琥珀色の夢幻はどこまでも   作:makoron

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今回はポケモンワールドトーナメントジュニアカップになります。ジュニアカップ編も2~3回に分けてお送りします。ラングレーが出てくるとどうしてもガブリアス(の姿をしたラティアス)と絡ませたくなる


ポケモンワールドトーナメントジュニアカップ開幕!

~ジュニアカップ開幕、ライバル達との再会~

 

side S

 

ようやくポケモンワールドトーナメントジュニアカップが始まる!俺達は会場のあるカゴメタウンに着いた

 

サ「おお、アレが会場か~」

デ「そのようだね」

サ「よし、みんな!思いっきりやろうぜ!」

ピ「ピカ!」

ア「ええ!勿論よ!」

キ「キバキバ!」

ヒ「負けないから」

ポ「ポチャ~!」

メ「メロ?」

サ「お…メロエッタ、お前も応援してくれよな!」

メ「メローエッタ!」

 

メロエッタも元気に返事したと思ったら会場の観客と俺はぶつかってよろけてしまう、その間にメロエッタが消えてしまった、びっくりして姿を消したみたいだ

 

ア「メロエッタきえちゃったけど大丈夫かしら?」

サ「まぁ落ち着いたら出てくるって」

デ「さぁ、もうすぐ開会式だよ、行こう!」

一同「おー!」

 

会場の入口辺りに来る、人が沢山いるな~

どうやらポケモンセンターの出張所もあるようでそこで大会中のポケモンの回復が出来るみたいだ

 

アデ「いや~相変わらずお美しい、シロナさん」

 

ん?今の声は…

 

サ「あ、あれはシロナさんとアデクさんだ」

ア「ほんとだ!」

 

どうやらアデクさんはシロナさんを食事に誘ってるみたいだけど、断られたようだ

 

ヒ「あの人がイッシュ地方のチャンピオンのアデクさん?」

ア「え、ええ」

デ「そうだけど…」

 

なんかあの様子見てるとタケシを思い出すぜ

挨拶しようと思ったら横からシューティーが割り込んできた

 

シュ「相変わらずですね、アデクさん」

シロ「あら、こちらは?」

アデ「えーと、誰だっけ?」

シュ「シューティーです」

アデ「おー!そうそうシュータロウ!」

シュ「シューティーです!」イラッ

サ「シューティー、お前も出るのか?」

シュ「サトシ?…優勝すればアデクさんとバトルが出来るんだ、出るのは基本だろう?」

 

だよな、シューティーもアデクさんとバトルがしたいんだな!

でも以前のアデクさんとシューティーの会話の時から、何やらシューティーはアデクさんに対して思うところがあるような様子だ

 

サ「お久しぶりです、アデクさん」

アデ「おー、サンタロウも大会に出場するのか!」

サ「サ…サトシです」

 

相変わらず人の名前を間違える人だなぁ…アデクさんは

 

シュ「アデクさん、僕が優勝するのを待っていてください」

アデ「おぅ、少年よ、やる気だな!」

シュ「ええ!そして必ずアデクさんとバトルして勝利します!そしてアデクさんが過去の人であると実力で証明してみせます!」

 

シューティーはそう言い残して会場に入っていった

 

サ「シューティー…お前…」

ア「相変わらずね」

ヒ「あの子、アデクさんと何かあったのかしら?」

デ「あぁ…ちょっとね」

 

シューティー…お前そんな気持ちのままバトルして、本当に納得いく答えが分かるのかよ?

 

シロ「それじゃ、また会場でね」

アデ「おお!……あ、いやその、待ってくれ!晩飯は!?」ダッシュ

 

慌ててシロナさんを追い掛けてくアデクさんだった

 

ヒ「面白い人ね~アデクさんって」

ア「あ、あはは…」

 

side out

 

side LA

 

あの人がアデクさんか~、何というか…掴み所の無い人って感じね、私は初めて見たけど第一印象はそんな感じだった心の中はどうも読めない

普段はおちゃらけてるけど、決めるところは決める人!って予想をしてみる

 

それにしてもシューティー君だっけ、前回会った時も少し上から目線な態度に見えたけど…アデクさんって人と何があったか知らないけど、アデクさんに対しても少し怒り混じりの感情が見えていた…大丈夫なのかな~?

 

とサトシのボールの中でそんなことを考えていた

すると聞き覚えのある声が後ろから聞こえてきた

この声は…!

 

side out

 

side I

 

ラン「あ~ら、いつ見ても大きな頭ね!」

ア「うげ、この声は!」

 

後ろを振り返るとラングレーがいた

 

ア「…フン!未だにあたしの髪型の良さが分からないなんて、子供ね~」

キ「キバキバ!」

 

まったく、いつもあたしの髪型を弄ってくるんだからラングレーは!

 

ラン「そんなことより!ちゃんと勝ち上がってきなさいよ!ドラゴンマスターのアンタを破るのはドラゴンバスターの…このあたしなんだから!」

ア「だ~か~ら!私はまだドラゴンマスターじゃないんだってば!」 

ラン「フン!どっちだっていいわよ!アンタを倒すのはあたしだってことをよ~く覚えときなさいよ!」

ア「返り討ちにしてやるわよ!…あ、それとぉ~今日はアンタのことがだ~い好きなあの子も来てるわよ~?」

ラン「…え?ま、まさか!?」

 

ポーン!

 

サトシのボールからガブリアス(の姿をしたラティアス)が飛び出してラングレーにドラゴンダイブ(ノーダメージ版)を繰り出した

 

ラ「ガッブゥーー♪♪(ラングレーちゃーーん♪♪)」

ラン「ぎぃぃやぁぁぁーーー!!!離れなさーーい!!!」

 

そのままガブリアス(ラティアス)はラングレーを抱えてスリスリする

 

ラン「ひっつくな!抱っこするな!スリスリするなー!!」

ア「あはは!ガブリアスの前じゃドラゴンバスターも形無しねぇ」

ラン「おのれアイリス~~!!…ってかサトシィ!早くコイツを何とかしなさーい!!」

サ「あ、ああ…!戻れラ……ガブリアス!」

 

ヒューン!

 

サトシがボールをかざしてガブリアス(ラティアス)を戻した

 

サ「こらガブリアス、あんまりラングレーを困らせるなよ、アイリスもだ」

ア「はーい、ごめんなさいね~」

ラン「くうぅ~!!全く!サトシ、アンタもあの子のしつけをちゃんとしなさいよね!」

サ「ああ…悪かったなラングレー、でもコイツもお前を攻撃しようとかそんなことを思ったりはしてないからな、ただちょっと…」

ア「愛が重いのよね♪」

ラン「そこぉ!楽しそうに言うな!…まぁ分かってるわよ、あの子に悪気がない事くらいは、でも受ける側も大変なのよ、それは分かってよね!」

サ「ああ!しっかり節度を持ってじゃれつくように言っとくぜ」

ラン「そこはあたしのそばに近寄らせないとか言うところでしょうがー!!そもそもじゃれつかせるな!」

 

ヒ「でも満更でもなかったように見えたけど…?」

ポ「ポッチャ~」

 

そのままラングレーは会場に足早に入っていった、あたしも負けないわよ、ラングレー!

 

side out

 

side S

 

ヒ「それにしても今の子は?」

サ「アイリスのライバルのラングレーだよ」

ヒ「ちょっとめんどくさそうな人ね~、でもラティ…いやガブリアスにはやたらと好かれていたみたいだけど?」

サ「どうにも本心ではアイリスの事を認めてるっぽくてさ、そんな素直じゃない所がガブリアスには好ましく見えたらしいんだ」

ヒ「へぇ~、でもなんであの子はガブリアスの姿に?」

サ「最初にラングレー達と会った時にたまたまガブリアスに変身しててさ、それ以来ここのみんなと会う時はガブリアスの姿なんだよ」

ヒ「ふーん?ってラングレー“達”って言ったけど、まだ他にもライバルが?」

サ「ああ、他にも居るんだよ」

 

お、噂をすれば…

 

デ「みんな、気を取り直して会場へ急ごう」

カベ「待ちなさい!」横スライドイン!!

デ「おお…?」

カベ「デント!今度という今度はポケモンソムリエールとして絶対勝ってみせるからね!」

 

サ「カベルネ…(汗)」

 

デ「ああ!戦うのを楽しみにしているよ」

カベ「あ…フン!その言い方がムカつくのよ、あら?」

 

カベルネがヒカリに気付いた

 

カベ「アンタ新顔ね、デントの知り合い?」

ヒ「え?いや、まあそうですけど…」

カベ「デントには気をつけた方が良いわよ!訳の分からない言葉並べて、あんなテイスティングちぃぃーっとも当てにならないから!」ズオォォ!!

ヒ「あ、はぁ…」

 

凄い勢いでヒカリにデントの事を力説してる

 

サ「な?あのカベルネって子がデントのライバルさ、個性的だろ?(苦笑)」

ヒ「結構めんどくさい人が多いのね…(汗)」

ポ「ポチャ~(汗)」

 

side out

 

………

……

 

side LA

 

開会式も終わり、まず最初にエキシビションマッチが行われる、イッシュ四天王のカトレアさんとシンオウチャンピオンであるシロナさんのバトルだ

シロナさんはやはりガブリアス、カトレアさんはゴチルゼルを出した

 

サ「ガブリアスとゴチルゼルか~!」

デ「上質なビンテージ同士のマリアージュ!芳醇な香りのバトルになりそうだね」

 

最初にゴチルゼルの先制攻撃が決まりおだてるとサイコキネシスでガブリアスにダメージを与えたけど、すぐさまに復帰して返しのドラゴンダイブでゴチルゼルに大ダメージを与えたガブリアス、そこからりゅうせいぐんと10まんボルトが空中でぶつかり合い、綺麗な花火のようになる、まさに魅せるバトルだね、ヒカリちゃんやハルカちゃんの戦うコンテストバトルなら高得点は間違い無しの演出だよね

 

ヒ「コンテストバトルの参考になるわ、よく見ておくのよポッチャマ」

ポ「ポチャ!」

 

バトルはそのまま時間制限の10分を経過しタイムアップ、引き分けに終わった

シロナさんとカトレアさんはお互いの健闘をたたえ合い、握手を交わす

やっぱり強いな~、シロナさんとガブリアスは当然としてカトレアさんとゴチルゼルも相当な力量だって分かる、うん…私もメガシンカ無しなら勝ちの目が見えそうになかった

 

エキシビションマッチで盛況のまま本戦が始まるみたいだ、選手16人の中からランダムで対戦の組み合わせが決まる、知り合い同士の組み合わせだと、シューティーとカベルネちゃん、そしてラングレーちゃんとアイリスちゃんがぶつかり合う事になったみたいだ

 

ラン「キターッ!いきなりの直接対決!ドラゴンバスターの力を思い知るがいいわ!」

ア「何とでも言ってれば?返り討ちにしてあげるから!」

ラン「何よ~!」

ア「何よ!!」

 

バチバチバチバチ!!

 

2人の間に火花が散っている、やる気満々だね~

でもこれでお互い心の中では認め合ってるんだから、良いライバル関係になったよね、ウンウン

 

と相変わらずガブリアスの姿を取りながら遠巻きに2人を眺めて腕組みしながら納得している私、流石に今はバトル前だからじゃれつきには行かない、サトシにも釘さされたからね、ちゃんと節度を持ってバトルの後にじゃれに行こうっと⭐

 

ラン「…うッ!なんか背後から寒気が」

ア「今はまだ自重してるみたいだけどあの子が虎視眈々とアンタという獲物を狙ってるみたいねぇ~」

ラン「恐ろしい事をさも楽しげに言うな!」

ア「恐ろしい?どこが?あたしからしたら心底羨ましくてしょうがないわよ、あ~あ…あの子もなんでアンタをそんなに好いちゃったのかねぇ」

ラン「あたしが教えてほしいくらいよ!!」

 

………

……

 

さて、今回の私は完全に応援オンリーでバトルに出る気はない、なのでじっくりとバトルを見せてもらいましょ

 

メ「メロエッタ~!」

 

メロエッタちゃんも人目の付かないところで姿を現して応援するようだ 

 

最初の試合が始まる、まずはシューティー君とカベルネちゃんだ、カベルネちゃんはヒヒダルマ、シューティー君はジャローダを出した、サトシ曰くあのジャローダはシューティー君の最初のポケモンであるツタージャが最終進化まで行った姿らしいんだ、キッチリと育ててるのがよく分かるね

 

カベ「ボンジュール!ニューテイスティングタイムシルb…」

シュ「にらみつける!!」

 

あ、テイスティングタイムに入ろうとしたカベルネを完全に無視して先制攻撃を仕掛けた、うん…隙だらけだったもんね

 

シュ「ソーラービーム!!」

ヒヒ「ダラァッ!!??」

 

続けてソーラービーム一撃でヒヒダルマを沈めた

確かに凄いパワーだけど、なんで特殊技?

にらみつけるで物理防御下げた意味は…?

 

サ「あっという間にカベルネが…」

デ「うん、カベルネの成長をテイスティングする暇も無かったよ…」

 

まぁとにかく、第1試合が終わり、その後も続々と試合が進む、デントも危なげなく勝利、続いてサトシが出てきた

 

メ「メロ…!メロメロ~メロエッタ!」

 

サトシが出てきてメロエッタちゃんは楽しそうに応援してる、……う~ん、何故だか気になる

 

サ「よしハハコモリ!エナジーボールだ!」

ハ「ハ~リィ!!」

 

サトシとハハコモリもあっという間に相手のカブルモを撃破、次の試合へと進んだ

 

メ「メロ~メロ~!」

 

サトシが勝ってメロエッタも嬉しそう…

しかし私なんでこんな気持ちになってるんだろ?サトシが勝ってメロエッタが喜ぶ、良いことなんだけどな

 

ラ「ガブゥ……」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~アイリス対ラングレー、カイリューとのすれ違い~

 

 

そして1回戦最終試合、ラングレーちゃんとアイリスちゃんの試合が始まる

ラングレーちゃんは以前も出した事のあるツンベアー、アイリスはなんとカイリューを出した!

あれからカイリューとアイリスちゃんは心を通わす事が出来たのだろうか?ラングレーちゃんはドラゴンバスターらしいドラゴン特攻のこおりタイプを出してきてる、カイリューが全く指示を守らないあの時のままじゃ苦戦は必至だよ?

 

ラン「まずはコレよ、めざめるパワー!」

ツ「ツンー…ベアー!!!」

ア「来るわカイリュー、避けるのよ!」

 

しかしカイリューは避けようとしなかった

 

ア「どうしたのよカイリュー!?避けて!」

カ「バウッ!!」ガガガッ!

 

カイリューはめざめるパワーを全て弾き飛ばした!

結果はノーダメージだけどあれは…

 

サ「どうして避けないんだカイリュー!」

デ「この間のラティアスとのバトルの時と同じだ…」

キ「キバキバ…」

ピ「ピーカ…」

 

ラン「…!だったらこれはどう?きあいだま!」

ツ「ベアァー!!」

ア「カイリュー!今度はちゃんと避けてよ!」

 

しかし今度もカイリューは避けずに受け止めた

 

サ「オイオイ…コレじゃあ」

ヒ「あくまで真っ正面から相手の技を受けるつもりなのね」

デ「うん…避けるのは逃げるみたいで嫌なんじゃないか?」

ピ「ピ~カ」

キ「キバキーバ…」

 

私はカイリューの様子に静かに怒っていた

 

ラ「ガブ…」ピキピキ 

 

ヒ「う…ガブリアスの雰囲気が滅茶苦茶怖いんだけど」

サ「お、落ち着けよガブリアス」

デ「これは…この間の反省を全く活かしてないカイリューにとても怒ってるテイストだね」

ピ「ピ、ピカ~」

キ「キ~バ~…」

 

と、いけないいけない、知らず知らずの内に周りにプレッシャーが漏れていたみたいだ

 

ラン「そっちがそのつもりなら、ツンベアー、さっさと決めるわよ!れいとうビーム!」

ツ「ベー、ツァーー!!」

 

ここぞとばかりにこうかばつぐんのこおり技を放つ

 

ア「いい加減避けなさいカイリュー!!」

 

アイリスちゃんも怒号と言ってもいい声量で叫ぶが

カイリューはそれでも避けずに直撃して凍り付く

 

デ「無茶が過ぎる!こうかばつぐんのれいとうビームまで避けないなんて!」

サ「カイリュー!アイリス!」

 

ラン「よし!ツンベアー、更にれいとうビーム!」

ア「カイリュー!かえんほうしゃで反撃よ!」

 

しかし反撃の指示も無視して更にれいとうビームを食らうカイリュー

 

実況「どうしたことでしょう?カイリューはアイリス選手の指示に従いません」

アデ「うむ、相手の苦手な技は使わずに戦おう、という心意気なのだろう」

 

サ「カイリューのヤツ、勝つ気があんのか?コレじゃこの間と全く変わらないぜ」

デ「ラティアスとのバトルもそうだったからね、アイリスの指示のことごとくを無視してラティアスの技を避けずに真っ向から破ろうとしていた」

ヒ「その結果、あっという間にボロボロになってたものね…」

デ「カイリューとアイリスのマリアージュは…最悪のままだね」

ヒ「それじゃこのバトルどうなるのよ?」

 

そろそろイライラが限界にきそうだ

私達にとっては非常に痛いこおり技を避けないって…

 

ラ「……ガブァ」ゴゴゴゴゴ

サ「ラ…ガブリアスも抑えてくれって!」

ヒ「す、凄い怒りのオーラが漏れてる…!」

デ「こ、心なしか息苦しいテイストだよ」

 

ア「カイリュー!真面目に戦いなさい!カイリュー!答えて!コラー!!」

 

カ「………バウゥゥ!!!」パリーン!

一同「あっ!!」

 

カイリューはこおりを無理やり粉砕した、そしてそのままツンベアーに向けて突撃していく!

 

ラン「うそ…?あれだけ受けてまだやれるの!?…こうなったら、トドメのふぶきよ!」

ツ「ツーンベァァーー!!」

 

ふぶきがカイリューを襲う、しかしそれすら無視してカイリューは渾身のかみなりパンチを決めて、その1発でツンベアーを倒した!

 

ラン「えっ…?」

ア「カイリュー!」

 

審「ツンベアー戦闘不能!カイリューの勝ち!よって勝者はアイリス選手!」

 

ア「か、勝ったー!!」

サ「やったなアイリス!」

デ「まったく…ハラハラするテイストだったよ」

ヒ「なんにせよ勝てて良かった~」

 

ラン「…戻るのよツンベアー、お疲れ様」

 

ア「もう!勝ったから良いけど、本当無茶な戦い方し過ぎよ、今回といいこの間といい…」

カ「バウッ」

 

するとラングレーちゃんはアイリス達に声をかけた

 

ラン「アンタに負けたんじゃない、そのカイリューに負けたんだからね!ドラゴンマスターなら自分のドラゴンポケモンくらいちゃんと言うこと聞かせなさいよ!!」

ア「…そ、それは、って、だからまだドラゴンマスターじゃないんだってば」

 

こうして無事勝利して戻ってきたアイリスとカイリュー

 

サ「お疲れアイリス!勝てて良かったな!」

デ「文字通りヒヤヒヤしたテイストだったね」

ア「ふ~!本当無茶だったわよカイリューったら」

 

当のカイリューは当然だとばかりに堂々としていた

 

バッキィ!!!

 

カ「バウゥッ!??」

 

気付いたら私は彼を殴り飛ばしていた

 

ア「カイリュー!」

サ「ラティ…いやガブリアス何やってんだ!!」

 

ラ「今のバトルのどこが誇らしいの!?あんな無茶苦茶な戦い方で!!」

カ「バウゥゥ!!」

 

カイリューも殴られた怒りで反撃しようとしたが私は無理やり抑え付ける

 

ラ「アンタがアイリスちゃんの実力をまだ認めてないってのなら分かる、アンタのプライドだってあるだろうしそれはアンタ達の問題だ、でも弱点の技をあえて食らうなんてバカみたいなやり方は2度としないで!パートナーを悲しませるような…心配させるようなやり方はやめろ!!」

 

指示を無視した事が問題じゃない、それはトレーナーとポケモンの関係の話で他人が深く踏み込む事じゃない、私が怒っているのは戦略でも何でもなくわざと傷付くような行為をする事だ、それがただの意地でやってる事が許せなかった

 

カ「…!バゥ!」

 

私の言葉に目を見開いたカイリュー、まだ収まりがつきそうな様子はない

 

サ「もういい、やめるんだ!戻れガブリアス」

ア「カイリュー、戻って!!」

デ「2人とも、とにかく落ち着くんだ!」

 

サトシとアイリスちゃんは私達をボールに戻した

 

side out

 

side S

 

次の2回戦が始まる前に再度2人を出して仲直りさせようとする、カイリューはまだふてくされ気味だったがガブリアス(ラティアス)の方は頭を下げた、ひとまずケンカは収まったようだ

 

サ「一時はどうなるかと思ったぜ」

デ「カイリューの試合の最中もガブリアスはずっとイライラしたテイストだったからね」

ア「あの子に触れて真意が分かったわ、技を避けない無茶苦茶なカイリューの戦い方が許せなかったみたい…だから殴ったんだって」

ヒ「そっか、あの子って昔から仲間が過剰に傷付いたり、トレーナーが悲しむ事にとても敏感だったからね」

ポ「ポチャポチャ~」

ピ「ピカ~」

キ「キババ~」

 

家族を失いかけた経験から…だろうな

傷付いていく義妹を目の当たりにしてたから

 

俺自身も今でも鮮明に覚えてる、あの黄色いラティアスが体中ボロボロになって、血を大量に吐き出して、目の前で力尽きた光景は…一生忘れられない

 

カ「……」

 

カイリューもその話を聞き、何とも言えない顔をしていた

 

ア「あ、ちなみにカイリューなんだけどさ、バトルで負った怪我は大したことないわ、ただ…」

サ「ただ…?」

ア「今のところ1番痛かったのはガブリアスの1発だってさ」

ラ「ガ、ガブゥ~…」 

 

それを聞いてラティアスは申し訳なさそうにしていた

 

デ「カイリューにとって、どの攻撃よりもダメージがデカかったのはガブリアスの一撃だったテイストのようだね」

カ「バゥ~…」ため息

 

兎にも角にも険呑な雰囲気は元に戻ったようで、みんなで和気あいあいしている

 

サ「お、2回戦の組み合わせが決まるみたいだ」

 

俺やシューティーは特に当たらなかったけどアイリスとヒカリが直接対決する組み合わせになった

 

ア「ヒカリとバトルか~」

ヒ「まぁ勝ち進めばいずれ当たるもんね、アイリス、思いっきりバトルしましょ!」

ポ「ポチャ!」

ア「ええ、望むところよ!」

キ「キバ~~!」

 

side out

 

side LG

 

一方離れた所では…

 

ラン「アイリスったら、このドラゴンバスターラングレー様以外に負けたら今度こそ承知しないんだから!」

カベ「え、じゃあアイリスを応援するの?」

ラン「それはない!」

カベ「どっちのテイストなのよ?」

 

応援するのは癪だけど、アイリスが他人に負けるのもなんか嫌なのよ!

 

カベ「ってラングレー、後ろ」

ラン「え?……うっ!?」

 

あたしの後ろにはあのガブリアスがいた

 

ラン「な、な、何よ?なんか用なの?」

 

以前に会った時もそうだったけどコイツってやたらあたしに付き纏ってくるのよね、迷惑ったらありゃしない、でも今回は何か様子が違った

 

ラン「…?これってきのみ?」

 

あたしに差し出してきたのはオレンの実やオボンの実、体力回復用のきのみだ

 

ラン「何のつもりよ?さっきのバトルの詫びのつもり?だとしたら見当違いもいいとこよ、アンタには無関係でしょ?それとも敗者であるあたしに対する皮肉?」

 

コイツとアイリスのカイリューの間に何があったかは知らない、ただ…さっきのケンカはあたしも遠目にだけど見ていた、カイリューとコイツに何らかの関係性が見て取れた

だからと言ってコイツの詫びを受ける理由なんて無い

 

ラン「あのバトルはあたしのバトルの結果、それを部外者のアンタにはとやかく言われる筋合いは無いわ!」

 

しかしコイツはブンブンと首を横に振る、そんなつもりじゃないって言いたいわけ?

 

カベ「むしろ単純にツンベアーへのお見舞いじゃない?カイリューから結構強烈な一撃食らってたし、それに今は外のポケモンセンター出張所が混んでてしばらく待たなきゃならないんでしょ?」

ラン「それはそうだけど…」

 

カベルネの言うようにポケモンセンター出張所が今は混んでてツンベアーの回復が順番待ち状態なのだ、キズぐすりで応急処置はしたが…それでもしばらくツンベアーには我慢してもらわないといけないわけなんだけど

 

ラ「きゅ~…」

ラン「……あぁぁーー、もう!!受け取るわよ!!そんな悲しそうな顔と鳴き声をしないでちょうだい!あたしが悪者みたいじゃないのよ!」

 

まったく面倒な性格してるわね!コイツも!…あたしも!

 

ひったくるようにきのみを受け取るとガブリアスはパーッと笑顔になって喜んだ、はぁ~~疲れる子だわまったく…

 

ラ「ガッブゥ~!」

ラン「喜ぶ勢いで抱き着いてくるなーー!!そこまで許可してない!!!」

 

本当、コイツのこの懐きようだけは謎だわ!なんであたしにこんなにくっついてくるのよーー!!

 

カベ「でもアンタ、最初の頃より満更でもないような感じになってない?」

ラン「うっさい!!!」

 

ドラゴンポケモンに絆されるなんて無いわよ絶対!……多分

 

side out

 

side S

 

ラティアスがデントからきのみを分けてもらっていたのはこの為か

 

ア「あの子もお人好しね、ラングレーだってド素人じゃないんだから自分のポケモンのケアくらいちゃんとやってるわよ」

デ「それでも何かしらしてやりたかったんだろうね、こればっかりは性格だよ」

ヒ「それがあの子の美点だからね」

サ「それにしてもラティアスのヤツ、本当ラングレーがお気に入りなんだな」

ア「伝説のドラゴンポケモンに懐かれるドラゴンバスター…いつ見ても矛盾してそうな組み合わせで可笑しいわ、そして羨ましい!」

ポ「ポッチャ」

ピ「チャ~」

 

side out

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~何角関係?~

 

side LA

 

ジュニアカップは2回戦へと入っていく、シューティー君が最初に出るようだ

 

…アイリスちゃんはカイリューの入ったボールを眺めてた

 

サ「ん?どうしたんだアイリス?」

ア「あ、ごめん、カイリューの事よ」

サ「ああ…ラティアスとの模擬バトルといい、1回戦といい、アイリスの言うことまったく聞いてくれなかったもんな、さっきはそれでラティアスと色々あったし」

ピ「ピカピカ」

ア「ちょっと出てくる!」

サ「え、おい!?どこ行くんだよ!」

ラ「……」

 

気になる、様子を見に行こう

 

サ「あ、ラティアスまで…!」

 

………

……

 

外に出てカイリューを出すアイリスちゃん、私は2人から見えないように様子をうかがう

 

ア「いい?カイリュー、ラティアスとの時や1回戦みたいに意地を張って相手の攻撃受けてたら、いざって時に反撃出来ないよ?」

カ「フン!」

ア「あなたの事が心配だから言ってるんだからね、分かってるの!?」

 

しかしカイリューはそっぽを向く

…頑張れ、アイリスちゃん

 

ア「次は技を避けてよね」

カ「バウバウッ」

ア「もー、本当に分かってんのかな~?」

キ「キバ~」

 

するとアイリスちゃん達に声をかける人が…あ、シロナさんだ

 

シロ「大分苦戦してるようね」

ア「あ、シロナさん!」

シロ「ちょっと彼と話させて」

ア「あ、はい」

シロ「あなたがあのカイリューね」

カ「バウッ!」

シロ「…まだ人間を信じ切れてないのね、でもそこまで人間を警戒しなくてもいいのよ」

 

シロナさんはカイリューに人間とポケモンの関係性を話してるようだ、うん、そうだよね、お互いに歩み寄れる仲が1番だよね

 

シロ「それに、あの子の事が気になってるんじゃないかしら?

カ「バウッ?」

 

え、それって……

 

シロ「さ、見てないで出てきたらどうかしら」

ア「え?」

 

シロナさんにはバレバレだったか…

バレてるなら仕方ないと姿を見せる

 

ラ「ガブ…」

ア「ラティアス?」

シロ「アイリスさん達の事が心配でこっそり見に来たみたいね」

ラ「……」

シロ「改めて見てもあの子にそっくりね、その姿、私のガブリアスを真似てるのでしょ」

ア「は~、流石シロナさん、自分のガブリアスと他のガブリアスの違いが完全に見分け付いてるんですね」

 

私の変身した姿を一瞬見ただけでそっくりだと評価するって事は、つまり自分のガブリアスの姿形を完全に把握してるって事だからね

 

シロ「さっきのケンカは私も見てたわ、カイリューとアイリスさんの事をとても大事に思っているのね、だから怒った、そうでしょ?」

ア「この子は…ラティアスは仲間が傷付いたり悲しむ事にとても敏感なんです、以前に色々何かあったみたいで…」

 

シロナさんはアイリスちゃんの言葉に頷いて、少し神妙な顔付きで話し出す

 

シロ「ラティアス…あなたの過去に何があったかは私達は分からない、仲間が大切…その思いはかけがえのないモノよ、でもね…干渉しすぎるのは決して正解とは限らないのよ、ここはアイリスさんとカイリューを1つ信じて見守ってあげるのも大事よ」

 

シロナさんにそう諭されてハッとする、そうだよね、私…ちょっと首をツッコミ過ぎたかもしれない…

私は改めてカイリューに声をかける

 

ラ「……私がお節介過ぎたのはゴメンなさい、あなた達にはあなた達の思いや意思がある、のよね」

カ「……」

ラ「でも、戦い方を…改めるつもりは」

カ「…バウッ、グウウ」

 

カイリューは、戦い方を変えるつもりはないって、少なくとも今は

 

…もしカイリュー自身がアイリスちゃんと心を交わせられるのであれば変わるかもしれないって事は分かった

 

ラ「分かった、じゃあ私からはもうあなたの戦い方にアレコレ言わないよ、けど…信じているから」

カ「……フン」

 

カイリューと私のわだかまりが少し無くなった、後はアイリスちゃんとカイリュー、2人を信じて見守るだけだ

 

ア「シロナさんってやっぱり凄い」

 

アイリスちゃんがそう締めくくり、この場は解散となった、カイリューもボールに戻り私達はシロナさんと別れて会場内へと戻る

 

会場に戻ると丁度デントの試合が終わり次はサトシの出番のようだ

 

ア「デント!勝ったのね!」

ヒ「アイリス、遅かったわね」

ア「えへへ、色々あったからね…」

サ「ラティアスも一緒に居たんだな、大丈夫だったか?」

ラ「ガブガブ」コクコク

デ「どうやら無事に終わったようだね、さぁ次はサトシの出番だよ」

サ「ああ!俺も勝って準決勝進出を決めるぜ!」

ピ「ピカピカ?ピッ!」

 

ピカチュウが何かに気付く

 

メ「メッタ~」

 

メロエッタちゃんが姿を現した

 

サ「あ、メロエッタ、お前も応援してくれよ」

メ「メロ~❤」

 

サトシに撫でられて嬉しそうにするメロエッタちゃん…

 

ラ「グゥ…」

 

それが何だか面白くなかった、ピカチュウやズルッグにミジュマル等がサトシと仲良くしてるのはそうでもないのに、どうしてあの子だと…

 

ア「あ、ラティアスがへそ曲げてる」ヒソヒソ

デ「どうやらメロエッタに嫉妬してるテイストだね」ヒソヒソ

キ「キバァ~………!」ゴゴゴゴ

ア「キバゴはキバゴでサトシに嫉妬してるし」ヒソヒソ

ヒ「何だか複雑でややこしい状況ね、三角関係どころの話しじゃないよね」

ポ「ポッチャ~…(呆)」

 

同時刻、マサラタウンのオーキド研究所のポケモン居住エリア

 

ベ「ベーイ!!!!!(怒)」

オ「のああ!?ベイリーフ、いきなりどうしたんじゃ?そんなに暴れて」

ベ「ベイベーイ!!(怒泣)」

ケ「ひ、ひとまず落ち着かせましょう博士!ほらベイリーフ、特製ポケモンフーズだよ」

 

何かを感じ取って暴れるベイリーフを宥めるオーキド博士とケンジの姿があった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~次回予告~

 

ジュニアカップ2回戦の最後はヒカリとアイリスが激突!アイリスとカイリューはやっぱりまだ上手く連携出来てない、ヒカリとマンムーは容赦なく攻め立てる!でもさっきとは少し様子が違って…

 

 

次回【ジュニアカップ大詰め!】

 

みんなもポケモンゲットだぜ!

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