カロスチャンピオン・カルネとのエキシビションマッチ回になります。
〜お話は終わり〜
あれからお姉ちゃんのベストウイッシュ編のお話は夜遅くまで続いた
ドンバトル以降についてはメロエッタとの出会いが一つ、これに関してはまた長くなるのでまた今度にしてもらった、ケルディオ編はそもそもキュレムとケルディオの一対一の戦いがメインの為お姉ちゃんは同行しなかったとのこと、以前に私がその事を伝えた時は「う〜ん、それって私が横槍入れるような事じゃないよね…」って言ってたっけ。
ゲノセクト編については…例のミュウツー姐さんと色々話したそうだ、ミュウツーに関してはお姉ちゃんは逆襲個体とは接点が無かったけど、ピカチュウの記憶から作られたミラージュミュウツーとは交戦経験があった、あのミラージュミュウツーは話なんて全く通用しない存在だったからか…最初お姉ちゃんはミュウツー姐さんに対しかなり警戒してたらしい、ミュウツー姐さんまた逆襲個体同様に人に造られたからか…人間に対して不信感を持っていた、それでも人間が被害を受ける事は良しとせず味方になってくれたんだって、彼女は野生のポケモンに助けられた経験から…他のポケモンに対してとても優しかった、だからピカチュウやお姉ちゃんとは話が通じたってさ、お姉ちゃんも短い時間の中だったけどミュウツー姐さんと話をして、その真意を知り彼女と協力する事にしたとのこと、ゲノセクト達を皆で必死に説得したんだって
…とここまで話した所で流石にもう寝ないといけない時間になりお開きになった、明日の朝にはまたカロス地方の旅に再出発だって、とはいえお姉ちゃんはまた頃合いを見てマサラタウンに戻り、時期が来たらまたサトシ君と合流する…だから最後にカロス地方での劇場版案件を共有しておいた、ディアンシー編は既に終わっているので、後はマギアナ編だけだ、確かマギアナ編から後のアニポケの映画は別世界線(多分…キミにきめた!世界線基準)のオリジナルか過去作リメイクになったので、この世界での劇場版案件はマギアナ編が最後になるだろう、あとカロス地方の最後らへんにフレア団のフラダリが起こす事件くらいか…
しかしサンムーンの時期にはウルトラビースト関係で度々大きな事件が起こったはず…アクジキングとかめっちゃヤバい奴居たよね…しかし劇場版ならともかくアニポケ本編の時系列までは事細かに覚えてはいない…だから伝えるにしても詳細に時期を教える事は無理だ…でも確かサンムーン編は旅をするんじゃなくてアローラの学校にサトシ君が入学してククイ博士の所に住み込みになるからお姉ちゃんがずっと一緒に居る事は今までとは違って難しくはないと思う、ククイ博士なら…多分お姉ちゃんの存在を伝えても上手く対応してくれると思う。
同じ理由で新無印編はサトシ君はクチバシティのサクラギ博士の所に住み込みでリサーチフェローとして働く事になる、だからサンムーン以降は旅の手持ち6体制限はそこまで気にしなくても良さそうだ、まぁその話はおいおいお姉ちゃんにしておこう
ひとまずマギアナ編とフラダリ事件までの案件を共有しておいた、今回はお姉ちゃんとピカチュウだけでなくお兄ちゃんとヒスイも把握してる、もう隠し事にしないってお兄ちゃんと約束したからね
翌朝…
「しゅわ、しゅわわー、くぉーん(ジガルデとフレア団か…そしてフラダリとやらの事が気になるな…かなり大規模な事件になりそうだ、時期が来たら俺達も合流して協力しよう」
「しゅしゅしゅわ〜!(僕も助けに行くよ叔母さん!)」
「しゅわ!くぉ〜…しゅうう…!(お前は来ちゃダメだ!…と言いたい所だが…勝手に来られても困るし、なるべく無茶はしないと約束してくれ)」
「しゅ〜わ!しゅうう〜ん(分かったよお父さん!それにお母さんの事を守ってあげないと)」
『う〜ん、嬉しいような、情けないような…遠回しに足手纏いって言われてる気がする』
「きゅー!ひゅーわぁん(皆ありがとう!必ず乗り切ろうね)」
こうしてまた会う約束をし…私達はお姉ちゃんと別れた、ヒスイもこのままカロス地方で一人旅をするって事で別れる、また私はお兄ちゃんと2人旅になった…
「しゅわ…くぅー?てぃーお…!(これからに備えて…お前ももっと強くならないとな?今までより厳しく指導していくから、そのつもりでな…!)」
『ひょえええ…!お、お手柔らかに!お兄ちゃん…!』
ここからいつも以上に厳しくお兄ちゃんにビシバシ扱かれて過ごす事になった
そして数ヶ月後…ついにカロス地方での事件が起こる…!
そこでの出来事はフーパ編での伝説大乱戦の時並に激しい戦いだった…とだけ言っておく
ここらへんの詳細はまた機会がある時にでも語らせてもらう…かもしれないし、しないかもしれない
兎にも角にも…!細部は違う所が割とあったけど本来の流れ通りに事件は解決した。
しかし…ここからは何が起こるか全く予想がつかない、なぜなら!
『まさかサトシ君がカロスリーグ・ミアレ大会でアラン君に勝って優勝するなんてね…』
サトシゲッコウガ…これもお姉ちゃんが入った影響かな…元から強かったけど…今は原作よりもかなり強くなっている
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~エキシビションマッチへの招待~
side S
無事にカロス地方の騒動も落ち着いた…でもゲッコウガはこれから事件の影響で負のエネルギーが暴走した植物の根に対応する為にプニちゃんと一緒に戦っていくことになった、ゲッコウガはゲッコウガ、俺は俺の…それぞれの道を進むんだと…別れを選ぶ、ゲッコウガ…ありがとうな、お前のおかげで俺はアランとメガリザードンに勝てて…カロスリーグに優勝出来たんだ!勿論お前だけじゃなくてピカチュウやラティアスや皆の力もあってからこそだ、でも出来るなら…最後にチャンピオンリーグでも一緒に戦いたかった…な
「(サトシ…ゲッコウガを預かるぞ、だが…その事については考えがある、ここは余に任せてくれ…必ずゲッコウガをチャンピオンリーグに間に合わせてみせるぞ)」
「……プニちゃん?わかった…!信じるよ!ゲッコウガ、その時はまた一緒に戦ってくれよな!」
「ッコウガ!!」
「プニちゃん!」
「ユリーカ…しばらく会えぬかもしれぬ」
「大丈夫!プニちゃんには大事なお仕事あるの分かってる!」
ユリーカとプニちゃんもそれぞれ言葉を交わす
「また冒険しよう!約束だよ!」
「デネネー!」
「…ああ!約束だ!」
「元気でなプニちゃん!そしてゲッコウガ!また会おうぜ、今度はチャンピオンリーグで!!」
………
……
…
その日の夜、ポケモンセンターで休んでたらジョーイさんから俺宛にテレビ電話が来てるって言われた、電話に出たら相手はカルネさんだった!
何かあったかと聞いたら…
「え?エキシビションマッチ!?」
「ええ、フレア団の事件で色々後回しになっちゃったけど、ようやく準備が整ったわ、このあたし…カロスチャンピオン・カルネとミアレ大会優勝者であるサトシ君との一対一のバトルよ」
「今ミアレシティはこんな状況ですけど…大丈夫なんですか?」
「こんな状況だからこそよ、復興応援の意味合いもあるの」
事件や後始末の事、プニちゃんの事もあってすっかり頭から抜けていたけど、そう言えばリーグ優勝者はチャンピオンとのエキシビションマッチに挑戦できるんだっけ……
「どうかしら?サトシ君」
「はい!それでしたら是非挑戦させてください!」
チャンピオンとのバトル!燃えないわけがないぜ!…でもゲッコウガはまだ来れそうにない…誰を出そうか?やっぱりピカチュウ…か?あのメガサーナイト相手にどれだけやれるだろうか?
するとラティアスのボールが揺れる…!
「ラティアス…出たいのか?」
確かにカルネさんのメガサーナイトともなれば、まともに戦えるのは絆進化したゲッコウガと絶好調時のピカチュウを除けばラティアスくらいしかいない、でも相手はフェアリータイプ……ドラゴンタイプ持ちのお前には圧倒的に不利だぞ?それでもか?
ラティアスは構わないとばかりに再度ボールを揺らした
「そっか…なら全力でぶつかろうぜラティアス!」
「サトシ君はラティアスを出すのね?あの子の強さはこの前の事件と、そしてシンオウリーグでの試合でよく知っているわ」
「シンオウリーグでのバトルを知っていたんですか?」
「ええ、シロナは友人でもあるの、彼女からサトシ君とラティアスの事はよく聞いているわ、彼女…ガブリアスでも勝てるかどうか五分五分だって言ってたわよ?」
シロナさんからそんなに評価されてたなんて…イッシュでシロナさんが一緒に居た時はそんなこと一言も言わなかったのに…
「試合は明後日よ、お互い全力で戦いましょう!」
「はい!よろしくお願いします!!」
やってやるぜエキシビションマッチ!!
side out
side P
「ゲッコウガ、しばらくの間は力を借りる…が、数週間後のチャンピオンリーグにはサトシの元に向かえるように手配する、必ずだ」
「コウガ?(プニちゃん、可能なのでござるか?)」
「ああ、騒動の時にサトシとラティアスの側に他のラティオス達が居たであろう?」
「コウ…(ああ、ラティアスの家族達か…」
「彼らの力を借りようと思う」
サトシのラティアスはゲッコウガ同様にチャンピオンリーグを控えてるから呼ぶことは出来ない…が、彼女の家族である彼らなら手伝ってもらえる
あの騒動の際に少しだけ接触したが、あのラティオスもかなりの強者であった、小さな薄緑色のラティオスもそれ準ずる力を感じた、…黄色のラティアスはかろうじて戦力になるかどうか?という所だが…
「コウ…ガ?(彼らと連絡が取れるのでござるか?)」
「ああ、実は先の騒動で接触した際に、騒動が済んだら手を貸してほしいと頼んだのだ、だから、時期が来れば合流予定だ、そして肝心の連絡手段だが…」
「しゅしゅ〜!しゅ〜わ!(はいは〜い!僕がゆめうつしで伝えるよ!)」
「コウッ!?(ヒスイ!?)」
後ろの林から透明化を解除させてヒスイが出てくる
「連絡係としてこのヒスイが彼らにコンタクトを取ってくれるし、それまでの期間はお前と一緒に木の根の除去を手伝ってくれるそうだ」
「しゅ〜わん、しゅ〜しゅ(そして、その間に僕もゲッコウガさんみたく負のエネルギーを感知できるように練習するよ!)」
「コウ…ゲッコゥ!(なるほど…それは心強いでござる!)」
これでゲッコウガがチャンピオンリーグで一時離脱しても何とかなる
この事は騒動が終わった後、件のラティオス達と話し合って決めた、そして連絡役兼お手伝いとしてこのヒスイを残してくれたのだ、彼らには感謝せねばな
「しゅしゅしゅ、くぅーおん(そういうわけだから、少しの間よろしくねゲッコウガさん)」
「ゲッコウ(こちらこそでござる)」
side out
side S
エキシビションマッチ当日の朝、昨日は興奮して中々眠れなかったぜ
いよいよ今日…カルネさんとぶつかるのか
「おはようサトシ!今日は早いわね」
「おはようセレナ!勿論だぜ、こんな日に寝坊なんてするわけないさ」
「あ、サトシ、セレナおはよう〜!」
「デネー!」
「2人ともおはようございます!ついにエキシビションマッチですね!このバトルはしっかり記録しておかないと、と言う訳で……今こそサイエンスが未来を切り拓く時!シトロニックギア、オン!このような局面を想定し準備しておいたナイスなマシン!」
テテテテッテテッテテ〜♪
「名付けて【バトルデータ隅々まで解析機能付きビデオカメラ君!】これさえあればバトルを撮影しながら様々なバトルデータを解析できます!せっかくのチャンピオンとのバトルですから、これで解析してチャンピオンリーグに備えないとですね!」
「おおー!!科学の力ってすげー!」
「お兄ちゃん、またネーミングそのまんま…」
「デネ〜…」
「…また爆発したりしないかしら?」
「大丈夫ですよ!改良に改良を重ねて安全性はバッチリ!心配はいりません!」
シトロンに撮影と解析を任せることにして、みんなで朝食を取った後、俺達はスタジアムへと向かった
「スタジアム、殆ど修復されたんだな!」
「これなら十分にバトル出来ますよ」
「それにしても凄い人集り…みんなエキシビションマッチを見に来たのかしら?」
「来たわねサトシ君…!」
「…!カルネさん!今日はお互い全力でぶつかりましょう!」
「ええ、貴方相手なら手抜きはしないわ、良いバトルをしましょう」
カルネさんと少しの間お話をした後、それぞれバトルフィールドへと向かう
「そうだ、みんな出てこい!」
フィールドへと入る前にルチャブル、ファイアロー、オンバーンをボールから出した
ヌメルゴンは多分向こうでテレビを見ててくれると思う
「お前達は観客席から応援頼むぜ!俺達のバトルをよく見ててくれよ」
「ルチャ!」
「バオーン!」
「フィアー!」
「ピカチュウ、お前もみんなと一緒に応援よろしくな」
「ピカピ、ピッカチュウ!」
「!!ピカチュウも残すという事は…あの子を出すのね?」
「カルネさんのサーナイト相手にまともに戦えるのはゲッコウガとピカチュウ…そして勝てる可能性を考えたら彼女くらいしかいませんからね…でも相性はかなり不利ですよ?」
「サトシなら大丈夫!相性とかそんなの関係なく進んできたんだもん!」
「デーネ!」
「ああ!みんなの事頼んだそ、さぁ…行くぜ!!」
俺はバトルフィールドへ一直線に駆けていった
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~エキシビションマッチ開始~
「会場にお集まりの皆様、大変長らくお待たせしました!これよりカロスチャンピオン・カルネとリーグ優勝者、サトシ選手のエキシビションマッチを行います!」
ワァァァァァーー!!!!
実況のアナウンスと共に会場が歓声と熱気に包まれる
「使用ポケモンは一体のみ、交代は不可、どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点で試合終了となります。それでは両者共よろしいか?」
「はい!」
「ええ!」
「試合……はじめ!!!」
「存分に舞いましょう、サーナイト!」
「ラティアス、君に決めた!!」
「サナ!」
「ひゅあ!!!」
「これは!!チャンピオン・カルネは予想通りの選出でしたが、サトシ選手が出したのはなんとラティアスです!たしかに先の事件の時には解決に奮闘してくれたラティアス達ががおりましたが、よもやサトシ選手の手持ちだったとは、全く予想が付きませんでしたー!」
「来たわね…!ラティアス!」
「今の俺の全力です!」
ゲッコウガ…このバトルはお前の分まで俺達が戦うぜ、見ててくれよな!
一方観客席では…
side out
side CT
「こちらも準備万端ですよ、バトルデータ隅々まで解析機能付きビデオカメラ君のセットも完了です!撮影始めますよー!」
「サトシー!ラティアス!頑張って〜!!」
「デネー!!」
いよいよバトルが始まる所ですね、どんなバトルを見せてくれるのかワクワクします。
すると僕達の席に見知った人達が集まってきました。
「お、もう始まっているな!」
「サトシのバトル…学ばせてもらいに来ました!」
「ティエルノ、トロバ、サナ、それにショータも!みんな来てくれたのね!」
「私も居るよ」
「プラターヌ博士!」
「せっかくのエキシビションマッチだからね」
「……」
「ほらアラン!みんなに挨拶しよう!」
「あ、ああ…久しぶりだな」
「ハリッ!」
「ハリさんの方がちゃんと挨拶出来てるよ〜」
「しかしマノン…」
「あの騒動の事は…もうみんな納得してるんだからいつまでも引きずってないでさ、シャキッとしようよ」
「そういうわけでは無いんだが…」
アラン達も来てくれました。事件の後に別れて以来になりますね
「しかし、ゲッコウガではなくラティアスを出したんだね…相性は不利なんじゃないか?」
プラターヌ博士はそう言いますけどゲッコウガを出せない事情があるんですよ
「ゲッコウガは…少し別件で手が離せなくて、それでラティアスがピンチヒッターとして出てくれたんですよ、どうやらラティアスの方から出たいと打診があったようです」
「……!そうか、すまない」
ゲッコウガが来れない事情を何となく察したらしく謝罪をするアランでしたが…
「アランの所為ではありませんよ、何でもかんでも自分の責任だと感じてたらかえってこちらが申し訳なくなります。それにゲッコウガとサトシは納得の上で選んだ選択ですからね」
「それにチャンピオンリーグには一旦戻って来てくれるのよ、だから貴方が心配する必要なんて無いわ」
「分かった…ありがとう」
サトシ…皆が応援に来てくれましたよ!良いバトルを見せてくださいね!
side out
side S
「よしラティアス、開幕の号砲だ!10まんボルト!!」
「きゅーーー!!!」
バリバリバリ!!!!
「サーナイト!ムーンフォースで迎撃よ!」
「サーナ!!」
バシュウウン!!
2つの技がぶつかり合い相殺された
観客席では…
「サトシってばやっぱり10まんボルトを気合入れるルーティンとして使ったわね」
「サーナイトはフェアリーとエスパー複合、ドラゴン技は意味ありませんし、エスパー技もこうかはいまひとつ、それ以外の技を出すのがベターでしょう、それに…10まんボルトはピカチュウの直伝と聞きました。今回出さなかったピカチュウの分まで一緒に戦うと、そういう思いもあったんでしょうね」
「…ピカピ!」
「でもサトシはそんな不利を何度も乗り越えて来たんですよね?僕もまた今回それを見せてもらって経験値をいただきます!」
場面はフィールドに戻る
さてと…サーナイトに対してりゅうのはどうは意味無し、サイコキネシスもいまひとつ、となれば10まんボルトと、他に有効打になるとすればはがねタイプの技だ。はがねのつばさが鍵になるな
それとりゅうのはどうはともかくとしてサイコキネシスは色々応用が効くからこれも使っていけそうだ、じこさいせいは…カルネさん相手じゃ使う隙なんて無さそうだな
「今度はこちらの番ね、サーナイト、リフレクターを張って!」
「サナ!」
……!!流石に弱点は対策されるか、ラティアスがはがねのつばさを使える所は騒動の時にカルネさんもバッチリ見てたもんな…
「続けてムーンフォース!!」
「ラティアス、躱せ!」
こうかばつぐんのフェアリー技だ、直撃だけは避けないとな
「まだよ、シャドーボール!!」
同じくこうかばつぐんのゴースト技を繰り出してくる!早い!!
「ラティアス!!!」
「きゅきゅっ!!」
ガッ!
直撃こそ免れたけど掠ってしまい少なからずダメージを負う
やっぱりチャンピオンってスゲー…!攻撃の速度も判断の早さも、そして威力も段違いだ
以前ゲッコウガで戦った時は手加減してくれたんだなって、改めて思い知る事になった
「ラティアス、平気か?」
「ひゅあ!」
流石にラティアスはこのくらいなら問題はないみたいだ、言ったら悪いけど他のメンバーだったら躱し切れなかったかもしれない…
「守りに入ってたら一気にやられる!ラティアス、攻めて行くぞ!10まんボルト!」
「きゅーー!!!」
「サーナイト、躱して」
サーナイトに10まんボルトを躱される…事は想定済みだ!
「よしラティアス、サイコキネシスだ!」
10まんボルトをサイコキネシスで曲げて後ろから当てる!ずっと練習してきた技だ
「甘いわ!真後ろにシャドーボール!」
「サナァ!!」
バッシュウウ!!!
!!!迎撃された!?そんな…これはカルネさんにも見せてなかったはずなのに!
「言ったはずよ?貴方とラティアスのシンオウリーグでの戦いは知ってるって、そう来ると思ったわ」
あの時に使った技だから、多分その時の映像を見て対策したのか…やられた
まだ全然ダメージを与えられてない…これがチャンピオンの実力!強い……だけど!
「だからこそ燃えるぜ!ラティアス、もう出し惜しみとかはしてる場合じゃない、一気に行くぞ!」
俺はキーストーンを取り出して構える、ラティアスもそれに答えて気を引き締める!
「ラティアス、メガシンカだ!!!」
「きゅううううーーー!!!」
俺とラティアスの心がシンクロし、ラティアスが光に包まれてメガシンカした!
赤色の体毛は紫色へと変化し翼が背中から両腕に移り、体格も一回り大きくなる
「来たわねメガラティアス!こちらも行くわよサーナイト!」
「サナ!!」
こちらに呼応するようにカルネさんとサーナイトもキーストーンとメガストーンを構えた
「サーナイト、メガシンカよ!!」
「サーーナァァ!!!」
サーナイトも体を光らせてメガシンカする、まるで大きなドレスを身に着けたかのような姿へと変わる、改めて相対してるとわかるけど半端ないプレッシャーだ…!一瞬も油断なんて出来ない
side out
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~激突!メガシンカバトル!~
side PR
来た!!ラティアスのメガシンカ!私はこれが見たかったんだ、メガシンカの研究をしてる身としては是非とも拝んでみたかったのだ、伝説と言われているポケモンのメガシンカしたその姿を
「シトロン君、その解析装置で得られたデータだけど、良かったら私にも譲ってくれないか?メガラティアスのデータは私も是非研究してみたいんだ!」
「プラターヌ博士?ええ勿論大丈夫ですよ!」
「ありがとう!」
やった、これでまた私の研究がより進められる
「変わりませんね博士は」
「アラン、私はいつだって研究者であり探求者なんだよ」
side out
side C
何回かの攻防をしてサトシ君とラティアスの力を見定める、やっぱり直接バトルする事によってかなりの実力があることが改めて分かったわ、まだこちらはダメージは負ってないけどいずれ当てられると予想がつく…
そしていよいよ切り札であるメガシンカをサトシ君は切ってきた…これがシロナが勝てるかどうか分からないとすら評価したメガラティアスなのね、あたしも伝説と言われているポケモンのメガシンカなんて滅多に見たことはない、このビリビリとくるプレッシャー…確かにこれはシロナもそう評価した理由がよく分かったわ、そして当然だけどシンオウリーグの時より大幅にレベルが上がっていると考えた方が良さそうね
「サーナイト、やることは今までと変わらないわ、ムーンフォース!」
バシュウゥゥン!!
こうかばつぐんのフェアリー技で様子見をする、メガシンカしている分ムーンフォースは威力も早さもさっきより上がっている
「ラティアス!躱して突っ込め!!」
ッッ!!早い!!さっきまでの機動力とは桁違い!
ムーンフォースは易々と躱され、逆にサーナイトの目前に急接近を許してしまった
「そのままの勢いで、はがねのつばさ!!」
「ひゅううーわ!!!」
「サーナイト!備えて!!」
ガッ!!!!!
「サナァッッ!?」
「サーナイト!!!」
ギリギリ防御には成功したけど、なんて威力なの…サーナイトにとってこうかばつぐんのはがね技とはいえ、リフレクターを張って更に防御を固めてなおも貫いてそれなりのダメージを与えてきた
サーナイトだってメガシンカして大幅に能力が上がっているはずなのに
「サーナイト、大丈夫?」
「サナ!」
幸い、ダメージは小さくはないけど大きくもない、これは様子見なんてしてる余裕は無いみたいね
side out
side S
よし!ようやくサーナイトにまともにダメージを与えられたぞ、でも今みたいにカルネさんの油断をつく事なんてもう出来ないだろうな、今度は当然警戒される、そしてカウンターシールドは恐らくは対策済みだろうな、カルネさんシンオウリーグの時のバトルをきっちり調べてるって言ってたし…
単純に技を放つだけならまともに当てることは出来ないだろうし、なら…合わせ技で決める!
「ラティアス!!10まんボルト、手前!!」
「きゅっ!!!」
手前…サーナイトの少し前の方の地面に当てて目眩ましだ、でもカルネさんは恐らくはその戦法を知っていて、対策してきてるはずだ
「目眩まし…!!サーナイト、その場から大きくバックステップ!備えて迎撃準備よ!」
やっぱり10まんボルトが地面に当たる前にその場から後ろに離脱して目眩ましを食らわないようにした
でもそれはこっちだって予測してる!
「ラティアス!サイコキネシスだ!」
「ひゅあ!!」
「…!煙が!」
10まんボルトの衝撃で舞い上がった土煙が不自然に動き、雪崩のようにサーナイトに向かっていき飲み込む
「サイコキネシスで土煙を操って目眩ましの二段構え!!?」
「ラティアス!はがねのつばさ!!」
「…!!サーナイト!シャドーボールで迎え撃って!貴方なら当てられる!」
ガッ!!!!!!
またしても技がぶつかり合う!!
「ひゅああ!!??」
「サナァッッ!」
今度は相殺されずにお互いにこうかばつぐんの技が炸裂し共にダメージを負う、リフレクターの効果は切れたみたいだ…
「サーナイト、大丈夫!?」
「ラティアス!平気か!?」
「ひゅ、ひゅ~あ~…!」
「サ~ナ…!」
どちらもダメージは大きかったが、まだ満身創痍と言うほどじゃない
「…シロナも言っていたけど本当予想が付かない動きをしてくるのね」
「はい、そうやって俺達は戦ってきました!」
会場も白熱するバトルに盛り上がる
side out
side A
「サトシのラティアス…なんて強さだ」
ミアレ大会では俺はあのラティアスとは戦わなかった、最後にぶつかったのはあの絆進化したゲッコウガだ、俺のメガリザードンとぶつかり合い…そして打ち破られた、最後のゲッコウガの巨大みずしゅりけんはブラストバーンを全て貫いてメガリザードンへと届き…そして戦闘不能になった、全力でぶつかり…負けた
悔しさは当然あったが、しかし俺に…いや俺達には同じくらいのやり切ったという感情があった、あんな気持ちは初めてだったな…
その後のフラダリさんの事は色々と信じられなかったけど…
…と話がズレたな
あのメガラティアスは事件の際に傍目に見ただけであまり詳しく知ることは出来なかった、だがこうしてバトルをしてる所を見て改めて分かる、ただただ強い…と
「あのゲッコウガよりも…か、まだまだ上には上がいるものだな、なぁリザードン」
「……?アラン、どうしたの?」
「ハリ~?」
マノンとハリさんが物思いにふけっていた俺に話しかけてくる
「いや、何でもない、サトシとラティアスの強さに少し驚いていただけさ」
だけど負けっぱなしではいられない、いつか必ず勝ってみせる、あのラティアス相手だとしてもだ…!
side out
side S
あの後から何度となく攻防を繰り広げたけど、お互いにかなり消耗した、でも消耗が大きいのはこっちの方だ、そろそろ回復させないとマズい…カルネさんのサーナイトの一撃一撃が恐ろしく重い、イッシュの頃のラティアスだったらとっくに戦闘不能になってるだろうな
「じこさいせいとかする暇は…」
「あたし達がさせると思う?」
「サナ!」
だよな……
どうにか回復の隙を作るとか、カルネさんとサーナイト相手じゃ不可能に近い…
ん?隙なく回復すれば…?そういえばあの技があった、あれならひょっとしたら…!
となればまずは接近しないとな!
「ラティアス!!上空に10まんボルト!」
「てぃーあ!!」
バリバリバリバリ!!
「今度は何を狙っているの?サーナイト、牽制の準備して!」
「サナー!」
「よーし、そのままサイコキネシスで10まんボルトを雨のように降らせろ!」
10まんボルトをサイコキネシスで沢山の小さな電撃に分散させてりゅうせいぐんの如く降らせる!さしずめ「かみなりりゅうせいぐん」と言った所かな
「サーナイト!電気の1つ1つは大したことないわ、サイコキネシスで逸らして!!」
分散させた分、威力は大したことはない、サーナイトのサイコキネシスで簡単に防がれてしまう、でも注意が逸れて動きは一瞬止まった!!!
「今だ!捕まえろ!!」
「ひゅああ!!!」
ガシッ!!
サーナイトがかみなりりゅうせいぐんに気を取られている隙にラティアスをサーナイトに密着させることが出来た!
「なっ!!さっきのも囮でこれが本当の狙い!!?」
「サナァ!?」
「よっしゃラティアス!ドレインキッス!」
「てぃ~あ♡」
チュ~~♡
ラティアスがサーナイトの顔を両手で掴み、そのままサーナイトの口を自分の口で塞ぐ
「ッッッッ~~~/////////!!??」
「きゅう~~!!」
ラティアスのドレインキッスでサーナイトの体力を奪い、こちらを回復させる!
「…!!サ、サーナイト!サイコキネシスで振りほどいて!」
「ムグゥ~~!!!」
「ラティアス、離脱しろ!」
「きゅーー!」
まともに技が当たらないようにすぐさま離れさせた!よし、これで少しは回復出来たか
じこさいせいに比べたらオニスズメの涙だけど、でもこれでサーナイトと五分五分の体力って所くらいかな
「…ずいぶんと刺激的な技を使うのねその子…(汗)」
「サ、サナァ~~//////(汗)」
…?なんかカルネさん達や会場が変な空気になってるけど…?まぁいいか
side out
side CT
な、なんて技を使うんですかサトシ!!咄嗟にユリーカの目を塞ぎましたよ…!
「女の子同士の熱いキッス…」
「セレナー!?なんかトリップしてませんか!?」
「見えないよお兄ちゃん!!」
「デネー!」
「何でしょうこれは…?今までサトシのバトルには沢山の学びがありましたが、今回は何だか違う感じの胸の高まりが…」
「ショータ!!戻ってきてください!その経験値は色んな意味で危険です!!」
「なるほどドレインキッスなら隙を晒さずに回復させることが出来る、これがサトシ君の奥の手か」
「博士はラティアスがドレインキッスを覚えられる事を知ってましたか?」
「まぁね、私だってポケモン博士だよ」
博士とアランは冷静に話しています、どうやらラティアスがドレインキッスを覚える事が出来るのはあまり知られてない情報のようですね、僕達は一緒に旅している中で知る機会がありましたが…
しかし、これで体力はお互い同じくらい、そろそろ決着が近いみたいです…!
side out
side S
「ラティアス!!はがねのつばさ!」
「させないわ!シャドーボール!」
「躱して10まんボルトでカウンターシールド!」
「サーナイト、サイコキネシスで防いで!」
「まだまだ!こっちもサイコキネシスを上乗せだ!!」
「ムーンフォースを連携させるのよ!」
………
……
…
一進一退の激しい攻防が応酬される!
互いに技を放ち、躱したり、当たったり、踏ん張り…
共に満身創痍という状況だった…
「サトシ君…楽しかったけど、そろそろチェックメイトの時間よ…!」
「勝つのは俺達です!」
恐らくは次で最後だ、この一撃で勝負が決まる!
「行くぜラティアス!!」
「……!きゅーう!!」
「決めるわよサーナイト!」
「…!サナァ!!」
互いに気合を入れて技を放とうとした、その瞬間!!
ガガガガッ!!
サーナイトとラティアスの周りにおかしな機械が打ち込まれた!?
2人はその機械に拘束されて動けなくなった!!
「「「な~はっはっは!!!」」」
「な、なんだなんだ!?」
「何事なの!?」
これって…まさか!?
次回【なんだかんだと聞かれたら】へ続く
今回かなり難産でした、サトシとラティアスを勝たせるか?負けか?引き分けか?色々悩んだ結果、このような形になりました。今回のお話も次回に続きます。