いにしえのうた、旋律との出会い
〜イッシュ地方再び〜
ミアレシティに全員で戻ってきた、今晩はここで休んでいく事になる
夜も更けた頃、また部屋の一室に集まってお姉ちゃんのお話を聞く
ラティ姉「じゃあまずはマサラタウンからサトシと合流する所からお話するね」
ヒ「わ〜い、楽しみ♪」
ラティ兄「アイリスやデント達と再会した辺りか」
『はてさて、どんな冒険譚になったのやら』
side LA
そう、アレは再びサトシからの電話があった時の事……
オ「なるほどのう、それで今はシロナ君の別荘で特訓中というわけじゃな?」
サ「はい!それでしばらくの間はみんなのレベルアップに専念するつもりで、次はポケモンワールドトーナメントジュニアカップに出るんです」
シロナさん…シンオウチャンピオンである彼女とたまたま再会したサトシ達はイッシュリーグに向けて特訓してるみたいだね
でも確かそのタイミングはメロエッタちゃんっていう幻のポケモンと出会って、そこからロケット団との事件に巻き込まれるってお話を義妹ちゃんから聞いている、だったら…!
ラ「きゅー!」
サ「お、ラティアスも元気か?……もしかしてまた何かあるのか?」
ラ「きゅぅん」コクコク
既にサトシは私が電話に介入する時は何かしらの事件がもうすぐサトシの周辺で起こるという事を把握している、前回の合流でその辺りは理解してもらったからね
サ「……分かった、気を引き締めないとな」
オ「よくは分からんが、またラティアスがそちらに行くと、そういう事でいいんじゃな?」
サ「はい、お願いして良いですか?」
オ「では準備が出来たら転送しよう、くれぐれも無茶はするんじゃないぞ」
オーキド博士もなんとなく察してはいるらしい、私が動く時はサトシ達の身に危険が迫っているのだと
こうして再び私はイッシュ地方へと飛ぶ事になった
遊びに行くわけじゃない、むしろ戦いが近い事を意味している、それでもみんなとまた会えるっていう嬉しさは確かにあった
マサラタウンからサトシの元へと転送される、代わりにサトシは手持ちから何体かをアララギ博士の所へと転送したようだ
サ「またよろしくな!ラティアス」
フルフルと私はボールを揺らして返事をする
シロ「サトシ君?随分長く電話していたみたいね、何かあったの?」
サ「ラティアス…話しても大丈夫か?」
シロナさんなら話しても良いかな…と思い、了解の意味を込めて再びボールを揺らす
サ「分かった、シロナさん実は……」
サトシは私の件をシロナさんに話し始める
………
……
…
シロ「…にわかには信じがたい話だけど、彼女もエスパータイプ、先の未来を予測出来る事なんて決してあり得ない…とは言えないわね」
サ「あくまで何かしらの事件があるって予測出来るだけで事細かに知っているって訳でもなさそうですけどね、でもラティアスは珍しいポケモンや伝説のポケモンに関する事件の時にいつも救援に来てくれるんです、最近会った珍しいポケモンと言えば…もしかして」
シロ「…メロエッタね、あの子に関わる事の可能性は十分あり得るでしょうね」
ラ「(義妹ちゃん自身、もう何年も昔の知識だから大まかにしか覚えていないって言ってたのよね、誰が何をどのタイミングで、とか細かい所はもう記憶が薄れているって)」
ボールの中でそんなことを考えていた、だからどう立ち回るかは完全に私の判断次第だ、頑張らないと…!
side out
side S
メロエッタ
そのポケモンは最初は映画撮影の最中に出会ったんだ、機材に巻き込まれそうになってた所を助けたのが初めての出会いだ、その時はすぐにいなくなっちゃったんだけどな
でもそれからしばらくしてシロナさんと再会した後にまた会った、2度目の出会いの時は怪我をしていて倒れ込んでたんだ、シロナさんのグレイシアに氷を作ってもらい、アイリス達にオレンの実を取ってきてもらい治療を施した
その時にラティアスが居てくれたらいやしのはどうを使ってもらってたけど…流石にいつも居るわけじゃなかったからな
なぜかその時、ミジュマルとエモンガが喧嘩始めちゃったんだけど回復したメロエッタが歌を歌って落ち着かせてくれたんだ、あの歌…本当綺麗な歌声だったな、その後メロエッタは元気になって森へと帰っていった、けどサザナミタウンでまた再会した、どうやら俺達にこっそり付いてきちゃったんだよな
サ「メロエッタ…大丈夫か?」
メ「メロォ…?」
今は姿を隠してるけど、近くにいることは分かる
シロ「今は何事も無いことを祝るしかないわね、それにメロエッタに何かあるってまだ決まった訳でもないでしょ?」
サ「それはそうですけど…」
今はまだ何も大きな事件は起こってはいない、でもこれから何か起こるのは間違いないと思う、気を引き締め直さないとな!
シロ「ラティアスと言えば、確かアイリスちゃんのキバゴだったかしら?あの子を鍛えたのも彼女って言ってたわね」
サ「はい!それに凄く仲が良いんですよ」
シロ「どうりで私のガブリアスを吹き飛ばす程の強さを持っていたわけね…」
そう、メロエッタと別れた直後のお話
side out
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~キバゴ対ガブリアス~
side I
あたしは思いきってシロナさんにバトルを申し込んだ、どうしても戦ってみたかった、今のあたしがどれだけやれるか…試したかった
ドラゴンマスターを目指す者として、希少なドラゴンポケモンを扱うシンオウチャンピオンのシロナさんと戦えばキバゴの良い経験になるはずだから、そう、ラティアスの時のように!
バトルは一対一
シロナさんはガブリアスを…あたしは当然キバゴで挑んだ
やっぱりチャンピオンのエースであるガブリアスは強かった
ひっかくはてんで効いてなかった、何発繰り出しても意味は無かった、ならばとこうかばつぐんのりゅうのいかりを放つ!しかしそれも効かなかった…
そういえばりゅうのいかりってこうかばつぐんでも威力は変わらないんだっけ…
サ「りゅうのいかりが効いてない!?」
デ「まずいな…レベルの差が大きすぎる、でもキバゴの攻め手はまだある!」
サ「そうだぜ!ラティアスが伝授してくれた技が…!」
ア「だったらキバゴ!師匠直伝の技でいくわよ!」
キ「キバァ!」
ア「りゅうのはどう!」
キ「キ~バァ~~ゴォォォーー!!!」
ラティアスと別れてからも特訓し続けた成果で、その時よりも威力が更に上がったりゅうのはどうをガブリアスめがけて放つ!
ガ「……!ガブゥ!」
シロ「これは…!」
バッシュウウンン!!
今まで躱そうとも防ごうともしなかったガブリアスが初めて防御の態勢をとった
シロ「さっきまでの技とは威力が段違いね…!」
ガ「ガブ…!」
ガブリアスは受け止めた腕が少し痺れていた
ア「効いてる…効いてるわキバゴ!」
キ「キバ!」
しかしシロナさん側だって当然反撃はしてくる
シロ「ドラゴンダイブ」
ガ「ガブッ、ガーブーッ!!」
ドッギャァッ!!
キ「キバーッ!?」
ア「キバゴ!?」
シロ「りゅうせいぐん」
ガ「ガーブーッ!!」
バシュン!ひゅるるるる!
ア「…!避けて!」
キ「キバ!キバ!キバ!」
最初は避けれてたけど次第に避け場がなくなって…
ア「キバゴ、上!」
キ「キバッ!?」
回避不可能な一発が上から落ちてくる!!
キ「キッ、キバァーー!」
ドカァァーン!!
りゅうせいぐんの一発がキバゴに直撃して吹っ飛ばされるが
キ「キバァー!」
ガード態勢を崩さずに持ちこたえた
ア「キバゴ!平気!?」
キ「キバァ…!」
ア「良かった、まだいけるわね!」
シロ「素晴らしい耐久力ね、並みのポケモンなら今の一撃で倒れていてもおかしくはないのに」
やっぱり強い…生半可な技じゃダメージを与えられない、なら今のキバゴが持つ最大の一撃で!
ア「キバゴ、とっておきいくわよ!」
キ「キッ…キバァァッ!」
キバゴがエネルギーを溜めて飛び上がる!
ア「キバゴ、ギガインパクト!」
キ「キーバァァ!!!」
ドカァァーン!!
ガ「ガァッッ!!?」
ガブリアスに直撃し、ガブリアスは大きく吹っ飛ばされて後方の木に叩きつけられた!
サ「す、すげぇ!」
ピ「ピカッ!」
デ「ギガインパクト…!今のキバゴが持つ技では一番の大技だ」
シロ「今のはかなり効いたわ、まさか私のガブリアスをあんな風に吹き飛ばすなんて…ガブリアス、かわらわり」
ガ「ガァッ!」
ガブリアスが急接近し、キバゴにかわらわりを振り下ろそうとする!!
シロ「(受け止められそうにないなら技を止める…けど)」
不思議とシロナはアイリスとキバゴはまだ終わらない、とそんな気がした
ア「キ、キバゴ!げきりんで受け止め…あっ!?」
キ「キバァァッ!!!」
ガシィッ!!
キバゴがげきりんを発動し、振り下ろされたかわらわりを受け止めた!!しかし……
サ「すげーぜ!かわらわりを受け止めた!」
デ「確かにね、でもこれじゃあもうバトルは続けられない」
サ「え?デントどういう…あ、そっか」
確かにキバゴはげきりんでかわらわりを受け止めた、ここから反撃…といきたい所だったけどあたしはミスをしてしまった
シロ「ここまでね、ガブリアス、少し本気を出して彼を抑え込んで」
ガ「ガブッ!」
げきりんで混乱状態になり暴れるキバゴをガブリアスは力で抑え付けた、やっぱりさっきまでは手加減してたんだと理解する
ア「あたしの反則負けです」
そう…合計5つの技を使用してしまった、りゅうのいかり、りゅうのはどう、ひっかく、ギガインパクト、そして5つ目にげきりんを
公式試合ではないバトルだったけど、ルールに則ってあたしは自身の反則負けを宣言した
キバゴがげきりんの混乱から回復して落ち着きを取り戻したらあたしはガブリアスに抱えられていたキバゴを受け取った
シロ「アイリスさん、良いバトルだったわ」
ア「あ…ハイ!」
一同「はぁ…」
デ「ビンテージとヌーヴォーのマリアージュから新しいテイストが生まれたね」
サ「ヌーヴォー?何だそれ?まあいっか…それにしてもギガインパクト、ますます威力が上がっていた、凄いぜキバゴ」
ピ「ピカー」
デ「うん、キバゴにとって今日のバトルの経験もまた大きな一歩だったに違いないよ」
ア「よく戦ったわキバゴ、でもごめんね…あたしが指示間違えちゃって反則になっちゃった」
キ「キバー」
キバゴは気にしないで!と言った感じで答えてくれた
ア「あ、ありがとうございましたシロナさん」
シロ「そのキバゴ、よく育てられているのね、アイリスさん、あなたならきっとドラゴンマスターになれるわ」
ア「はい!キバゴと一緒に頑張ります!あと…キバゴをここまで育ててくれたのはあたしだけじゃないんですけどね」
シロ「へぇ…一体誰が?」
ア「あ、えーとサトシ、大丈夫?」
サトシに確認をとる、ラティアスの存在はあまりひけらかしたくないと言っていたし、もしサトシが断ったら「サトシのとある強ーいポケモンに鍛えてもらいました」って言うつもりだ、嘘は言っていないよね?
サ「心配いらないぜ、シロナさんはもう俺がアイツを持ってることは知っている」
ア「そうなのね、シロナさん、実は……」
side out
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~再会、イッシュとシンオウの仲間達~
side LA
モンスターボールの中からでも分かった、サトシの周りに見えないけど小さめのポケモンが隠れているって、彼女がメロエッタちゃんね
……何だろう?彼女のサトシを見つめる視線が凄く気になる、あの目はサトシに焦がれる目だ
何だか私の中にある感情が生まれる、この気持ちというか焦燥感は決してポジティブな感情ではない、かといって黒くうす暗い感情とも言えない、でもこの感覚は覚えがあった、アルトマーレでサトシと遊んだ時に反対側からくっついてきた緑の子…ベイリーフちゃんに対して感じた気持ちと同じだった
………
……
…
サ「みんなお待たせ!」
ラ「きゅ~!(久しぶり~!)」
デ「ラティアス!また会えて嬉しいテイストだよ」
ア「会いたかったわよ!ラティアス!」
キ「キバァァ~~!!」
わわ、キバゴが飛び込んできちゃった、しっかりと抱きとめてあげる
ア「あはは!キバゴすっごく会いたがってたもんね」
デ「う~ん、感動の再会だね」
キバゴが滅茶苦茶甘えてくる、私はそれに応えてキバゴを抱いたままナデナデする、あ~なんかこの流れ…イッシュに来たって感じがするね~
ミ「ミジュ?ミジュマ~!」
あ、ミジュマルだ
前回来たときはすれ違いもあって接点は無かった、そう考えると実は今回がほとんど初顔合わせのようなものだ、何やら顔を赤らめ花を持ってこちらに来るけど……
キ「ギィィバァァーーーッ!! 」
抱っこしてたキバゴが物凄い形相でミジュマルを睨みつけて威嚇する
ミ「ミジュ!!??マ~……」ガクブル
キバゴの圧力で震えながら引き下がるミジュマル、どーしたんだろキバゴったら?
サ「キバゴ…こわいかおなんて使えたっけ?」
デ「あれは…せっかくの再会に水を差すなって感じのテイストだね」
ア「ふふふ、独占欲まで出しちゃってるのねキバゴったら」
???まぁいっか
ポ「ポチャー!」ゲシィッ
ミ「ジュマ~!?」
ポッチャマ!?何であの子がここに?しかもミジュマルに飛び蹴りかましてるし…
サ「そうそう、ここにはアイリス達だけじゃなくてアイツも来てるんだぜ」
ポッチャマが居るということはつまり…
ヒ「ラティアス~!久しぶり!!」
ラ「ひゅーわ!(ヒカリちゃん!)」
なんとシンオウ地方で一緒に旅したヒカリちゃんも来ていた、勿論ヒカリちゃんの手持ちであるトゲキッスにマンムー達も
あ、ヒノちゃんはマグマラシに進化したんだね!
こうして今まで旅した仲間達との再会を楽しみ、頃合を見てサトシが切り出す
サ「そうだ、もう1人ポケモンが居るんだけど、姿を隠してるんだよな、おーいメロエッタ!居るんだろ?」
あの姿を隠してる子を呼ぶ
side out
side S
ラティアスとみんなが再会して嬉しそうにしてる中でメロエッタはまだ姿を隠してる
サ「ラティアスは俺の仲間だからさ、出てきて大丈夫だぜ」
メ「メロ…」
そうすると姿を現すメロエッタ、しかし何やら様子がおかしい、ラティアスもだ
ラティアスは俺の横にくっついてメロエッタをじっと見つめる、メロエッタもラティアスを凝視してる、何やら2人の間にピリピリとしたものがぶつかり合ってるように見えた
しかも今度はラティアスが抱っこしてるキバゴに俺が睨まれた、いや何でだ?
サ「お、おいおいラティアスもメロエッタもどうしたんだ?キバゴまで…別に敵じゃないぜ?」
ひとまず仲裁して2人の様子は少し和らいだ
デ「これは…どうやら恋のライバル出現ってテイストだね」
ア「あちゃ~、サトシったら罪な男ねぇ、しかもキバゴまでサトシがライバルだと意識しちゃってるし、しっかしそれに気付かないサトシはやっぱり子供ねぇ~」
シロ「ふふふ、本当に賑やかな仲間ね」
ヒ「なるほどね、とりあえずサトシに惹かれているポケモンがまた増えたってことね」
ポ、ミ「ポチャ~…(ミジュ~…)」
そして場の空気に完全に置いてかれたポッチャマとミジュマルが2人揃ってため息をついたのであった
………
……
…
結構な大所帯になっちゃったけど、ここなら腰を落ち着けて特訓出来るな、本当シロナさんには感謝しないと、それからラティアスが来てくれたおかげで更に修行に身が入る、やっぱりキバゴは直接手ほどき受けてるだけあって成長具合が著しい、それに触発されるように俺のズルッグも頑張っている
サ「でも2人とも中々進化はしないな、何かきっかけがあれば良いのか?」
デ「まぁ進化は強くなる上で一番の近道だけど、それだけが強くなる要素って訳じゃあないからね」
サ「ああ、それは勿論分かってるさ」
技を覚えたりバトルの状況判断力も必要だし、なにより進化する事でのデメリットだってあることは俺も経験してる
少し前、シンオウ地方での旅ではナエトルがハヤシガメに進化したことでスピードを活かしたバトルが出来なくなった
あと一番最初の旅でもあったカントー地方では、クチバジムでバトルしたジムリーダーのマチスさんのライチュウだ、ピカチュウになって直ぐにかみなりの石で進化した影響で、本来ならピカチュウの時に覚えるはずだったスピード技を一切習得しないまま進化してしまい俺のピカチュウのスピード技で翻弄する事が出来た、そのおかげで勝てたんだよな~
サ「今のうちに出来るだけの事をやる、それに尽きるぜ」
シロナさんの別荘での強化合宿は順調に進んでいる、その最中にも色々あったけどな…
珍しいイワークを探したり、迷子のクマシュンを捜索したり、あとアイリスがカイリューをゲットしたり…
そうそう、カイリューは暴れん坊で近くの変電所で騒動を起こし色々大変だった、けど暴れていた理由は怪我が原因だった、その怪我はマメパトをサザンドラの攻撃から庇って出来た傷だ、俺達はカイリューの冤罪を晴らして、アイリスの必死の説得とメロエッタの歌でカイリューは落ち着いてくれた、その後ラティアスがカイリューの傷をいやしのはどうで治療し念の為にポケモンセンターで検査して晴れて無罪放免、そして自らの意思でアイリスにゲットされた、これでめでたしめでたし…と思ったんだけど
同じドラゴンタイプだったせいか分からないけどカイリューがラティアスに突っかかっていったんだ
side out
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~カイリューとラティアス~
side I
カイリューをゲットしてシロナさんの別荘に戻ってきたあたし達、事の顛末をシロナさんと執事のジェルミさんに話してこれで一件落着と思ったんだけど…
ア「…カイリュー?どうしたの?」
カイリューをボールから出したら、カイリューが特訓しているみんなの方に視線を向けた
その視線の先に居るのはラティアスだ
カイリューに触れると彼の感情が流れてくる
友好を深めたいとか、仲良くしたいとかそういうものじゃなかった、感じたのは闘争心だった
ア「カイリュー、戦いたいの?ラティアスと」
カ「バウッ!」
ドラゴンタイプ同士だから感じるんだ…ラティアスの強さを
カイリューはラティアスに近づいていき
カ「バウッ!!」
ラ「!!!」
ガシッ!
カイリューがいきなりかみなりパンチをラティアスに向けて打ち込んだ!けどラティアスは見切っていたのかカイリューの振り下ろしてきた腕を片手で掴んで攻撃を止めた
ラ「きゅー…ひゅうあ?」
ラティアスは冷静にカイリューに言葉を返す
ケンカ売ってるのなら…買うよ?
と言ってるように感じた
サ「カイリューはラティアスとバトルをしたいのか?アイリス、どうする?」
ア「……サトシ、お願い出来る?」
サ「ああ、別に問題ないぜ!ラティアスもいいか?」
ラ「きゅっ!」
急遽カイリューとラティアスのバトルをする事になった
デ「じゃあ審判は僕がやるよ」
ピ「ピーカ!」
シロ「あら?面白そうなバトルが見れそうね、私も観戦させてもらうわ」
お互いバトルフィールドに移動する
デ「それじゃ互いに準備は良いかい?」
デントが確認をとる、するとカイリューがラティアスに向かって吠えた
手加減なしで全力で来い!
と言ってるみたいだ
ア「サトシ、ラティアス!カイリューは本気で戦えって言ってるわ」
サ「本気で?それってつまり…」
ア「ええ、そのまさかよ」
カイリューはラティアスの今の状態を本気ではないと感じとっていた、そう…メガシンカをしてこいって言ってるんだ、ゲットしたばかりだからメガシンカしたラティアスなんて1度も見たこと無いはずなのに…本能で悟ったってわけなの?
ラ「ひゅーあ!」
サ「ラティアス?…分かった、全力で行くぜ!」
ラティアスに合わせてサトシも同意し、意思をシンクロさせ、ラティアスが光に包まれる!
メ ガ シ ン カ ! !
ラティアスはメガラティアスへと変わる!!
ズオオオッッ!!!
メガラティアスの周囲に凄いプレッシャーが生まれる!!
ア「……!!以前より更に強くなってる!」
前にキバゴと戦った時よりも感じるプレッシャーが重くなっていた、並のポケモンなら今ので気絶していたと思う、あたし自身もいつの間にか少し震えていたもん
カイリューは?
カ「…!!バウゥゥー!!」
最初少しだけひるんだけど、直ぐに咆哮を上げてラティアスに闘志をぶつけた!流石ね
ちなみに周りで観戦している他のポケモン達もメガラティアスのプレッシャーに殆どがちょっと後ずさっていた、平然としていたのはピカチュウとシロナさんのガブリアス、そしてキバゴも腕を組んで仁王立ちしながらプレッシャーを真っ向から耐えていた
我が相棒ながらスッゴい精神力してるわね…と思ったけど、よく見たら少しだけ足がプルプルしてた
ヒ「す、凄い圧力…!シンオウ地方で一緒に旅した時よりずっと強くなってるわ」
ポ「ポ、ポチャ~…!」
シロ「ますます強力になってるわ、うかうかしてられないわねガブリアス」
ガ「ガブッ!」
デ「それじゃあ、バトル…始め!」
ア「カイリュー!まずはかえんほ…ちょ!勝手に動かないで!?」
カイリューは言うことを聞かない!
サ「躱せ!」
ラ「ひゅぅ」
最小限動きだけで躱された
そこからのバトルは酷いものだった…
カイリューはあたしの指示を全く聞こうとしなかった、結果としてサトシとメガラティアスに良いように翻弄されて、一撃も与える事が出来ずに返しのはがねのつばさやりゅうのはどう、ミストボールを叩きつけられてあっという間に戦闘不能になって負けた…
side out
side LA
はっきり言って、少し拍子抜けした
勿論パワーもスピードもレベルは高かったけど、プライドが高い故か、アイリスちゃんの指示を全く聞いてなかった、連携が取れてないのなら予想しやすい
私は倒れているカイリューに声をかけた
ラ「自分が強いからアイリスちゃんに頼らなくても戦えるって思ったの?それはいくらなんでも考えが甘いよ、君は全力で来いって言ってたけど、本気で戦う気が起きなかったよ」
アイリスちゃんと心を通わせられないのなら本気で戦う意味が無い、でもその問題の解決は私がやることじゃない、アイリスちゃんとカイリューで乗り換えなきゃいけない壁だ、だから…
ラ「…はっきり言うけど、以前に戦ったアイリスちゃんとキバゴの連携の方が手強かったよ」
キツい言い方だけど、プライドを折るような発破をかけた、後は2人の問題だ
カイリューはこちらを睨みつけながら私の言葉を聞いてたが、聞き終えた所で気を失った、私もメガシンカを解いた
デ「それまで、カイリュー戦闘不能、この勝負はラティアスの勝ち」
ア「カイリュー!大丈夫!?」
アイリスちゃんがカイリューにかけよって声をかける、やりっぱなしで申し訳ないけど、アイリスちゃん…後は頑張って!
サ「お疲れ様、なんか嫌な役目させちゃったみたいで悪いな…」
ラ「きゅーん(気にしないで、私は大丈夫だから)」
キ「キバキバ…」
キバゴにも心配してたけど、これは遅かれ早かれぶつかる壁だから
サ「俺にも最初は言うことを全く聞いてくれないポケモンがいたんだ、でも今では最高の仲間になってる!きっとアイリス達も心通わせられるはずさ、なんたって未来のドラゴンマスターなんだからな!」
サトシはそう言った、不思議といずれそうなるって思えた、これは未来知識とかじゃない、私の勘だよ
こうして色々あったカイリューとの出会いはひとまず終わった、次はいよいよポケモンワールドトーナメントジュニアカップだ
side out
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~次回予告~
アイリスとカイリューとのバトルが終わり、色々あったけどアイリス達ならきっと乗り越えれるはずさ!そして次はいよいよポケモンワールドトーナメントジュニアカップが開幕だ!目指すは優勝、やってやるぜ!
次回【ポケモンワールドトーナメントジュニアカップ開幕!】
みんなもポケモンゲットだぜ!
1ヶ月も待たせてしまいました。これからメロエッタ編に入りますが、合間合間のエピソードも入れたり入れなかったりします、ポケモンワールドトーナメントジュニアカップは書く予定です。