琥珀色の夢幻はどこまでも   作:makoron

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大変長らくお待たせいたしました。活動報告でもお伝えしましたが、ここ最近季節の変わり目で喉風邪をこじらせて数週間も体調不良が続きまして
その間は中々執筆が進まずに結果、1ヶ月半もお待たせしてしまいました。それではポケモンワールドトーナメントジュニアカップ編の続きになります。今回はラティアス視点でのモノローグ多めです、それでいて後方腕組みキャラっぽくなっている上に、何だか情緒が安定しない感じになってしまったかも…あと相変わらずラングレーにべったり


ジュニアカップ大詰め!

~対決!ヒカリとアイリス~

 

side S

 

デントがバトルに勝って戻ってきた所で

丁度アイリスとラティアスも戻ってきた、何やら色々あったみたいだけど、どうやらカイリューとのことは落ち着いたようだ

 

ヒ「アイリス、遅かったわね」

ア「えへへ…ちょっと色々あってね」

 

問題なさそうで良かったぜ、さぁ次は俺の出番だ!

お?メロエッタが出てきてくれた

 

サ「メロエッタ、お前も応援してくれよ」

メ「メロ~」

 

メロエッタを撫でてると後ろからラティアスの視線を感じた、それになんかキバゴにも睨まれてる

何なんだ一体…?まぁいいや

 

バトルは相手のランクルスをガントルがあっという間に倒した、やったぜ!これで俺も準決勝進出だ

 

俺の試合が終わると次が2回戦最後の試合、ヒカリとアイリスのバトルだ

 

side out

 

side LA

 

ラン「アイリス…ドラゴンマスターを目指してるなら今度こそカイリューを思い通りに動かすことね」

カベ「でもカイリューで行くかどうかは微妙なフレーバーよ?」

ラン「ここは絶対カイリューで行かなきゃダメなのよ!」

 

間違いなくカイリューを出すと思うよ、さっきの事もあるし、問題を乗り越えるならやっぱりカイリューと共に戦わないとね

 

ラ「ガブガブ」ウンウン

カベ「もうナチュラルに私達と…というかラングレーの隣に一緒に居るわねこの子…」

ラン「全く!いきなりくっつくのは禁止だからね!分かってる!?」

ラ「ガ~ブ♪(大丈夫大丈夫♪)」ススス

 

くっつくギリギリの所まで近づいて待機

 

ラン「本当に分かってるのかしら…?はぁ~」

カベ「相変わらず懐かれてるわね~…ドラゴンバスターなのに」

ラン「言うな!」

 

そんなこんなでアイリスちゃん達のバトルが始まる

 

ア「行くよ!カイリュー!!」

カ「バウゥー!!」

 

予想通りカイリューを繰り出した

 

ラン「そうそう!それでこそドラゴンマスターを目指す者よ!」ビシッ!

ラ「ガブガーブ!」グッ!

カベ「息が合ってきたわねあなた達」

 

ヒ「行くわよ、マンムー!」

マ「ムー!!」

ラン「あのポケモンは…?」

 

マンムーだ、そういえばあの子も最初はヒカリちゃんの言うこと聞かなかったポケモンだったね、なるほど~ヒカリちゃんも思うところあるんだ

 

カベ「ふ~ん?どうせ図体がデカいだけの木偶の坊じゃないの?」

ラン「あんたねぇ…ポケモンソムリエならもっと上品な言葉を使いなさいよ」

ラ「ガ~ブ!(ラングレーちゃんの言う通りだよ、それにヒカリちゃんのマンムーを悪く言うのは私が許さないからね~)」ジロリ

カベ「うっ、何なのこの2人の妙に息の合ったコンビネーションは…」

 

バトルが始まる、マンムーのめざめるパワーをカイリューが躱す、今回はアイリスちゃんの指示を聞いてちゃんと避けた!

でもあの表情は…まだ信頼してはいない様子だ

 

ヒ「こおりのつぶて!」

ア「うひゃー!ドラゴンタイプに効果抜群のこおりタイプ技!?絶対躱してよカイリュー!」

カ「…フッ」ニヤリ

 

あ、あの顔は…やっぱり避けるつもりなさそうね

 

ガガガガッ!

 

ア「カイリュー!!ちょっとぉ!何で苦手な技は受けちゃうのよ!?」

ラン「あたしの時もそうだったけど、あのカイリュー何なのよ…?」

カベ「意味分かんないフレーバー」

ラ「グゥ…」

 

意地…なんだよね、やれやれ

もうとやかくは言わないつもりだけど、やっぱり見てて気持ちの良いものじゃないね

 

ヒ「マンムー、とっしん!」

マ「マァァァーー!!」

ア「カイリュー躱して!」

カ「フッ!」ダッシュ

 

しかしカイリューは突撃していく

 

ア「あ、こら!それじゃまともに技が当たっちゃうでしょ!」

 

ドガァ!!

 

カイリューとマンムーガ激しくぶつかり合い、そしてマンムーの牙を真っ向から受け止めるカイリュー

 

ヒ「そのままこおりのつぶてよ!」

ア「あ!は、離れてカイリュー!!」

 

ヒカリちゃんならそりゃ隙なんて見逃さない、受け止められても動揺せずに至近距離からのこおり技を指示、アイリスちゃんはすぐに離れるようにカイリューに指示を出すけどやっぱり無視をした

 

ガガガガ!!!

 

次々とカイリューに効果抜群のこおりのつぶてが命中していく、うぅ…痛そう~

 

カ「バァァウゥー!!」

マ「ムァァ!!??」

 

サ「すげえ!マンムーを投げ飛ばしたぞ!」

ポ「ポチャー!」

デ「なんてパワーとテクニックのマリアージュ!」

 

ラン「あの巨体のマンムーを投げ飛ばすなんて…!」

 

パワーとか、戦闘能力は本当高いんだよねカイリュー、でもそれだけじゃあね…

 

シロ「本当面白い子ね…」

 

ヒ「マンムー、大丈夫!絶対勝てる!」

マ「ンムァー!!」

 

ア「ほら見てよカイリュー!相手はちゃんと固い絆で結ばれてるじゃない!」

カ「カイッ」プイッ

 

実はマンムーとヒカリちゃんもあなた達と同じだったんだよ…最初はヒカリちゃんの指示を全然言うことを聞かなかったんだ、でも今では強い絆で結ばれてる、だからアイリスちゃん、カイリュー、あなた達も乗り越えられる、そう信じてるからね

 

バトルは佳境に入る、良い連携が取れてるヒカリちゃんとマンムーに押されていくカイリュー、指示を聞いてくれない彼に頭を抱えるアイリスちゃん…

 

ラ「がんばれ…がんばれ2人とも」

 

こおりのキバで追い詰められるカイリュー、しかしカイリューは突如上空に飛び立つ!そしてそのまま

 

カベ「あ、あの技は!」

ラン「ドラゴンダイブ!?」

 

…!ここに来て新技を!?

カイリューのドラゴンダイブはマンムーを直撃し、一気に戦闘不能へと持っていった

 

審「マンムー戦闘不能!カイリューの勝ち!よって勝者アイリス選手!」

 

ア「か、勝った…?」

 

カベ「とりあえず勝つには勝ったわね」

ラン「フン!アイリスが勝ったんじゃないわ、今度もカイリューが勝手に勝っただけよ」

 

ドゴォ!!!

 

ラン「!!?ちょ、な、何してんのよアンタ!?」

 

やっぱりこおり技を避けないで全部食らう様子のカイリューを見て私は反射的に足元の地面を殴ってしまった、何だか凄くゾワゾワしてしまう…落ち着かないと

 

ラ「ガブッ…(ごめん…)」

ラン「いきなりびっくりするようなことしないでくれる!?アンタも色々カイリューとアイリスに思うところあるみたいだけどさ!」

カベ「うわぁ~…地面に穴開いちゃってるわよ」

 

い、いけない!穴を元に戻さないと

欠片を穴に集めて上から手を添えてサイコキネシスで修復する

 

ラン「じ、地面が直ってる!?アンタ一体?」

カベ「今のってエスパー技じゃ?」

 

あ、しまっ…!?

 

side out

 

side LN

 

ガブリアスがサイコキネシスって一体どういうことよ!?この子…普通は使えない技を使えるってこと!?

 

ラ「…ガブ(汗)」

 

目を逸らして気まずそうにするガブリアス

あたし達には知られたくない事みたいね…

 

そこでふと以前にあったアイリスとの会話を思い出した

 

………

……

 

{ア「ラティアスに撫でてもらうなんて私でも経験した事ないのよ!!」

ラン「知らないわよ!そんなこと!!……て、ラティアスゥ???」

ア「あ!ま、まま、間違えたわ…ガブリアスよガブリアス!」

ラン「あんたアホなの!?何処をどう間違えたらラティアスとガブリアスを間違えるのよ!?」

ア「仕方ないでしょ!名前似てるんだもの!!」

ラン「アスしか合ってないじゃない!!」」}

 

………

……

 

あの時は単なる言い間違いと思ってさらっと流したけど、そういえばラティアスと言えば姿を消したり別の姿に変身出来る能力を持ってるって聞いたことがある

あとサトシ曰く、この子は訳ありのポケモンって言ってた、そしてまるで伝説のポケモンじみた威圧感と強さ

あたしの考えが正しければ辻褄が合うところがかなりあるわね、はぁ~…随分と厄介な子を抱えるわねサトシのヤツ

どうりでバトルに出したがらない訳ね~

 

side out

 

side LA

 

ど、どうしよう!

迂闊だった、咄嗟に壊した穴を直そうとしてうっかりサイコキネシス使っちゃった、ラングレーちゃん達に見られてたってのに…

 

ラン「ふーん、なるほどね~、通常は使えない技を扱えるガブリアスかぁ、どうりでサトシが出したがらない訳ね」

 

ラングレーちゃん?

 

カベ「そんな事ってあり得るの?」

ラン「あるんじゃない?ポケモンってのはまだまだ知らないことが沢山ある神秘の生き物なんだから、特殊な個体が居てもおかしくはないわよ」 

カベ「へー、そんなもんなのかしら?」

 

するとラングレーちゃんは私に顔を寄せて

 

ラン「この事は黙ってておくわよ、ラティアス」ヒソヒソ

 

……!!気付いてるのに秘密にしておいてくれるの?

 

ラン「アンタもトレーナーに似て迂闊な所あるみたいね、ちゃんと誤魔化しなさいよ」ヒソヒソ

ラ「ガ、ガブッ~!(あ、ありがとう~!)」ガシッ

ラン「ってコラァ!!嬉しいからって抱きついて来るなーー!!!」

カベ「…相変わらず仲良しねアンタ達」

ラン「どこがよ!?一方的に寄られてるだけでしょーが!!」

カベ「ちょっと照れ顔しながら言われても説得力無いわよ」

ラン「え!?あたし、そんな顔してた!?」

 

ラングレーちゃんはやっぱり優しいな

今回もそうだけどなんだかんだで手助けしてくれるもん!

 

ラン「いいからあたしを離しなさーーい!!」

 

side out

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~準決勝、サトシvsアイリス~

 

side S

 

シューティーはデントのイワパレスをあっという間に倒して決勝進出を決めた、やっぱりあのジャローダ、恐ろしい程の強さを秘めてる、デントがまともに攻撃を当てられなかった、とんでもないスピードだな

 

アデ「圧倒的な強さも良いが、それだけではな…」

シュ「…!まぁいいさ」

 

アデクさんはそう言いながらもシューティーに向かって笑みを飛ばす、シューティーはチラッとアデクさんを見てそのまま控え室に戻った

 

サ「アデクさんはシューティーに何か気付いてほしいんじゃないのか…?」

 

今のシューティーは以前の焦っていた頃のシンジみたいだ、そう感じた

 

でも何にせよ、まずは目の前のバトルに集中だ、アイリス、カイリュー、負けないぜ!

 

………

……

 

タケ「それではこれより準決勝第2試合を行います」

審「それでは…バトル、開始!」

サ「ワルビル!君に決めた!」

ア「行くよ、カイリュー!」

 

やっぱりアイリスはカイリューを出してきた!

俺はワルビルに攻撃を指示するがカイリューは躱す、そしてアイリスがかえんほうしゃを指示するとカイリューはそれに従ってかえんほうしゃを繰り出す!

 

サ「やるなアイリス!カイリューと息が合ってきてるじゃないか!」

ア「そう!それで良いのよカイリュー!」

 

デ「カイリューが言うことを聞いてる」

ヒ「私とのバトルでは勝手に動いてたのに…」

サ「サトシには中々厳しいテイストの戦いになったね」

メ「メロ~…」

 

シロ「あれは素直に指示を聞いてるんじゃないわ、まだコンビネーションに問題があるみたいね…」

 

ア「れいとうビーム!」

サ「あなをほる!」

 

あなをほるで躱しつつカイリューの真下から仕掛けるけどそれも躱される

 

ア「良いわよカイリュー!かえんほうしゃ!」

サ「…!躱せ!!」

ワ「ワ、ワビィッ!」

サ「あ、危ねぇ、ギリギリだった」

 

でもどんどんアイリスとカイリューの連携が上手くなってきてる、これは強敵だぜ…!

 

side out

 

side LA

 

ラン「さっきのバトルではカイリューと息が合ってなかったのに」

カベ「そうね~、食べ合わせが悪くてお腹を壊しちゃうテイストだったわね」

ラン「…どうなってるの?これがドラゴンマスターを目指す者の実力とでも言うの?」

 

…確かにヒカリちゃんとのバトルと違ってちゃんと指示は聞いてきてる、けど…多分まだだ、まだ完全じゃない

 

バトルの模様は最初こそ息の合ったアイリスとカイリューが押してたけど、サトシ達も負けじと反撃して押し返す、見た感じは互角に見えてる

 

ア「くぅ~!やっとカイリューと一緒にバトルしてるって気になったわ!」

 

ラン「アイリスは本当にカイリューを使いこなせるようになったの?ドラゴンマスターを目指して一直線だと言うっての?」

カベ「私だってポケモンソムリエSクラスを目指して一直線だけど~?」

ラン「って、アンタのことは聞いてない!」

 

ラングレーちゃんの疑問は私にも分かる

…まだ一波乱ありそうな予感する

カイリューがすぐに素直になる…かなぁ?

 

そうこうしてるうちにカイリューがワルビルを追い詰める、かえんほうしゃとれいとうビームの連携がどちらも直撃してワルビルは倒れ込む、ここまでなのかなワルビル?……いや、まだ闘志が消えてない!

 

サ「頑張れ!ワルビル!!お前ならまだやれる!立て!立つんだ!!」

 

……!!ワルビルの身体が!これは進化の光!

ワルビルがワルビアルになった!

 

新しくドラゴンクローを覚えたワルビアルがカイリューをぶっ飛ばす、こうかばつぐんの技で大ダメージを受けるカイリューでもそれでカイリューがブチギレた、いや…暴走に近かった、まるでげきりんを使い終わった直後の混乱のようだった、嫌な予感が的中した

所構わず技を放ち、周りに被害が出そうになっている

 

ラン「全くアイリスったら…こんなことじゃドラゴンマスターへの道はまだまだね」

カベ「やっぱりアイリスにカイリューのテイスティングなんて出来るわけなかったのよ」

 

マズい…周りに被害が出たら大変な事になる!咄嗟にカイリューを止めに飛ぼうとしたら

 

ラン「ちょっと待ちなさい!!まだアイツらの試合は続いてるのよ、アンタがカイリューを止めに出て行ったら…多分失格になるのはサトシとワルビアルよ、それはアンタの望むことじゃないでしょ!?」

 

!!ラングレーちゃんに止められて踏みとどまる、そうだ、サトシ達のバトルを邪魔しちゃいけない、それにさっきシロナさんに言われたばかりじゃないか…アイリスとカイリューを信じてあげてって

 

ラン「直接止めるんじゃなくて、観客とかに被害が出そうになったらその技を逸らすなり防ぐなりする程度にしなさいな、それくらいなら大丈夫でしょ」

 

ありがと、ラングレーちゃん!

 

サトシはバトルはバトルだと割り切り暴走してるカイリューに仕掛けるようにワルビアルに指示を出す、結果、カイリューは為すすべなくやられて戦闘不能となった

 

ラ「最初は息が合ってたけど…やっぱりまだまだ問題は山積みかぁ…」

 

………

……

 

その後、スタジアムの外でみんな集まりカイリューの様子を見る

 

ア「はぁ~、どうしていつもこうなっちゃうのかな…?」

サ「せっかくあれだけのパワーがあるのに」

ア「訳が分からないわよ」

 

ラン「たっぷり見させてもらったわよアイリス、ドラゴンマスターを目指すドラゴン使いの腕をね、見事な負けっぷりだったじゃない!」

カベ「自滅テイストぷんぷん」

 

ラングレーちゃんとカベルネちゃんがアイリスに厳しい言葉を投げつける

…あ、これは以前アイリスちゃんがラングレーちゃんにやったように挑発して発破かけてるんだと気付く、でもアイリスちゃんは言い返す気力も出てない、これは重傷だなぁ

 

シロ「アイリスさん、お疲れ様」

ア「シロナさん…あ、あの」

シロ「カイリューが最初は言うことを聞いていたのに、どうして?って思ってる?」

ア「…はい」

シロ「それはね、まだカイリューがあなたの事を本当に信頼していないからなの」

ア「信頼…」

シロ「だからまずはカイリューとの関係を少しずつで良いから深めていくことが大事よ」

 

シロナさんにアドバイスをもらい、顔を上げるアイリスちゃん、何度も思ったけどやっぱりシロナさんは凄いトレーナーだね…これがチャンピオンの器、なんだろうね

 

ラ「ねぇカイリュー、アイリスちゃんのことは信頼はしきれてないけど、苦手だとか嫌いとかじゃないんでしょ?でなきゃ一緒にいないもん」

カ「バウ」

ラ「あなた達なら良いパートナーになれる、私はそう信じるよ、だってあなたって意地っぱりだけど優しいもん!」ニパー♪

カ「……フン!」

 

ぷいっと少し顔を背けるカイリュー、心なしか顔少し赤くなってるよう見えた、照れ隠しかな?

 

…と会場からのアナウンスで次はいよいよ決勝戦だ、サトシとシューティー君の戦いだ

 

………

……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~決勝戦、強敵ジャローダ~

 

決勝戦が始まり、シューティー君はジャローダを、サトシはチャオブーを出す

 

相性の良いチャオブーで猛攻を仕掛けるけどそのことごとくがジャローダに躱される、あのジャローダ…とんでもなく早い

 

サトシとチャオブーもニトロチャージを重ねてその早さに追いつけるようにするんだけど、それでも尚上を行く早さだった

 

ダメだ…あの早さに追いつくなら多分ピカチュウじゃないと無理かもしれない、でも既にチャオブーを出してる以上は一対一のバトルでは交代は不可能だ

 

シュ「にらみつける!」

ジャ「ジャロ!」カッ!

サ「…!避けろ!」

チャ「チャオ!」

 

どうにか躱すけど…空中に飛び上がって隙が生まれる

 

シュ「ソーラービーム!」

ジャ「ジャーロォーー!!!」

 

バシュウーー!!!

 

チャ「チャ、チャオッーー!!」

 

なるほどね、何で物理防御下げるにらみつけると特殊技のソーラービームを組み合わせるのか疑問だったけど、にらみつけるもソーラービームも遠距離から出せる技、にらみつけるで隙を生んでソーラービームを当てる、か

 

ソーラーブレードとかだと接近しなきゃ当てられないから接近するまでタイムラグがあって態勢を立て直されるかもしれないから、一見意味の無い組み合わせと思わせておいて違う使い方をするなんて、随分トリッキーな戦い方をするんだねシューティー君って

 

遠距離の間合いならにらみつけるを囮にしてソーラービーム等の遠距離技を、間合いが近ければ定石通りににらみつけるの後に物理技で攻撃を、と使い分けてるみたい

 

ソーラービームで大ダメージを受けるチャオブーだけど、気合で立ち上がる

 

サ「よし、良いぞ!チャオブー!これで決めるぞ」

チャ「チャオ、ブー!」

サ「ほのおのちかいだ!」

チャ「チャオーーブゥゥゥ!!!」

 

チャオブー渾身の技を放つ!しかし…

 

ジャ「ジャロォ!」サッ!

サ「な、何!!」

 

それすらも躱された

 

シュ「ハードプラント!!」

ジャ「ジャーロォ!!」

 

ザンッザンッ!!バッシィィーーン!!

 

チャ「チャ、チャオォォォ!!」

 

くさ技最強のハードプラントが直撃してしまった、流石にタフなチャオブーでもこれは…

 

審「チャオブー戦闘不能!ジャローダの勝ち!」

サ「チャオブー、頑張ってくれてありがとな」

 

サトシは負けてしまった

あのジャローダ、早さは本当に凄い、パワーも高いけど…

 

ラ「攻撃と早さに特化してるって事は、技を当てられれば…」

 

恐らく耐久力は低いねあのジャローダ

あんなに早さに特化しているのなら技は全部避けること前提で育てるってことだから、その分耐久力は度外視してる可能性は高い、あの早さに当てるならカウンター狙いしかない

 

ラ「リベンジはイッシュリーグでになりそう、サトシならそれまでに対応出来るよね?」

 

サトシはそう易々と同じ相手に何度も負けたりしないからね!…そうだよね?

 

side out

 

side S

 

やっぱり悔しいな、チャオブーを勝たせてあげたかったぜ

 

シュ「1つ聞かせてくれ、何であのガブリアスを出さなかったんだい?」

 

ジャローダをボールに戻したシューティーが声をかけてきた

 

シュ「あのガブリアスは以前のドンバトルで出した時は相手を一撃で倒したって聞いた、君の最強の手持ちだってね、どうして出さなかったのかはなはだ疑問だ」

サ「ガブリアスはちょっと訳ありであまりバトルには出したくないんだ、前回はガブリアス自身が出してほしいと望んだから出した、今回は出たいって言わなかったから」

シュ「それじゃあ僕とジャローダは君とそのガブリアスから「戦うに値しない」と、そう評価されたってことかい?」

 

シューティーが少し険しい顔をしながらそう言う

 

サ「違う、そうじゃない!ガブリアスは自分自身が引けないと思った時に戦うって決めてるんだ、前回はガブリアスにとって引けないと思った事があった、だから出したんだ、決してシューティー達を下に見たとかそんなんじゃないからな!」

シュ「まぁ理由はどうあれ僕達は君達に勝った、それは間違いない、今の質問もただ疑問に思ったから聞いたに過ぎない」

サ「シューティー…」

シュ「いずれにせよ今の僕にとってやるべき事はアデクさんに勝つ、それだけさ」

 

シューティーはそれだけ言って控室に戻っていった、やっぱり何か焦っている、そんな風に見えた

アデクさんと戦って、良い答えが見つかると良いんだけどな

 

side out

 

side LA

 

その後のシューティー君とアデクさんのバトルでは、シューティー君のジャローダをアデクさんのバッフロンが圧倒した

 

でもわざわざバッフロンの特性そうしょくを引き出してから仕掛けるなんて、最高の状態のアデクさんとバッフロンに打ち勝つ!と、そう意気込んでるようだ

 

でも、にらみつけるで防御が下がった状態で渾身のドラゴンテールが不意打ち気味に直撃したのにアデクさんのバッフロンは全くこたえていなかった、なんて耐久力なの!?

多分メガシンカした私の1番威力の高い技…ギガインパクトを使っても普通に耐えるだろうとそう確信する、多分こうかばつぐんのはどうだんでも倒せないと思う…まぁ私はまだ覚えてない技だけどね

 

その後、反撃のアフロブレイク1発でジャローダを倒してしまった、サトシのチャオブーの技を全部避けるほどの早さを持つジャローダが反応すら出来ない早さで…私も避けられるかどうか自信がなかった

 

このバトルを見ただけでもアデクさんのバッフロンはシロナさんのガブリアスと同じくらいの力を感じた

 

ラ「やっぱりチャンピオンのエースって…凄いなぁ」

 

side out

 

side S

 

サ「すげえ…!これがアデクさんのバトルなのか」

 

アデクさんとシューティーのバトルで改めてアデクさんの強さをまざまざと見せ付けられた、チャンピオンってやっぱりスゲー!

 

そしてシューティーが焦っていた理由が分かった

シューティーはアデクさんに認めてほしかったんだ

自分の強さを、そして自分自身を…

 

アデクさんにシューティーが声をかける、シューティーは自分に足りなかったのは何なのかと問いかける、アデクさんは

 

アデ「別に、何も間違ってはいないし、足りないものも何も無い」

シュ「でも勝てなかった、あなたに僕の強さを見せる事が出来なかった」

アデ「それがどうした?」

シュ「え?」

アデ「お前さん、ワシに答えを求めたな?」

 

アデクさんはこう続けた、勝つも負けるも強さも弱さも結局はトレーナー(シューティー)とポケモンが決める事だと、トレーナーとして旅立った時から今までの全てを見せたことが答えだと

 

アデ「お前さんはポケモンが好きかな?」

シュ「…あっ」

アデ「この子はお前さんのことが大好きだぞ、バトルを通じてビンビン感じ取れた、これは絶対的な信頼がなくては出来ん事だ、この子の思いに応えているかな?」

ジャ「ジャロ…」

シュ「……出来ていると思います」

アデ「うむ、ならばヨシ!…信頼とは時に勝ち負けよりも大切なものじゃないかとワシは思う、この旅で掴んだものがお前さんの強さと呼べるのかもしれんな!」

シュ「はい!」

 

シュ「アデクさん、今度会ったらまたバトルしていただけますか?」

アデ「おう、やろうじゃないか、シュータロウ!」 

シュ「…シューティーです(呆)」

ジャ「ジャロ!」

アデ「うん?」

 

シューティーのヤツ、スッキリとした顔をしていた、良かったな、答えが見つかったんだな!

 

サ「トレーナーとポケモンの信頼が勝ち負けよりも大切か、そうだよなピカチュウ、ラティアス!」

ピ「ピカチュウ!」

ラ「ガブッ!」

 

最初はアデクさんはちょっと変わった人だなと思ってたけど、やっぱりシロナさんと同じチャンピオンなんだなと、そう感じた

ジュニアカップもこれで終わりか、決勝まで勝ち上がったのなら優勝したかったぜ!

 

アデ「ワシもバッフロンも良いバトルを見させてもらったせいかもっとバトルをしたくなったぞ!そうだな…おいサンタロウ、お前さんもワシとバトルをせんか?」

サ「えぇ!?」

シュ「えッ!?」

タケ「え、ちょっとアデクさん!?あの~大会規定ではチャンピオンのアデクさんとバトル出来るのはジュニアカップ優勝者という決まりが…」

アデ「ワッハッハ!硬いことを言うな!イッシュリーグ等のような大規模な公式大会ではないんじゃ、これくらいは大丈夫だろう?」

タケ「は、はぁ…少々お待ち下さい、ただいま大会運営に問い合わせますんで…」

シロ「…は~(呆)、相変わらず気まぐれで破天荒な人ね」

 

アデクさんにバトルを誘われた俺は少し固まっていたけど、すぐに燃え上がる

 

サ「勿論です!アデクさんとバトル出来るのなら喜んで!」

 

チャンピオンとバトル出来る機会なんて滅多にないんだ!断る理由なんてどこにもないぜ!

 

アデ「よしきた!それでだが、ワシはお前さんの持つポケモンの中で是非とも戦いたい相手がおるのだ、その子を出してもらえんか?」

 

そう言ったアデクさんの視線はとあるポケモンに注がれた、そのポケモンは…!

 

ラ「きゅ?」

 

to be continue

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~次回予告~

 

ジュニアカップは準優勝に終わったけど、シューティーもアデクさんと戦って求めていた答えが見つかったみたいだ、良かったなシューティー!でもアデクさんが突然俺ともバトルをしたいと声をかけてきた、本当に良いんですか!?俺としてもアデクさんとはバトルしたかったから当然受けるぜ!…え、アイツを出してほしいって? 

 

次回【激突!イッシュチャンピオン・アデク】

 

みんなもポケモンゲットだぜ!

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