編の時間軸に戻ったらカロスチャンピオンカルネとのエキシビジョンマッチとか色々書きたいですね~

あと、サトシのカロスチャンピオンリーグ挑戦編も…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。